今回はTOEIC300点から600点に上げる方法を徹底解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEIC300点と600点の差
TOEIC300点は全体の下位96.48%です。
中学レベルの英語の基礎が身についておらず、リスニング・リーディングともにほとんどの問題が解けないでしょう。
正答率の目安は35%です。
一方、TOEIC600点は全体の上位52.3%のスコアです。
TOEIC600点の場合、中学英語はほぼ完璧に理解できています。
TOEIC公開テストの平均点が608点であることから、600点以上を取れれば「平均以上に英語ができます」と就職・転職活動でアピールして選考を有利に進められます。
TOEIC300点と600点の差は中学レベルの英語の理解度にあります。
中学レベルの英語の基礎を固めることが、TOEIC600点を取るために特に大切です。
TOEIC300点から600点に上げる勉強法
ここからはTOEIC300点から600点にスコアを上げる勉強法を解説します!
英語の基礎を固める
TOEIC300点の方は英語の基礎がまだ固まっていません。
英語の基礎ができていない状態でTOEIC対策をしてもスコアは伸びないので、まずは焦らず英語の基礎を固めることから始めてください。
「じゃあ英語の基礎ってなんなのか」というと、英単語と英文法です。
英単語と英文法さえ完璧にわかれば、TOEICリーディングの文章は全て読めます。(読むのに時間はかかる)
TOEIC600点を取れる語彙力を身につけるには、TOEIC特化の英単語帳を使ってTOEIC特有の英単語を覚えることが重要です。
というのはTOEICの英語は「ビジネスシーンを想定した英語」なので、大学受験等とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
よって、大学受験特化の英単語帳だとTOEICには出てこない英単語まで覚えることになり単語学習の効率が落ちるので注意してください。
また、英単語を覚えるコツが4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これだけで英単語の暗記効率はグッと向上するので、ぜひ実践してください!
次に英文法について、英文法は軽視されがちですがとても重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの聞き取りの精度が落ちるので、正答率が下がります。
リーディングについても、英文を読むスピードと読解の精度が落ちるので、全体のスコアがガクッと落ち込みます。
英文法の勉強には、LINE公式アカウント追加特典の「TOEIC英文法完全攻略」を使うのがおすすめです。
「TOEICに出る英文法だけ」に絞り、余計な解説を一切省いているので、無駄なく効率的に英文法をインプットできます。
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毎日英語を聞く
TOEIC300点だと、「英語を聞く」ことに対して抵抗感を持っているはずです。
その抵抗感を無くすために、毎日英語を聞くことを習慣づけましょう。
おすすめのリスニング教材はYouTubeです。
YouTubeで「リスニング 聞き流し」と検索すれば、簡単なモノから難しいモノまで、さまざまなレベルのリスニング音声が出てきます。
いろいろ視聴してみて「これならストレスなく聞けそうだ」と感じた教材を選びましょう。
リスニング力を伸ばす
英語を聞くことに対して抵抗感がなくなってきたら、リスニング力を伸ばしていきましょう。
リスニング力を伸ばすには、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する「オーバーラッピング」という練習法が効果的です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音がわかる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
毎日英語を読む
TOEIC300点だと、「英語を読む」ことに対しても抵抗感を持っているはずです。
その抵抗感を無くすために、毎日英語を読むことを習慣づけましょう。
おすすめのリーディング教材は、TOEIC公式問題集のPart6です。
TOEICのPart1・2・5・6を対策する
TOEICにはPart1〜7まであります。
その中で簡単なのは、リスニングのPart1・2、リーディングのPart5・6です。
TOEIC300点から600点に上げるなら、Part1・2・5・6に絞って対策するのがおすすめです。
Part1・2・5・6でしっかりしっかり正答できるようになればTOEIC600点は十分取れます。
各パートの勉強法については、LINE公式アカウントを友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
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TOEICの問題を解いてみる
TOEICは形式が特殊な試験です。
そのため、問題を解いて形式に慣れることがスコアアップのために重要です。
問題演習には、公式問題集を使いましょう。
「公式」とついているだけあって、本番の難易度・形式に最も近い問題が掲載されています。
最初は解答時間を気にする必要はありません。
ゆっくりと時間をかけて、辞書を用いながら問題を解いてみてください。
スキマ時間はアプリで勉強
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
「スタディサプリTOEIC」は無料体験もできるので、ぜひ試してみてください!
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TOEIC300点から600点に短期間で上げるコツ
ここからは、短期間でTOEIC300点から600点に上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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基礎学習から逃げない
英単語の暗記や英文法の勉強など、基礎学習は単純作業が多く面倒なうえ、勉強の成果を実感しづらいです。
そのため、基礎学習をおろそかにしてしまう方はとても多いです。
しかし、基礎学習することなくTOEICのスコアを上げることは不可能に近いです。
基礎の理解度が低いと、基本的な英文を読む/聞く精度・スピードが落ちます。
また、スラッシュリーディングやディクテーションなど、根本的なリスニング力・リーディング力を上げる練習の効果が半減します。
よって、基礎学習は決しておろそかにしないでください。
TOEIC300点から600点に上げるのにおすすめの参考書・教材
ここからは、TOEIC300点から600点に上げるためにおすすめの参考書や教材を紹介します!
TOEIC 出る単特急 銀のフレーズ
TOEICの定番単語帳です。書店のTOEICコーナーに行くと、必ずと言っていいほど一番目に入るところに置かれています。
銀フレには、TOEIC頻出の1000単語が掲載されています。
覚えてなきゃやばい重要単語ばかりなので、確実に覚えましょう。
TOEIC勉強法大全
「TOEIC勉強法大全」は私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる特典の1つです。
TOEICスコアアップに必要な勉強法を、基礎/リスニング/リーディング/Part別/総合という5つのカテゴリーに分けて徹底解説しています。
このほかにも、英文法の教材や英単語語源集・レベル別英単語集などをゲットできます。
TOEIC学習に必ず役立つので、ぜひ活用してください!
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TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破
「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破」には、1回10分程度で終わる演習問題が、リーディング・リスニングそれぞれ12回分ずつ収録されています。
上で紹介した公式問題集より難易度はかなりやさしいです。
公式問題集を見て「ちょっと難しすぎるかも」と感じた方は「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破」を使いましょう。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2
「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」は、TOEICリスニングのなかで比較的簡単なTOEICパート1・2を重点的に対策できる参考書です。
「初心者特急」とついているだけあって基礎事項から丁寧に解説してくれているので、TOEIC超初心者の方でも挫折することなくTOEICリスニング対策ができます。
TOEIC 文法問題 でる1000問
TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。
とにかく網羅性が高いのが特徴。
Part5の文法問題の正答率と解答スピードを上げるために使ってほしい問題集です。
TOEIC300点から600点に上げるのに必要な勉強時間|1ヶ月でも可能?
TOEIC300点から600点に上げるのに必要な勉強時間は、スタートラインにより異なります。
- 中学高校で英語をしっかり勉強してきた方:200〜300時間ほど
- 英語をほとんど勉強したことがない方:500時間以上
中学高校で英語を勉強してきた場合、中学レベルの英語の基礎を少し復習するだけですぐに500点付近に到達すると思います。
TOEIC対策を少しすれば、600点にはすぐに到達できるでしょう。
ただ、英語をほとんど勉強してこなかった場合、英語の基礎を勉強するのに時間がかかります。
よって、1ヶ月で600点に上げるのはかなり難しいです。
まとめ
TOEIC300点から600点に上げる勉強法を解説しました。
- 英語の基礎を固める
- 毎日英語を聞く
- リスニング力を伸ばす
- 毎日英語を読む
- Part1・2・5・6を対策する
- 実践演習
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