TOEIC200点のレベルはやばい?【大学生平均より270点低い&勉強法・参考書も紹介】

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結論:TOEIC200点は受験者全体の上位99.8%のスコアです。はっきり言って200点はTOEICの最低レベルです。が、「中学英語を固めるだけで一気にスコアが跳ね上がるスコア帯」でもあります。

 

  • 「TOEIC200点ってやばい?どのくらいのレベルなの?」
  • 「大学生の中だと自分はどのくらいの位置?」
  • 「200点から何をすればスコアが上がるのかまったくわからない…」
  • 「恥ずかしくて周りに相談できない…」

こういった悩みや不安を抱えている方は多いと思います。

 

結論から言うと、TOEIC200点は公開テスト平均(615点)より415点低く、大学生のIPテスト平均(470点)にも大きく届かないスコアです。

公式の5段階評価では最低のEレベルに該当します。

テン
ただ、安心してください。この記事を最後まで読めば、ここからスコアを伸ばすための道筋がわかります。ぜひ参考にしてください!
本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング480 計975

TOEIC200点のレベルは?

結論:TOEIC200点は、公開テスト受験者の上位99.8%に位置するレベルです。また、IPテスト受験者の上位97.1%に位置するレベルです。

 

「TOEIC200点って、実際どのくらいのレベルなの?」「やばいスコアなのかな…」と不安になっていませんか?

正直に言えば、200点は低いスコアです。ただ、これは「英語が苦手」とか「センスがない」ということではありません。英語の土台がまだゼロの状態、つまりまだ何も始めていないだけのスコアです。

 

この章では、TOEIC200点がどのくらいのレベルなのかを、IIBC公式データを使って複数の角度から徹底的に解説します。

自分の現在地をリアルに把握することが、スコアアップへの第一歩です。

公開テストだと全体の上位99.8%で偏差値25.6

「200点って、受験者全体の中でどのくらいの位置なんだろう…」と気になりますよね。2024年度の公開テスト受験者735,425人のうち、200点以上を取ったのは推定733,646人。

 

ということで、TOEIC200点以上は上位99.8%です。

つまり、受験者の約99.8%がTOEIC200点よりも上のスコアを取っている。順位に直すと、100人中99〜100位ということになります。

 

偏差値に換算すると25.6です。

公開テストの受験者の中では最下位に非常に近い位置です。これを学校の偏差値に例えると「偏差値25台の高校を受験する」レベルと言えます。

テン
公開テストは英語学習に本気で取り組んでいる層が受けるテストです。就活・昇進・英語力の証明を目的に勉強している「意識の高い集団」の中での偏差値25.6なので、数字はかなり低くなっています。ただ、200点はむしろ「ここから最も伸びやすい位置」にいるということでもあります。

 

ちなみに、TOEICの公開テストを受験する人は、英語学習に対してめちゃくちゃモチベーションが高い層です。

英語にまったく触れたことがない人も含めた日本全体で見れば、200点のレベル感はまた変わってきます。

テン
つまり、ガチ勢の集団の中での順位です。日本全体のより幅広い層と比べたらどうなるか。次はそのお話です。

IPテストだと全体の上位97.1%で偏差値32.6

「公開テストのガチ勢だけではなく、日本全体の幅広い層と比べたら200点はどの位置になるの?」という疑問にも答えておきます。

TOEICには公開テスト(一般受験)の他に、IPテストという試験形式があります。これは大学や企業で行われる団体受験のテストで、「強制的に受けさせられた」という層も受験します。

 

言い換えれば、英語学習に対するモチベーションが特別高いわけではない層も含まれます。

テン
したがって、IPテストの平均点は「偏りのない日本全体の平均点」に近いと捉えることができます。

 

2024年度のIPテストでは、受験者1,041,495人のうち、200点以上を取ったのは推定1,011,030人。これは全体の上位97.1%にあたります。偏差値に換算すると32.6です。

テン
IPテストで見ると偏差値32.6。公開テストの25.6よりは高くなりますが、それでも日本全体の中でも下から数えた方が圧倒的に早い位置です。ただ、日本全体の平均に届いていないというだけで、ここから正しい手順で動けば着実に伸びます。

 

なおIPテストと公開テストの違いは「TOEIC IPテストとは?公開テストとの違い」で詳しく解説しています。

公開テスト平均より415点低い

「平均点との差がどれくらいあるのか」も、自分の現在地を把握するうえで重要です。

TOEIC公開テスト全体平均は615点(リスニング336点・リーディング279点)。TOEIC200点は、この平均から415点低いスコアです。

 

415点差と聞くと「さすがに大きすぎる…」と感じますよね。正直、その感覚は間違っていません。

ただ、ここで1つ超重要なことをお伝えします。この615点という平均には、何度も受験を重ねてスコアを上げてきた上級者がたくさん含まれています。初心者と比べるための数字ではありません。

テン
比べるべき数字が違います。615点はTOEICガチ勢の平均です。比べても意味がないので、IPテスト平均(495点)を基準にしてください。200点からでも、正しい手順を踏めばIPテスト平均は十分に狙えるスコアです。

 

あなたが比べるべきなのは、IPテストの全体平均「495点」です。公開テスト平均615点よりも120点低く、より「日本人全体の実態」に近い数字です。

TOEIC200点は、このIPテスト平均(495点)から295点低い水準にあります。

 

295点差でもまだ大きいですが、言い換えれば「基礎を固めるだけで295点分の伸びしろがある」ということでもあります。

まずはIPテスト平均(495点)を最初の通過点として意識するのが、現実的な目標設計です。

正答率は約28%で約145問ミス

「200点って、200問中どのくらい正解しているの?」という疑問にも答えておきます。

TOEIC200点の正答率は約28%です。200問中約55問正解・約145問ミスという計算になります。

テン
ただし、これはあくまで目安です。試験の難易度により「何問ミスできるのか」は変わります。もしもっと詳しい正答率とスコアの関係が気になる場合は「TOEICの正答率と点数・スコアの関係」をご覧ください。

語彙力は中学入門レベル以下

「200点だと、どのくらいの単語を知っていることになるの?」という疑問にも答えます。

TOEIC200点の語彙力は約1,500語以下。これは中学校で学ぶ語彙の入門段階にも届いていない水準です。

 

TOEICのスコアと必要語彙数の目安を整理すると、以下のとおりです。

スコア帯必要語彙数の目安学校レベル換算
200点約1,500語以下中学入門レベル以下
350点約2,000〜2,500語中学生レベル
400〜500点約3,000語中学〜高校1年生レベル
600点約5,000語高校卒業レベル
800点約8,000語大学卒業レベル

中学校で習う英単語は約1,600〜1,800語です。TOEIC200点の語彙力はその入口にも届いていない状態です。

 

はっきり言って、「知っている単語がそもそも少なすぎる」段階です。

ただ、これは「才能がない」とか「向いていない」という話ではありません。単純に「まだ覚えていないだけ」です。

テン
中学英単語1,600〜1,800語は、正しい反復法で取り組めば比較的短期間でマスターできます。1日100単語を繰り返し反復すれば、1ヶ月で語彙の土台はグッと固まります。難しいTOEIC専用の単語帳よりも先に、まず中学レベルの単語帳から取り組むことが最重要です。

 

語彙が少ない状態でTOEICの問題を解いても、ほとんどが「読めない・聞き取れない」という状態になります。

問題が解けない原因は解き方ではなく、語彙の不足にある。この段階では、語彙を増やすことが最短でスコアを上げる方法です。

英検5級〜4級・CEFRだとA1未満レベル

「他の英語試験と比べると、200点ってどのくらいのレベルなの?」と気になる人も多いはずです。

各試験団体のデータによるCEFRとの対照表(文部科学省)をもとに、TOEIC200点を他の試験に換算すると以下のレベルになります。

試験TOEIC200点相当
英検5級〜4級
CEFRA1未満

CEFR A1は「よく使われる日常的な表現と基本的なフレーズを理解し使うことができる」段階です。TOEIC200点は、そのA1にも達していない「A1未満」の水準です。

英検で言えば5級〜4級。中学校の最初期に習う英語すら定着しきっていないレベルです。

テン
「英検5級〜4級…」と落ち込む必要はありません。ここで大事なのは、「A1未満だからこそ、中学英語を固めるだけで一気にジャンプアップできる」ということです。A1を超えて英検3級・CEFR A2レベルを目指すのが、まず最初のマイルストーンです。

公式5段階評価でEレベル(最低評価)

最後に、TOEIC公式が定めている「PROFICIENCY SCALE」(5段階評価)における位置づけも確認しておきましょう。

TOEICにはスコアに応じた公式の5段階レベル(A〜E)があります。TOEIC200点はEレベル(10〜215点)で、これが最低評価です。

レベルスコア帯評価
A860〜990点Non-Nativeとして十分なコミュニケーション能力
B730〜855点どんな状況でも適切なコミュニケーション
C470〜725点日常生活のニーズを満たし、限定的な業務対応
D220〜465点通常会話で最低限のコミュニケーション
E10〜215点コミュニケーションできるまでに至っていない

Eレベルの定義は「コミュニケーションできるまでに至っていない」。これは300点や350点が属するDレベル(通常会話で最低限のコミュニケーション)よりもさらに1段階低い、TOEICの中で最低の評価です。

 

はっきり言って、現時点でEレベルという評価は厳しい数字です。

ただ、ここで絶対に覚えておいてほしいことがあります。EレベルとDレベルの境界線は220点です。たった20点上げるだけでDレベルに上がれます。

 

中学英語を積み上げていけば、Eレベルは抜け出せます。それくらい、ここからの伸びしろが大きいスコア帯です。

テン
僕自身、公式問題集を初めて解いたときのスコアは約400点でした。英語偏差値44からのスタートです。200点から始めても、正しい手順を踏めばスコアは確実に動いていきます。Eレベルにいるということは、中学英語さえ積み上げれば一気にDレベルを飛び越えるポテンシャルがあるということです。
関連記事(前後のスコア帯と比較したい方へ)
・TOEIC250点のレベルもあわせてご覧ください。
・TOEIC300点のレベルもあわせてご覧ください。
・TOEIC350点のレベルもあわせてご覧ください。
・TOEIC400点のレベルもあわせてご覧ください。

今のスコアを3分で知る方法

ここまで200点のレベルをざっと解説してきました。200点だと就活や転職では絶対に使えません。

一般的に就活・転職で使えると言われる600点を取るには、今この瞬間のスコアの測定が必須です。なぜならTOEICはスコアによって適切な勉強法が大きく変わりますし、「目標までの距離感」を測らなければ、学習期間などの戦略が立てられないからです。

 

また、TOEICにおいては定期的にスコアを測定することが必要です。「今の勉強法が適切かどうか」を判断するためです。

  • 定期的にスコアを測って伸びているなら勉強法は適切
  • 定期的にスコアを測って伸びていないなら勉強法が不適切だから改善が必要

と判断できます。だからスコアが伸びます。

 

では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。スコアを把握する方法はいくつかあります。

  1. TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
  2. TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
  3. アプリを使う(楽だから推奨)

この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。

そして、アプリの中でも特におすすめなのがSantaアルクです。

Santaアルク スコア診断の結果と講義受講の画面

Santaアルクの画面

 

Santaアルクは無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

データによると誤差20点以内/精度は95%以上です。

テン
もちろん僕も使ってますし、僕が教えている生徒さんにも使ってもらってますが、誤差は本当に小さいです。他に診断アプリもありますが、間違いなくSantaアルクが診断精度で一番ですし、しかも無料でできるのが素晴らしいです。ただ、800点以上になるとブレが60〜80点くらいになる印象はあります。でも800点未満なら信頼できます。

 

やることは3ステップだけです。

  1. アプリをダウンロード(無料)
  2. 12問解く
  3. スコアが表示される

ここまで3分。コンビニでコーヒーを買うより早く終わります。

ですので、必ずSantaアルクで自分のスコアを測定してください。

テン
「後でやろう」と思うと、確実に後回しになります。なので、今すぐSantaアルクをダウンロードして、ゲーム感覚で一度スコア測定してみてください。本当にあっという間に終わるので、驚くはずです。終わったら、この記事に戻ってきてください。

 

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TOEIC200点は大学で平均より270点低いレベル

「大学生の中で自分はどのくらいの位置なんだろう?」と気になりますよね。先ほど紹介したデータからさらに深掘りして、具体的に比較してみます。

大学生IPテスト平均(470点)より270点低い

大学生全体のIPテスト平均は470点です。また、大学1年生のIPテスト平均は453点です。

200点との差を整理すると、大学全体平均との差は270点、大学1年生との差でも253点あります。

 

「253点差か…」と聞くと絶望的に感じるかもしれませんが、ここで超重要なことをお伝えします。

大学1年生が453点を取れているのは、特別な才能があるからではありません。それまでの学校英語でなんとなく英語に触れてきた積み重ねがあるからです。言い換えれば、200点の状態はその積み重ねがまだ0に近いというだけです。

初受験の大学生平均(442点)より242点低いスコア

別のデータとして、初めてTOEICを受けた大学生の平均は442点(201,436人のデータ)です。これが意味するのは、「勉強をしていない大学生でも、英語に触れてきた人なら400点台は取れる」ということ。

 

200点はそのベースラインにまだ到達していない段階です。大学生関連のデータを並べて比較すると、以下のとおりです。

カテゴリ平均スコア200点との差
大学生全体IP平均470点-270点
大学1年IP平均453点-253点
初受験大学生IP平均442点-242点

どの区分と比べても、200点との差は240点以上あります。正直、この差は無視できる数字ではありません。

ただ、「差が大きい=伸びしろが大きい」とも言えます。その差は正しい手順で勉強すれば着実に縮まっていきます。

 

ちなみになぜ初受験の大学生でも442点を取れているのか。理由のひとつは、中学・高校6年間の英語の授業量です。

 

平成30年改訂の高等学校学習指導要領によれば、英語の必履修科目は「英語コミュニケーションI」で、多くの高校ではさらに「英語コミュニケーションII」や「論理・表現I」なども履修します。

1単位=35コマ(1コマ50分)なので、一般的な高校生は3年間で英語だけで300コマ以上の授業を受けている計算になります。

 

学校の授業はTOEIC対策ではありません。が、英語に継続的に触れる習慣となります。初受験の大学生の平均スコアには、英語に継続的に触れてきた蓄積が反映されています。

そして200点の状態はその蓄積がまだ積み上がっていない段階、つまり「学校英語の内容がまだ定着していない段階」ということです。

テン
ぶっちゃけ、大学生平均との差が270点あるということは、それだけ動かせる余白が大きいということです。270点の差は絶望的な数字ではなく、伸びしろとして見てください。今まで英語を積み上げてこなかった分だけ、積み上げた瞬間にスコアが動く。そういうスコア帯にいると思ってください。

高校生のTOEIC平均(441点)より低い

高校生のTOEIC平均と比較も、200点のレベルを解説する上で重要な切り口だと思っています。IPテストを受けた高校生の平均スコアは441点(17,659人のデータ)です。高校生をさらに学年別に見ると、

  • 高校1年生:410点
  • 高校2年生:447点
  • 高校3年生:445点

となっています。

つまり、200点は高校1年生の平均(410点)にすら届いていないスコアです。

 

これを聞くとショックを受けるかもしれませんが、ちょっと待ってください。このデータには1つ重要な前提があります。

TOEICのIPテストを受ける高校生というのは、英語教育に力を入れている高校が多いです。「たまたまTOEICを受けた高校生全員」の平均ではありません。

 

それでも、「大学生・高校生の平均にも届かない」という事実は、中学・高校で習う基礎がまだ積み上がっていない段階にあることを示しています。

これは「才能がない」という話ではなく、「高校英語レベルの基礎が定着していない」というサインです。

テン
高校生の平均より低いと聞くとショックかもしれませんが、裏を返せば「中学英語を固めるだけで高校生の平均を超えられる」ということです。高校1年の平均が410点なので、今の200点から210点上げるだけでそのラインを越えられます。超シンプルな目標ですよね。

TOEIC200点でできること・できないこと

結論:200点は、知っている単語をそのまま当てはめることすらほとんどできない段階です。単語レベルで反応できていた350点とは、もう1段階違う状態です。

 

「200点って、英語がまったくわからないってこと…?」と不安になっていませんか。

ぶっちゃけ、正直に言います。200点の段階でできることは、かなり限られています。でも、「できないことの多さ」を知ることで、次に何を優先すべきかがはっきり見えてきます。

 

上で紹介した通り、200点の語彙力は約1,500語以下・CEFRはA1未満のレベルです。

350点になると「単語を拾いながら何となく当てはめられる」段階になりますが、200点はそこにも達していません。「知っている単語があれば聞き取れる」のではなく、その単語自体をほとんど知らないという状態です。

 

ここでは包み隠さず、200点でできることとできないことを整理しておきます。

200点でできること

200点でも、ゼロというわけではありません。ただ、できることはかなり限定的です。

正直、「日常的に使う超基本フレーズをそのまま当てはめる」ことしかできません。

場面200点でできるレベル
超基本の単語反応「OK」「Yes/No」「Hello」など、日本でも日常的に使われる単語には反応できる
数字・固有名詞の読み取り数字や人名・地名など、英語の知識がなくてもわかる要素は読み取れる
ピクトグラム・記号の認識EXIT・WC・NOなど、単語というより記号として覚えているものは判別できる
完全に覚えた一言フレーズの使用「Thank you」「Sorry」「Excuse me」など、応用が不要な定型フレーズをそのまま使える

ポイントは、これらが「英語として理解している」のではなく、「日本語感覚でそのまま知っている」ものがほとんどだということです。

「Thank you」が言えるのは、英語の文法や語彙を理解しているからではなく、もはや日本語の感覚で知っているからです。

 

ドラクエに例えると、「戦う」「にげる」「どうぐ」ぐらいは漢字で書いてあるので読めるけど、英語で「Attack」「Run」「Item」と書かれた瞬間に何もわからなくなる状態です。

ゲームのコマンドすら英語にすると怪しい、というのが200点のリアルです。

200点ではまだ難しいこと

はっきり言って、「英語」として処理が必要な場面は、ほぼすべて厳しい状況です。

場面200点では厳しい理由
単語レベルの聞き取り知っている単語自体が少なすぎて、聞こえてきた音に反応できない
掲示・標識の読み取りEXIT・OPENなど日本語化した単語以外は、単語として認識できない
超定型フレーズ以外の会話「Can I help you?」など中学レベルのやり取りも、語彙がないと意味がわからない
英文メールの読み取り知っている単語が1文に1〜2語しかないため、文意をつかめない
TOEICの問題文の理解Part1の選択肢すら、語彙不足で意味がわからないものが多い
海外旅行での応用対応想定外のひと言が来た瞬間にフリーズする。定型フレーズ通りに進まないと対応不可

特に大きな壁になるのが、「知っている単語が少なすぎる」という点です。

400点では、文として理解するのは難しくても「単語を拾って何となく場面を推測する」ことはできます。でも200点は、その「単語を拾う」こと自体が怪しい段階です。

 

たとえばTOEICのPart1では、写真を見ながら4つの選択肢を聞き取ります。選択肢は短い1文ですが、200点の段階では選択肢に使われている単語の意味がわからないことが多いです。聞き取れているのか聞き取れていないのかすら、わからない状態です。

めちゃくちゃ正直に言うと、200点は「英語を理解できているかどうかの手前」にいる段階です。音として聞こえているけど、意味のある言語として処理できていない。これは才能の問題ではなく、単純に語彙のインプット量がまだ足りていないだけです。

テン
僕自身、英語偏差値44のころは英語の音声を聞いても「何か言ってる」以上のことがわかりませんでした。でも中学英語レベルの単語が頭に入り始めたとき、突然「あ、わかった!」という瞬間が来るんです。200点はその段階です。だから今やるべきことは、TOEICの問題形式や解き方ではなく、まず語彙を入れること。これが最短ルートです。

 

「できないことだらけじゃないか…」と思うかもしれませんが、これは逆に言えば「今の段階でやることが超シンプルだ」という意味でもあります。

難しい解き方を覚える必要はありません。まず語彙の土台を作ることだけに集中する。それだけで、この「できないこと」の欄はみるみる短くなっていきます。

TOEIC200点はやばい?正直な評価

結論:正直、200点はTOEICの最低レベルのスコアです。でも「終わり」じゃない。「まだ何も始めていないだけ」です。始めた瞬間から、Eレベル脱出は一気に見えてきます。

 

「TOEIC200点ってやばい?」と検索してしまったあなたの気持ち、めちゃくちゃわかります。

正直に言います。「やばい」という感覚は、正しいです。上で見てきた通り、200点は偏差値25.6・公式評価でEレベル(最低評価)・正答率28%。数字は厳しい。

 

「恥ずかしい」「自分だけがこんなに低いんじゃないか」「もう英語は諦めた方がいいのかな」という感情が出てくるのは、自然なことです。

でもここで断言します。200点は「英語ができない人」のスコアではありません。「英語に本腰を入れたことがない人」のスコアです。

 

「やばい」と「終わり」はまったく別の話です。ここからが本番です。

200点は「終わり」ではなく「スタート地点」にいる

ここまでの章で、200点のリアルを包み隠さずお伝えしてきました。上位99.8%・偏差値25.6・Eレベル・正答率28%・語彙力1,500語以下。これが200点の実態です。

 

ただ、この数字を見て「自分はダメだ」と思ってほしくはありません。これらの数字が示しているのは「英語力がない」ということではなく、「英語の土台が、まだゼロの状態であること」です。

300点や350点のスコア帯は「なんとなく英語に触れてきたけど、本格的には取り組んでいない」段階。でも200点は、その一歩手前です。「英語を積み上げてこなかった」から200点なのです。

 

これはむしろシンプルな話です。始めていないから低い。始めれば上がる。それだけです。

テン
「恥ずかしい」という感情はわかります。でも、今現在200点な人と、200点を知りながら何もしない人では、1年後のスコアが全然違います。今このページを読んでいるということは、すでに「動こうとしている」証拠です。それだけで、スタートラインに立っています。

 

ドラクエに例えると、レベル1でスライムの倒し方をまだ知らない状態です。でも、レベルの上げ方さえ知れば、ここから一番伸びるのも200点帯です。なぜそう言えるのか、次の3つの理由を見てください。

「やばくない」と言える3つの理由

1つ目:中学英語を固めるだけで350〜400点が見えてくる

「350点や400点まで上げるのに、どれだけ難しいことを勉強しなきゃいけないんだろう…」と思っていませんか?

正直に言います。400点に必要なのは、中学英語だけです。高校文法も、大学受験用の単語帳も、TOEIC専用の教材も、この段階ではいりません。

 

例えば文法で考えるとわかりやすいです。be動詞・一般動詞・時制・代名詞・接続詞・前置詞など中学校で3年間かけて習う内容がわかっていれば、TOEICの基礎問題は解けます。

 

「難しいことはまだ何もしなくていい」と聞いて、少し楽になりませんか?

やるべきことが絞られているほど、動き出しやすい。200点の段階は、「何をすれば上がるか」が全スコア帯の中で最もクリアに見えるスコア帯でもあります。

テン
僕がコーチングで100人以上に伝えてきたことですが、200点帯の方は「何をすればいいか」が一番シンプルです。中学英単語と中学文法だけ。他に何も考えなくていい。やることが少ない分、迷いなく走れます。

2つ目:正答率10%上がるだけで、スコアは100点以上動く

「200点から100点上げるのって、めちゃくちゃ大変なんじゃ…」と思っていませんか?

実は、200点帯は「最も効率よくスコアが動くスコア帯」です。その理由を数字で説明します。

 

先ほど解説した通り、200点の正答率は約28%。これは4択をランダムに選んだのとほぼ同じ水準です。ここで、中学単語を500語覚えて正答率が28%→38%に上がったとします。

たった10%の上昇ですが、200問中の正解数は55問→75問に増える。スコアに換算すると、100点以上のアップが見込めます。

 

これが800点帯だとどうなるか。正答率85%→90%に上げるには、5%の上昇でも膨大な勉強量と高度な対策が必要です。

 

つまり、同じ「正答率5〜10%アップ」でも、200点帯と800点帯では必要な努力量がまったく違うんです。200点帯は、基礎を入れた瞬間に正答率がグンと上がり、それがそのままスコアに直結します。

テン
ぶっちゃけ、800点台の人が「50時間勉強して5点しか上がらなかった…」なんて話はざらにあります。200点帯は逆です。中学単語を覚えるだけで「え、こんなに上がったの?」という体験が待っています。スコアが動く喜びを一番早く感じられるのが、今のスコア帯です。

3つ目:400点スタートから975点に到達した実例がある

「それでも、200点台から本当に大きく伸びるの?」という疑問には、僕自身の話でお答えします。

僕が公式問題集を初めて解いたときのスコアは約400点でした。当時の英語偏差値は44。英語が超苦手な状態からのスタートでした。

 

そこから独学・留学なし・1000時間以上の勉強で、975点(リスニング満点)に到達しています。ポイントは、「順番を間違えなかったから到達できた」という一点です。

 

中学英語の土台を固めてから、TOEICの教材に移行する。基礎が積み上がってから応用に入る。この順番を守ったからこそ、スコアが着実に積み上がっていきました。

400点から始めた僕でさえそうです。200点は400点より低いですが、それは「始めていなかった分だけ低い」だけです。始める順番さえ間違えなければ、200点からでも同じ道は開けます。

テン
「自分には才能がないから無理だ」と思っていませんか?才能とか海外経験とかは一切必要ありません。僕も最初は偏差値44でした。それでも1000時間以上正しい手順で積み上げたら975点になりました。勉強のやり方さえ間違えなければ、あなたにも同じことが起きます。

TOEIC200点は就活・転職で使える?

結論:200点は就活でも転職でも、選考の入口にすら立てないスコアです。

 

「200点って、就活に響く?」「転職で英語力が問われたらどうしよう…」と心配していませんか。

正直に言います。200点を就活・転職でアピールすることは、今の段階では現実的ではありません。

 

でも、「今すぐ使えないこと」と「将来も使えないこと」は、まったく別の話です。

 

ちょっと、あえて脱線しますね。

TOEICスコアと年収の関係を見ると、600点以上を保有している人の平均年収は751万円で、500点未満の人の平均年収703万円との差は48万円あります(日経転職版)。しかも、この年収差は年代が上がるほど広がっていきます。

年代TOEIC600点以上を持つ人の
平均年収(①)
TOEIC500点未満の人の
平均年収(②)
年収差(①ー②)
20代45741047万円
30代63859939万円
40代864762102万円
50代1047915132万円

20代では47万円の差が、50代では132万円にまで広がっています。これは単なる偶然ではなく、スコアが高い人ほど英語が必要なポジション・職種で活躍し、キャリアの幅が広がってきた結果と考えられます。

 

この年収テーブルは「600点以上 vs 500点未満」の比較なので、200点の今の段階では関係ない話のように見えるかもしれません。

でも、今から動くかどうかで、10年後・20年後のポジションが変わります。

テン
このデータは日経転職版会員の平均なので、全体の平均より高めの数字が出ています。ただ傾向は明確で、特に40代・50代になるほどTOEICスコアの有無がキャリアと収入に大きく影響しています。「今の200点のまま放置したら将来どうなるか」を、このデータから逆算して考えてみてください。

 

では、200点から具体的にどう動くか。ゴールは「まず400点→次に600点」という2段階で考えることが現実的です。

まず400点。これは中学英語の基礎を積み上げるだけで見えてきます。いきなりTOEIC教材に手を出さず、中学レベルの英単語と英文法から始めてください。

 

そして600点へ。この段階まで来てはじめて、履歴書に書けるスコアになり、キャリアの選択肢が広がり始めます。

 

200点と600点。

その差は「才能」でも「センス」でも「海外経験」でもありません。正しい順番で勉強したかどうかだけです。

テン
「200点→400点→600点」という2段階は、一気に進もうとするより着実です。それぞれのステップで「できること」が増えて、英語がわかる感覚が積み上がっていきます。200点から動き始めた瞬間、あなたのキャリアの可能性は着実に広がっていきます。

TOEIC200点から400点までにかかる勉強時間

「200点から400点まで上げるのに、いったいどのくらい時間がかかるんだろう…」と気になっていませんか。

ネットで調べると「100点上げるのに200〜300時間必要」という情報が出てきます。200点上げるとなると、400〜600時間以上という計算になります。

 

正直、その数字を見た瞬間にやる気をなくしてしまう気持ちはめちゃくちゃわかります。でも、安心してください。その数字はアテになりません。

少なくとも、正しい手順でやれば全然そんなにかからない。200点から400点は100〜150時間で到達できます。

テン
先ほど挙げた目安の、4分の1の時間です。

 

なぜそこまで短縮できるのか。理由はシンプルで、200点帯のスコアが低い根本原因が「難しいことを知らない」ではなく、「英語の土台がまだゼロの状態」だからです。

難しい文法をやり直す必要はない。高度なTOEIC対策も、この段階ではいらない。中学英語レベルの単語と文法を固めるだけで、正答率がグンと上がり、スコアが一気に動き出す。

 

やることがシンプルだからこそ、時間が短縮できるんです。以下のテーブルで、業界標準とイングルートの見解を比較してみます。

ルートTOEIC業界標準の目安イングルートの見解
(正しい手順で勉強した場合)
200→400点400〜600時間100〜150時間
200→500点600〜900時間200〜250時間
200→600点800〜1,200時間300〜350時間
200→800点1,200〜1,800時間500〜600時間

ただし、前提があります。この短縮時間はあくまで「正しい手順で勉強した場合」の数字です。

 

たとえば、いきなりTOEIC専用の単語帳に取り組んでも、中学英語が土台にない状態では定着しません。難しい文法書を読んでも、基礎が固まっていなければ内容が頭に入ってきません。

手順を間違えると、時間をかけても正答率が動かず、結果的にTOEIC業界で言われる「100点UPに200〜300時間」よりもさらに多大な時間がかかることだってあります。

 

逆に言えば、正しい順番を守れば業界標準の半分以下の時間でゴールに到達できる。それがTOEICというテストの特徴でもあります。

勉強時間の考え方は「TOEICの勉強時間は?スコア別の必要期間」でも詳しく解説しているのでご覧ください。

テン
200点帯は全スコア帯の中で、正しい手順の「恩恵」が最も大きいスコア帯です。同じ50時間でも、正しく動いた人と間違えた人ではスコアの伸びがまったく違います。手順を守ることが、最大の時短につながります。

1日の勉強時間別の期間目安

「100〜150時間と言われてもピンとこない…」という方のために、1日あたりの勉強時間別に目安期間を整理しました。

1日の勉強時間400点到達までの目安期間
1時間3〜4ヶ月
2時間2〜3ヶ月
3時間1〜1.5ヶ月

「1日3時間なら最短1〜1.5ヶ月で届く可能性がある」と聞くと、だいぶ現実的に感じられませんか?

 

ただ、ここで1つ超重要なことをお伝えします。同じ時間数なら、短期集中でやりきる方が圧倒的に効果が高いです。

たとえば、「1日1時間×90日」よりも「1日3時間×30日」の方が成果が出やすい。理由は2つです。

 

1つ目は記憶の定着率。間隔が空くと、前に覚えた単語や文法が抜け落ちていきます。短期間で繰り返し触れる方が、知識が定着しやすい。

2つ目はモチベーションの維持。3ヶ月ダラダラ続けると途中でガス欠になります。1ヶ月で一気にやりきる方が、集中力を保ちやすく、スコアが動く実感も早く得られます。

 

だからこそ、1日の勉強時間は最低でも1時間は確保してください。1日15分程度では、ほぼ現状維持です。スコアを動かすには、毎日継続して時間を投入することが必要です。

テン
「まずは1日30分から」という考え方、気持ちはわかります。でも1日30分では、単語の反復だけで時間が終わります。文法や問題演習まで手が回らない。スコアを動かしたいなら1日1時間は最低ライン。できれば2〜3時間で短期集中が理想です。

TOEIC200点から400点を目指す勉強法

結論:いきなりTOEIC教材に手を出してもスコアは上がりません。200点台の今は中学英語の土台を作ることが最優先です。

 

「何から勉強すればいいかわからない」と迷っていませんか。

200点という数字を見て、「とにかく何か始めなければ」と焦るのは自然なことです。でも、その焦りのまま書店に行ってTOEIC用の参考書を買ってくるのは、はっきり言って逆効果です。

 

なぜかというと、200点の段階では英語の土台そのものがまだ作られていないからです。

TOEIC教材はあくまで「ある程度英語の基礎がある人が、TOEIC形式に対応するための教材」です。基礎がないところに積み上げようとしても、全部こぼれていきます。

 

ドラクエで言えば、レベル1のまま魔王の城に突っ込んでいくような状態です。

装備がない・スキルがない・HPも足りない。この状態でどれだけ戦っても経験値はほぼ稼げません。

 

逆に言えば、正しい順番でやれば200点から400点への道のりは短いです。

中学英語を固めることに集中すれば、上で紹介した通り正しい手順なら100〜150時間で400点は届きます。

 

いきなり600点を目指すのではなく、まず400点という現実的な次のステップに照準を合わせてください。

ということでここからは「200点から400点を目指す勉強法」を5STEPで解説します。

STEP1:まずTOEICの問題形式を知る

勉強を始める前にまずやるべきことは、TOEICという試験の全体像を把握することです。

「なんとなく英語のテスト」という認識のまま勉強を始めてしまうと、どのPartに集中すればいいかわからず、学習の優先順位がバラバラになります。

 

TOEICはリスニング(約45分・100問)とリーディング(75分・100問)の合計200問・990点満点で、Part1〜7の7つのPartで構成されています。

それぞれのPartの内容と問題数は以下の通りです。

Part問題とその内容問題数
Part1写真描写問題:写真を最も適切に描写する選択肢を選ぶ6問
Part2応答問題:問いに対する適切に応答している選択肢を選ぶ25問
Part3会話問題:2〜3人の会話の内容が問われる39問
Part4説明文問題:留守番電話などについての内容が問われる30問
Part5短文穴埋め問題:短文の空所に当てはまる選択肢を選ぶ30問
Part6長文穴埋め問題:長文の空所に当てはまる選択肢を選ぶ16問
Part7長文読解問題:長文の内容に関する内容が問われる54問

TOEICによく出る題材は「ビジネス」と「日常会話」です。社内連絡・メール・会議・商品案内などが頻出テーマです。ビジネスの専門知識が問われるわけではないので、その点は安心してください。

テン
この全体像を把握するだけで、「自分は今どのPartが弱いか」「どこから手をつけるべきか」が明確になります。形式を知らずに勉強を始めるのは、ルールを知らないままゲームを始めるようなもの。まず全体像を頭に入れてください。

STEP2:まず今のスコアを把握する

全体像を把握したら、次に今の自分のスコアを数値で確認してください。

「200点前後だとはわかってるけど、正確には知らない」という方は意外と多いです。ただ、現在地が曖昧なまま勉強すると、自分のレベルより難しい教材に手を出して消耗するリスクがあるため、スコア確認は絶対に必要です。

 

スコアの測り方は前半で紹介したとおり。無料でスコア測定ができるアプリ「Santaアルク」を使ってください。

STEP3:中学英単語を固める

スコアを把握したら、いよいよ具体的な勉強に入ります。

 

最初に取り組むべきは「中学英単語の反復」です。

200点台のスコアが意味していること、それは「知っている単語がまだほぼない」という状態です。英文を見ても、英語を聞いても、そもそも意味を処理できる単語の数が圧倒的に少ない。そこが出発点です。

 

ここで使うべき教材は、難しいTOEIC単語帳ではありません。中学レベルの英単語帳から始めることを強くおすすめします。

 

「中学単語なんてもう知ってるはず」と思うかもしれませんが、実際に問題を解いてみると、「見たことはある、でも意味が出てこない」という状態が続くはずです。

知っているつもりになっているだけで、0.5秒以内に意味が出てくるレベルには達していない。ここが問題です。

 

まず中学英単語を反復して、瞬時に意味が出てくるレベルに仕上げることが、200点から400点へのスコアアップに直結します。

 

この単語の土台さえ作ってしまえば、他のSTEPの効果が一気に上がります。

単語を知らずに文法を学んでも、文法を知らずに問題を解いても、どこかで壁にぶつかります。まず土台から積み上げてください。

テン
200点帯は中学単語への接触回数がほぼゼロからのスタートです。

STEP4:中学英文法をやり直す

単語と並行して、中学英文法を一から体系的に整理してください。

200点台の段階では、単語と同じように文法の知識も「なんとなくある」「学校で習ったはずだけど自信がない」という状態です。

 

この「なんとなく」を「確実に使える」に変えることが、400点到達の核心です。

 

中学英語で押さえるべき文法の範囲は決して広くありません。

be動詞・一般動詞・時制・疑問文・否定文・前置詞・接続詞・代名詞。この基本さえ固めれば400点は現実的に届きます。

 

200点からのスタートであれば、高校英語・受験英語の難しい文法は今の段階では一切不要です。

難しいことをやろうとして挫折するくらいなら、中学レベルの基礎を完璧に仕上げた方が圧倒的に効果的です。

 

教材の選び方は「薄くてわかりやすいもの」を選ぶことです。

網羅系の分厚い文法書は、200点台の段階ではオーバーワークです。

 

そして、参考書を読んだだけで「わかった」と満足しないでください。必ず問題を解いてアウトプットすることで、初めて使える知識になります。

「読んだ=使える」は大きな勘違いです。インプットとアウトプットを必ずセットにしてください。

STEP5:Part1・2・5に絞って練習する

単語と文法の土台が少しずつできてきたら、TOEICの問題演習に入ります。ただし、いきなりすべてのPartに手を出してはいけません。

200点台の段階でPart3・4の長文リスニングやPart7の長文読解を解こうとするのは、語彙も文法もまだ足りない状態で挑むことになります。時間だけ溶けて、自信をなくすだけです。

 

200点から400点を目指す段階で集中すべきPartはPart1・Part2・Part5の3つです。

  • Part1(写真描写・6問):200点帯でも比較的正答しやすいPartです。出題パターンが限られていて、頻出の動詞・前置詞を覚えるだけで「何を言っているか」がわかるようになります。全6問と少ないですが、1問の配点が大きいので確実に取りたいPartです。
  • Part2(応答問題・25問):200点帯の人がまず意識すべきは、音声の最初の1〜2語(疑問詞)を集中して聞くことです。WhatなのかWhereなのかが聞き取れるだけで、正解の方向性が見えます。全部聞き取ろうとしなくてOK。最初の一語だけに集中してください。
  • Part5(短文穴埋め・30問):前のSTEPで固めた文法知識が直接スコアに反映されるPartです。「品詞を見分ける」「時制を判断する」など、中学文法の知識だけで解ける問題が多く、200点帯から最も伸びしろが大きいPartの1つです。

この3つのPartに絞ることで、やるべきことが明確になります。焦って全Partに手を出すよりも、3つのPartで確実に正答率を上げる方が、スコアの伸びは早いです。

200点台から400点に上がった人は、みんなこの「絞る」という判断をしています。全部やろうとして挫折するのが一番もったいないパターンです。

無料で正しい手順で勉強する方法

ここまで、大きな勉強の流れをお伝えしました。ただ、「具体的にどう進めればいい?」という方も多いと思います。

 

実際、本当に大事なのは「どれを・どの順番で・どの程度まで・どうやってやるか」です。

これを自分で組み立てるのは、正直かなり難しいです。実際、順番を間違えて遠回りする人がとても多いです。

 

僕も順番が分からず、かなり遠回りしました。

100人以上を指導してきた体感でも、みなさん平均5冊はムダな参考書を買い、勉強時間も300時間ほど無駄にしています。

 

だから、英語がゼロからでも「何を・どの順番でやればいいか」を最初から全部並べた無料アプリ「演習中毒」を作りました。
演習中毒 完全無料のTOEIC学習アプリ 演習STEP
975点講師が作った、TOEIC講座「27講座295レッスン」と4,000問以上が、基礎の基礎から正しい順番で並んでいます。やることは、上から順番に進めるだけです。

ムダな参考書を買い揃える必要もありません。完全無料です(広告を見てもらうことで運営費をまかなっているので、登録も課金も不要)。

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何から手をつけるか迷わないように作りました。まずはダウンロードして、使ってみてください。あれこれ説明するより、まず使ってみていただくのが使用感を把握する最良かつ最短の方法です。

 

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TOEIC200点の方におすすめの参考書・教材

「参考書を買ったはいいけど、どれが自分に合っているかわからない…」と迷っていませんか。

 

書店のTOEICコーナーは参考書で溢れています。ですが200点台の段階では、選択肢の多さがむしろ混乱を生みます。

ここでは、この段階に本当に必要な3冊を、「なぜこの本を選ぶべきか」という観点で紹介します。

ターゲット中学英単語1800(単語)

ターゲット中学英単語1800

200点台の語彙レベルに正確に対応した中学レベルの単語帳です。

 

200点というスコアが示しているのは、語彙力が約1,500語以下という状態です。

中学英語の教科書に出てくる単語を、ランダムに10個あげて「0.5秒以内にすべて日本語が出てくるか」と問われたら、多くの方は答えられません。「知っているはずなのに出てこない」が現実です。

 

この本が200点台に最適な理由は、「中学英語の1,800語を体系的に整理している」点にあります。

大学受験向けの単語帳のように難単語が混在せず、TOEICに頻出の基礎語彙に絞られているため、200点台のスコア帯との相性が抜群です。

 

正直、TOEIC専用の単語帳は今の段階では必要ありません。

 

有名な「金フレ」「銀フレ」はすでに中学レベル英単語を知っている方向けの設計です。

レベルの高い単語を今詰め込もうとしても、基礎語彙の土台がない状態では定着しません。

 

まずは中学レベルの英単語帳で「使える単語」の土台を固めることが先です。

テン
僕自身も英語偏差値44からスタートしていて、「知ってるはずなのに出てこない」状態は身に覚えがあります。基礎語彙を固めてからTOEIC専用教材に進むという順番を守るだけで、学習の効率は全然変わります。

 

おすすめ単語帳については「TOEIC単語帳のおすすめランキング11選」もあわせてご覧ください。「TOEIC単語アプリのおすすめ8選」に載ってるアプリを使うのもアリです。

大岩のいちばんはじめの英文法(文法)

大岩のいちばんはじめの英文法

「英語が苦手」という思い込みを壊してくれる文法書です。

 

200点台の方に「英文法は得意ですか?」と聞くと、ほぼ全員が「苦手です」と答えます。

でも実際に話を聞いてみると、「学校でちゃんと勉強したことがない」という方が大半です。苦手なのではなく、ただ体系的に学んだ経験がないだけです。

 

この本の最大の特徴は、「5文型→be動詞→一般動詞→時制→助動詞→不定詞→関係代名詞」という順序で、中学〜高校基礎レベルの文法を丁寧に積み上げていく構成にあります。

説明がやさしく、図解も豊富なので、「文法の参考書を最後まで読み切れた経験がない」という方でも消化できます。

 

他の入門文法書との違いは「挫折しにくいこと」です。文法書の多くは第1章は丁寧でも、第3〜4章から急に難易度が上がります。

この本はそのギャップが少なく、最初から最後まで同じ難易度でまとめられています。200点台の方に「英文法の入口」として最適な理由はここにあります。

 

TOEICのPart5で出題される問題の多くは、この本でカバーされている範囲から出ています。

文法を「試験対策」として学ぶ前に、まずこの本で「仕組みとして理解する」という経験をしてください。

TOEIC L&R テスト 文法問題 はじめの400問(TOEIC文法入門)

TOEIC L&R テスト 文法問題 はじめの400問

「大岩で理解した文法」をTOEICの形式で使えるようにする問題集です。

 

文法の仕組みを理解した後、TOEICの問題演習に進もうとすると「本番レベルの問題集はまだ難しすぎる」という壁にぶつかります。

公式問題集はすべてのPartが混在していて、200点台の段階では消化できないボリュームです。

 

この問題集の良さは、Part5(短文穴埋め)に特化して400問が品詞・時制・代名詞・前置詞などのカテゴリ別に整理されている点です。

「理解する→解く→解説を読む」という繰り返しが非常にやりやすく、大岩で学んだ文法知識を「TOEICの形式で使う」練習ができます。

テン

この本はTOEIC200点台の方にとって「初めてTOEICの問題を解けた」という体験を与えてくれる問題集です。本番レベルの問題集でいきなり壁にぶつかって諦めてしまった方が、この本で「解ける」感覚を取り戻して学習が続いた、というケースは指導の中で何度も見てきました。

TOEIC200点に関するよくある質問【Q&A】

200点前後でよく寄せられる疑問にまとめて答えます。

Q1. TOEIC200点から400点は何ヶ月で取れる?

1日1時間の勉強なら3〜4ヶ月、1日2時間確保できるなら2〜3ヶ月が目安です。

 

ただし、これは「正しい手順で勉強した場合」の話です。イングルートの見解では200点から400点は100〜150時間で到達可能なルートです。

TOEIC業界標準の「400〜600時間」の1/4で届く計算になります。

 

カギになるのは「中学英語の土台を最初に固めるか、いきなりTOEIC教材から入るか」の違いです。

200点台でいきなり公式問題集に手を出すと、ほとんどが「解けない・わからない」で終わります。

Q2. TOEIC200点は独学で伸ばせる?

200点からでも、独学で確実に伸ばせます。

 

スコアが伸びるかどうかを決めるのは、スクールに通うかどうかではありません。「正しい順番で勉強しているかどうか」、これがすべてです。

200点の段階では、正しい順番さえわかれば独学が最も効率的な方法です。

Q3. TOEIC200点は履歴書に書ける?

書かない方が無難です。

 

新卒採用の基準として広く使われているのは600点以上です。200点を記載すると、英語力をアピールするどころか「英語が苦手」という印象を与えるリスクがあります。履歴書にTOEICスコアを書く意味が生まれるのは、最低でも500点、できれば600点を超えてからです。

 

今は「書くためのスコアを作るフェーズ」です。まず200点→400点→600点と段階的に積み上げていきましょう。600点を超えた瞬間、TOEICスコアは就活・転職の両方で武器に変わります。今の200点は、その武器を手に入れるための出発点です。

まとめ

この記事では、TOEIC200点のレベル・大学換算・就活での評価から、400点を目指す勉強法・おすすめの参考書まで解説してきました。

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • TOEIC200点は公開テスト受験者の上位99.8%(偏差値25.6)
  • IPテストでは上位97.1%(偏差値32.6)
  • 大学生平均(470点)より270点低く、高校生平均(441点)にも届かない
  • 正答率は約28%。公式5段階評価でEレベル(最低評価)
  • 就活・転職では活用困難。まず200点→400点→600点を段階的に目指す
  • 正しい手順なら100〜150時間で400点到達可能
  • いきなりTOEIC教材に手を出さず、中学英語から固め直すのが最短ルート
  • 勉強法は「問題形式確認→スコア把握→中学英単語→中学英文法→Part1・2・5」の5ステップ

200点は、正直厳しいスコアです。でも、ここまで読んでくださった方ならもう理解しているはず。200点は「英語ができない」のではなく、「まだ取り組んでいなかっただけ」のスコアです。

中学英語の基礎を固めるだけで、スコアは一気に動き出します。そしてその先には、400点や600点、そしてもっと上のステージが待っています。

テン
この記事で一番伝えたいのは、「最も重要なことは勉強の手順だ」ということです。順番さえ間違えなければTOEICのスコアは誰でも伸ばせます。逆に順番を間違えれば、驚くほどスコアが伸びません。ぜひ参考にしてください。

 

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