今回は大学1年生のTOEIC平均点と目標点を解説します。
- ほかの大学1年生はどれくらいの点数を取っているのだろう
- そもそもTOEICって何点取れればいいんだろう
というお悩みを持つ方は必見です!
筆者のTOEICスコアはこちらです!
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
大学1年生のTOEIC平均点
さっそく本題です。
公式が出してる「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」(以下、参照元省略)によると、
大学1年生のTOEIC平均点は
- IPテストで458点(リスニング255点、リーディング203点)
- 公開テストで545点(リスニング297点、リーディング247点)
です。
大学1年生がTOEICで目標にすべきスコア
大学1年生がTOEICでまず目指すべき点数は600点です。
(英語活用実態調査2019より引用)
上画像より、新卒採用では545点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は608点です。
よって、600点取れれば「平均以上の英語力を持っています!と就活で自信を持って英語力アピールできます。
大学2年/3年/4年のTOEIC平均点
では、他学年のTOEIC平均点についても見てみましょう。
TOEIC IPテストの平均点は以下の通りです。
学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
2年 | 473点(267点,206点) | 118,372人 |
3年 | 511点(287点,224点) | 70,501人 |
4年 | 539点(303点,236点) | 23,221人 |
TOEIC公開テストの平均点は以下の通りです。
学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
2年 | 571点(312点,259点) | 45,603人 |
3年 | 591点(319点,271点) | 125,163人 |
4年 | 603点(327点,277点) | 75,576人 |
そして、大学生全体のTOEIC平均点は
- IPテストで474点(リスニング266点、リーディング161点)
- 公開テストで588点(リスニング318点、リーディング269点)
です。
受験者全体のTOEIC平均点
受験者全体のTOEIC平均点(2022年度)は
- IPテストで493点(リスニング277点、リーディング217点)
- 公開テストで608点(リスニング331点、リーディング277点)
です。
TOEIC受験者の大半は「大学生・社会人」です。
社会人のスコアが比較的高いので、受験者全体のTOEIC平均点は、大学生全体のTOEIC平均点よりやや高くなっています。
大学1年生がTOEIC対策をするメリット
さて、ここからは大学1年生がTOEIC対策をするメリットを解説します。
就活を有利に進められる
前述したように、一定以上のスコアを取得することで就活の際に英語力をアピールできます。
目安として、600点以上取れれば英語力をアピールできます。
また、700点以上取れれば、英語力で他の就活生と差別化できます。
さらに、「TOEICで一定以上のスコアを取ったこと」という経験をガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として語ることもできます。
例えば以下のような感じです。
多くの就活生は大学2年生後半くらいからTOEICの勉強を始めますが、それだと遅いです。
大学1年生という早い時期から計画的にTOEICの勉強・受験を進めておけば、しっかり一定以上のスコアを取って就活できます。
留学やワーキングホリデーで役立つ
留学やワーキングホリデーに興味を持っている方は多いですよね。
TOEICで英語力を身につけておけば、留学・ワーホリのハードルがグッと低くなります。
さらに、渡航後すぐに現地の方々とコミュニケーションできるので、留学・ワーホリを通じてより大きく成長できます。
逆に、もし英語力がほぼゼロの状態で渡航した場合、コミュニケーションが取れません。
せっかく海外に居るのに、一人で英語を勉強し直すことから始めなければらないので、時間が無駄になってしまいます。
受験で培った英語力が残っているからスコアがアップしやすい
大学1年生なら受験からまだそれほど時間が経っていないので、受験で鍛え上げた英語力がまだまだ残っています。
そのため、短期間の対策でも、TOEICスコアがどんどんアップしていきます。
受験が終わると英語に触れる機会が減っていくので、時間が経てば経つほど英語力は落ちていきます。英語力が一度落ち切った状態から勉強し直すのは大変です。
英語力が残っている大学1年の時期から少しずつでも対策を進めておけば、苦労することなく目標スコアを取得できます。
大学1年生のTOEICの勉強法
ここからはスコアがぐんぐんアップする勉強法を解説します。
TOEICは形式が特殊で、しかも難しい試験です。
勉強法が間違っていると、思ったようにスコアはアップしていきません。
逆に、正しい方法で勉強を進めれば、努力した分だけ着実にスコアがアップしていきます。
TOEICについて知る
TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。
Part1 | 写真描写問題 |
Part2 | 応答問題 |
Part3 | 会話問題 |
Part4 | 説明文問題 |
Part5 | 短文穴埋め問題 |
Part6 | 長文穴埋め問題 |
Part7 | 長文読解問題 |
それぞれのPartで、問題の傾向や対策方法は大きく異なります。
「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で詳しく解説しているので、必ずご覧ください。
TOEIC特有の英単語を覚える
TOEICの英語は「ビジネスシーンを想定した英語」です。
大学受験や日常英会話とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。
TOEIC特有の英単語を覚えるには、TOEICに特化した英単語帳を使うのが最適です。
おすすめの英単語帳については「大学生におすすめのTOEIC英単語帳6選を975点が紹介!」をご覧ください!
また、英単語を覚えるコツが4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。
英文法を勉強する
英文法は、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの精度が落ちるので、スコアが下がります。
リーディングについても、英文を読むスピードが落ちますし、正しく英文を読めない可能性が高まります。
また、TOEICのリーディングセクションには英文法問題が多数出題されるので、確実に理解することが大切です。
英文法を学ぶなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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その理由は4つあります。
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返り読み対策としてスラッシュリーディング
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
返り読み対策には、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる「スラッシュリーディング」が効果的です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音がわかる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた音声を書き取る練習法です。
- リスニング音声のスピードについていけるようになる
- 音の連結を判別できるようになる
という効果があります。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
Part5の文法問題を解く
リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。
まず文法問題で確実に正答できるようになることを目指しましょう。
具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。
問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。
おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。
実践演習する
TOEICは問題の形式が特殊です。
また、試験時間はリスニング約45分リーディング75分、合計で約120分とかなり長いです。
形式に慣れるため、そして120分間集中できる体力を身につけるために、実践演習を繰り返しましょう。
実践演習には、先ほどから何度も紹介しているTOEICの公式問題集を使うのがおすすめです。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単ですし、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結しやすいです。
また、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
パート別の対策法については、先ほども紹介した「TOEIC全パート攻略法+テクニック」で解説しているのでぜひご覧ください。
大学1年生がTOEICスコアを短期間で上げるコツ
短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。
- 英語に触れる時間を増やす
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
英語に触れる時間を増やす
- 英語の本を読む
- 英語のニュースを聞く
- 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
- 英語で日記を書く
というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。
- 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
- 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる
①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。
しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
を活用するのがおすすめです。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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大学1年生におすすめのTOEIC学習ツール・アプリ
ここからは、TOEICの学習効率を上げてくれるツールを紹介します。
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TOEICは難しい試験です。
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