今回は「TOEICを初めて受ける大学生の平均点」と「就活で活用するために目指すべきスコア」を解説します。
- この前TOEIC初受験の結果が出たけど良いの?それとも悪いの?
- TOEIC何点あれば就活で使えるの?
- 今度TOEICを初めて受験するけど何点取れれば良さそう?
という疑問を持っている大学生は必見です!
筆者のTOEICスコアはこちらです!
TOEICとは
TOEICは「国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施する英語を母語としない方を対象にした試験です。
主に「ビジネスシーンを想定した英語力」の測定を目的としており、5種類の試験があります。
- TOEIC®️ Listening & Reading Test
- TOEIC®︎ Speaking & Writing Tests
- TOEIC®︎ Speaking Test
- TOEIC®︎ Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC®︎ Bridge Speaking & Writing Tests
最も一般的で認知度が高く、就活等で活用されているのは「Listening & Reading Test」です。
「TOEIC Listening & Reading Test」には、公開テストとIPテストの2種類のテストがあります。
それぞれの特徴を表にまとめると、以下のようになります。
IPテスト | 公開テスト | |
主催者 | 大学・企業・塾などの団体 | 公式の団体 |
受験会場 | 各団体による(通いなれた教室などが多い) | 指定の場所 |
申し込み | 所属団体 | 個人 |
試験方式 | 対面・オンライン | 対面のみ |
試験実施時間 | 各団体による | 午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00 |
試験日 | 各団体による | 毎月1回程度(午前午後実施) 土曜日か日曜日 |
試験問題 | 過去問 | 最新の問題 |
受験料(税込) | 4,230円(団体によって異なる場合もある) | 7,810円 |
テスト結果の通知 | 対面は約5営業日、オンラインは試験直後 | 3週間後 |
公式認定証 | なし(代わりにスコアレポートが届く) | あり(受験後30日以内に届く) |
履歴書等へのスコア記載 | 基本可能 (「公開テストのスコア」と指定される場合は不可) | 可能 |
TOEICを初めて受ける大学生の平均点
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、TOEICを初めて受ける大学生のTOEIC IPテストの平均点は444点です。
内訳はリスニング246点、リーディング198点です。
ちなみに、「TOEICを初受験が多い」と考えられる「大学1年生」のTOEIC平均点は以下の通りです。
- 公開テスト:549点(リスニング300点、リーディング248点)
- IPテスト:454点(リスニング252点、リーディング201点)
IPテストの平均点が低いのは、「大学で受けさせられた」「受験料が公開テストより安いから申し込んだ」という方が多いからです。
一方で公開テストは個人受験かつ受験料が高いので、受験者がしっかりTOEIC対策して試験を受験する傾向にあります。
大学生が目指すべき、就活で使えるスコアはTOEIC600点以上
一般的に、就活で使えるスコアはTOEIC600点以上です。
なぜ600点が基準になっているかというと、TOEIC公開テストの平均点がおよそ600点(厳密には2023年度は612点)だからです。
ちなみに、TOEIC700点以上あると、普通の企業であれば「すごい!」と評価され、選考をより有利に進められます。
さらにTOEIC800点以上取れれば、グローバル展開している大企業の国際関係の役職や外資系企業への選考に応募できます。
TOEICは「国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施する英語を母語としない方を対象にした試験です。就職活動や転職活動など、さまざまな場面で活用されています。 では、どれくらいのスコアを取れば「すごい!」[…]
大学生がTOEICを受けるべき時期
TOEICは大学2年生から受け始めるのがおすすめです。
そして、就活の2〜6ヶ月前、つまり大学3年生の春〜夏くらいには就活で使えるスコアを取得するのが理想です。
また、勉強自体は大学1年生の頃から始めるのがベスト。
勉強を始めるのが遅くなるとスコアが思うようにアップせず、使えるスコアが取得できない場合もあるので注意しましょう。
TOEICを初めて受ける大学生の勉強法
TOEICを初めて受ける大学生は、以下のように勉強を進めていきましょう。
- TOEICについて知る
- 語彙力を強化する
- 英文法を勉強する
- スラッシュリーディングで根本的なリスニング力・リーディング力強化
- 毎日英語を聞いてリスニングの集中力を身につける
- オーバーラッピング・ディクテーションでリスニング力強化
- 毎日英語を読んでリーディングの集中力を身につける
- まずはPart1・2・5・6を重点的に対策
- 600点を安定して取れるようになったらPart3・4・7の対策を始める
- 実践演習する苦手なパートを克服する
より詳しい勉強法については以下の記事をご覧ください!
大学生でTOEICを受験しようと考えている方は多いはずです。しかし、特にTOEICを初めて受験する場合、何から始めれば良いのかわからないと思います。 ということで今回は、大学生向けにTOEICの勉強法とスケ[…]
大学生がTOEICスコアを短期間で上げるコツ
ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
スキマ時間はアプリで勉強
短期間でTOEICのスコアを上げるにはスキマ時間の使い方が重要です。
- 通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スマホアプリの「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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まとめ
TOEICを初めて受ける大学生が目指すべきスコアは600点です。
600点取れれば、就活で「平均以上の英語力を持っています!」とアピールして選考を有利に進められます。
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