TOEIC900点は上位4.0%のスコアです。
TOEIC公開テストの平均点は612点なので、TOEIC900点だと平均より300点近く高いことになります。
TOEIC900点を取るのは簡単ではありません。
だからこそ、TOEIC900点を取るメリットは大きいです。
ということで今回は、大学生がTOEIC900点を取るメリットと、短期間で900点を取るための勉強法を解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
大学生がTOEIC900点を取るメリット
まずは大学生がTOEIC700点を取るメリットを解説します。
就活で無双できる
(英語活用実態調査2019より引用)
上画像より、新卒採用では545点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC全体の受験者の平均点は608点です。
900点はそれらのスコアよりはるかに高いです。
一般的な企業への就職活動であれば、ほぼ確実に英語力はトップ評価になるでしょう。
他の候補者と大きく差別化して、選考を有利に進められます。
また、外資系企業など英語を積極的に使う企業においても、他の候補者に引けを取らないスコアです。
高い年収を得られる
dodaによると、TOEICスコアと年収の相関関係は以下のとおりです。
TOEICスコア | 平均年収 |
スコアなし | 379万円 |
300点未満 | 374万円 |
300点台 | 419万円 |
400点台 | 434万円 |
500点台 | 437万円 |
600点台 | 436万円 |
700点台 | 459万円 |
800点台 | 487万円 |
900点台 | 534万円 |
たとえばTOEICスコアなしと900点台では、150万円以上の差がついています。
700点台と比べても75万円、800点台と比べても47万円高いことから、TOEIC900点以上の市場価値の高さがうかがえます。
また、日経転職版によると、TOEIC900〜990点の日経転職版会員の平均年収は904万円です。
499点以下の会員の平均年収より200万円近く、また、700点台の会員の平均年収より100万円近く高くなっていることがわかります。
以上から、TOEIC900点を取ることで高い年収を得られると言えるでしょう。
大学院入試で活用できる
大学院によっては、入試の際にTOEICスコアを利用できるところもあります。
900点は極めて高いスコアなので、足切りに引っ掛かることはないでしょう。
大学生で900点を取るための勉強法
ここからは、大学生で900点以上を取るための勉強法を解説します。
語彙力を鍛える
TOEIC900点以上の語彙力を身につける方法は2つあります。
- レベルの高い英単語帳を使う
- 問題演習でわからない英単語があれば調べる
①レベルの高い英単語帳を使う
TOEIC900点以上の英単語を学ぶのにおすすめの英単語帳は「金のフレーズ」です。
効率的に英単語を覚えるコツが3つあります。
- 発音する
- 反復する
- 毎日夜寝る前に覚える
これだけで暗記効率がグッと良くなるので、実践しましょう。
②問題演習でわからない英単語があれば調べる
問題演習をしている際にわからない英単語が出てきたら、その都度必ず意味を調べるようにしてください。
そして、ノート等にまとめておきましょう。
英文法を完璧に理解する
英文法は軽視されがちですが、英単語と同様に重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低いとリスニングの聞き取りの精度が落ちるので、正答率が下がります。
また、リーディングでは読解スピードと精度が落ちるので、正答率がガクッと下がります。
さらに、Part5で多数出題される文法問題の解答スピードと正答率が落ちるため、全体のスコアがグッと落ち込みます。
英文法を勉強するなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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その理由は4つあります。
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TOEICのテクニックを学ぶ
以下の手順で、問題を素早く正確に解くTOEICのテクニックを身につけましょう。
- 「TOEIC全Part攻略法」でテクニックを学ぶ
- ①で学んだテクニックを実践する
まずは「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」でTOEICのテクニックを学んでください。
そして、学んだテクニックを実践してください。
実際の問題をテクニックを使って解いてみることで、テクニックをより効果的に使いこなせるようになります。
ディクテーション
ここからはリスニングの具体的な対策方法を解説します。
リスニングで満点を取るためには、以下の2つが重要です。
- 「間接的な応答が正解になる問題」や「意図を推定する問題」等の難問を迷わず正解できるようになること
- 複雑な英文を聞き取れるようになること
①について、まず上述したような「TOEICテクニック」を使いこなせるようになってください。
あとは、とにかくたくさん問題を解いて正答を導く感覚を身につけましょう。
②について、複雑な英文を聞き取れるようになるためには、根本的なリスニング力を今以上に鍛えることが必要です。
リスニング力を鍛えるには、ディクテーションが効果的です。
ディクテーションは以下の手順で進めてください。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
シャドーイング
シャドーイングも効果的です。
シャドーイングは以下の手順で進めましょう。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- スクリプトを確認する
- スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ③を最低3回繰り返す
- スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ⑤を最低3回繰り返す
文法問題を解く
900点を取るためには、試験時間内に全ての問題を解き終えるとともに、見直しや怪しい問題の解き直しに使う時間を確保することが重要です。
よって、簡単なPart5の文法問題に多くの時間を使うわけにはいきません。
文法問題の解答スピードを上げるには、問題演習を繰り返すことが効果的です。
1問あたり10以内に解けるようになるまで、問題演習を繰り返しましょう。
おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。
Part7の情報処理能力を鍛える
- Part7で解答の根拠が見つからず本文を何度も読み直してしまう
- マルチパッセージ(複数の英文がある問題形式)で頭が混乱する
という方は情報処理能力を鍛えることが必要です。
情報処理能力を鍛えるには、以下の練習方法が効果的です。
- TOEIC Part7の英文を読む(このとき、設問や選択肢は確認しない)
- 内容を要約する
- 本文を見ずに、要約を頼りに設問に解答する
要約を通じて情報処理能力が鍛えられるのはもちろん、解答に必要な情報と不必要な情報をなんとなく予測できるようになります。
Part7の正答率と解答スピードがグッと上がるので、スコアもどんどんアップしていきます。
実践演習する
実践演習の目的は主に3つあります。
- TOEICの問題形式に慣れる
- 120分間集中する体力と、時間配分を身につける
- 抜けている知識を身につける
①と②は言葉通りです。
③について、実践演習をしていると知らない/勉強したが忘れてしまった知識がたくさん登場するはずです。
復習のタイミングでこのような知識を調べることで、知識の抜け漏れを防げます。
実践演習には公式問題集を使うのがおすすめです。
「公式」とついているだけあって本番に最も近い形式・難易度の問題が掲載されており、他の教材を使うより学習効果が高いからです。
さらに、復習の際は以下の2点を丁寧に行いましょう。
- 英文は聞き取れるようになるまで聞き直す
- スラスラ読めるようになるまで読み直す
苦手なパートを無くす
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていては、900点以上を取るのは厳しいです。
本気でTOEIC900点以上を目指す大学生はスタディサプリを活用しよう
本気でTOEIC900点以上を目指すなら、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策を活用すべきです。
その理由は7つあります。
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大学生がTOEICで900点を取るのにかかる勉強時間
900点を取るために必要な目安の勉強時間は以下です。
- 500点から900点:1000〜1200時間
- 600点から900点:700〜800時間
- 700点から900点:400〜500時間
- 800点から900点:200〜300時間
ただし、この数字はあくまで目安です。
今回解説した勉強法をとことん丁寧に実践すれば、ずっと短い時間で900点を取れます。
TOEIC900点を目指す大学生におすすめの参考書・教材
ここからはTOEIC900点以上を取るためにおすすめの参考書や教材を紹介します!
TOEIC全パート別攻略法
4ヶ月でTOEIC975点を取った私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいる記事です。
- 問題の傾向・形式
- スコア別の目標解答時間
- 各Partの勉強法
- 解答スピードと正答率を同時に上げる問題の解き方とテクニック
- スコアアップのコツ
- 中学レベル+目標スコア別の英単語帳
- TOEIC英文法解説pdf
- Part5英文法問題集
- TOEIC勉強ルーティーン
- 学習継続のコツ
など、とにかく内容を充実させました。
TOEIC 文法問題 でる1000問
TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。
とにかく網羅性が高いのが特徴。
Part5の文法問題の正答率と解答スピードを上げるために使ってほしい問題集です。
TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーが音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
まとめ
大学生でTOEIC900点以上なら、一般的な企業であれば英語力でトップの評価を得られます。
国際的な企業・業態・業種でも、英語力で悪い評価を得ることはないでしょう。
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