- TOEICっていつ受けるべきなの?
- TOEICの勉強を始めるべきタイミングはいつ?
就活に活用するために、TOEICをいつ受けるべきかという悩みを持つ大学生は多いですよね。
ということで今回は、TOEICを受けるべきタイミングについて徹底的に解説します!
筆者のTOEICスコアはこちらです!
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
【結論】TOEICは大学2年生から受けるべき!
まずは結論から。TOEICは大学2年生から受けるべきです。
そして、就活の2〜6ヶ月前、つまり大学3年生の春〜夏くらいには目標のスコアを取得できれば、就活でかなり有利になります。
TOEICは問題の形式が特殊なうえ難しいので、一度受けただけで目標スコアを取得できる人はほとんどいません。
大学2年生のうちから定期的にTOEICを受験して問題形式に慣れつつ、徐々にスコアアップを目指しましょう。
大学生がTOEICを受けるメリット
大学生がTOEICを受けるメリットは主に3つあります。
- 就活で有利になる
- 留学やワーキングホリデーに役立つ
- 勉強時間を確保しやすい
就活で有利になる
(英語活用実態調査2019より引用)
上画像より、新卒採用では545点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は608点です。
よって、600点取れれば「平均以上の英語力を持っています!と就活で自信を持って英語力アピールできます。
さらにTOEIC730点以上を取れれば、公式のコミュニケーション力評価「PROFICIENCY SCALE」で上から2番目のB評価になります。
英語力はさらに一段階上の評価になるため、選考をより有利に進められるでしょう。
就活でTOEICのスコアをアピールする方法は2つあります。
- 履歴書やESでアピールする
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)としてアピールする
②について、「TOEICの勉強を頑張った」という経験をガクチカとしてアピールできます。
具体的にはこんな感じです。
留学やワーキングホリデーに役立つ
大学生になりいろんなことを経験する中で、留学やワーキングホリデーに興味を持つこともあるでしょう。
TOEICに向けて勉強して英語力を身につけておけば、留学やワーキングホリデーのハードルがグッと低くなります。
また、英語力がある程度身についた状態で留学・ワーホリに挑戦することで、現地の方とすぐにコミュニケーションを取れるので、最終的な成長が大きくなるのもポイントです。
勉強時間を確保しやすい
一般的に、TOEICのスコアを100点アップさせるのに必要な勉強時間は「約200〜300時間」と言われています。
社会人になると、これだけの勉強時間を確保するのは簡単なことではありません。
その点、大学生なら比較的自由な時間が多くTOEICの勉強時間を確保しやすいため、短期間でスコアをアップさせられます。
TOEICスコアの有効期限
厳密にいうと、TOEICのスコアに有効期限はありません。
つまり、一度スコアを取得すれば、そのスコアを一生使えます。
しかし、企業によっては「〇〇年以内に受験したTOEICスコアのみ有効」となっている場合があります。
2024年4月からTOEICスコアの有効期限が2年と定められました。ただし、提出先の企業が許可する場合は2年以上前のスコアでも利用可能です。
また、 受験してからそれほど時間が経過していないTOEICスコアを提出した方が、より効果的に英語力をアピールできます。
TOEICの勉強は大学1年生の頃から始めよう
TOEICの勉強自体は大学1年生の頃から始めるのがおすすめです。
その理由は、受験で培った英語力が残っており、効率的にTOEIC対策ができるからです。
大学に入学すると、どうしても英語に触れる機会は減っていきます。
そのため、英語力というのはどんどん落ちていきます。
また、一般的にTOEICのスコアを100点アップさせるには「約200〜300時間」の勉強時間が必要と言われています。
大学2・3年生から勉強を始めてしまうと、勉強時間を思うように確保できず、目標スコアを取れない可能性が高くなります。
そんな事態に陥らないためにも、大学1年生の頃から少しずつTOEICの勉強を始めておきましょう。
大学生のTOEIC勉強法
ここからはTOEICの勉強法を解説します。
間違った勉強法だと、全くと言っていいほどスコアはアップしません。
逆に、正しい方法で勉強できれば、勉強した分だけ着実にスコアはアップしていきます。
TOEICについて知る
TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。
Part1 | 写真描写問題 |
Part2 | 応答問題 |
Part3 | 会話問題 |
Part4 | 説明文問題 |
Part5 | 短文穴埋め問題 |
Part6 | 長文穴埋め問題 |
Part7 | 長文読解問題 |
それぞれのPartで、問題の傾向や対策方法は大きく異なります。
「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で詳しく解説しているので、必ずご覧ください。
語彙力を鍛える
TOEICの英語は「ビジネスシーンを想定した英語」です。
大学受験や日常英会話とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。
TOEIC特有の英単語を覚えるには、TOEICに特化した英単語帳を使うのが最適です。
おすすめの英単語帳については「大学生におすすめのTOEIC英単語帳6選を975点が紹介!」をご覧ください!
また、英単語を覚えるコツが4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。
英文法を勉強する
英文法は、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの精度が落ちるので、スコアが下がります。
リーディングについても、英文を読むスピードが落ちますし、正しく英文を読めない可能性が高まります。
また、TOEICのリーディングセクションには英文法問題が多数出題されるので、確実に理解することが大切です。
英文法を学ぶなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
」が圧倒的におすすめです。
その理由は4つあります。
- TOEICに必要な文法知識をゼロから授業動画で学べる
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返り読み対策としてスラッシュリーディング
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
返り読み対策には、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる「スラッシュリーディング」が効果的です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。
毎日英語を聞く習慣を作る
リスニング対策として、毎日英語を聞く習慣を作りましょう。
おすすめのリスニング教材は「TED」という番組です。
聞き取りやすい英語で話していますし、話しているテーマがとても面白いので楽しく練習できます。
しかも、YouTubeで無料で視聴できるので、ぜひ活用してみてください。
話者の発音やイントネーションを真似しながら視聴してみると、さらに効果がアップしますよ。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音がわかる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
毎日英語を読む
ここからはリーディング対策です。
TOEICのリーディングセクションは75分間です。
さらに、リーディングの前に45分間のリスニングセクションがあります。
試験時間の最後まで集中して読解スピードを落とさない体力を身につけるために、毎日英語を読むことを習慣づけましょう。
おすすめのリーディング教材は、TOEIC公式問題集のPart6とPart7です。
最初はじっくり時間をかけて、辞書やインターネットを駆使しながら、一文一文丁寧に読みましょう。
慣れてきたら、次はスピードを意識しながらスラスラ読むことに挑戦してください。
Part5の文法問題を解く
リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。
まず文法問題で確実に正答できるようになることを目指しましょう。
具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。
問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。
おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。
実践演習する
TOEICは問題の形式が特殊です。
しかも、試験時間が約120分(リスニング約45分、リーディング75分)と長いです。
そのため、形式に慣れて、時間配分の感覚や集中力・体力を身につけておくことがスコアアップのために重要です。
形式に慣れるために、実践形式の問題集を使って問題演習に取り組みましょう。
おすすめの問題集は、本番の試験の難易度・形式に特に近い問題が掲載されている「TOEIC公式問題集」です。
問題集を解き終わったら採点して、スコアを記録しておきましょう。
また、しっかり復習することも大切です。
復習の際は以下の4つのポイントを意識してください。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単ですし、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結しやすいです。
また、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
パート別の対策法については、先ほども紹介した「TOEIC全パート攻略法+テクニック」で解説しているのでぜひご覧ください!
大学生がTOEICスコアを短期間で上げるコツ
短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。
- 英語に触れる時間を増やす
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
英語に触れる時間を増やす
- 英語の本を読む
- 英語のニュースを聞く
- 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
- 英語で日記を書く
というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。
- 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
- 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる
①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。
しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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まとめ
大学生がTOEICを受け始めるべき時期は「大学2年生から」です。
TOEICの対策には時間がかかります。
就活に活用できるスコアを取るために、計画的に勉強を進めていきましょう!
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