本記事では、TOEIC初心者がTOEIC600点を1ヶ月で取るための勉強法や使うべき参考書、勉強スケジュールを解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEIC初心者がまず目指すべきスコアは600点
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは608点(公開テスト)です。
よって、600点あれば就職活動や転職活動で「平均以上の英語力があります!」とアピールできます。
TOEIC活用状況と求められるスコア
実際、上画像を見てみると、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
したがって、おおむね600点がTOEIC初心者がまず目指すべきスコアは600点です。
TOEIC初心者が1ヶ月でTOEIC600点を目指せるのか
一言に「TOEIC初心者」と言っても、その実態はさまざまです。
大まかに、以下の2パターンに分けられます。
- 中高で英語をしっかり勉強してきた
- 英語をほとんど勉強したことがない
①の場合は、勉強時間をある程度(目安は毎日2〜3時間以上)確保できれば、1ヶ月でもTOEIC600点を目指すことは十分可能です。
時間が経って英語を忘れている場合でも、本記事後半で解説する勉強法を実践すればすぐに英語を思い出せるので、1ヶ月で600点は可能です。
しかし、②の場合は勉強時間をどれだけ確保できたとしても、1ヶ月では正直厳しいです。
よって、②に当てはまる方は以下の記事を参考に、より長い期間を設けて無理なく600点を目指すのがおすすめです。
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TOEIC初心者が1ヶ月で600点を取るための勉強法
さて、ここからはTOEIC初心者が1ヶ月で600点を取るための具体的な勉強法を解説します。
語彙力を鍛える
TOEICには大学受験等とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多数出題されます。
よって、TOEIC特化の英単語帳を使うことが重要です。
また、英単語を覚えるコツが3つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
これだけで英単語の暗記効率はグッと向上するので、ぜひ実践してください。
英文法を勉強する
TOEICにおいて英文法を勉強する目的は3つです。
- リスニングで英文を正確に聞き取れるようになること
- リーディングで英文を素早く正確に読むこと
- 文法問題を素早く正確に解くこと
英文法を勉強するときは、インプットとアウトプットのバランスが大切です。
インプットだけだと英文法の理解は深まりきりません。
アウトプットすることで、英文法をしっかり理解できます。また、問題を解くときにすぐ必要な英文法の知識を思い出しやすくなります。
返り読み対策としてスラッシュリーディング
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
英文を返り読みしないで前から理解できるようにするために、スラッシュリーディングをしましょう。
スラッシュリーディングというのは意味のまとまりごとにスラッシュを入れる練習法です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れなくても英文を前から理解できるようになります。
Part1・2・5・6を重点的に対策する
TOEICにはPart1〜7までありますが、Partごとに難易度は大きく変わります。
簡単なのはPart1・2・5・6、難しいのはPart3・4・7です。
TOEIC600点を目指すなら、簡単なPart1・2・5・6を重点的に対策しましょう。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音がわかる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
実践演習する
TOEICは形式が特殊な試験です。また、試験時間が合計約120分と長いです。
よって、実践演習を通じて
- 形式に慣れること
- 時間配分の感覚を身につけること
- 120分間集中する体力を身につけること
が重要です。
最初は試験時間を測らないでOKです。
辞書やインターネットを活用しながら、1つ1つの問題にじっくり向き合ってください。
試験が近づいてきたら試験時間を測って、時間配分の感覚を身につけましょう。
また、実践演習が終わった後は、以下4点を意識しながらじっくり復習してください。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
実践演習は、特に試験2週間前からはできれば毎日行いたいです。
ただし、テキトーに実践演習しても時間の無駄になるだけので、本番を想定すること、そしてしっかり復習することを必ず意識しましょう。
スキマ時間はアプリで勉強
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
「スタディサプリTOEIC」は無料体験もできるので、ぜひ試してみてください!
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TOEIC600点を取れるPart別正答数の目安
TOEIC600点の場合、リスニングは325点、リーディングは275点が目安のスコアです。
それだけのスコアを取るためのPart別正答数の目安は以下の通りです。
問題数 | 正答数 | |
Part1 | 6問 | 4問 |
Part2 | 25問 | 18問 |
Part3 | 39問 | 23問 |
Part4 | 30問 | 17問 |
Part5 | 30問 | 21問 |
Part6 | 16問 | 12問 |
Part7 | 54問 | 29問 |
TOEIC初心者が1ヶ月で600点を取るために使うべき参考書・教材・学習ツール
ここからはTOEIC初心者が1ヶ月で600点を取るために使うべき参考書・教材・学習ツールを紹介します。
TOEIC 出る単特急 銀のフレーズ
TOEICの定番単語帳です。書店のTOEICコーナーに行くと、必ずと言っていいほど一番目に入るところに置かれています。
銀フレには、TOEIC頻出の1000単語が掲載されています。覚えてなきゃやばい重要単語ばかりなので、確実に覚えましょう。
大岩のいちばんはじめの英文法
中学レベルの基礎から英文法を勉強できる参考書です。
これ1冊あれば、TOEICに出る英文法の大部分はカバーできます。
TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
問題集としては価格がやや高いですが、本気で1ヶ月で600点を目指すなら活用すべきです。
TOEIC初心者が1ヶ月で600点を取る学習スケジュール
ここからは1ヶ月でTOEIC600点を取る学習スケジュールを紹介します。
本番1ヶ月前〜本番2週間前
本番2週間前までにやるべきことは以下の通りです。
- 語彙力強化
- 毎日Part1・2・5・6勉強
- 毎日オーバーラッピング
- 3日に1回は模試・公式問題集を解く
- スキマ時間はスタサプ
学習時間としては、平日最低2時間できれば4時間以上、休日は最低4時間できれば6時間以上は確保したいところです。
通勤通学の電車やバスの中(単語帳や文法講義視聴)、徒歩中(リスニング)などスキマ時間を徹底的に活用するようにしましょう。
本番2週間前〜本番1週間前
本番2週間前〜本番1週間前は、アウトプットを増やしていきましょう。
具体的には、文法講義の視聴や英単語学習に費やす時間を減らして、文法問題集・模試・公式問題集での演習やディクテーション・シャドーイングに費やす時間を増やしてください。
特に、本番を想定した実践演習は重要です。
2時間かけてしっかり実践演習し、その後の復習も丁寧に行いましょう。
本番1週間前〜本番
本番1週間前からは、さらにアウトプット、特に実践演習を増やしてください。
毎日のように模試・公式問題集を解いて復習することを繰り返しましょう。
まとめ
TOEIC初心者が1ヶ月で600点を取るための勉強法や参考書・学習ツール、学習スケジュールを解説しました。
1ヶ月でTOEIC600点を取るには、勉強のやり方がとても重要です。
今回解説したことを参考に、TOEIC600点を目指して今すぐ対策を始めましょう!
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