TOEIC IPテストの平均点が公開テストより低い理由を徹底解説

  • 2024年4月23日
  • 2024年5月4日
  • TOEIC

今回は「TOEIC IPテスト」の平均点が「TOEIC 公開テスト」より低い理由を解説します!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC IPテストの平均点

公式が出してる「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」(以下、参照元省略)によると、TOEIC IPテストの平均点は以下です。

年度リスニング平均点リーディング平均点総合平均点
2020282221502
2021279219498
2022277217493

TOEIC 公開テストの平均点

同調査によると、TOEIC 公開テストの平均点は以下です。

年度リスニング平均点リーディング平均点総合平均点
2020337282620
2021331279611
2022331277608

TOEICの平均点はIPテストと公開テストで100点以上差がある

TOEIC IPテストの平均点は公開テストの平均点より100点以上低い

各年度の平均点を比較すると、TOEIC IPテストの平均点は、公開テストの平均点より100点以上低いことがわかります。

TOEIC IPテストの平均点が公開テストより低い理由

TOEIC IPテストの平均点が公開テストより低い理由は2つです。

  1. 受けさせられた人が多いから
  2. 受験料が比較的安くとりあえず申し込む人が多いから

受けさせられた人が多いから

TOEIC IPテストは大学や企業が主催する団体受験の試験です。

そのため、大学や企業によって、強制的に受けさせられた人が一定数います。

 

一方、公開テストは個人受験の試験です。

申し込みは自分で行います。

 

以上から、IPテストはしっかり対策する人が少ない一方で、公開テストはしっかり対策する人が多いです。

そのため、IPテストの平均点は公開テストの平均点より大幅に低くなっていると考えられます。

受験料が比較的安くとりあえず申し込む人が多いから

また、IPテストの受験料は4,230円です。(団体により異なる)

一方、公開テストの受験料は7,810円です。

 

IPテストの受験料は公開テストの受験料より3,000円以上安く気軽に受験できるため、「とりあえず申し込む」という人が多いです。

 

しかし、とりあえず申し込んだ人は、しっかり対策しない傾向にあります。

よって、IPテストの平均点は公開テストの平均点より大幅に低くなっていると考えられます。

TOEIC IPテストと公開テストの難易度に差はないと言われている

「平均点に差があるのは、難易度が異なるからじゃないの?」と考える人もいるかもしれません。

 

確かに、IPテストでは過去問を使用する一方、公開テストでは毎回新たに作成した問題を使用します。

よって、一般的には難易度に差はないと言われているものの、実際には多少の差が生じていることはありえるかもしれません。

テン
特に最近は「公開テストの方が難しい」と言われることが多いようです。

 

しかし、TOEICでは正確な英語力を測るために、独自の統計処理を採用しています。

そのため、問題の難易度によってスコアが極端に高くなるor極端に低くなることはないと考えられます。

TOEIC IPテストと公開テストはどちらを受けるべきか

基本的に、TOEIC IPテストと公開テストはどちらを受けても構いません。

スコアの有効性に差がないからです。

 

よって、受験料が比較的安いTOEIC IPテストを積極的に受けるのがおすすめです。

 

ただ、就職活動や転職活動等をする際、「公式認定証」の原本またはコピーが求められる場合があります。

その場合には、公開テストを受験する必要があるので注意しましょう。

IPテストでは公式認定証が発行されません。代わりに、スコアレポートが発行されます。

TOEICに関してよくある質問

TOEICは何点からすごい?

一般的に、TOEICは700点以上からすごいと言えます。

周りに自慢できますし、企業からも高い評価を得られるでしょう。

 

また、外資系企業など英語を積極的に使う企業等の場合は、900点以上が高評価の基準になることが多いです。

TOEICの勉強を始めたらまず何をやるべき?

TOEICの勉強を始めたら真っ先にやるべきことは6つです。

  1. TOEICについて知る
  2. 今の英語レベルを把握する
  3. 目標スコアを設定する
  4. スケジュールを立てる
  5. 教材を用意する
  6. 勉強時間を確保する

特に重要なのが「①TOEICについて知ること」です。

これをやるのとやらないのとでは、今後の勉強の効率、つまりスコアの伸び方が大きく変わってきます。

 

TOEICの問題の特徴や対策方法については「【完全版】TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)で解説しているので、必ずご覧ください。

リスニングが聞き取れないときはどうすれば良い?

リスニングが聞き取れない原因は、人によりさまざまです。

  • 基礎学習が不足している
  • スピードについていけない
  • 音の連結や同化に対応できない

などなど。(他にも、いろんな原因が考えられます。

 

原因は1つとは限りません。複数の原因が同時に重なっている場合もあります。

リスニングをできるようにするためには、このような「聞き取れない原因」を特定し、適切に対処することが大切です。

 

詳しくは「TOEICリスニングが聞き取れない6つの原因と対策法をL満点が解説」をご覧ください。

リーディングで時間が足りない場合はどうすれば良い?

前提として、リーディングで時間が足りないのは普通です。

テン
時間内に解き終わる実力を持っているのは、800点以上からです。

 

スコアをアップさせるためには、短い試験時間の中で、より多くの問題を解けるようになることが必要です。

そのために、以下を実践しましょう。

  • 語彙力を鍛える
  • 英文法をしっかり理解する
  • 文法問題をたくさん解いて慣れる
  • スラッシュリーディングする
  • 時間配分を決める
  • 1分考えてわからない問題は飛ばす
  • テクニックを学ぶ
  • 実践演習する

詳しくは『「TOEICリーディングで時間が足りない」の対策法を徹底解説』をご覧ください。

まとめ

TOEIC IPテストの平均点は、公開テストの平均点より100点以上低いです。

その理由は2つ考えられます。

  1. 受けさせられた人が多いから
  2. 受験料が比較的安くとりあえず申し込む人が多いから

 

「じゃあ公開テストを受けた方がスコアが取りやすいんじゃないか」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

TOEICでは正確な英語力を測るために、独自の統計処理を採用しているからです。

テン
英語力で同等あれば、IPテストを受けても公開テストを受けても、同じようなスコアになるはずです。

 

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