結論:TOEIC900点未満なら熟語帳はいらないです。僕も使わずに975点を取りました。
- 「熟語帳は買った方がいい?」
- 「金の熟語ってやるべき?」
- 「TOEICで頻出の熟語って何?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
ぶっちゃけ、熟語帳に時間を使うくらいなら金フレをもう1周した方がスコアは伸びます。その理由をこの記事で全部話しますね。
この記事では、以下の4つを主に解説しています。
- TOEIC対策で熟語帳がいらない理由
- 金の熟語はやるべきか?(スコア帯別の判断基準)
- TOEIC頻出熟語リスト(厳選13語)
- 熟語帳なしで熟語を身につける方法
熟語帳をどうするかで迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

【結論】TOEIC対策で英熟語帳はいらない!その4つの理由
結論:TOEIC対策で英熟語帳はいらないです。英熟語帳に時間を使うより、他のことに時間を使った方がスコアは伸びます。
まずは結論からということで、TOEIC対策で英熟語帳がいらない理由を解説します。
熟語暗記はそもそも優先度が低い
英熟語帳がいらない最大の理由は、熟語暗記の優先度が単語暗記や英文法学習など他の対策と比較して低いからです。
というのも、熟語は英文中に登場する頻度が低いです。
よって、熟語を暗記したとしても、伸びるスコアはほんの少しです。
熟語暗記に時間を使うくらいなら、根本的な速読力や読解力、リスニング力を向上させた方が効率的にスコアアップします。
熟語の意味を完璧に理解する必要がない
TOEICには、大学受験のような「日本語に訳しなさい」「英語に訳しなさい」という内容の問題は出題されません。
よって、英文を細部まで完璧に理解する必要がなく、なんとなく意味を理解すれば問題は解けます。
多くの熟語の意味は、単語からなんとなく推測できます。
よって、無理に英熟語帳を使って熟語の意味をしっかり覚えようとする必要はありません。
英熟語は忘れやすい
先ほども言ったように、熟語は英文中に登場する頻度が低いです。
そのため、一度覚えたとしてもなかなか英文中に登場せず、いつの間にか忘れてしまうことが多いです。
英熟語帳を使わずとも熟語を覚えられる
わざわざ英熟語帳を使わなくても、ほかの教材を使って熟語を覚えられます。
具体的には、金フレや公式問題集などを使う中で頻出熟語は十分覚えられます。詳しい方法はこの記事の後半で解説しますね。
TOEIC対策で英熟語帳を使うメリット
結論:英熟語帳にはメリットもあります。ただし、「優先度が高いか」は別の話です。
「いらないって言っても、熟語帳って実際どうなんだろう」と気になっている方、多いと思います。
ということで熟語帳のメリットを正直に整理しますね。
TOEIC対策で英熟語帳を使うメリットは3つあります。
- 頻出の英熟語を覚えられる
- リーディングで文章の理解度が上がる
- リスニングの正答率が上がる
頻出の英熟語をまとめて覚えられる
TOEICでは、毎回かなりの頻度で登場する熟語があります。
たとえば “in charge of”(担当している) や “look forward to”(楽しみにする) はその代表格ですね。
Part3・4の会話問題では、こういった熟語が自然な文脈の中にさらっと出てきます。
英単語帳に頻出の英単語が掲載されているのと同様に、英熟語帳にも頻出の英熟語が掲載されています。
だから、熟語帳を使えば、こういう頻出フレーズを体系的に一気に押さえることができる。正直、その点はメリットだと思います。
リーディングで文章の理解度が上がる
Part7では、メールや通知文に熟語がよく登場します。
たとえば “Due to bad weather, the event has been postponed.” という文。
“due to”(〜のため) の意味がパッと出てくれば、読解のスピードが全然違います。
熟語帳でよく出るフレーズを事前に押さえておくと、読解がスムーズになるのはたしかです。
リーディングで細部まで理解できるようになるので、問題の解答スピードや正答率も上がります。
リスニングの正答率が上がる
リスニングでは、意味を知っていても「音として聞き取れない」熟語があります。
“keep up with”(〜に追いつく) はその典型で、速いスピードで話されると「キーパップウィズ」のように音が繋がって聞こえます。
知識として知っていれば音から意味をつかめますが、知らないまま聞いても音の塊がBGMのように通り過ぎるだけです。
あと、“carried out”(実行された) もリスニングでめちゃくちゃよく出る表現です。
“carry out” という熟語の存在を知っていてはじめて、音を聞いたときに「あ、実行された、か」と処理できます。
よって、英熟語を覚えていれば、リスニングの正答率が上がるのはたしかです。
TOEIC対策で英熟語帳を使うデメリット
結論:熟語帳のデメリットは「時間対効果の悪さ」です。
「メリットもあるなら、とりあえず買ってみようかな」って思いましたよね。その気持ちはすごくわかります。でも、少し待ってください。
TOEIC対策で英熟語帳を使うデメリットは2つあります。
- 熟語を覚えるのに時間と労力がかかる
- 熟語帳を購入するのに費用がかかる
熟語を覚えるのに時間と労力がかかる
熟語帳には一般的に300〜500語が収録されています。これを8割程度まで定着させるには、最低30時間くらいは想定する必要があります。
で、その30時間で伸びるスコアが正直どれくらいか。10〜15点程度です。
じゃあ仮に同じ30時間を他のことに使えばどうなるか。
例えば金フレに使えば単語の定着で読解スピードが上がり、Part5の正答率も改善され、50点以上伸びる可能性があります。
他にも、Part5演習やリスニング演習など、やるべきことはたくさんあります。
その中でわざわざ時間対効果の悪い熟語帳に時間を使うべきかというと、答えはNoです。
コストがかかる
「費用がかかる」といっても、金額自体はそれほど大きな問題ではありません。
たとえば金の熟語は869円(税込)。金額だけ見ると特段安くはないですが、TOEICの参考書と考えると安い部類に入ります。
問題は「時間」というコストのほうです。
参考書が増えれば、当然時間配分もより細かくなっていきます。1つの参考書に費やせる時間が減るんです。
僕も参考書を買っては使わなくなるのを繰り返していた時期があります。
「これもやった方がいいかな」「あの本も評判いいな」と、あれこれ手を出しまくっていた時期です。
英熟語帳を使わずにTOEIC熟語を覚える方法
結論:問題を解く中でわからない熟語をノートにまとめて、それを覚える。これだけで熟語はOKです。
「熟語帳を使わないなら、熟語はどうやって覚えるの?」と思いますよね。安心してください。
文中でわからない英熟語を調べてノートにまとめる
英熟語帳を使わずに熟語を覚える方法は「文中でわからない英熟語を調べて単語カードやノートにまとめる」です。
具体的な手順はこうです。
- 問題集を解く
- わからない熟語が出てきたらノートにメモする
- 意味を調べて書く
- ノートを「自分だけの熟語帳」に見立てて定期的に見直す
これを繰り返すだけです。これだけで必要な熟語は概ねカバーできます。
この方法の最大のメリットは、「実際に出題された場面」とセットで覚えられることです。
「あのPart7のメール文で出てきたやつだ」という記憶のフックがあると、定着率が全然違います。
ぶっちゃけ、文脈なしで丸暗記するよりこっちの方が100倍楽です。
単語帳の関連熟語で勉強する
使っている単語帳によっては、関連熟語を掲載している場合もあります。
たとえば、代表的なTOEIC対策英単語帳である「銀のフレーズ」や「金のフレーズ」には、単語と合わせて熟語を掲載しています。
メインは英単語なので多数の熟語を掲載しているわけではありませんが、掲載されている熟語を覚えるだけでも十分な語彙力が身につきます。
・TOEIC金フレと銀フレの違い【銀フレいらない?どっちが良い?併用すべき?重複ある?】
・TOEIC金のフレーズの使い方を975点が解説【レベル/どこまで覚える?】
熟語を覚えるべきなのはTOEIC900点以上から
結論:熟語の出番は900点を超えてからです。900点未満であれば、そもそも英熟語を無理に覚える必要がありません。
「英熟語帳がいらないのは分かった。でも、いつかは必要になるの?」と気になる方もいますよね。
答えはイエスです。ただし、そのタイミングは思っているよりずっと後です。
熟語の優先順位は単語・文法・リスニングなど他の学習より下です。
このあたりを一通り固めてからでないと、熟語帳を開いてもスコアへの影響は限定的なんですよね。
じゃあ、具体的にいつなのか。900点を超えるフェーズです。
このフェーズだと落とせる問題が本当に少なくなるんです。10問ミスしたらもう900点に届かない。そういうシビアな戦いになるからこそ、熟語1問の重みが変わってきます。
TOEIC900点のレベルは?就活転職での評価は?年収上がる?【すごさ・大学換算・人生変わる?】
TOEICスコア予想・レベルチェックアプリおすすめ9選を975点が紹介|無料で点数診断できるツールも
800点レベルまでの勉強法
ここまでで「熟語帳は基本いらない」「熟語を覚えるとしたら900点以上から」ということがわかっていただけたかと思います。
じゃあ「800点レベルまでは何をやるのか」と気になった方は多いはずです。
TOEICはスコアによってやるべき勉強内容が大きく異なります。
スコアに合わない勉強法を実践しても時間を無駄にするだけです。
だから、スコア別の勉強法を書きたいんですけど、ここで書くとちょっと長くなりすぎて本題から逸脱します。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事にスコア別に勉強法をまとめました。
TOEICで英単語帳は必須
ここまで「TOEIC対策において英熟語帳は要らない!」というお話をしてきました。しかし、英単語帳は必須です。
英単語帳を使うことで
- TOEIC頻出の単語
- TOEIC特有の単語
を一気に覚えられるからです。
金の熟語はやるべきか?
結論:良い本ですが、ほとんどの人には必要ないです。

「金フレは有名だけど、なんか似ている金の熟語って何?やった方がいいの?」という質問をよく受けます。
ここで整理しておきます。
金の熟語とは
金の熟語は、金フレと同じ著者・TEX加藤さんが書いた参考書です。
TEX加藤さんはTOEICを180回以上受験し、満点(990点)を160回以上取得しているという、もはや人間離れした実績の方です。
その著者がTOEIC頻出の熟語を530語、頻出順に並べてまとめた本が「金の熟語」です。
金フレが「単語」なら、金の熟語は「熟語」を専門に扱ったシリーズ、という位置づけになります。
信頼性は間違いなく高い本です。TEX加藤さんのデータ量と精度は、他の熟語帳と比べると頭一つ抜けています。
結論:800点以下ならいらない
良い本なのは間違いない。でも、それが「今の自分に必要か」は別の話です。
金の熟語がいる人/いらない人
金の熟語がいらない人はこんな人です。
- 現在のスコアが800点以下の人
- 金フレをまだ完璧に仕上げていない人
一方で、金の熟語帳を使っても効果的なのはこんな人です。
- 900点以上を目指していて、熟語系の問題を確実に取りたい人
- Part5やPart7で「熟語の意味が分からず落とした」経験が繰り返しあってムカついている人
金フレと金の熟語の違い
混同している方も多いので整理します。
- 金フレはTOEIC頻出「単語」を1,000語収録した参考書です(2026年1月の増補改訂版では約300語が差し替えられ、例文も8割刷新されました)。TOEICを受験するなら、スコアに関わらず全員が使うべき一冊です。
- 金の熟語はTOEIC頻出「熟語」530語に特化した参考書です。金フレとはカバー範囲が違います。
一言で言うと、「金フレは全員必携、金の熟語は900点以上を目指す人のオプション」です。
900点以上を狙うなら、金フレを完璧にしたうえで金の熟語を追加するのはアリです。
ただし順番は絶対に金フレが先です。金フレを終わらせないまま金の熟語を手にとるのは遠回りです。
TOEICの頻出熟語リスト
結論:TOEICで頻出の熟語は限られています。以下の基本熟語をとりあえず押さえてください。
「そもそもTOEICでどんな熟語が出るの?」という疑問に答えておきます。
ここではTOEICで特に出題頻度が高い熟語を厳選して紹介します。全部知ってる方も多いと思います。それくらい基本的なものばかりです。
| 熟語 | 意味 | よく出るPart |
|---|---|---|
| look forward to | 楽しみにする | Part3,4 |
| in charge of | 担当している | Part3,7 |
| as well as | 〜だけでなく | Part5,6,7 |
| due to | 〜のため | Part5,7 |
| in addition to | 〜に加えて | Part5,6 |
| on behalf of | 〜を代表して | Part7 |
| take over | 引き継ぐ | Part3,4 |
| carry out | 実行する | Part7 |
| come up with | 考えつく | Part3,4 |
| deal with | 対処する | Part3,7 |
| make sure | 確認する | Part3,4,7 |
| fill out | 記入する | Part7 |
| out of stock | 在庫切れ | Part3,7 |
見てわかる通り、ほとんどが中学〜高校レベルの基本動詞+前置詞の組み合わせです。
「deal with」や「make sure」「fill out」あたりは、TOEICだけじゃなくて普通に使う表現です。それがそのままTOEICの頻出熟語になっています。
「on behalf of」(〜を代表して)だけは少し大人っぽい表現ですが、Part7のメールや公文書で決まり文句として登場することがあります。
これも公式問題集を何周かしていれば自然に覚えます。
TOEIC熟語に関するよくある質問
TOEIC対策に熟語帳はいらない?
ほとんどの人にはいらないです。熟語が分からないせいで解けない問題は、1回の試験で2〜3問程度(10〜15点分)。金フレで覚えられる熟語と、問題演習で出会う熟語だけで十分です。900点以上を目指す段階で初めて検討してください。
金の熟語はやるべき?
900点以上を目指していて、Part5やPart7で熟語ミスを1問でも減らしたい人向けの参考書です。それ以外の人は金フレを優先してください。はっきり言って、800点以下で手を出す段階ではないです。
TOEIC頻出の熟語は?
look forward to / in charge of / due to / deal with / make sure あたりが特に頻出です。いずれも中学〜高校レベルの基本表現ばかりです。金フレのフレーズを読む過程でほぼ自然に覚えられるので、別途熟語帳で暗記する必要はありません。
速読英熟語はTOEIC対策に使える?
速読英熟語は大学受験向けに作られた教材なので、TOEICの出題傾向とズレがあります。TOEIC特化で熟語を勉強したいなら、金の熟語の方が適しています。ただし、金の熟語自体が900点未満には不要ですので、まずはスコア帯を確認してから判断してください。
熟語を覚えるタイミングは?
単語暗記→文法学習→Part5対策→リスニング基礎、この順番が先です。熟語は900点以上を目指す段階で、余裕が出てきたときに初めて検討するのがちょうどいいです。焦って前倒しにしても、スコアへの影響は限定的です。
まとめ
この記事の内容をまとめます。
- TOEIC対策で英熟語帳はほとんどの人にいりません。熟語で落とす問題は1回の試験で2〜3問程度。優先度は低いです。単語・文法・リーディング・リスニングの勉強に時間を使う方がスコアは伸びます。
- 金の熟語は良い本ですが、900点以上を目指す人向けのオプションです。800点以下の段階では手を出す必要はありません。
- 頻出熟語は金フレと問題演習で十分に身につきます。わざわざ熟語帳を買い足す必要はありません。
熟語帳はいりません。でも正しい勉強の順番は必要です。順番を間違えると、同じ時間をかけてもスコアは伸びません。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」を確認してください。

