TOEIC10問残しで何点取れる?塗り絵込みで800点/900点も可能?シミュレーションと時短のコツを975点が解説

TOEIC 10問残し

結論:TOEIC10問残しでも、解いた問題の正答率とリスニングのスコア次第で700点/800点/900点は十分取れます。700点を取るには「リスニング375点+リーディング325点(解いた90問中69問正解)」が目安。800点はリスニング450点+リーディング350点(解いた90問中74問正解)が目安です。

 

  • 「10問残してしまったけど、何点くらいになるんだろう…」
  • 「10問残しでも800点って届くの?900点はどう?」
  • 「塗り絵ってやるべき?」

こんな疑問を抱えている方に向けて、この記事を書きました。

 

最初に言っておくと10問残しはかなり優秀です。「10問も残してしまった」ではなく「10問しか残らなかった」という認識でOKです。

TOEICのリーディングを時間内にすべて解ける人は全体のほんの一握り。800点台でも全問解ききれない人がほとんどです。

 

ただ、同じ10問残しでもスコアには大きな差が出ます。

カギを握るのは「解いた問題でどれだけ正解を取れたか」と「リスニングでどれだけ稼げたか」です。

 

この記事では10問残した場合のスコアシミュレーション、目標スコア別のL/R配分戦略、時間が足りなくなる原因と対策まで全部まとめて解説します。

テン
僕は最初リーディングで35問も残していました。10問しか残さないのは完全上位層です。この記事を読めば、今の状態で何点取れるか、次にやるべきことは何かがクリアになります。
本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング480 計975

TOEIC10問残しでも700点・800点・900点は取れる【結論】

結論:10問残しでも、条件を満たせば700点・800点・900点は全部狙えます。

 

TOEIC Program DATA & ANALYSISによると、公開テストの平均スコアはリスニング336点・リーディング279点の合計615点。

リスニングの方がリーディングより57点も高いんです。

 

なんでかっていうと、リーディングを最後まで解き切れる人がそもそも少ないから。

「多くの受験者がリーディングで時間が足りなくなって、最後の方は勘でマークしている」ということが平均279点という数字に表れています。

 

つまり、10問残しってめちゃくちゃ普通のことで、むしろ「10問しか残さなかった」は十分上出来なんですよね。

テン
ぶっちゃけると、僕は最初リーディングで35問残してました。Part5だけで25分以上かけてたんですよ。それでも最終的にはリーディング480点まで伸びました。今10問しか解き残していないなら高得点を取れるチャンスはめちゃくちゃあります。

 

とはいえ、同じ10問残しでもスコアはかなり変わります。要因は2つあります。

  1. 解いた90問でどれだけ正解を取れたか(正答率)
  2. リスニングでどれだけ点数を稼いだか

この2つで、700点にも800点にも900点にもなります。具体的にはこうです。

 

700点を取る条件

  • 目標スコアの目安:L375 + R325
  • 解いた90問中、約69問正解(正答率77%)
  • リスニングで375点前後をキープできれば射程圏内

800点を取る条件

  • 目標スコアの目安:L450 + R350
  • 解いた90問中、約74問正解(正答率82%)
  • リスニングで450点前後が必要。正答率80%超えを意識する

900点を取る条件

  • 目標スコアの目安:L495 + R405
  • 解いた90問中、約81問正解(正答率90%)
  • リスニングはほぼ満点レベルが必要。ハードルが高いですが、これがシミュレーション上最も現実的なラインです。

700点・800点ならそこまで遠くない数字です。解いた問題の正答率がそこそこ高ければ行けます。

一方で。900点はリーディング/リスニングともに難易度が高いです。

テン
それぞれのスコア帯で何が起きているのか、後ほど目標スコア別にシミュレーションしていきます。

TOEICの素点・スコア換算の仕組み

結論:TOEICは正答数がそのままスコアに直結するわけではありません。同じ正答数でも試験回によってスコアが変わります。

 

スコアシミュレーションをするときに「何問正解すれば何点取れるのか」を知っておく必要があります。

公式が公開している素点ごとのスコアレンジを確認しておきましょう。

リスニングの素点・スコア換算表

リスニングは時間切れがないので100問すべてに解答できます。自分が目指すスコアに対して「どのくらい正解すればいいか」をチェックしてみてください。

素点(正答数)スコアレンジ
96〜100問475〜495点
91〜95問435〜495点
86〜90問405〜475点
81〜85問370〜450点
76〜80問345〜420点
71〜75問320〜390点
66〜70問290〜360点
61〜65問265〜335点
56〜60問235〜310点
51〜55問210〜280点
46〜50問180〜255点
41〜45問155〜230点
36〜40問155〜230点
31〜35問125〜205点
26〜30問85〜145点
21〜25問60〜115点
16〜20問30〜90点
11〜15問5〜70点
6〜10問5〜60点
1〜5問5〜50点
0問5〜35点

読み方について、例えば素点が11〜15問なら5〜70点を取る可能性があります。

テン
実際、スコアレンジの上限・下限はめったに出ません。実際に出やすいのはレンジの内側あたりなので、そこを基準に考えてください。

リーディングの素点・スコア換算表

リーディングの素点・スコア換算は以下の通りです。

素点(正答数)スコアレンジ
96〜100問460〜495点
91〜95問425〜490点
86〜90問385〜445点
81〜85問350〜440点
76〜80問315〜415点
71〜75問290〜390点
66〜70問260〜365点
61〜65問235〜335点
56〜60問210〜305点
51〜55問185〜270点
46〜50問155〜240点
41〜45問120〜210点
36〜40問105〜180点
31〜35問95〜140点
26〜30問75〜120点
21〜25問60〜95点
16〜20問55〜75点
11〜15問30〜55点
6〜10問10〜40点
1〜5問5〜30点
0問5〜15点

換算表の「86〜90問」の行を見ると、スコアレンジは385〜445点。

10問残しが全部間違っていたとしても、解いた問題が全問正解できたとしたらリーディングだけで400点超えも見えてくるわけです。

テン
リーディングは「何問残すか」で素点の天井が変わります。だからこそ、残した問題をどう扱うか(塗り絵するかしないか)もスコアに直結するんですよね。これは後ほど詳しく解説します。

なぜ同じ正答数でもスコアが変わるのか(Equating)

※ここはちょっと話がそれるので読み飛ばしてもOKです。

 

テーブルを見ると「同じ素点なのになんでスコアがこんなに幅があるの?」と思いますよね。

これはEquating(イクエーティング)という統計的な調整が入っているからです。

 

なんでかっていうと、試験回によって問題の難易度は微妙に違うんですよね。

 

めちゃくちゃ難しい回で70問正解した人と、簡単な回で70問正解した人が、まったく同じスコアになるのはおかしい。

そこで難しい回は少し甘めに、簡単な回は少し辛めにスコアが補正されます。

テン
つまり、どの回を受けても「自分の英語力」が正確に反映されるようになっているんです。受験回のアタリ・ハズレでスコアが大きく変わることはないので、安心してください。

 

仕組みがわかったところで、いよいよ「10問残した場合の具体的なスコアシミュレーション」を見ていきましょう。

TOEIC10問残しのスコアシミュレーション【正答率別】

結論:TOEIC10問残しでも、解いた問題の正答率が極めて高ければ900点まで超えられる可能性はあります。700点や800点なら現実的にも十分射程圏内です。

 

「10問残したけど、実際何点取れてるの?」と不安な方も多いと思います。

ここからは、正答率ごとのシミュレーションをやっていきます。

 

まず、スコア計算の基本になる換算表をおさらいしておきます。

TOEIC リスニングとリーディングの素点とスコアの換算表

 

次に、今回の計算で使うリスニングとリーディングの差について説明します。

TOEIC Program DATA & ANALYSISによると、直近5年間の平均スコアは以下のとおりです。

年度リスニングリーディング合計点
2024336279615
2023335278612
2022331277608
2021331279611
2020337282620

LとRの差は毎年50〜60点で安定しています。このデータをもとに、以降のシミュレーションでは「L = R + 50点」という仮定で基本計算します。

テン
「自分はリスニングの方が弱い」という方もいますよね。そういう方向けに、各パターンの末尾にリスニング素点別テーブルも載せてあります。そちらも確認してみてください。

 

続いて、塗り絵の前提について説明します。

 

今回のシミュレーションでは、10問残しのとき最後の10問を全部塗り絵(ランダムマーク)した場合、そのうち3問正解すると仮定して計算しています。

リーディングは4択問題が中心なので、10問の塗り絵でだいたい2〜3問は当たります。3問という数字は現実的な想定です。

テン
塗り絵をしないで空欄のまま提出するのはもったいないです。どうせ1問でも拾えれば得です。残り時間が30秒でも、まず全部マークしてから見直しに入るクセをつけておくといいですよ。

 

それでは正答率ごとに見ていきましょう。

正答率100%(90問全問正解+塗り絵3問正解)→ 合計955点

解いた90問すべて正解+塗り絵3問で、リーディングの素点は93問です。

リーディング91〜95問のスコアレンジは425〜490点。両端は出づらいので切って445〜470点の中で、93問は460点と推定します。

 

L=R+50の仮定だとリスニング510点ですが、TOEICの上限は495点なので、リスニング495点。よって合計955点です。

 

これが10問残しの条件における理論上の天井と考えて良いと思います。

正直、正答率100%というのは現実的ではないですが、「上限を知っておく」という意味で確認しておきましょう。

 

ちなみに、900点以上は公開テスト受験者の上位約4%という超レアゾーンです。

また、IIBCのPROFICIENCY SCALE(公式5段階評価)では860点以上が最高評価のA評価とされており、955点はそのA評価の中でもトップに位置します。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング93問正解=460点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問935〜955点
91〜95問895〜955点
86〜90問865〜935点
81〜85問830〜910点
76〜80問805〜880点
71〜75問780〜850点
66〜70問750〜820点
61〜65問725〜795点
56〜60問695〜770点
51〜55問670〜740点
46〜50問640〜715点
41〜45問615〜690点
36〜40問615〜690点
31〜35問585〜665点
26〜30問545〜605点
21〜25問520〜575点
16〜20問490〜550点
11〜15問465〜530点
6〜10問465〜520点
1〜5問465〜510点
0問465〜495点

正答率90%(81問正解+塗り絵3問=84問正解)→ 合計870点

90問中81問正解+塗り絵3問で、リーディングの素点は84問です。

リーディング81〜85問のスコアレンジは350〜440点。両端は出づらいので切って370〜420点の中で、84問は410点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング460点。よって合計870点です。

テン
「解いた問題の正答率90%」=「10問に1問だけ落とす」というのがどれだけ高い精度かは、実際に試験を受けたことがある人なら実感できると思います。時間のプレッシャーがある中でこれだけ正確に解けるのは、相当な実力です。

 

870点もA評価(860点以上)に入ります。

就活・転職の場面では、870点は圧倒的に有利な数字です。採用担当者がTOEICスコアを見たとき、800点台後半は「本当に英語ができる人」と見なされます。

テン
僕が就活で面接官にTOEIC975点を見せたとき、話が完全にそこで盛り上がりました。800点以上あれば、TOEICを用いて「英語がしっかりできる人」という印象はしっかり残ります。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング84問正解=410点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問885〜905点
91〜95問845〜905点
86〜90問815〜885点
81〜85問780〜860点
76〜80問755〜830点
71〜75問730〜800点
66〜70問700〜770点
61〜65問675〜745点
56〜60問645〜720点
51〜55問620〜690点
46〜50問590〜665点
41〜45問565〜640点
36〜40問565〜640点
31〜35問535〜615点
26〜30問495〜555点
21〜25問470〜525点
16〜20問440〜500点
11〜15問415〜480点
6〜10問415〜470点
1〜5問415〜460点
0問415〜445点

正答率80%(72問正解+塗り絵3問=75問正解)→ 合計790点

90問中72問正解+塗り絵3問で、リーディングの素点は75問です。

リーディング71〜75問のスコアレンジは290〜390点。両端は出づらいので切って310〜370点の中で、75問は370点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング420点。よって合計790点です。

テン
10問残しの人が最も現実的にたどり着けるゾーンがここです。正答率的には5問に1問落としている状態ですが、それでもこれだけのスコアになります。

 

PROFICIENCY SCALEではB評価(730点以上)に入ります。就活/転職で十分に使えるスコアです。日系企業なら「すごいね」と評価されます。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング75問正解=370点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問845〜865点
91〜95問805〜865点
86〜90問775〜845点
81〜85問740〜820点
76〜80問715〜790点
71〜75問690〜760点
66〜70問660〜730点
61〜65問635〜705点
56〜60問605〜680点
51〜55問580〜650点
46〜50問550〜625点
41〜45問525〜600点
36〜40問525〜600点
31〜35問495〜575点
26〜30問455〜515点
21〜25問430〜485点
16〜20問400〜460点
11〜15問375〜440点
6〜10問375〜430点
1〜5問375〜420点
0問375〜405点
テン
リスニング81問正解以上なら、800点を超える可能性が見えてきます。リスニング71〜75問正解でも700点は十分ありますよ。

正答率70%(63問正解+塗り絵3問=66問正解)→ 合計610点

90問中63問正解+塗り絵3問で、リーディングの素点は66問です。

リーディング66〜70問のスコアレンジは260〜365点。両端は出づらいので切って280〜345点の中で、66問は280点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング330点。よって合計610点です。

610点は公開テストの平均スコア(615点)とほぼ同水準です。

テン
解いた問題の正答率が70%というのは、正直低いです。スピードを重視しすぎて精度が落ちている印象です。この段階だと、「解く問数を増やすこと」より「解いた問題を確実に取ること」の方が、スコアへのインパクトは圧倒的に大きいです。

 

また610点はPROFICIENCY SCALEではC評価(470点以上)に分類されます。

公開テストの平均と同程度なので就活/転職で最低限使うことはできますが、他の候補者と大きく差別化することは難しいです。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング66問正解=280点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問755〜775点
91〜95問715〜775点
86〜90問685〜755点
81〜85問650〜730点
76〜80問625〜700点
71〜75問600〜670点
66〜70問570〜640点
61〜65問545〜615点
56〜60問515〜590点
51〜55問490〜560点
46〜50問460〜535点
41〜45問435〜510点
36〜40問435〜510点
31〜35問405〜485点
26〜30問365〜425点
21〜25問340〜395点
16〜20問310〜370点
11〜15問285〜350点
6〜10問285〜340点
1〜5問285〜330点
0問285〜315点

正答率60%(54問正解+塗り絵3問=57問正解)→ 合計540点

90問中54問正解+塗り絵3問で、リーディングの素点は57問です。

リーディング56〜60問のスコアレンジは210〜305点。両端を切って230〜285点の中で、57問は245点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング295点。よって合計540点です。

 

正答率60%というのは、解いた問題の4割近くを落としている状態です。

テン
このゾーンに入っている場合、「とにかく速く解こうとして精度が下がっている」パターンが多いです。スピードを上げることで解ける問数は増えますが、正答率が60%まで落ちると本末転倒になります。

 

ぶっちゃけ、540点というスコアは語彙・文法の土台がまだ固まっていないサインです。

問題を速く解く練習より、基礎力の底上げを先にやった方が、結果的にスコアは速く伸びます。

テン
「速く解こう」という意識自体は悪くないです。でも速さは基礎力がついた後に自然とついてくるものです。今の段階では、1問1問に根拠を持って答える練習の方が先です。焦らず順番どおりにやれば、ちゃんと伸びますよ。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング57問正解=245点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問720〜740点
91〜95問680〜740点
86〜90問650〜720点
81〜85問615〜695点
76〜80問590〜665点
71〜75問565〜635点
66〜70問535〜605点
61〜65問510〜580点
56〜60問480〜555点
51〜55問455〜525点
46〜50問425〜500点
41〜45問400〜475点
36〜40問400〜475点
31〜35問370〜450点
26〜30問330〜390点
21〜25問305〜360点
16〜20問275〜335点
11〜15問250〜315点
6〜10問250〜305点
1〜5問250〜295点
0問250〜280点

【まとめ】正答率別スコア一覧

10問残し(90問解答+塗り絵10問中3問正解)した場合の正答率別スコアをまとめます。

正答率解いた正解数+塗り絵Rスコア(推定)Lスコア(推定)合計スコア(推定)
100%90+3=93問460点495点(上限)955点
90%81+3=84問410点460点870点
80%72+3=75問370点420点790点
70%63+3=66問280点330点610点
60%54+3=57問245点295点540点

※ 上記はEquating(統計的スコア調整)を含む推定値です。塗り絵は4択で25%の期待値(10問中3問正解)を前提としています。実際のスコアは試験の難易度によって前後します。

 

この表から読み取れることは明確です。正答率が10%変わるごとにスコアが大きく動くということです。

10問残しで800点台を狙うなら、解いた問題の正答率を80%以上にキープすることを目標にしましょう。

テン
解いた問題の正答率が上がれば、10問残しでも十分高いスコアが出ます。次の試験に向けてどこを伸ばすべきか、このシミュレーションを参考に考えてみてください。

 

なお、20問残したケースのシミュレーションは「TOEIC20問残しで何点取れる?」で解説しています。

また、30問残したケースは「TOEIC30問残しで何点取れる?」で解説しているので、残し問数が違う場合はそちらを参考にしてください。

TOEIC10問残しで600点取れる!スコア配分シミュレーション

結論:10問残しなら600点は余裕で届きます。リスニングとリーディングのバランスが多少ズレても、どのパターンでも現実的です。

 

「自分はリスニングが得意だけど、リーディングがちょっと不安…」という方、正直多いと思います。

「正答率でいくら取れるかはわかった。でも、L・Rそれぞれ何点くらいで合計600点になるの?」という疑問に、ここからお答えします。

3パターンのシミュレーション

リスニング重視・標準・均等の3パターンで試算しました。

パターンリスニングリーディング合計R正答率の目安(解いた90問中)
A(L重視)350点250点600点約58%(52問)
B(標準)325点275点600点約66%(59問)
C(均等)300点300点600点約71%(64問)

パターンAはリスニングが350点あれば、リーディングは52問正解でOKというパターンです。かなり余裕があります。

 

パターンBは、多くの受験者が自然と辿り着く標準的なパターンです。

リスニング/リーディングともに無難にできる方であれば、リーディングで約3問に2問の正解率をキープすれば600点になります。

 

パターンCはLもRも300点台に均等に乗せるパターンで、純粋にバランス型の人向けです。TOEICはリスニングの方がスコアが出やすい傾向があるので、このパターンに当てはまる人は実際にはあんまりいないです。

リーディングで71%以上の正答率が必要になるので3パターンの中では最もリーディング負荷が高いですが、それでも10問残しという条件込みで「90問中64問」という数字はまったく不可能な水準ではありません。

テン
リスニングが得意な方はパターンAを狙うのが一番ラクです。標準的であればパターンBですね。「10問塗り絵でも大丈夫」と頭に入れておくだけで本番の焦り具合が全然変わってきますよ。

600点は「就活で使えるスコア」の入り口

「600点ってそもそも何のラインなの?」という方のために、ちゃんとデータを見ておきましょう。

 

TOEIC公開テストの平均点は615点(L336、R279)です。

つまり600点は、日本全国の受験者の平均にほぼ並ぶスコアです。ぶっちゃけ「普通の人」というイメージを持たれそうですが、就活の場ではまったく話が変わります。

 

IIBCの英語活用実態調査によると、新卒採用で企業が求めるスコアの平均は545点です。600点はその水準を50点以上上回っています。

中途採用になると基準は上がり、平均620点。600点はそのラインのすぐ手前に位置します。

テン
新卒採用の基準545点に対して600点なら「英語ができる人」という印象を与えられます。ただ、正直600点だと大きな差別化はできません。とはいえ600点を入り口にして700・800点と伸ばしていく姿勢を見せると評価がぐっと上がりますよ。

 

600点の詳しいレベル感は「TOEIC600点のレベル」でまとめているので、気になる方はご覧ください。

TOEIC10問残しで700点を取れる!スコア配分シミュレーション

結論:10問残しで700点は、解いた90問中69問正解(正答率77%)で届きます。L375+R325が最も現実的なルートです。

 

先ほど「600点は余裕」とお伝えしました。700点になると、少し話が変わってきます。

 

600点は「かなり取りこぼしても届く」スコアでしたが、700点から先は「正確に、根拠を持って解く力」が求められるゾーンです。

論理・根拠ではなく感覚で解いているだけでは、じわじわと届かなくなってきます。

テン
ただ、はっきり言って10問残しで700点はそこまでハードルが高くないです。3つのパターンで見ていきましょう。

L350+R350:バランス型だが難易度は高め

リスニングとリーディングを完全に均等に取りにいくパターンです。

リーディング350点には素点77問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中74問の正解(正答率82%)が求められます。

 

82%というのは、5問に1問以下しか落とせない精度です。リーディング全体の難易度を考えると、これはかなり高い水準です。

 

TOEICはリスニングの方がスコアが出やすい性質があり、L=Rとなるのはなかなかありません。

これはリーディングに相当な自信がある方向けのパターンだと思ってください。

テン
「L=R=350点で700点取りたい」という気持ちはわかるんですが、正直このパターンはかなり難しいです。リーディングで82%の正答率を安定させるのは、800点台の実力がないと厳しいので要注意ですよ。

L400+R300:リスニングが得意な人向け

リスニングを400点まで引き上げて、リーディングの負担を下げるパターンです。

リーディング300点の場合、素点67問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中64問の正解(正答率71%)でOKです。

 

リーディングの要求水準がぐっと下がるので、「リーディングが弱いけど700点に届かせたい」という方には魅力的に映ると思います。

ただ、リスニング400点はL素点76〜80問が必要なゾーンです。

 

Part3・4の設問を安定して取れる、相当の聴解力が前提になります。「なんとなく聴けている」レベルでは届かない数字だと思ってください。

テン
「聴けている気がする」と「根拠を持って正解できる」は別物なので、過去問で素点を確認してから判断してみてください。

L375+R325:最も現実的な700点の取り方

この3パターンの中で、実際に700点を達成する人が一番多い組み合わせです。

リーディング325点には素点72問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中69問の正解(正答率77%)が目安です。

 

77%というのは「4問に1問弱を落としていい」水準。決してキツくない数字です。

 

なぜこのパターンが現実的かというと、L-R差が50点という自然な形になっているからです。

IIBCのデータでも毎年L-R差は50〜60点前後で安定しています。ですので、この自然なギャップに沿って目標を立てた方がトータルのスコアは伸びやすいです。

テン
僕がイングルートでこれまで指導してきた700点達成者も、L375前後・R325前後という組み合わせの方が圧倒的に多かったです。また、800点や900点を目指す場合でも、リスニングでしっかり高い点数を取っておくことは重要になってきます。

何問ミスまで許されるのか

「結局、何問落としても大丈夫なの?」という点も、具体的に確認しておきましょう。

推奨パターンの「L375+R325」で計算すると、解いた90問中ミスは21問まで(正答率77%)なら700点の射程圏内です。

 

90問のうち21問落としても大丈夫——こう書くと、意外と余裕がある印象を持った方もいるかもしれません。

 

ただ、この21問というのはあくまでリーディング側の話です。

リスニングで375点を確保できていることが前提になります。リスニングのスコアが下がった分は、そのままリーディングに皺寄せがきます。

 

「リスニングは何点取れているか」を先に確認して、そこから700点に必要なリーディングの正解数を逆算するのが一番現実的なアプローチです。

テン
「21問落としてもOK」と頭に入れておくだけで、本番中の気持ちの余裕がかなり変わります。Part5で1問わからなくても「まだ20問残ってる」と切り替えられるかどうか——この切り替えができると精神的に安定するので、実は最終的なスコアにも影響してくるんですよね。

 

なお700点のレベル感や就活・転職での評価については「TOEIC700点のレベル」で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。

TOEIC10問残しで800点を取れる!スコア配分シミュレーション

結論:10問残しでも800点は現実的に届きます。ただしリスニングで425〜450点前後を確保することが最低条件です。

 

800点は10問残しの人にとって「狙えるけど簡単ではない」ゾーンです。L/Rをどう配分するかで、難易度がかなり変わってきます。

  1. リスニング450点+リーディング350点
  2. リスニング425点+リーディング375点
  3. リスニング400点+リーディング400点

L450+R350:「リスニング特化型」

リスニング450点を取るために必要な素点は、100問中86〜95問の正解が目安です。

リーディング350点には素点77問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中74問の正解(正答率82%)が求められます。

テン
82%というのは10問中2問ミスを許容できるレベル感です。リスニングさえ高得点を確保できれば、リーディングに少し余裕が生まれます。

L425+R375:標準的

リスニングが突出して得意ではない場合の現実的・標準的な選択肢です。

 

リスニング425点に必要な素点は81〜90問前後。リーディング375点には素点79問が必要です。

塗り絵での正解分3問を差し引くと、解いた90問中76問の正解(正答率84%)が必要な計算です。

テン
リーディングの精度次第で結果が大きく左右されます。

L400+R400:無理ではないが厳しい

理論上は成立するパターンです。ただし条件がかなり厳しくなります。

 

リスニング400点に必要な素点は76〜85問程度。こちらはそれほど問題ではありません。

問題はリーディングです。リーディングで400点を取るには素点83問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中80問の正解(正答率89%)が必要です。

テン
90問解いて10問しかミスできないということです。相当なプレッシャーになります。安定して狙えるパターンとは言えません。

800点を取るには何問ミスまでできるのか

最も余裕があるL450+R350パターンの場合、解いた90問中ミスは16問以内(正答率82%)

L425+R375なら14問以内(正答率84%)、L400+R400なら10問以内(正答率89%)が目安です。

テン
10問残しの場合、解く問題の精度がダイレクトに点数に響きます。解く精度が高ければ800点は狙えますし、解く精度が低ければ800点は遠のきます。

結論:L425/R375が現実的なルート

10問残しで800点を狙うなら、「L425+R375」のリスニング特化型が最も現実的です。

リスニングも極端に高くなく、リーディングは90問解いて14問のミスまで許容できるからです。

 

なお、800点のレベル感は「TOEIC800点のレベル」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

TOEIC10問残しで900点を取れる!スコア配分シミュレーション

結論:10問残しでも900点は条件付きで可能です。ただし「リスニングほぼ満点」が前提という、20問残し・30問残しでは絶対に出せないスコアです。

 

900点の話をする前に、まずはっきり言っておきます。

 

10問残しでも900点が視野に入るのは、この残し問数だからこそです。

20問残しや30問残しでは、どれだけリスニングを頑張っても900点には届きません。

 

ただ、900点は「可能か不可能か」で言えば可能ですが、条件が厳しい。正直、ハードルは一段上がります。

3つのパターンで確認していきましょう。

L495+R405:リスニング満点型(一番現実的なルート)

リスニング495点は文字通り満点です。リスニング100問95問以上正解が必要になります。(全問正解じゃなくてもスコアは満点になる)

一方、リーディング405点には素点84問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中81問の正解(正答率90%)が求められます。

テン
僕はTOEIC975点のときもリスニング495点でした。ミス数で言うと3問くらい。ほとんど確信を持って解いていますが、僕の場合、特にPart2のやけに難しい問題が1〜2問あってそこで悩みがちです。

 

「リスニング満点」と聞くと高いハードルに感じるかもしれませんが、正直3つのパターンの中で900点を狙える最も現実的なパターンです。

なぜかというと、このパターンだけ「リーディングに多少の余裕がある」から。リスニングで上限まで稼いでおけば、リーディングで90問中9問落とすバッファが生まれます。

L475+R425:標準型、厳しい

リスニング475点に必要な素点は91〜95問。ほぼ満点レベルが要求されます。

リーディング425点には素点90問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中87問の正解(正答率97%)が必要な計算です。

 

90問で3問しかミスできないということです。やけに難しい問題がいくつか混在するTOEICで、この精度を安定させることは相当難しいです。

 

このパターンは10問残しでも「理論上は可能」ですが、現実的にはなかなか厳しいです。

L450+R450:理論上は不可能ではない

リスニング450点には素点86〜95問が必要。

リーディング450点には素点92問が必要で、塗り絵3問を差し引くと解いた90問中89問の正解(正答率99%)が求められます。

 

90問解いて1問しかミスできない計算です。塗り絵の3問が当たることまで込みで、ようやく92問に届く計算なので、誤差がほぼ許容されません。

テン
正直、これを本番でできる人はほぼいないと思います。TOEICには毎回「くっそ難しい問題」「2択まで絞れたけどそれ以上絞れない問題」が数問ありがちです。そんな中でミス1問というのは現実的じゃないですね。

何問ミスまでOKか

3パターンを比べると、ミスできる問数の差は歴然です。

パターンリスニングリーディングR正答率の目安(解いた90問中)ミスできる問数
L495+R405(L満点型)495点405点約90%(81問正解)9問まで
L475+R425(L重視型)475点425点約97%(87問正解)3問まで
L450+R450(均等型)450点450点約99%(89問正解)1問まで

L満点型だけが「9問ミスまで許容できる」という、900点という超高難度でありながらわずかにバッファのある配分です。

ただしリスニングもほぼ満点が必要なことを忘れずに。リスニング側でミスが出れば、リーディングに要求される正答率がさらに上がります。

テン
900点は「10問残しの条件でも理論上届く」というのは事実です。現実的に900点を狙うなら、リスニングの完成度を高めてください。

結論:L495(ほぼ満点)が前提

10問残しで900点を取るための結論はシンプルです。L495+R405(解いた90問中81問正解)が現実的な配分です。

 

L475以下でも理論上は900点に届く計算は出せますが、その場合リーディングに求められる精度が97〜99%になります。

この数字を本番で出すことはほぼ不可能です。

 

10問残しという条件は、確かに900点への扉をかろうじて開けています。

でも、その扉を通り抜けるには「リスニングをほぼ完璧に仕上げる」こと以外に道はありません。

 

なお900点のレベル感については「TOEIC900点のレベル」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

TOEICでは必ず塗り絵をしよう|残り時間でスコアを最大化するために

結論:10問残ったら必ず塗り絵してください。やるだけで期待値+5〜15点。空欄で出す理由はゼロです。

 

ここまでのシミュレーションで何度か「塗り絵3問正解」という前提を使ってきました。

ここでは、その「塗り絵」について、期待値・タイミング・コツをまとめて解説します。

塗り絵の期待値を計算してみる

TOEICのリーディングは全問4択です。わからなくてもランダムにマークすれば、確率25%で正解を引けます。

10問残した状態で全部塗り絵した場合、計算するとこうなります。

  • 10問 × 25% = 2.5問 → 2〜3問正解の見込み(上の計算では3問で換算)
  • 素点+3 → スコアに換算すると +5〜15点の効果

空欄のまま出すと、その10問は確実に0点。でも、塗り絵すれば統計上2〜3問は拾えます。

テン
「たった+5〜15点かよ」と思うかもしれないですが、でかいですよ。790点が795点になるかもしれないし、800点の壁を超えるかもしれない。790点と800点では英語力的にそれほど大きな変化はないですが、見栄えが変わります。就活や転職での評価も変わります。

いつ塗り絵に切り替えるべきか

タイミングの基準はシンプルです。残り2分になったら即切り替えてください。

 

2分だと、せいぜいまともに解けるのは2問です。

対して未回答が10問あるなら期待値は2.5問。塗り絵の方が期待値が高いです。

 

残り2分はもう「解く時間」ではなく、「マークシートを埋める時間」に割り切ると、試験前に決めておくだけで、当日の判断がブレなくなります。

 

なお、この「試験前に決めておくこと」は塗り絵だけではありません。TOEIC直前対策11選|前日・当日にやるべきことを975点が解説【1週間前〜試験中】に、直前にやるべきこと11個をまとめています。

テン
本番って「あと1問だけ解こう」ってなりがちなんですよね。でも残り2分でその1問が正解できる保証はないし、塗り絵10問を放棄するリスクの方が大きいんです。2分ルールは試験前にしっかり頭に入れておきましょう。

塗り絵を効率よくやる2つのコツ

コツ1:マークする記号はあらかじめ固定しておく

「AにするかBにするか、分散させた方がいいのか」と迷い始めると、貴重な数秒が溶けます。

 

確率的にはどの選択肢で統一しても期待値は変わりません。AでもBでもCでもDでも、4択の正答確率は同じです。

なので、試験会場に入る前から「自分はCで統一する」と決め打ちしておいてください。迷いを消して、残り2分を全速力でマークすることに集中できます。

コツ2:塗り絵の前に解いた問題のマーク漏れを確認する

塗り絵に切り替える瞬間、焦りで視野が狭くなっています。そのとき最も起きやすいのが、解いたのにマークしていない問題の見落としです。

切り替えるタイミングで10秒だけ使って、自分が最後に解いた問題番号まで全部マークされているかを目視確認してください。

塗り絵する vs しない、スコアの差

数字で整理しておきます。

未回答数空欄のまま提出塗り絵で提出
10問+0点期待値+5〜15点
5問+0点期待値+5〜10点
3問+0点期待値+5点

10問残しの場合、塗り絵をするだけで+5〜15点の上乗せが見込めます。

スコアが5点違うだけで「700点台か800点台か」という境目をまたぐケースもあります。やらない理由がありません。

テン
塗り絵って「諦めの行為」じゃなくて「確率を味方につける行為」なんですよね。残り時間が2分でも、10問を全部マークすることはできます。やり切って試験を終えましょう。

TOEIC10問残しで700点/800点/900点を取る方法

結論:10問残せる人はすでに基礎力があります。リスニングを仕上げて、解いた問題の正答率を上げれば700点・800点は十分届きます。900点も取れないことはありません。

 

TOEIC10問残しでハイスコアを取るために何をすれば良いのか。

リスニングとリーディングに分けて具体的に解説します。

リスニングのスコアを伸ばす

リスニングは、スコアの伸びしろが大きいパートです。10問残しの段階では、リーディングより先にリスニングを固めるのが正解です。

取り組むべきことは大きく3つです。

  1. 先読みを習慣にする
    設問・選択肢を音声が流れる前に読んでおくことで、聞き取るべき情報が絞れます。先読みができていないと、何を聞けばいいかわからないまま音声が終わってしまいます。
  2. 演習量を積む
    リスニングは反復が命です。公式問題集などを使って、本番と同じ形式で解く練習を重ねましょう。「なんとなく解ける」から「確実に取れる」にするには、問題に慣れることが必要です。
  3. 根本的なリスニング力を上げる
    先読みや演習だけでは頭打ちになることもあります。そこで必要になるのが、シャドーイングやディクテーションを使った地力の強化です。音を正確に聞き取る力がつくと、Part3・4の長い会話でも迷わなくなります。

①・②は言葉通りです。③について、詳しくは「TOEICリスニング対策を975点が2.7万字で解説|スコア別レベルと勉強法【250/300/350/400/450】」をご覧ください。

リーディングの正答率を上げる

10問残しの場合、リーディングで大事なのは「解く問題数を増やすこと」より「解いた問題を落とさないこと」です。正答率が上がれば、残し問題があっても十分スコアに反映されます。

 

鍛えるべきは2つです。

  1. 語彙力
    単語がわからないと、読む速度も正解率も下がります。TOEICの頻出単語は出題パターンが決まっているので、公式に準拠した単語帳を1冊やり込むのが効率的です。
  2. 英文法
    Part5・6は文法知識が直接スコアに出ます。特に品詞・時制・前置詞の3分野は頻出なので、ここを固めるだけで正答率がぐっと安定します。文法書は薄くて全体像がつかめるものが1冊あれば十分です。

TOEICリーディングで解き残す問題を減らすための時短のコツ

結論:リーディングで解き残す問題を減らすためには「Part5時間短縮」「返り読みの解消」「語彙不足の解消」がコツです。

 

ここまで「リーディング10問残しでも700点/800点/900点を取れるか」という観点でお話ししてきました。

結論、10問残しでも「700点は取れる」「800点も十分取れる」「900点も狙えなくはない」ということでした。

 

しかし、安定して700点・800点、そして現実的に900点を取るためには、やはり解き残す問題は極力減らすべきです。

ここからは、そのために実践すべきことを解説していきます。

Part5に時間をかけないようにする

Part5は「速く正確に解けること」がスコアアップの条件になっています。

 

なぜかというと、Part5を速く解けると、Part6・Part7に使える時間が増えて、全体の正答率が上がるからです。

Part7の解き残しを防ぐ近道は、Part5を時短することなんです。

 

目安はスコア帯によって違います。700〜800点目標なら1問16秒、800〜900点目標なら1問12秒以内が理想です。

30問合計でそれぞれ約8分、約6分に収まる計算ですね。

 

僕自身、最初にTOEICを受けたときはPart5に25分以上かけていました。

もちろん時間が全然足りなくて、Part7は後半の35問を白紙で提出した記憶があります。

 

でも最終的には1問あたり平均12秒、30問を6分以内で解けるようにしました。

そのおかげで、リーディングでは時間が5〜10分余るまでに成長できました。

テン
時間短縮のコツは「考えながら解く」から「パターンで見抜く」に切り替えることです。でる1000問を3周すると、この感覚が自然についてきますよ。

戻り読みの解消

Part7でよく起きる問題のひとつが「戻り読み」です。一度読み終えた文に戻って、また最初から読み直してしまうやつですね。

 

戻り読みをしていると、単純に読む回数が増えるので時間が倍近くかかります。

戻り読みが起きる原因は、英語を「左から右に一方向で処理する」習慣がついていないことです。

 

返り読みを直すのに圧倒的に有効なのが「音読」です。

 

音読は声に出しながら読むので、物理的に「前に戻る」ことができません。前から順番に意味を取る習慣が自然と身につきます。

 

方法としては、Part7の復習をするときに1英文を20〜30回音読するのが基本です。

ただ声に出すだけでは意味がないので、

  1. 事前に黙読
  2. わからない単語・文法を調べる
  3. 日本語訳を確認する
  4. 音声を聞いて発音を確認する

という下準備をしてから音読に入りましょう。

テン
音読って地味すぎて「これで本当に効果あるの?」と感じますよね。ただ、僕自身文章を音読しまくっていた時期から、明らかにPart7の処理速度が変わりました。イングルートで指導している学習者の方にも実践してもらってますが、みなさん処理速度が格別に上がっています。

語彙不足の解消

「英文は読めるのに意味がとれない」「知らない単語が多くて詰まる」という場合は、語彙不足が原因です。

 

語彙が足りないと、知らない単語が出るたびに立ち止まって推測しようとします。Part7は54問ありますから、このロスは無視できません。

対処法はシンプルで、TOEIC特化の単語帳を1〜2冊、使い倒すことです。

テン
語彙はぶっちゃけ、やるかやらないかの世界です。単語帳を1冊使い倒した人と、なんとなくやった人とでは、読解スピードに明らかな差が出ます。

試験終了後にやるべきこと

結論:試験後の振り返りが、次回のスコアを大きく左右します。受験して終わりにしないでください。

 

試験が終わったとき、どっと疲れが出ますよね。

でも、試験直後の記憶が新鮮なうちに振り返りをするかどうかで、次回の伸びが変わります。

改善点を書き出す

試験が終わってから5〜10分、会場を出る前に改善点をメモしてください。

書き出してほしいのは以下の4点です。

  1. どのPartで詰まったか(例:Part3・4の後半から集中力が切れた)
  2. 時間配分はどうだったか(例:Part5にまだ時間をかけすぎた)
  3. わからなかった問題の傾向(例:語彙問題で知らない単語が多かった)

この3点を書き出しておくだけで、次の学習に何を優先すべきかが自然に見えてきます。

テン
僕もスマホのメモアプリを使って試験直後に書き出していました。5分もかからないです。次の試験に向けた「伸びしろリスト」だと思うと、書くのが楽しくなりますよ。

スコアが出たら勉強法を見直す

TOEICはスコアによって、やるべき勉強の内容がまるで変わります。

 

たとえば、400点台なら単語・文法の基礎固め。600点台ならリスニングの精度アップとリーディングのスピード強化。

700点台後半以降なら、長文の読解精度と時間配分の最適化が中心になってきます。

 

こんな感じに、TOEICはそれぞれのスコアに合わせた参考書を使って適切な勉強法を実践しなければ、勉強時間がいくらあってもスコアは伸びません。

そして勉強法を自分で組み立てるのは、正直かなり難しいです。実際、順番を間違えて遠回りする人がとても多いです。

テン
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TOEIC10問残しに関するよくある質問

TOEIC10問残しで700点は取れる?

余裕で取れます。

 

正答率80%で解いた90問中72問正解、塗り絵の3問が加わって合計75問正解。Rスコアは約370点になります。

L375+R325のパターンなら、解いた90問中69問正解(正答率77%)でも700点の射程圏内です。

 

10問残しで700点が取れないとしたら、残した問題数ではなく正答率が原因です。

TOEIC10問残しで800点は取れる?

現実的に可能です。

 

正答率90%+塗り絵3問込みで84問正解、Rスコアは約410点、Lスコアは460点で合計870点。

L450+R350のパターンなら、解いた90問中74問正解(正答率82%)が800点突破の目安です。

TOEIC10問残しで900点は取れる?

条件付きで可能です。

L495(ほぼ満点)+R405が必要で、解いた90問中81問正解(正答率90%)が最低ラインになります。

TOEIC10問残しだと最高何点取れる?

塗り絵込みなら約955点です。

解いた90問をすべて正解+塗り絵10問中3問が正解(R素点93問)でリーディング460点、リスニングは495点(上限)の場合です。

塗り絵は何問まで許容範囲?

目標スコア次第で考えてください。

 

800点なら10問の塗り絵は許容範囲です。900点だと10問はギリギリのラインで、リスニングで満点近いスコアが必須になります。

700点なら20問の塗り絵でも許容範囲になります。

 

600点以下が目標なら、30問の塗り絵をしても十分届く可能性があります。いずれにせよ、空欄で出すより塗り絵する方が必ず得です。

 

10問残しの詳しいシミュレーションはTOEIC10問残しで狙えるスコアは?シミュレーションしてみたで解説しています。

30問残しの詳しいシミュレーションはTOEIC30問残しで狙えるスコアは?シミュレーションしてみたで解説しています。

リーディングが最後まで解ける人はどのくらい?

900点以上の実力がある人に限られます。

 

700〜800点台のスコアを目指している段階では、10問・20問残してしまうのが普通の状態です。

解いた問題の正答率を上げることに集中するのが正しいアプローチです。

まとめ

TOEIC10問残しでも、解いた問題の正答率とリスニングのスコア次第で600〜900点は取れます。

正答率別のスコアをもう一度整理します。

解いた問題の正答率解いた正解数+塗り絵Rスコア(推定)Lスコア(推定)合計スコア(推定)
100%90+3=93問460点495点(上限)955点
90%81+3=84問410点460点870点
80%72+3=75問370点420点790点
70%63+3=66問280点330点610点
60%54+3=57問245点295点540点

※ 塗り絵は4択で25%の期待値(10問中3問正解)を前提としています。

 

このデータが示していることはシンプルです。10問残したこと自体は、スコアの致命傷にはなりません。

正答率80%をキープできれば790点、90%なら870点に達します。

 

まだ時間がある方は、リーディングの時間不足の根本原因(Part5の時間ロス・戻り読み・語彙不足)を解消する勉強に取り組んでみてください。

テン
僕自身、最初は35問残しの状態でスタートして、最終的にR480まで伸ばせました。正しい手順で勉強すれば、スコアは必ずついてきます。ぜひ参考にしてください。

 

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結論:TOEIC30問残しでも、解いた問題の正答率とリスニングのスコア次第で600点は十分取れます。700点を取るには「リスニング400点以上(81問以上正解)+リーディング300点(解いた70問中56問正解)」が必要で、条件は厳しくなりま[…]

TOEIC 30問残し 何点 500点 600点 700点 800点
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