端的に言えば、TOEIC535点は公開テスト受験者の上位67.5%(偏差値45.3)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると大東亜帝国レベル。ただしIPテストでは上位39.8%(偏差値52.4)で、大学生の平均(470点)を65点上回っています。
- 「TOEIC535点って、実際どのくらいのレベルなの?」
- 「大学で言うとどのくらいの位置?」
- 「就活や転職で使えるスコアなの?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、535点は「新卒基準(545点)まであと10点。次の試験で確実に超えられる射程圏内」というスコアです。TOEIC500点台は、ここからの勉強の方向性がスコアの伸びを大きく左右するスコア帯でもあります。
また、IPテストの偏差値で見ると52.4。つまり日本の大学生・社会人全体の平均をしっかり上回っている位置にいます。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC535点のレベル
結論:TOEIC535点は公開テストでは上位67.5%(偏差値45.3)、IPテストでは上位39.8%(偏差値52.4)のスコアです。大学生のIPテスト平均(470点)を超えており、就活基準(545点)まであと10点の位置にいます。
上位67.5%・偏差値45.3で、大学受験なら「大東亜帝国」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC535点は公開テスト受験者(735,425人)の上位67.5%に位置します。
公開テストの平均は615点で、535点は平均より80点低いスコアです。偏差値で表すと45.3になります。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「大東亜帝国」(大東文化大学・東海大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学)レベルに相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト545点以上は482,847人、495〜540点区間は68,521人です。この区間には10スコア(495〜540点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約6,852人と仮定します。
535以上 = 482,847 + 6,852×2 = 496,551人 → 496,551 ÷ 735,425 = 67.5%
偏差値 = 50 + 10 ×(スコア − 615)÷ 170(公開テスト基準)
ただし、公開テストは一般受験。受験者層は「自発的にTOEICを受けに来た、しっかり対策してきた人たち」が主です。
実は公開テストの他にIPテストという試験方式もあります。
これは大学・企業など組織で団体受験しているテストで、「強制的に受けさせられた」という受験者層が多くなります。
IPテストでは上位39.8%・偏差値52.4——大学生の平均を超えている
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、535点の位置づけは大きく変わります。
上位39.8%で、偏差値52.4。つまり、受験者全体の平均をしっかり上回る位置です。
大学生のIPテストデータと比較してみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 535点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +65点 |
| 大学1年生 | 453点 | +82点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +93点 |
| 大学4年生 | 545点 | −10点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC535点は大学で言うと「平均を大きく上回るライン」です。
535点は、大学全体の平均(470点)を65点上回り、大学1年生(453点)・初受験(442点)を90点近く上回っています。
一方で、大学4年生の平均(545点)にはあと10点。ここを超えると、就活でもスコアが武器になり始めます。
正答率は約58%
TOEIC535点のL/R内訳は、リスニング(L)290点前後・リーディング(R)245点前後が目安です。
正答率で言うと約58%。200問中約116問を正解している計算です。
半分以上は正解できている状態なので、基礎力は確実にあります。
ここから正答率を60%(600点相当)に引き上げるには、あと4問ほど正解を増やす必要があります。
リスニングは3段階中の真ん中レベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング290点は3段階中真ん中の評価です。
- 短い会話で語彙が難しくない場合は趣旨を推測できる
- 情報が繰り返されたり言い換えられたりすると長い会話も理解できる
- 間接的な応答や予測が難しい会話では理解が困難になる
リーディングは4段階中下から2番目のレベル
リーディング245点は4段階中下から2番目の評価です。
- 限られた長さの文章では簡単な推測ができる
- 文中と問題の表現が同じなら正答できる
- 言い換えがある場合は推測が困難
- 複雑な文法構造や難しい語彙の理解が難しい
公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、535点はCレベル(470〜725点)に該当します。
Cレベルは「日常生活のニーズを満たし、限定された範囲では業務上のコミュニケーションができる」レベルです。
- 通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない
- 基本的な文法・構文は身についている
- 表現力の不足はあるが、自分の意思を伝える語彙は備えている
CEFRではB1入り口・英検2級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、535点はCEFR B1の入り口・英検2級相当です。

B1は「自立した言語使用者」の入り口。仕事や学校での日常的なやり取りに対応できるレベルとされています。
A2(400点台)から一段上がった段階です。
TOEIC535点は就活・転職で使える?
結論:535点は新卒基準(545点)まであと10点、転職基準(620点)まであと85点。次の試験で超えることも十分可能です。さらに600点を超えれば、就活・転職ともに武器になります。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

535点は新卒基準(545点)まであと10点。中途基準(620点)まではあと85点です。
535点は履歴書に書くべき?
正直、今の段階で履歴書にスコアを書いても大きなプラスにはなりません。
ただし、545点まであと10点という距離は本当にわずかです。600点を超えれば、就活でも転職でも「英語ができる人」として評価され始めます。
目安として、スコア別の就活・転職での評価は以下のとおりです。
- 600点〜:履歴書に書いて「英語力がある」と評価される最低ライン
- 700点〜:外資系・商社など英語を使う業務でもアピール可能
- 800点〜:海外駐在・英語を主業務とするポジションで高評価
535点は新卒基準まであと10点。これはもう「すぐそこ」です。ただ、535点で満足せず600点まで伸ばせば、評価は一気に変わります。
何点から就職や転職の現場で「すごい」と言われるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC535点からスコアを伸ばすには
結論:535点は基礎力がある状態です。ここからは「何をやるか」より「自分に合った教材を正しい組み合わせで使えるか」がスコアの伸びを左右します。
まず正確な現在地を把握する
実は「535点」というスコア、上振れかもしれませんし、下振れかもしれません。
TOEICは過去の試験受験経験や当日の体調、問題との相性によって、結果のスコアが結構変わります。
また、試験を受けてからスコアが出るまで、時が経っている場合もあります。
仮にスコアが出るまで1〜2週間でも、試験日と比較すると、英語力・スコアっていうのは上にも下にも大きく変わっていきます。(勉強のやり方によって変わる)
ですので、最新の自分のスコアを把握することがとても重要です。
では、ブレの少ない方法で、かつ最新のスコアを楽に把握するにはどうすれば良いのか。
1つの方法は実践問題集で200問1セットを解くことですが、時間がかかりすぎますしあまりに大変です。しかも、450点〜550点と幅のあるスコアしか出てきません。
ですので、「Santaアルク」という無料アプリをイングルートでは推奨しています。
「Santaアルク」は12問に答えるだけでスコアを予測してくれる無料アプリです。
蓄積した大量のTOEICデータをAIを用いて分析した上で問題を出しているため、5〜10分程度で精度95%のスコア測定ができます。
イングルートで100人以上を指導してきた経験上、本番試験だと60〜80点くらいは平気でぶれるので、相当精度が高いです。今世の中にあるスコア測定方法の中では、ダントツの精度だと思います。あと、無料なことと、超短時間でスコア測定できるのも大きいです。
ですので、勉強を始める前に、まず「Santaアルク」で現在地を必ず確認してください。
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535点から600点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC500点台前半から600点到達に必要な勉強時間は50〜100時間です。
1日2時間なら1〜2ヶ月、1日1時間なら2〜3ヶ月が目安になります。
ただし、これはあくまで「正しい方向で勉強した場合」の目安です。教材選び・学習順序を間違えると、同じ時間をかけてもスコアが伸びないケースは珍しくありません。
535点からは「体系的な学習」ができるかどうかで差がつく
535点は英語の基礎ができている状態です。ここからはTOEIC特化の対策に集中する段階です。
ただし、この帯で一番やってはいけないのが「今のやり方に固執すること」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した本ですが、スコアを効率よく伸ばすには教材同士が補完し合う組み合わせで使う必要があります。
たとえば、単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どのレベルのものを」「いつ切り替えるか」。
この設計が適切にできているかどうかで、同じ勉強時間でもスコアの伸びがまったく変わります。
これが「体系的な学習」です。
問題は、535点の段階ではこの組み合わせを自力で判断するのが難しいということです。
TOEICの参考書はとんでもない数が出版されていて、その中から自分のスコア帯・弱点に合ったものを正しい組み合わせで選ぶのは、TOEIC経験が浅いほど無理があります。
結果として、ネットの「おすすめランキング」を信じて合わない教材を買い、途中で挫折して別の教材に手を出す。
いわゆる「参考書難民」に陥る人がめちゃくちゃ多いです。
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「じゃあ、どうすれば体系的に学習できるの?」と思いますよね。
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TOEIC535点に関するよくある質問
Q. TOEIC535点は企業にアピールできる?
A:535点単体では大きなアピールにはなりにくいですが、新卒基準(545点)まであと10点の位置にいます。
600点を超えればアピール力は格段に上がります。535点まで到達できた学習習慣があれば、600点への到達は現実的な目標です。
Q. TOEIC535点からスコアが伸び悩む原因は?
A:多くの場合、教材の組み合わせや学習順序が自分のレベルに合っていないことが原因です。
正確なスコアを測定し、自分に最適な学習プランを組むことが大切です。Santaアルクなどで現在地を把握してから、学習設計を見直すことをおすすめします。
まとめ
TOEIC535点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位67.5%(偏差値45.3)
- 大学受験の偏差値に換算すると「大東亜帝国」レベル
- IPテストでは上位39.8%(偏差値52.4)で大学生平均を超えている
- 正答率は約58%。半分以上は正解できている
- リスニングは3段階中真ん中、リーディングは4段階中下から2番目
- 公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
- CEFRではB1入り口・英検2級相当
- 就活の新卒基準(545点)まであと10点
- 500点台前半から600点到達に必要な勉強時間は50〜100時間
結論:TOEIC500点は公開テスト受験者全体の上位74.0%のスコアです。IPテストでは上位46.6%で日本全体のほぼ平均。決して高くはありませんが、600点に手が届く位置にいます。 「TOEIC500点って[…]
はっきり言うと、TOEIC530点は公開テスト受験者の上位68.5%(偏差値45.0)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると大東亜帝国レベル。ただしIPテストでは上位40.7%(偏差値52.1)で、大学生の平均(470点)を60点上回っ[…]
簡潔にまとめると、TOEIC540点は公開テスト受験者の上位66.6%(偏差値45.6)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると「大東亜帝国」レベル。ただしIPテストでは上位38.8%(偏差値52.6)で、大学生の平均(470点)を70点[…]
結論:TOEIC550点は公開テスト受験者全体の上位64.6%のスコアです。IPテストでは上位36.9%。そして何より、就活の新卒基準545点を超えたスコアです。600点まであと50点です。ここから一気に加速できる位置にいます。&nbs[…]
結論:TOEICは700点以上から「すごい」と言えます。公開テスト受験者の上位33.3%・偏差値55に相当し、就活・転職でも明確に高評価を得られるラインです。 「TOEICって何点から周りにすごいと思われるの?[…]






