結論:TOEIC590点は、公開テスト受験者の上位56.3%(偏差値48.5)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると日東駒専下位レベル。IPテストでは上位29.8%(偏差値55.6)で、大学生の平均(470点)を120点も上回っています。
- 「TOEIC590点って、600点とどのくらい違うの?」
- 「あと10点で大台なのに、なかなか届かない……」
- 「就活や転職で590点は評価されるの?」
こういった疑問を抱えている方は多いはずです。
結論から言うと、590点は「600点の目前。正しい方向で対策すれば、あと10点はすぐに届く」というスコアです。
ただし、600点を意識しすぎて焦ると、逆にスコアが伸び悩むケースがあるのもこのスコア帯の特徴です。
また、IPテストの偏差値は55.6。日本の大学生・社会人全体の中では上位3割に入る位置にいます。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC590点のレベル
結論:TOEIC590点は公開テストでは上位56.3%(偏差値48.5)、IPテストでは上位29.8%(偏差値55.6)のスコアです。大学生のIPテスト平均(470点)を120点上回り、新卒基準(545点)もすでにクリアしています。600点まではあと10点です。
上位56.3%・偏差値48.5で、大学受験なら「日東駒専下位」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC590点は公開テスト受験者(735,425人)の上位56.3%に位置します。
公開テストの平均は615点で、590点は平均より25点低いスコアです。偏差値で表すと48.5になります。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「日東駒専下位」(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)レベルに相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト595点以上は406,808人、545〜590点区間は76,039人です。この区間には10スコア(545〜590点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約7,604人と仮定します。
590以上 = 406,808 + 7,604×1 = 414,412人 → 414,412 ÷ 735,425 = 56.3%
偏差値 = 50 + 10 ×(スコア − 615)÷ 170(公開テスト基準)
ただし、公開テストは一般受験です。「自分から申し込んで受験する人たち」が中心なので、受験者のレベルは全体的に高めです。
実はTOEICには公開テスト以外に「IPテスト」という方式もあります。
IPテストは大学や企業が団体で実施するテストで、「授業や研修の一環で受けた」という受験者が多くなります。
IPテストでは上位29.8%・偏差値55.6——上位3割に入っている
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、590点の評価はかなり高くなります。
上位29.8%で、偏差値55.6。受験者全体の上位3割に位置しています。
大学生のIPテストデータと比較してみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 590点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +120点 |
| 大学1年生 | 453点 | +137点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +148点 |
| 大学4年生 | 545点 | +45点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC590点は大学生の中で言うと「上位層」に入るスコアです。
大学全体の平均(470点)を120点上回り、大学1年生(453点)・初受験(442点)との差は140点前後。大学4年生の平均(545点)もすでに超えています。
正答率は約62%
TOEIC590点のL/R内訳は、リスニング(L)320点前後・リーディング(R)270点前後が目安です。
正答率で言うと約62%。200問中およそ124問を正解している計算です。
6割以上は正解できている状態なので、英語の土台はしっかりしています。
正答率を70%(700点相当)まで引き上げるにはあと16問。まずは600点ラインの65%(あと6問)を目指すのが現実的です。
リスニングは3段階中の真ん中レベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング320点は3段階中真ん中の評価です。
- 短い会話で語彙が難しくない場合は趣旨を推測できる
- 情報が繰り返されたり言い換えられたりすると長い会話も理解できる
- 間接的な応答や予測が難しい会話では理解が困難になる
リーディングは4段階中下から2番目のレベル
リーディング270点は4段階中下から2番目の評価です。
- 限られた長さの文章では簡単な推測ができる
- 文中と問題の表現が同じなら正答できる
- 言い換えがある場合は推測が困難
- 複雑な文法構造や難しい語彙の理解が難しい
公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、590点はCレベル(470〜725点)に該当します。
Cレベルは「日常生活のニーズを満たし、限定された範囲では業務上のコミュニケーションができる」レベルです。
- 通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない
- 基本的な文法・構文は身についている
- 表現力の不足はあるが、自分の意思を伝える語彙は備えている
CEFRではB1・英検2級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、590点はCEFR B1・英検2級相当です。

B1は「自立した言語使用者」の段階。仕事や学校で日常的なやり取りに対応できるレベルとされています。
TOEIC590点は就活・転職で使える?
結論:590点は新卒基準(545点)をすでに45点超えています。ただし、中途基準(620点)にはあと30点。「英語ができる人」として明確に評価されるには、600点の壁を超えることが必要です。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

590点は新卒基準(545点)を45点超えています。新卒就活では十分にアピールできる水準です。
一方、中途基準(620点)にはあと30点。あと一歩ですが、「600点未満」という数字が足を引っ張る場面はあります。
590点は履歴書に書けるか?
書けます。新卒基準(545点)を超えているので、新卒就活なら十分に記載する価値があります。
ただし、多くの企業は「600点以上」を一つの目安としています。
590点と600点の実力差はほぼないのですが、数字の見え方として「600点未満」と「600点以上」では印象が変わります。
スコア別の就活・転職での評価は以下のとおりです。
- 600点〜:履歴書に書いて「英語力がある」と評価される最低ライン
- 700点〜:外資系・商社など英語を使う業務でもアピール可能
- 800点〜:海外駐在・英語を主業務とするポジションで高評価
590点は「履歴書に書ける」し「新卒なら十分戦える」スコアです。ただ、あと10点で600点に届くなら、そこまで伸ばしてから書く方が確実に有利です。
なお何点から就職や転職の現場で「すごい」と言われるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC590点からスコアを伸ばすには
結論:590点は英語の基礎力が固まっている状態です。ここからは「教材を増やすこと」ではなく「今持っている知識の精度を上げること」がスコアアップの鍵になります。
まず正確な現在地を把握する
「590点」というスコアですが、これが本当の実力とは限りません。
TOEICは問題の相性・体調・試験当日のコンディションによって、同じ英語力でもスコアが大きく変動します。
さらに、試験を受けてからスコアが届くまでに時間が経っていれば、その間に英語力も変動しています。
勉強のやり方次第で、数週間でもスコアは上にも下にも動きます。
だからこそ、最新の実力を正確に把握することが最優先です。
実力を測る方法としては実践問題集を200問フルで解く方法がありますが、2時間かかる上に、出てくるスコアにも幅があります。
そこで、イングルートが推奨しているのが「Santaアルク」という無料アプリです。
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膨大なTOEICデータをAIで分析した上で出題しているため、5〜10分で精度95%のスコア測定ができます。
本番試験で60〜80点ぶれることを考えると、この精度は圧倒的です。イングルートで100人以上を指導してきましたが、ここまで手軽にスコアを測れるツールは他にありません。しかも無料です。
ですので、まずは「Santaアルク」で最新の実力を確認してから、勉強の方向性を決めてください。
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590点はほぼ600点——あとは精度の問題
590点は600点まであとわずか10点。もはや勉強時間の問題ではなく、精度の問題です。
正しい方向で弱点をピンポイントに潰せば、数日〜1週間で到達する人も珍しくありません。
ただし、590点で起きがちなのが、「あと10点だから」と力技で問題を解きまくるパターン。
量で押し切ろうとすると、弱点が放置されたまま時間だけが過ぎていきます。
590点からは「体系的な学習」ができるかどうかで差がつく
また、590点で考えてほしいのは「600点の先をどうするか」です。
600点を超えること自体はすぐにできる距離ですが、700点・800点と伸ばしていくには「体系的な学習」が不可欠です。
教材をバラバラに使うのではなく、単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どのレベルのものを」「いつ切り替えるか」。
この設計ができているかどうかで、600点を超えた後のスコアの伸びがまったく変わります。
問題は、590点の段階でもこの組み合わせを自力で判断するのが簡単ではないということです。
TOEICの参考書はとんでもない数が出版されていて、その中から自分のスコア帯に合ったものを正しい組み合わせで選ぶのは、独学だとかなり難しい。
結果として、ネットの「おすすめランキング」を信じて合わない教材を買い、途中で挫折して別の教材に手を出す。
いわゆる「参考書難民」に陥る人がめちゃくちゃ多いです。
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TOEIC590点に関するよくある質問
Q. TOEIC590点は600点とほぼ同じ評価?
A:英語力としてはほぼ同等ですが、数字の印象で差が出ることがあります。
590点と600点の実力差はほとんどありません。ただし、企業の採用基準は「600点以上」で線引きされることが多いため、書類選考では「600点未満」と「600点以上」で扱いが変わる場合があります。あと10点で印象が変わるなら、600点まで伸ばすのが得策です。
Q. TOEIC590点から700点以上を目指すには?
A:体系的な学習が一番大切です。やるべき勉強とやらない勉強を区分けするとともに、戦略立てて正しい手順で勉強しましょう。
590点を取れているなら600点はすぐ取れます。しかし700点以上を目指すとなると話は別。
勉強の質がとにかく重要になってきます。公式LINEで受け取れる「900点までのロードマップ」で、700点以上を取るための戦略と勉強の手順を確認してください。
まとめ
TOEIC590点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位56.3%(偏差値48.5)
- 大学受験の偏差値に換算すると「日東駒専下位」レベル
- IPテストでは上位29.8%(偏差値55.6)で上位3割に入っている
- 正答率は約62%。6割以上は正解できている
- リスニングは3段階中真ん中、リーディングは4段階中下から2番目
- 公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
- CEFRではB1・英検2級相当
- 新卒基準(545点)はクリア済み。中途基準(620点)まであと30点
- 590点はほぼ600点。弱点をピンポイントで潰せば短期間で到達可能
結論:TOEIC550点は公開テスト受験者全体の上位64.6%のスコアです。IPテストでは上位36.9%。そして何より、就活の新卒基準545点を超えたスコアです。600点まであと50点です。ここから一気に加速できる位置にいます。&nbs[…]
結論:TOEIC585点は公開テスト受験者の上位57.4%(偏差値48.2)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると日東駒専の下位(専修大・東洋大レベル)。IPテストでは上位30.6%(偏差値55.3)で、大学生の平均(470点)を115[…]
結論:TOEIC595点は600点の目前。公開テストでは上位55.3%(偏差値48.8)、IPテストでは上位28.9%(偏差値55.9)に位置するスコアです。あと5点で「大台600点」に到達します。 「TOEIC595[…]
結論:TOEIC600点は公開テスト受験者全体の上位54.2%のスコアです。IPテストでは上位28.1%で、日本全体の上位3割に入る実力。就活・転職で「英語力をアピールできる最初のライン」です。 「TOEIC6[…]
結論:TOEICは700点以上から「すごい」と言えます。公開テスト受験者の上位33.3%・偏差値55に相当し、就活・転職でも明確に高評価を得られるラインです。 「TOEICって何点から周りにすごいと思われるの?[…]






