結論:TOEIC560点は、公開テスト受験者の上位62.6%(偏差値46.8)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると大東亜帝国上位レベル。IPテストでは上位35.1%(偏差値53.8)で、大学生の平均(470点)を90点上回っています。
- 「TOEIC560点って、どのくらいのレベルなんだろう?」
- 「大学で言うとどのくらいの位置にいるの?」
- 「就活や転職でアピールできるスコアなの?」
こうした疑問を感じている方は少なくないでしょう。
結論から言うと、560点は「英語の土台がしっかり固まっている。あと一段階ギアを上げれば600点が射程圏内」というスコアです。
公開テストの平均(615点)まであと55点で、正しい方向で勉強を続ければ十分に到達可能な距離にいます。
また、IPテストの偏差値で見ると53.8。日本の大学生・社会人全体の中で上位3分の1に入るポジションです。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC560点のレベル
結論:TOEIC560点は公開テストでは上位62.6%(偏差値46.8)、IPテストでは上位35.1%(偏差値53.8)のスコアです。大学生のIPテスト平均(470点)を90点上回っており、新卒基準(545点)もすでにクリアしています。
上位62.6%・偏差値46.8で、大学受験なら「大東亜帝国」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC560点は公開テスト受験者(735,425人)の上位62.6%に位置します。
公開テストの平均は615点で、560点は平均より55点低いスコアです。偏差値で表すと46.8になります。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「大東亜帝国」上位(東海大学・亜細亜大学レベル)に相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト595点以上は406,808人、545〜590点区間は76,039人です。この区間には10スコア(545〜590点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約7,604人と仮定します。
560以上 = 406,808 + 7,604×7 = 460,036人 → 460,036 ÷ 735,425 = 62.6%
偏差値 = 50 + 10 ×(スコア − 615)÷ 170(公開テスト基準)
ただし、公開テストは一般受験です。受験者は「自分の意志でTOEICを受けに来た、準備をしてきた人たち」が中心です。
実は公開テストの他にIPテストという試験形式もあります。
IPテストは大学・企業などの組織が実施する団体受験で、「半ば強制的に受けることになった」受験者が多く含まれます。
IPテストでは上位35.1%・偏差値53.8——大学生の平均を大きく超えている
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、560点の立ち位置は大きく変わります。
上位35.1%で、偏差値53.8。受験者全体の上位3分の1に入っています。
大学生のIPテストデータと比較してみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 560点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +90点 |
| 大学1年生 | 453点 | +107点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +118点 |
| 大学4年生 | 545点 | +15点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC560点は大学生の中では「上位グループ」です。
560点は、大学全体の平均(470点)を90点上回り、大学1年生(453点)や初受験(442点)の平均も大幅に超えています。
さらに、大学4年生の平均(545点)も+15点で上回っています。就活で問われる新卒基準(545点)をすでにクリアしているスコアです。
正答率は約60%
TOEIC560点のL/R内訳は、リスニング(L)305点前後・リーディング(R)255点前後が目安です。
正答率で言うと約60%。200問中約120問を正解している計算です。
6割の問題に正解できているわけですから、英語力の土台はしっかり固まっています。
ここから正答率を65%前後(600点台)に引き上げるには、あと10問ほど正解数を増やす必要があります。
Part別正答数の目安
560点の正答率(約60%)をPart別に分解すると、およそ以下の正答数が目安です。
| Part | 問題数 | 正答数の目安 |
|---|---|---|
| Part1 | 6問 | 4問 |
| Part2 | 25問 | 18問 |
| Part3 | 39問 | 24問 |
| Part4 | 30問 | 18問 |
| Part5 | 30問 | 18問 |
| Part6 | 16問 | 12問 |
| Part7 | 54問 | 26問 |
あくまで目安ですが、自分のスコアシートと照らし合わせて「どのPartで落としているか」を把握する材料にしてください。
リスニングは3段階中の真ん中レベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング305点は3段階中真ん中の評価です(L305は275〜370の帯に該当)。
- 短い会話で使われる語彙が平易であれば、要旨を把握できる
- 情報が複数回繰り返されたり、別の表現で言い換えられたりすれば、長めの会話でも理解できる
- 間接的な受け答えや展開を予測しづらい会話になると、理解が追いつかなくなる
リーディングは4段階中下から2番目のレベル
リーディング255点は4段階中下から2番目の評価です(R255は225〜320の帯に該当)。
- 短い文章であれば、簡単な推論を行うことができる
- 本文と設問で同じ表現が使われていれば正答にたどり着ける
- 表現が言い換えられると、正解を見極めるのが難しくなる
- 複雑な構文や高度な語彙が含まれる文章の理解に苦労する
公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、560点はCレベル(470〜730点)に該当します。
Cレベルは「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内であれば業務上のコミュニケーションにも対応できる」レベルです。
- 日常的な会話であれば要点を把握し、応答もスムーズにできる
- 基本的な文法・構文の知識は身についている
- 表現の幅にはまだ課題があるが、自分の考えを伝えるだけの語彙力はある
CEFRではB1・英検2級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、560点はCEFR B1・英検2級相当です。

B1は「自立した言語使用者」に分類されます。仕事や学校で日常的に発生するやり取りをこなせる水準とされています。
560点でできること・できないこと
560点の英語力を日常場面に当てはめると、以下のようなイメージです。
できること
- 海外旅行で買い物・交通機関の利用
- 短い英文メールのやり取り
- 英語のニュースサイトの見出しと概要の理解
まだ難しいこと
- 電話での英語対応(聞き返しが多くなる)
- 英語でのプレゼンテーション
- 契約書・法律文書の理解
日常的な英語には対応できる段階ですが、ビジネスで「使いこなす」にはもう一段階のレベルアップが必要です。
TOEIC560点はすごい?正直な評価
結論:大学生の中では十分「すごい」と言えるスコアです。ただし社会人の中では「普通」寄りの評価になります。
IPテストでは上位35.1%(偏差値53.8)で、受験者全体の上位3人に1人の位置。大学生の平均(470点)を90点上回っています。大学生の中では文句なしに「すごい」と言えるスコアです。
600点を越えれば「英語ができる」、700点を超えれば「すごい」という評価になります。
また、560点から600点までの40点は、正しく取り組めばすぐ埋められる距離です。
TOEIC560点は就活・転職で使える?
結論:560点は新卒基準(545点)をクリア済み。ただし中途基準(620点)にはあと60点必要です。600点台に乗せれば、就活でも転職でも「英語力がある」と評価される段階に入れます。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

560点は新卒基準(545点)を+15点でクリアしています。一方で中途基準(620点)まではあと60点です。
560点は履歴書に書くべき?
新卒の就活であれば、545点の基準を超えているので履歴書に記載する価値はあります。
ただし、600点を超えると評価のレベルが一段上がるのも事実です。560点から600点まではあと40点。この距離を詰められれば、就活だけでなく転職市場でも「英語ができる人材」として見てもらえるようになります。
参考として、スコア帯別の評価をまとめておきます。
- 600点〜:「英語力がある」と判断される最低ライン。履歴書に自信を持って書ける
- 700点〜:外資系企業や商社など、英語を使うポジションでもアピールできる
- 800点〜:海外駐在・英語メインの業務で高く評価される
560点は「もう少しで600点に届く」ポジションです。ここから手を止めてしまうのは非常にもったいないです。
昇進・昇格ではどう評価される?
英語活用実態調査によると、昇進・昇格の平均基準スコアは以下のとおりです。
| 役職 | 平均基準スコア | 560点との差 |
|---|---|---|
| 係長・主任 | 515点 | +45点(クリア) |
| 課長 | 530点 | +30点(クリア) |
| 部長 | 565点 | −5点 |
| 役員 | 600点 | −40点 |
560点は係長・課長の基準をクリア済み。部長基準(565点)まではあとわずか5点です。600点に到達すれば役員基準もクリアできます。
なお何点から就職/転職/昇進・昇格の現場で「すごい」と言われるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC560点からスコアを伸ばすには
結論:560点は英語の土台ができている状態です。ここからは「何を勉強するか」以上に「正しい教材を正しい順番で組み合わせられるか」がスコアの伸びに直結します。
まず正確な現在地を把握する
実は「560点」というスコアが、あなたの本当の実力とは限りません。TOEICは当日のコンディションや問題との相性によって、スコアがかなり上下します。
加えて、試験を受けてからスコアが届くまでにタイムラグがあります。
たとえ1〜2週間でも、その間に英語力は変動しています。勉強のやり方次第で上にも下にも動くからです。
だからこそ、勉強を始める前に最新のスコアを把握することが不可欠です。
では、短時間で精度の高いスコア測定をするにはどうすればいいのか。
200問を通しで解く方法もありますが、2時間かかるうえ、スコアの幅も大きく出てしまいます。
そこでイングルートが推奨しているのが「Santaアルク」という無料アプリです。
「Santaアルク」はたった12問に回答するだけでスコアを予測してくれる無料アプリです。
膨大なTOEICデータをAIで分析し、5〜10分程度で精度95%のスコア測定を実現しています。
イングルートで100人以上を指導してきた経験から言うと、本番試験では60〜80点くらい平気でブレます。それと比較すると、かなりの精度です。今あるスコア測定手段の中では、精度・手軽さともにダントツだと思います。
まずは「Santaアルク」で現在地を確認してから、勉強の計画を立ててください。
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560点から600点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC560点から600点到達に必要な勉強時間は〜30時間です。
1日2時間の学習なら約2週間、1日1時間ペースでも1ヶ月かからない計算です。
ただし、この数字は「正しいやり方で勉強を進めた場合」の目安です。教材の選び方や学習の順序を間違えると、同じ時間をかけてもスコアが停滞するのはよくあることです。
560点からは「体系的な学習」ができるかどうかで差がつく
560点は英語の基礎がしっかりできている証拠です。ここからはTOEIC対策に特化した学習に本腰を入れる段階です。
ただし、この帯で最もやってはいけないのが「やみくもに教材を追加すること」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した書籍ですが、スコアを効率的に伸ばすには教材同士が連動する構成で使わなければなりません。
具体的には、単語帳・文法書・リスニング教材・演習問題集を「どの順番で」「どのレベルのものを」「いつ次に切り替えるか」。
この設計が的確にできているかどうかで、同じ勉強時間でもスコアの伸びに大きな差が生まれます。
これが「体系的な学習」です。
問題は、560点の段階でこの組み合わせを自力で設計するのが容易ではないということです。
TOEIC参考書は市場に膨大な数が出回っていて、自分のスコア帯・弱点に最適なものを正しい組み合わせでピックアップするのは、TOEIC対策の経験が少ないほど難しくなります。
その結果、ネット上の「おすすめランキング」を鵜呑みにして相性の悪い教材に手を出し、途中で挫折して別の教材に乗り換える。
いわゆる「参考書難民」になる方が非常に多いです。
体系的な学習を実現するには?
「それなら、具体的にどうすれば体系的に学習できるの?」と思いますよね。
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TOEIC560点に関するよくある質問
Q. 560点は就活で評価される?
A:新卒の就活であれば評価の対象になります。
新卒基準の545点を+15点でクリアしているため、履歴書に記載する価値はあります。ただし600点を超えると評価が一段上がるので、可能であれば600点台を目指すのがおすすめです。
Q. 560点と600点の差は大きい?
A:スコア差は40点で、正しく勉強すれば1〜2週間でも埋められる距離です。
ただし、600点を境に就活・転職での評価が明確に変わります。「600点の壁」と言われることもありますが、560点まで来ていれば十分に手が届く距離です。
まとめ
TOEIC560点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位62.6%(偏差値46.8)
- 大学受験の偏差値に換算すると「大東亜帝国」上位レベル
- IPテストでは上位35.1%(偏差値53.8)で大学生平均を大きく超えている
- 正答率は約60%。6割の問題に正解できている
- リスニングは3段階中真ん中、リーディングは4段階中下から2番目
- 公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
- CEFRではB1・英検2級相当
- 新卒基準(545点)はクリア済み。中途基準(620点)まであと60点
- 560点から600点到達に必要な勉強時間は〜30時間
結論:TOEIC550点は公開テスト受験者全体の上位64.6%のスコアです。IPテストでは上位36.9%。そして何より、就活の新卒基準545点を超えたスコアです。600点まであと50点です。ここから一気に加速できる位置にいます。&nbs[…]
結論:TOEIC555点は、公開テスト受験者の上位63.6%(偏差値46.5)のスコアです。受験者全体のちょうど半分に位置しています。大学受験の偏差値に換算すると大東亜帝国上位(東海大・亜細亜大レベル)。IPテストでは上位36.0%(偏差値[…]
結論:TOEIC565点は公開テスト受験者の上位61.5%(偏差値47.1)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると「大東亜帝国上位」(東海大・亜細亜大レベル)。IPテストでは上位34.2%(偏差値54.1)で、大学生の平均(470点)を[…]
結論:TOEIC600点は公開テスト受験者全体の上位54.2%のスコアです。IPテストでは上位28.1%で、日本全体の上位3割に入る実力。就活・転職で「英語力をアピールできる最初のライン」です。 「TOEIC6[…]
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