今回はTOEIC400点から500点に上げる方法を徹底解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
TOEIC400点と500点の差
TOEIC400点は上位88.1%のスコアで、正答率の目安は45%です。
一方、TOEIC500点は上位72.8%のスコアで、正答率の目安は55%です。
TOEIC400点と500点の主な差は3つです。
- 中学英語の理解度
- TOEICの理解度
- TOEICへの慣れ
TOEIC400点の方は中学英語の理解度が低いです。
500点を目指すなら、まず中学英語をしっかり理解するよう勉強を進めてください。
TOEIC400点から500点に上げる勉強法
ここからはTOEIC400点から500点に上げる勉強法を解説します。
TOEICについて知る
TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。
Part1 | 写真描写問題 |
Part2 | 応答問題 |
Part3 | 会話問題 |
Part4 | 説明文問題 |
Part5 | 短文穴埋め問題 |
Part6 | 長文穴埋め問題 |
Part7 | 長文読解問題 |
それぞれのPartで、問題の特徴・傾向や対策方法は大きく異なります。
まずはその違いを知りましょう。
「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で詳しく解説しているので、必ずご覧ください。
語彙力を強化する
現状TOEIC400点の方の多くは、中学レベルの基本的な英単語でまだ覚えられていない部分があります。
よって、まずは基本的な英単語を覚えるようにしましょう。
基本的な英単語を覚えた後は「TOEIC特有の英単語」を覚えていきましょう。
TOEICはビジネスシーンや日常英会話を想定した英語がテーマになるので、大学受験等とは異なる英単語が多く登場します。
よって、TOEIC特有の英単語を覚えることが、TOEIC攻略のカギです。
また、英単語を覚えるコツが4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。
英文法を勉強する
現状TOEIC400点の方は、英文法の理解度が低いです。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの聞き取りの精度が落ちるので、正答率が下がります。
リーディングについても、英文を読むスピードと読解の精度が落ちるので、全体のスコアがガクッと落ち込みます。
さらに、TOEICのリーディングセクションには英文法問題が多数出題されるので、確実に理解することが大切です。
英文法を学ぶなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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その理由は4つあります。
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スラッシュリーディング
現状TOEIC400点の方の多くは、英文を「返り読み」する癖があります。
返り読みとは英文を一度最後まで目を通した後に後ろからもう一度読んで日本語に訳していくことです。
返り読みしてしまうと、以下のような悪影響があります。
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
英文を返り読みしないで前から理解できるようにするために、スラッシュリーディングをしましょう。
スラッシュリーディングというのは意味のまとまりごとにスラッシュを入れる練習法です。
例えば、以下のように行います。
※これはあくまで一例です。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュの量は多くなると思います。
が、練習するうちにより多くの部分を「ひとまとまり」として認識できるようになります。
そして最終的には、スラッシュを入れなくても英文を前から理解できるようになります。
毎日英語を聞く
さて、ここからはリスニング対策です。
- リスニングに対する抵抗感を無くす
- リスニングの体力・集中力を身につける
ために、毎日英語を聞く習慣を身につけてください。
おすすめのリスニング教材はTEDという番組です。
TEDがおすすめな理由は5つあります。
- YouTubeで無料で気軽に視聴できる
- 英語が聞き取りやすい
- 話が面白い
- 英語字幕を表示できる(人気の番組は日本語字幕もある)
- 速度を調整できる
オーバーラッピング
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音を理解する
ために、オーバーラッピングをしましょう。
オーバーラッピングとは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音するという練習法です。
以下の手順で行います。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
毎日英語を読む
ここからはリーディング対策です。
- 英文を読む抵抗感を無くす
- 英文を読む体力を身につける
ために、毎日英文を読む習慣を身につけましょう。
最初はゆっくり丁寧に、辞書やインターネットを用いてわからない英単語や文法知識を調べながら、英文を読んでください。
慣れてきたら、次はスピードを意識しながら英文を読みましょう。
Part5の文法問題を解く
さて、ここからはリーディング対策です。
まず、リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。
よって、まずはPart5の問題をしっかり解けるようにしましょう。
具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。
問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。
そして、慣れてきたらスピードを意識してください。
1問あたり15秒〜20秒以内に解けるようになれば、TOEIC700点にグッと近づきます。
実践演習
TOEICは形式が特殊な試験です。
また、試験時間が合計約120分と長いです。
よって、実践演習を通じて
- 形式に慣れること
- 時間配分の感覚を身につけること
- 120分間集中する体力を身につけること
が重要です。
実践演習には、先ほどから何度も紹介している公式問題集を使いましょう。
最初は解答時間を気にする必要はありません。
ゆっくりと時間をかけて、辞書を用いながら問題を解いてみてください。
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。
また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。
さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
短期間でTOEIC400点から500点に上げるコツ
短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。
- 英語に触れる時間を増やす
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
英語に触れる時間を増やす
- 英語の本を読む
- 英語のニュースを聞く
- 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
- 英語で日記を書く
というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。
- 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
- 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる
①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。
しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
を活用するのがおすすめです。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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Santaアルク
TOEIC400点から500点に上げるのにおすすめの参考書・教材
ここからは、TOEIC400点から500点に上げるためにおすすめの参考書や教材を紹介します!
TOEIC全パート別攻略法
4ヶ月でTOEIC975点を取った私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいる記事です。
- 問題の傾向・形式
- スコア別の目標解答時間
- 各Partの勉強法
- 解答スピードと正答率を同時に上げる問題の解き方とテクニック
- スコアアップのコツ
- 目標スコア別の英単語帳
- TOEIC英文法解説pdf
- TOEIC勉強ルーティーン
- 学習継続のコツ
など、とにかく内容を充実させました。
TOEIC公式問題集
本記事ではすでに何度も登場していますが、TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜10まであり、10が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
TOEIC400点から500点に上げるのに役立つ学習ツール・アプリ
ここからはTOEICの学習効率を上げてくれるツールを紹介します。
短期間でスコアを伸ばしたい方は、積極的に利用しましょう。
Santaアルク
SantaアルクはTOEIC対策をするなら必須級のアプリです。
Santaアルクがおすすめな理由は3つあります。
- 無料のレベルテストでスコアを診断できる
- AIがひとりひとりに合わせた学習カリキュラムを提案してくれる
- 無料プランでも講義・模試(30問)を受けられる
特に注目してほしいのが「①無料のレベルテストでスコアを診断できる」ことです。
たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができるので、定期的に自分のスコアを把握するのに非常に役立ちます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
Santaアルクは、TOEICの勉強をするなら必ず使いたいアプリです。
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TOEIC400点から500点に上げるのに必要な勉強時間
TOEIC400点から500点に上げるのに必要な勉強時間は、約200時間です。
ただし、これはあくまで目安です。
今回解説した勉強法を素直に実践すれば、はるかに短時間でスコアアップできます。
まとめ
TOEIC400点から500点に上げる勉強法を解説しました。
- 「TOEIC全パート攻略法+テクニック」でTOEICについて知る
- 語彙力を強化する
- 英文法を勉強する
- スラッシュリーディング
- 毎日英語を聞く
- オーバーラッピング
- 毎日英語を読む
- Part5演習
- 実践演習する
- 苦手パートを克服する
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