TOEIC IPテストの難易度|公開テストより簡単って本当?975点が解説

  • 2024年6月3日
  • 2024年9月13日
  • 知識

「TOEICのIPテストは公開テストより簡単って聞いたことがあるけど実際どうなんだろう?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

ということで今回は「IPテストと公開テストの難易度の差」を解説します!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC IPテストと公開テストの問題の難易度は原則同じ

まずは結論から。

 

TOEIC IPテストの問題の難易度は原則同じと考えられます。

IPテストには、公開テストの過去問が利用されているからです。

最近は公開テストの方が難易度が高い印象

しかし、最近は公開テストの難易度が以前より上がっていると言われています。

そのため、IPテストより公開テストの方が問題の難易度が高くなっているかもしれません。

テン
実際、公開テストとIPテストを受けてみると「難易度が全然違う」と感じる方が多いです。

 

公開テストの難易度が上がっている理由は、受験者の英語力が変わっているからです。

 

以前と比較すると、インターネット等でTOEICの攻略法などに関する情報を得やすくなりました。

また、市販の参考書・問題集もますます充実してきています。

 

よって、英語力が高い受験者が増えてきました。

もし以前と同じ難易度の問題を出題すると、みんな高得点を取ってしまいます。

 

そこで、公開テストの難易度を上げることで、受験者の英語力の上昇に対応しているのではないかと言われています。

TOEIC IPテスト・公開テストのどちらを受けてもスコアは同じになる

最近の公開テストはIPテストより難しくなっています。

しかし、どちらのテストを受けたとしても、英語力が同じであればスコアは大きく変わりません。

 

その理由は、TOEICのスコアの算出方法が統計的な処理を行なった相対評価だからです。

言い換えれば、問題の難易度にかかわらず、現在の英語力が適切にスコアに反映されるような算出方法になっています。

 

よって、IPテストを受けても公開テストを受けても、同じ英語力であればスコアは大きく変わりません。

 

ここまでの解説だとよくわからないかもしれないので、具体例で考えてみましょう。

以下はTOEICリスニング・リーディングの素点とスコアの換算表です。

TOEIC リスニングとリーディングの素点とスコアの換算表

たとえばリスニングの素点(正答数)が71点〜75点だった場合、スコアは320〜390点になる可能性があります。

 

もし問題が難しく素点の平均点が低いときに71〜75点取ると、スコアは390点に近い値になります。

逆に、問題が簡単で素点の平均点が高いときには、スコアは320点に近い値になります。

TOEIC IPテスト・公開テストはどちらを受けても良い

以上から、TOEIC IPテスト・公開テストはどちらを受けても、英語力が同じならスコアは同じくらいになります。

また、スコアの有効性に違いはなく、どちらのテストの結果でも履歴書等に記載できます。

 

よって、IPテストと公開テストはどちらを受けても構いません。

テン
基本的には、受験料が比較的安いIPテストを受けるのがおすすめです。

 

ただ、就職活動や転職活動等をする際、公開テストでのみ受け取れる「公式認定証」の原本またはコピーが求められる場合があります。

その場合には、公開テストを受験する必要があるので注意しましょう。

IPテストでは公式認定証が発行されません。代わりに、スコアレポートが発行されます。

TOEIC IPテストを受験するメリット

ここからはTOEIC IPテストを受験するメリットを整理して解説します!

受験料がリーズナブル

公開テストの受験料は7,810円ですが、 IPテストは基本的に4,230円で受けられます。

受験料が3,500円ほど低くなっているので、お金に余裕がない大学生でも受けやすいのがポイントです。

都合に合わせて気軽に受験できる

公開テストは日程が決まっている一方、IPテストは主催する団体が都合に合わせて受験日を設定します。

また、通い慣れた大学の教室や会社内の一室で受験できるので、わざわざ遠い試験会場に行く必要はありません。

オンラインの場合は試験時間が短い

所属団体によっては、TOEIC IPテストをオンラインでも受験できる場合があります。

 

通常のテストの場合、リスニングとリーディングの問題数はそれぞれ100問ずつ、試験時間は合計約2時間です。

それに対して、オンラインのテストの場合、問題数はそれぞれ50問ずつ、試験時間は約1時間です。

 

さらに、IPテストのオンライン受験なら、自宅でも受験できます。

しかも、指定された日時の中であれば、24時間いつでも受験可能です。

テン
なお、オンラインのIPテストの対策方法は、通常のIPテストと同じです。

申し込みが簡単

公開テストはWEB上で自分で申し込みの手続きを進めることが必要ですが、IPテストは簡単な書類を提出すれば後は団体が申し込みの手続きを行なってくれます。

また、顔写真の用意が不要なので、わざわざお金をかけて証明写真を撮りに行く必要もありません。

スコアがすぐに分かる

公開テストでスコアを確認できるのは、はやくても試験日から17日後です。

一方、IPテストでは試験日から約5営業日経過すればスコアを確認できます。また、オンラインのIPテストなら、試験直後にスコアを確認可能です。

履歴書にスコアを書ける

前述したように、IPテストと公開テストでスコアの有効性に違いはありません。

つまり、TOEIC IPテストのスコアは、公開テストと同様、履歴書に記載できます。

TOEIC IPテストの平均点

公式が出してる「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」(以下、参照元省略)によると、TOEIC IPテストの平均点は以下です。

年度リスニング平均点リーディング平均点総合平均点
2020282221502
2021279219498
2022277217493
2023275217492

 

また、同調査によると、TOEIC 公開テストの平均点は以下です。

年度リスニング平均点リーディング平均点総合平均点
2020337282620
2021331279611
2022331277608
2023335278612
公開テストの平均点より、IPテストの平均点の方が100点以上低いですね。
その理由は2つあります。
  1. 受けさせられた人が多いから
  2. 受験料が比較的安くとりあえず申し込む人が多いから
テン
だからといって、公開テストを受ければ点数が高くなりやすいというわけではありません。前述のように、英語力が適切に反映される方法でスコアが算出されるからです。

TOEIC IPテストの勉強法

TOEIC IPテストの対策は以下のように進めましょう。

  • 語彙力を鍛える
  • 英文法を勉強する
  • 毎日英語を聞いてリスニングに対する抵抗感を無くす
  • ディクテーションやシャドーイングで根本的なリスニング力を伸ばす
  • 毎日英語を読んでリーディングに対する抵抗感を無くす
  • 文法問題を解く
  • 実践演習する

TOEIC IPテストのスコアを短期間で伸ばすコツ

ここからは、短期間でTOEIC IPテストのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。

スキマ時間はアプリで勉強

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。

スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。

テン
私もスタサプを愛用していました。個人的に特に最高だったのは、4000問以上の実践問題が収録されており、外出先でもたっぷり問題演習できることです。4ヶ月で500→975点に上がったのはスタサプのおかげと言っても過言ではありません。

スタディサプリTOEICは無料体験もできるので、ぜひ試してみてください!

 

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定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

目的は2つあります。

  1. 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
  2. 自分の苦手パート/単元を見つけること

①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。

一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。

 

②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。

そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

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TOEICに関してよくある質問

就活や転職で使えるTOEICスコアは何点?

一般的に、就活や転職で活用できるTOEICスコアは概ね600点以上です。

600点以上あれば「平均より英語ができる」とアピールして他の候補者と差別化できるので、選考を有利に進められます。

TOEICは何点からすごい?

一般的に、TOEICは700点以上からすごいと言えます。

周りに自慢できますし、企業からも高い評価を得られるでしょう。

 

また、外資系企業など英語を積極的に使う企業等の場合は、900点以上が高評価の基準になることが多いです。

TOEICリスニングができない場合はどうすれば良い?

リスニングができない原因は、人によりさまざまです。

  • 基礎学習が不足している
  • スピードについていけない
  • 音の連結や同化に対応できない

などなど。(他にも、いろんな原因が考えられます。

 

原因は1つとは限りません。複数の原因が同時に重なっている場合もあります。

リスニングをできるようにするためには、このような「できない原因」を特定し、適切に対処することが大切です。

 

詳しくは「TOEICリスニングが絶望的にできない理由と対策法をL満点が解説!」をご覧ください。

リーディングで時間が足りない場合はどうすれば良い?

前提として、リーディングで時間が足りないのは普通です。

テン
時間内に解き終わる実力を持っているのは、800点以上からです。

 

スコアをアップさせるためには、短い試験時間の中で、より多くの問題を解けるようになることが必要です。

そのために、以下を実践しましょう。

  • 語彙力を鍛える
  • 英文法をしっかり理解する
  • 文法問題をたくさん解いて慣れる
  • スラッシュリーディングする
  • 時間配分を決める
  • 1分考えてわからない問題は飛ばす
  • テクニックを学ぶ
  • 実践演習する

詳しくは『「TOEICリーディングで時間が足りない」の対策法を徹底解説』をご覧ください。

TOEICに有効期限はある?

TOEICのスコアの有効期限は2年です。

ただし、提出先の企業・団体等が許可する場合は2年以上前のスコアでも利用可能です。

TOEICのやめどきはいつ?

TOEICのやめどきは5つあります。

  1. 就職・転職活動で最低限使えるスコアがあれば良いなら600点
  2. 就職・転職活動を有利に進めたいなら730点
  3. 英語を積極的に使う仕事に就きたいなら860点
  4. TOEICの最高レベルに到達したいなら945点
  5. やる気がなくなったら

まとめ

最近のIPテストの問題の難易度は、公開テストより低いです。

ただ、どちらを受けても同じようなスコアが出るようになっているので、あまり気に過ぎる必要はありません。

テン
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  6. TOEIC700点レベル英単語集
  7. TOEIC800点レベル英単語集
  8. TOEIC Part1英単語集
  9. 前置詞徹底解説
  10. TOEIC接続詞一覧
  11. TOEIC頻出動詞一覧
  12. TOEIC不規則変化動詞一覧
  13. TOEIC頻出副詞一覧

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