今回は「TOEICリーディングで20問残しても800点取れるのか」を解説します!
- TOEICのリーディングで時間が足りなくて、どうしても20問残ってしまう
- 800点を目指しているのに、TOEICの本番で20問残してしまった
という悩みを持っている方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
【結論】TOEIC20問残しでも800点は取れる
まず結論から言うと、リーディングで20問残しでも800点は取れます。
ただし、「リスニングで高スコアを取ること」または「リーディングの正答率が極めて高いこと」が条件です。
TOEICの素点・スコア換算方法
TOEIC20問残しで800点を取れることを説明するために、まずは素点とスコアの換算方法を解説します。
リスニング
TOEICリスニングの素点・スコアの換算は以下のようになります。
リーディング
TOEICリーディングの素点・スコアの換算は以下のようになります。
よって、20問残しの場合の最大スコアは「415点」となります。(マークした問題は全て正解した場合)
TOEIC20問残しで800点を取るためのシミュレーション
TOEIC20問残しで800点を取るための、現実的なリスニング・リーディングの点数は以下です。
- リスニング450点リーディング350点
- リスニング425点リーディング375点
- リスニング400点リーディング400点
リスニング450点リーディング350点
リスニングで450点を取るために必要な素点は、おおむね86〜95点です。
リーディングで350点を取るために必要な素点は、おおむね70〜80点です。
リスニングが得意な方であれば、リーディング20問残しでも十分800点を取れるでしょう。
リスニング425点リーディング375点
リスニングで425点を取るために必要な素点は、おおむね81〜90点です。
リーディングで375点を取るために必要な素点は、おおむね76点以上です。
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。
年度 | リスニング | リーディング | 合計点 |
2022 | 331 | 277 | 608 |
2021 | 331 | 279 | 611 |
2020 | 337 | 282 | 620 |
このデータから、リスニングとリーディングの平均点を比較すると、リスニングの方が50点ほど高いことがわかります。
よって、リスニング425点リーディング375点というのは、800点を取るために最も平均的な点数構成だと言えます。
リスニング400点リーディング400点
リスニングで400点を取るために必要な素点は、おおむね76〜85点です。
リーディングで400点を取るために必要な素点は、80点です。(20問残しの場合の満点)
リーディングで解いた問題が全て合っていれば、リスニングで400点でも合計800点を取れるでしょう。
TOEIC20問残しで800点を取る方法
ここまで読んでくれた方なら想像がついているかもしれませんが、TOEIC20問残しで800点を取る方法は2つです。
- リスニングのスコアを伸ばす
- リーディングの正答率を上げる
リスニングのスコアを伸ばす
リスニングのスコアが高ければ、リーディングで20問解き残しても十分800点を狙えます。
リスニングのスコアを高めるには、4つ方法があります。
- 問題文を先読みする
- 問題演習を通じてリスニングの問題形式に慣れる
- 根本的なリスニング力を高める
- 問題を素早く正確に解くテクニックを学ぶ
①・②は言葉通りです。
③については「TOEICリスニングが聞き取れない6つの原因と対策法をL満点が解説」を、④については「TOEIC全パート攻略法+テクニック」をご覧ください。
リーディングの正答率を上げる
リーディングで20問残したとしても、解いた問題の正答率が高ければ800点を取れます。
リーディングの正答率を上げるには、2つ方法があります。
- 語彙力をつける
- 英文法を学習する
TOEICリーディングで時間が足りない時はとりあえず塗ろう
時計を見て「時間が足りないな」と感じた場合、残り2分になったら残っている問題をテキトーに塗りましょう。
TOEICは4択なので、テキトーに塗っても単純計算4分の1で正答になります。
よって、20問残っているなら、5問正答数を増やせます。
TOEICリーディングの時短のコツ
ここまで「リーディング20問残しでも800点取れるか」という観点でお話ししてきました。
確かに、20問残しでも800点は取れます。
しかし、「限られた条件の中でのみ」です。
そのために、以下を実践しましょう。
- 文法問題をたくさん解いて、正答率と解答スピードを上げる
- スラッシュリーディングで「返り読み」の癖を無くす
- 時間配分を決める
- 1分考えてわからない問題は飛ばす
- 「TOEIC全パート攻略法+テクニック」でテクニックを学ぶ
- 実践演習をして時間の感覚と集中力を身につける
詳しくは「TOEICリーディングで時間が足りない」の対策法を徹底解説」をご覧ください。
TOEICリーディングのおすすめ参考書・教材
ここからはTOEICのリーディング対策をするのにおすすめ参考書・教材を紹介します!
TOEIC全パート別攻略法
4ヶ月でTOEIC975点を取った私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいる記事です。
- 問題の傾向・形式
- スコア別の目標解答時間
- 各Partの勉強法
- 解答スピードと正答率を同時に上げる問題の解き方とテクニック
- スコアアップのコツ
- 中学レベル+目標スコア別の英単語帳
- TOEIC英文法解説pdf
- Part5英文法問題集
- TOEIC勉強ルーティーン
- 学習継続のコツ
など、とにかく内容を充実させました。
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC600点以上を取るのに必要な英単語が1000語掲載されている英単語帳です。
以下のように英単語がレベル分けされており、目標スコアに合わせて頻出英単語を学べます。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
TOEIC 文法問題 でる1000問
TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。
とにかく網羅性が高いのが特徴。
Part5の文法問題の正答率と解答スピードを上げるために使ってほしい問題集です。
TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーが音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜10まであり、10が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
TOEICリーディング対策に役立つ学習ツール・アプリ
ここからは、TOEICの学習効率を上げてくれるツールを紹介します。
Santaアルク
SantaアルクはTOEIC対策をするなら必須級のアプリです。
Santaアルクがおすすめな理由は3つあります。
- 無料のレベルテストでスコアを診断できる
- AIがひとりひとりに合わせた学習カリキュラムを提案してくれる
- 無料プランでも講義・模試(30問)を受けられる
特に注目してほしいのが「①無料のレベルテストでスコアを診断できる」ことです。
たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができるので、定期的に自分のスコアを把握するのに非常に役立ちます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
Santaアルクは、TOEICの勉強をするなら必ず使いたいアプリです。
\ スコア診断をしてみる! /
Santaアルク
スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策
スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
は、本格的なTOEIC対策ができる学習ツールです。
スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策がおすすめな理由は3つあります。
- 20回分の実践問題を解ける
- 約580本に及ぶ関先生の英語講義でゼロからTOEIC対策ができる
- AIが「今解くべき問題を出題&苦手な部分を発見」してくれるので効率的に学習できる
スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
は、本気でTOEIC対策するなら絶対に使うべき学習ツールです。
無料体験もできるので、ぜひ活用してください!
\ 7日間無料体験実施中! /
スタディサプリ ENGLISH
TOEICに関してよくある質問
TOEICの平均点はどれくらい?
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは
- IPテスト(団体受験)で493点(2022年度)
- 公開テスト(個別受験)で608点(2022年度)
です。
TOEICは何点からすごい?
一般的に、TOEICは700点以上からすごいと言えます。
周りに自慢できますし、企業からも高い評価を得られるでしょう。
また、外資系企業など英語を積極的に使う企業等の場合は、900点以上が高評価の基準になることが多いです。
公開テストとIPテストはどちらを受けるべき?
TOEICには「IPテスト」と「公開テスト」の2つの受験制度があります。
それぞれの特徴を表にまとめると、以下のようになります。
IPテスト | 公開テスト | |
主催者 | 大学・企業・塾などの団体 | 公式の団体 |
受験会場 | 各団体による(通いなれた教室などが多い) | 指定の場所 |
申し込み | 所属団体 | 個人 |
試験方式 | 対面・オンライン | 対面のみ |
試験実施時間 | 各団体による | 午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00 |
試験日 | 各団体による | 毎月1回程度(午前午後実施) 土曜日か日曜日 |
試験問題 | 過去問 | 最新の問題 |
受験料(税込) | 4,230円(団体によって異なる場合もある) | 7,810円 |
テスト結果の通知 | 対面は約5営業日、オンラインは試験直後 | 3週間後 |
公式認定証 | なし(代わりにスコアレポートが届く) | あり(受験後30日以内に届く) |
履歴書等へのスコア記載 | 可能 | 可能 |
基本的にはどちらを受けても構いません。
ただし、「公式認定証」の原本・コピーが求められる場合には、公開テストを受ける必要があるので注意しましょう。
まとめ
TOEICリーディング20問残しでも800点は取れます。
ただし、「リスニングで高スコアを取ること」または「リーディングの正答率が極めて高いこと」が条件です。
安定して800点を取れるようになりたいなら、リーディングの解き残しは10問以内に抑えたいところです。
今回解説した時短のコツを参考に、リーディングの解答スピードを上げていきましょう!
今回は「TOEICリーディングで20問残しても700点取れるのか」を解説します! TOEICのリーディングで時間が足りなくて、どうしても20問残ってしまう 700点を目指しているのに、TOEICの本番で20問残してしまった[…]
今回はTOEIC800点のレベルと、800点を取るための勉強法・おすすめ参考書を解説します。また、800点から900点へ、さらにスコアを伸ばす勉強法についても解説します。 TOEIC800点のレベルが知[…]