今回はTOEIC305点〜345点のレベルと、305点〜345点からスコアをアップさせるための勉強法を解説します。
- TOEIC305点〜345点のレベルが知りたい
- TOEIC305点〜345点からスコアをアップさせる勉強法を知りたい
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC305点〜345点に含まれるスコア
TOEIC305点〜345点は、以下の9つのスコアを含みます。
- TOEIC305点
- TOEIC310点
- TOEIC315点
- TOEIC320点
- TOEIC325点
- TOEIC330点
- TOEIC335点
- TOEIC340点
- TOEIC345点
TOEIC305点〜345点のレベル
さて、ここからはTOEIC305点〜345点のレベルを解説していきます。
TOEIC305点〜345点は上位何%か
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」と「第351回 平均スコア・スコア分布 詳細」の結果に基づき、TOEIC305点〜345点が上位何%なのかを計算しました。
TOEICのスコア | 上位何%か |
TOEIC305点 | 上位96.47% |
TOEIC310点 | 上位96.16% |
TOEIC315点 | 上位95.85% |
TOEIC30点 | 上位95.54% |
TOEIC325点 | 上位95.23% |
TOEIC330点 | 上位94.92% |
TOEIC335点 | 上位94.61% |
TOEIC340点 | 上位94.3% |
TOEIC345点 | 上位93.74% |
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、2023年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。
よって、320点は上位94.0%〜97.3%の間だと考えられます。
ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。
そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。
TOEIC公式が発表している「平均スコア・スコア分布 詳細」によると、
- 点数が345点未満は全体の下位5.4%
- 点数が295点未満は全体の下位2.6%
です。よって、TOEIC320点は上位94.6%〜97.4%の間のスコアです。
先ほどの数値(上位94.0%〜97.3%)と平均すると、TOEIC320点は上位94.3%〜97.4%となります。
TOEICのスコアは5点刻みなので、290点から340点までの点数の種類は以下の11通りです。
- 290点(上位97.4%)
- 295点
- 300点
- 305点
- 310点
- 315点
- 320点
- 325点
- 330点
- 335点
- 340点(上位94.3%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.31%(=(97.4%-94.3%)/10)になります。
よって、320点は上位95.54%(=94.3%+0.31%×4)程度です。
TOEIC305点〜345点と平均点との差はどれくらいか
TOEIC公開テストの平均点は612点です。この平均点に基づき差を計算しました。
TOEICのスコア | 平均点との差 |
TOEIC305点 | -307点 |
TOEIC310点 | -302点 |
TOEIC315点 | -297点 |
TOEIC320点 | -292点 |
TOEIC325点 | -287点 |
TOEIC330点 | -282点 |
TOEIC335点 | -277点 |
TOEIC340点 | -272点 |
TOEIC345点 | -267点 |
TOEIC305点〜345点の偏差値はどれくらいか
過去のTOEIC統計から、スコアが17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。
偏差値50=612点(平均点)として、各スコアの偏差値を計算しました。
TOEICのスコア | 偏差値(およそ) |
TOEIC305点 | 31.9 |
TOEIC310点 | 32.2 |
TOEIC315点 | 32.5 |
TOEIC320点 | 32.8 |
TOEIC325点 | 33.1 |
TOEIC330点 | 33.4 |
TOEIC335点 | 33.7 |
TOEIC340点 | 34.0 |
TOEIC345点 | 34.3 |
TOEIC305点〜345点の正答率はどれくらいか
TOEIC305点〜345点の正答率の目安は約35〜40%です。
ただし、試験の難易度や他の受験者の正答率によって「正答率とスコアの関係」は変わるので、あくまで目安・参考程度にとどめておきましょう。
TOEIC305点〜345点は公式のリスニング力評価で一番下のレベル
リスニングとリーディングは45点ほど差がつくことが多いです。
よって以下のことが言えます。
- TOEIC305点の平均的な点数構成は「リスニング175点リーディング130点」
- TOEIC345点の平均的な点数構成は「リスニング195点リーディング150点」
ここから、TOEIC305点〜345点のリスニングの点数幅は175点〜195点、リーディングの点数幅は130点〜150点と言えます。
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング175点〜195点は3段階中最も低い評価です。
具体的なリスニング力は以下の通りです。
- 写真描写の短い記述が理解できる
- 情報が何度も繰り返されてあり、語彙が簡単なときは話の趣旨を理解できることがある
- 広い範囲にわたる情報を関連づける必要があるときは話の趣旨を理解できない
- 短い会話でやや難しい語彙・構文が使用されると話の詳細が理解できない
TOEIC305点〜345点は公式のリーディング力評価で一番下のレベル
また、リーディング175点〜195点は4段階中最も低い評価です。
具体的なリーディング力は以下の通りです。
- 限られた範囲を読む場合は事実に基づく情報に関する問題に正答できる
- 簡単な語彙・句・文法構造が理解できる
- 情報を推測できない
- 言い換えが理解できない
- 1つの文中の情報さえ関連づけることができない
TOEIC305点〜345点は公式のコミュニケーション能力評価で5段階中4番目のレベル
「PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC305点〜345点はA〜Eの5段階評価のうち、D評価(220点以上)です。
D評価は「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」レベルで、以下の特徴を備えています。
- ゆっくり話してもらうか繰り返し・言い換えをしてもらえば簡単な会話が理解できる
- 身近な話題であれば応答可能
- 不十分なところが多いが、特別な配慮をしてくれれば多少の意思疎通が取れる
TOEIC305点〜345点はCEFRA2で英検準2級レベル
CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。
上記の文部科学省のデータによると、TOEIC305点〜345点はCFFR A2程度に相当します。
また、英検に換算すると、TOEIC305点〜345点は英検準2級(高校中級程度)に相当します。
TOEIC305点〜345点は就活や転職で活用できない
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は612点です。
TOEIC305点〜345点は公開テストの平均点スコアより、また、新卒採用・中途採用で求められる平均スコアより低いです。
よって、就職活動や転職活動ではほとんど活用できません。
就職・転職活動で活用したいなら、TOEIC600点以上を目指しましょう。
TOEIC305点〜345点からスコアを伸ばす勉強法
ここからはTOEIC305点〜345点からスコアを伸ばす勉強法を解説します。
英単語を覚える
TOEIC305点〜345点の方が一番やるべきことは英単語を覚えることです。
中学レベルの基本的な英単語から、しっかり英単語を覚えてください。
英単語を覚えるには時間がかかります。しかも、英単語学習は退屈です。
しかし、単語を覚えないことにはスコアは絶対に上がりません。よって、最優先で単語を覚えてください。
おすすめの英単語帳は「ターゲット中学英単語1800」です。
TOEICの英単語帳といえば「銀のフレーズ」や「金のフレーズ」が有名です。
これらの英単語帳は、書店のTOEICコーナーで必ずと言っていいほど一番目立つところに置かれています。
たしかに、銀のフレーズや金のフレーズは最高の英単語帳です。
しかし、TOEIC305点〜345点の方は銀のフレーズ・金のフレーズはまだ使うべきではありません。
その理由は、中学レベルの基本英単語を覚えられていないからです。
その状態で銀のフレーズ・金のフレーズを覚えても、基本英単語がわからないので英文は読める/聞けるようにはなりません。
よって、ターゲット中学英単語1800を使って、まずは焦らず基本英単語を覚えることが重要です。
英文法を勉強する
英単語をどれだけ覚えたとしても、それだけでは英文は読める/聞けるようにはなりません。
なぜなら、英文の構造を把握できないからです。
英文の構造を把握するためには、英文法の知識が重要です。
おすすめの参考書は「大岩のいちばんはじめの英文法」です。
TOEICのスコアを短期間で上げるコツ
ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
スキマ時間はアプリで勉強
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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まとめ
TOEIC305点〜345点のレベルを解説しました。
- 全体の上位96.47%〜93.74%のスコア
- 平均点より307点〜267点低い
- 偏差偏31.9〜34.3
- 公式のリスニング力評価で一番下のレベル
- 公式のリーディング力評価で一番下のレベル
- 公式のコミュニケーション能力評価で上から4番目のレベル
- CEFR A2で英検準2級と同程度のレベル
- 就活や転職では活用できない
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