TOEIC350点から500点に上げる勉強法/勉強時間/参考書

今回はTOEIC350点から500点に上げる方法を徹底解説します!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC350点と500点の差

TOEIC350点は全体の上位94%(下位6%)のスコアです。

中学レベルの英語の基礎がほとんど身についておらず、リスニング・リーディングともに解けない問題が多いでしょう。

 

TOEIC500点は全体の上位74%のスコアで、中学レベルの英語の基礎がしっかり身についています。

 

TOEIC公開テストの平均点である608点より100点ほど低いため、まだ履歴書に記載するべきスコアではありません。

しかし、英語の基礎は身についているため、順序立てて勉強すれば600点、700点とどんどんスコアを伸ばしていけます。

 

TOEIC350点から500点に上げる勉強法

はっきり言って、TOEIC350点と500点ではかなりの差があります。

しかし、これから解説することを実践すれば、TOEIC350点から500点に上げるのは難しくありません。

テン
ぜひ参考にしてください!

TOEICについて知る

TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。

Part1写真描写問題
Part2応答問題
Part3会話問題
Part4説明文問題
Part5短文穴埋め問題
Part6長文穴埋め問題
Part7長文読解問題

それぞれのPartで、問題の特徴・傾向や対策方法は大きく異なります。

まずはその違いを知りましょう。

テン
これはTOEIC対策を始めたら真っ先にやるべきことです。これをやるかどうかで、今後のTOEIC学習の効率は驚くほど変わってきます。

 

TOEIC全パート攻略法」で詳しく解説しているので、必ずご覧ください。

語彙力を強化する

現状TOEIC350点の方は、まず中学レベルの基本英単語をしっかり覚えてください。

 

中学レベルの英単語はTOEICに限らず、どんな英文にも登場する頻出英単語ばかりです。

そのため、中学レベルの英単語を知らなければ、英文は読めないし聞けません。

 

その後、「TOEIC特有の英単語」も覚えていきましょう。

 

というのも、TOEICはビジネスシーンや日常英会話を想定した英語がテーマになるので、大学受験等とは異なる英単語が多く登場します。

よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがTOEIC攻略のカギです。

テン
おすすめの英単語帳は記事後半で紹介します!

 

また、英単語を覚えるコツが4つあります。

  1. 発音する
  2. 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
  3. 毎日寝る前に暗記する
  4. 1冊しっかり覚える

これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。

英文法を勉強する

現状TOEIC350点の方は英文法の理解度が低いです。

 

英文法の理解度が低いと、リスニングでは聞き取りの精度が落ちます。

さらに、「この英文の構造ってどうなっているんだ?」と意識が逸れてしまい、「リスニング」への集中力が下がるため、正答率が下がります。

 

また、リーディングでは読解スピードが落ちて解ける問題の数が減ります。

もちろん読解の精度も下がるため、正答率が落ち、全体のスコアがガクッと下がります。

 

そのうえ、Part5には文法問題が多数出題されます。

以上より、英文法をしっかり理解しておくことがとても重要です。

 

英文法を学ぶなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策」を利用するのがおすすめです。

その理由は3つあります。

  1. TOEICに必要な文法知識をゼロから授業動画で学べる
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毎日英語を聞く

さて、ここからはリスニング対策についてお話しします。

 

まずは毎日英語を聞くことを習慣づけましょう。

英語を聞く目的は2つあります。

  1. 英語を聞くことに対する抵抗感を無くす
  2. 英語を聞く集中力を身につける

 

おすすめのリスニング教材はYouTubeです。

 

YouTubeで「リスニング 聞き流し」と検索すれば、簡単なモノから難しいモノまで、さまざまなレベルのリスニング音声が出てきます。

いろいろ視聴してみて「これならストレスなく聞けそうだ」と感じた教材を選びましょう。

テン
移動中や休憩時間など、スキマ時間を活用してリスニングするのがおすすめです。

オーバーラッピング

オーバーラッピングとは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音するという練習法です。

  • リスニング音声のスピードに慣れる
  • 正しい発音を理解する

といった効果があります。

 

オーバーラッピングは以下の手順で行います。

  1. リスニング教材・素材を選ぶ
  2. 一度全文を聞いてみる
  3. スクリプトを確認する
  4. 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
  5. スクリプトを見ながら音声と同時に発声する

リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。

おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。

毎日英語を読む

さて、ここからはリーディング対策です。

 

まずは毎日英語を聞くことを習慣づけましょう。

英語を聞く目的は2つあります。

  1. 英語を読むことに対する抵抗感を無くす
  2. 英語を読む集中力を身につける

 

おすすめのリーディング教材は「ハイパー英語教室 中学英語長文」です。

Part5の文法問題を解く

リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。

よって、まずはPart5の問題をしっかり解けるようになることが、TOEIC500点を取るカギです。

 

具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。

問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。

 

おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。

実践演習する

TOEICは形式が特殊な試験です。

また、試験時間が合計約120分と長いです。

 

よって、実践演習を通じて

  • 形式に慣れること
  • 時間配分の感覚を身につけること
  • 120分間集中する体力を身につけること

が重要です。

 

実践演習には、先ほどから何度も紹介している公式問題集を使いましょう。

 

最初は解答時間を気にする必要はありません。

ゆっくりと時間をかけて、辞書を用いながら問題を解きましょう。

短期間でTOEIC350点から500点に上げるコツ

短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。

  • 英語に触れる時間を増やす
  • スキマ時間を活用する
  • 強みと弱みを把握する

英語に触れる時間を増やす

  • 英語の本を読む
  • 英語のニュースを聞く
  • 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
  • 英語で日記を書く

というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。

 

  1. 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
  2. 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる

①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。

しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。

スキマ時間を活用する

仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。

その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。

 

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策を活用するのがおすすめです。

テン
スマホで気軽に、かつ、本格的にTOEIC対策できます。

定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

 

この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。

効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。

 

また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。

弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。

テン
また、苦手意識がなくなれば、モチベーションアップも期待できます。

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

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TOEIC350点から500点に上げるのにおすすめの参考書・教材

ここからは、TOEIC350点から500点に上げるためにおすすめの参考書や教材を紹介します!

TOEIC全パート別攻略法


4ヶ月で975点取った私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいる記事です。

  • 問題の傾向・形式
  • スコア別の目標解答時間
  • 各Partの勉強法
  • 解答スピードと正答率を同時に上げる問題の解き方とテクニック
  • スコアアップのコツ

など、「これさえ読めばTOEICのことがバッチリ理解できる!」と自信を持って言えるほど内容が充実しています。

さらに、中学レベル+目標スコア別英単語帳やTOEIC英文法解説pdf、リーディングセクションPart5の文法問題集なんかも付いています。

テン
ぶっちゃけ、これと実践形式の問題集さえあれば500点は取れます。

中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本

「中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本」は名前の通り、中学レベルの英単語が1000語掲載されている英単語帳です。

1000語を1ヶ月で暗記する具体的な暗記スケジュールがついているので、短期間で英単語を覚えたい方におすすめです。

TOEIC 出る単特急 銀のフレーズ

TOEIC500点〜600点を取るのに必要な英単語が1000語掲載されている英単語帳です。

 

TOEICに出てきそうなフレーズ・例文が載っており「英単語が実際にどのような場面で使われるのか」を確認しながら覚えられます。

また、TOEIC・英語初心者が覚えやすいよう、英単語が難易度順に並んでいるのもポイントです。

ハイパー英語教室 中学英語長文

「ハイパー英語教室 中学英語長文」は超基礎的な英語長文が掲載されている問題集です。

英単語・英文法をある程度勉強した後、「英語を読めるようになった!」という「成功体験」を蓄積し、自信をつけるためにおすすめです。

 

また、リスニングに使える音声もついているのも魅力です。

TOEIC 文法問題 でる1000問

TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。

 

とにかく網羅性が高いのが特徴。

Part5の文法問題の正答率と解答スピードを上げるために使ってほしい問題集です。

TOEIC公式問題集

created by Rinker
国際ビジネスコミュニケーション協会

本記事ではすでに何度も登場していますが、TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。

テン
私もいろんな問題集を使ってきましたが、個人的には公式問題集が一番スコアアップに直結すると感じています。

 

「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。

そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。

 

現在、冊子・バージョンは1〜10まであり、10が最新です。

問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。

TOEIC350点から500点に上げるのに必要な勉強時間

TOEIC350点から500点に上げるのに必要な勉強時間は、約250時間です。

1日2時間勉強できれば4ヶ月ほど、1日3時間勉強できれば3ヶ月ほどで達成できます。

 

ただ、これはあくまで目安の勉強時間です。

これまで解説してきた勉強法を丁寧に実践すれば、もっと短い時間で500点に到達できます。

まとめ

TOEIC350点から500点に上げる勉強法を解説しました。

  1. TOEIC全パート攻略法」でTOEICについて知る
  2. 語彙力を強化する
  3. 英文法を勉強する
  4. 毎日英語を聞く
  5. オーバーラッピング
  6. 毎日英語を読む
  7. 文法問題を解く
  8. 実践演習する
テン
ぜひ参考にしてください!

 

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