結論:高校生のTOEIC平均点は、IPテスト(団体受験)441点・公開テスト(個人受験)535点です。高校生のうちにTOEICを受けておくと、大学入試で活用できるだけでなく、将来の就活でも大きな武器になります。
- 「高校生のTOEIC平均点って何点なの?」
- 「自分のスコアは高校生の中で高い方?低い方?」
- 「高校生は何点を目指せばいいの?」
- 「TOEICのスコアって大学入試に使えるの?」
- 「どうやってスコアを伸ばせばいい?」
こういった疑問を持っている高校生は多いと思います。
この記事では、TOEIC Program DATA & ANALYSISの最新データを使って、高校生のTOEIC平均点を学年別・コース別・受験回数別に徹底解説します。
さらに、目的別の目標スコア目安や、大学入試でのTOEIC活用法もまとめました。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

高校生のTOEIC平均点【最新データ】
結論:高校生のTOEIC平均点は、IPテスト441点・公開テスト535点です。
自分のスコアが高校生の中でどのくらいの位置なのか、気になりますよね。
学年やコースによっても平均点は変わりますし、「まだ1回しか受けていないから低くて当然かな…」と不安になる方もいると思います。
以下ではデータが取れる最新年度である「2024年度」の公式データをもとに、学年別・コース別・受験回数別に詳しく解説していきます。
IPテスト平均は441点(学年別データ)
まず、学校などの団体が一括で申し込むIPテスト(団体受験)の結果から見ていきましょう。
2024年度の高校生IPテスト受験者は17,659人で、平均スコアは441点(リスニング259・リーディング182)でした。
学年別に見ると、以下のようになっています。
| 学年 | 人数 | リスニング | リーディング | 合計 |
| 高校全体 | 17,659人 | 259 | 182 | 441 |
| 高校1年 | 2,439人 | 242 | 168 | 410 |
| 高校2年 | 5,339人 | 264 | 183 | 447 |
| 高校3年 | 9,881人 | 260 | 186 | 445 |
面白いのが、高2から高3にかけてスコアがほとんど伸びていない点です。高2→高3でわずか2点しか上がっていません。
理由は2つかなと思います。
- 高3になると大学受験の勉強が中心になり、TOEICに割ける時間が減るから
- そもそも高校2年生でTOEICを受けるのは意識が高い優秀層だから
公開テスト平均は535点
次に、個人で申し込む公開テストのデータを見ていきましょう。
2024年度の高校生公開テスト受験者は31,178人で、平均スコアは535点(リスニング302・リーディング233)でした。
IPテスト441点と比べると、94点も高いです。この差には理由があります。
公開テストは自分でお金を払って申し込む形式なので、
- 「本気でスコアを上げたい」
- 「大学入試に活用したい」
という意識の高い層が中心です。
一方、IPテストは「学校から案内が来たから興味本位で受けた」「学校で強制的に受けさせられた」という層が多いです。
つまり、受験者の母集団がまったく違うんです。
また、注目してほしいのが、公開テストの受験者数(31,178人)がIPテスト(17,659人)の約1.8倍もいる点です。
これは、自発的にTOEICを受けている高校生がかなり多いことを意味しています。
また、リスニングとリーディングの差に注目すると、
- IPテストでは77点差(L259 vs R182)
- 公開テストでは69点差(L302 vs R233)
です。どちらもリスニングの方がスコアを取りやすい傾向がはっきり出ています。
コース別の平均点(普通科435点 vs 英語科498点)
「英語科や国際科に通っている子はやっぱりスコアが高いの?」という疑問を持つ方もいると思います。
コース別のデータを見てみましょう。
| コース | 人数 | リスニング | リーディング | 合計 |
| 普通科 | 7,808人 | 258 | 177 | 435 |
| 英語科・国際科 | 1,422人 | 292 | 206 | 498 |
| 進学科(進学コース) | 178人 | 229 | 163 | 392 |
| 商業科 | 227人 | 203 | 125 | 329 |
| 工業科 | 45人 | 205 | 127 | 332 |
| その他 | 133人 | 284 | 210 | 494 |
英語科・国際科は498点、普通科は435点。63点の差がついています。
英語科・国際科は授業の大半が英語に特化しており、英会話やリスニングのトレーニングを日常的に行っているコースです。
スコアが高いのは正直、当然とも言えます。
一方、商業科(329点)や工業科(332点)が低めなのも納得のいく数字です。
英語の授業時間が普通科より少なく、専門科目がメインになるため、英語に使える時間が限られます。
ちなみに「その他」が494点と高いのは、帰国子女コースやインターナショナルスクール系が含まれている可能性が高いためです。
人数も133人と少ないので、特殊な層だと考えてください。
ぶっちゃけ、コース別で比べると差が出るのは当たり前です。大事なのは、自分のコースの平均と比べてどうかという視点です。
受験回数別の平均点(初回416点→3回以上500点)
「まだ1回しか受けていないから、スコアが低くて当然かな…」と思っている方もいるかもしれません。
受験回数別のデータを見ると、その感覚は正しいことがわかります。
| 受験回数 | 人数 | リスニング | リーディング | 合計 |
| 今回はじめて | 5,122人 | 246 | 170 | 416 |
| これまでに1回 | 2,268人 | 269 | 188 | 457 |
| これまでに2回 | 1,037人 | 285 | 202 | 487 |
| これまでに3回以上 | 1,048人 | 298 | 202 | 500 |
初回受験の平均が416点なのに対して、3回以上受験した層の平均は500点。84点のアップです。
これは「受けるたびにスコアが伸びる」ことをデータが示しています。
TOEICは試験の形式に慣れることがめちゃくちゃ大切なので、回数を重ねるごとにコツをつかんでスコアが上がりやすいテストです。
特に注目すべきは、初回→1回経験の伸びが41点と最も大きいこと。
「2回目」が最もスコアが跳ねるタイミングなんです。
一方、2回経験→3回以上では13点の伸びに留まっています。
回数を重ねるだけではなく、受験と受験の間にしっかり対策を入れることが重要だということもデータが示しています。
正直、初回でスコアが低くても全く気にする必要はありません。データがそれを証明しています。
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高校生のTOEIC目標スコアの目安【目的別】
結論:目的によって目標スコアは変わります。まずは500点、大学入試で活用するなら600点以上、将来の就活も見据えるなら700点以上が目安です。
平均点がわかったところで、次に気になるのは「じゃあ自分は何点を目指せばいいの?」ですよね。
「とりあえず受けてみよう」だけでは、勉強のモチベーションが続きません。目的に合った目標を持つことで、勉強の方向性がはっきりします。
ここでは3つの目安を紹介します。自分の目的に合うものを選んでください。
まずは500点を目指そう
500点は、先ほど紹介した受験回数3回以上の高校生の平均スコアと同じです。
つまり、しっかり対策をした高校生が到達するリアルなラインです。
また、IPテスト全体の平均(大学生・社会人含む全受験者)が495点なので、500点を超えれば大学生や社会人を含めた全受験者の半分以上より上に立てます。
高校生のIPテスト平均441点から約60点上。「60点も差がある…」と思うかもしれませんが、正直そんなに遠くはありません。
正しい手順で対策すれば、すぐに到達できます。イングルートで100以上を指導してきた経験に基づくと、大体20〜40時間くらいで440点付近→500点に上げられます。
大学入試で活用するなら600点以上
近年、TOEICスコアを出願要件や加点対象にしている大学・学部が増えています。600点あれば、多くの大学の出願要件をカバーできます。
さらに、公開テスト全体の平均スコアは約615点(大学生・社会人を含む全受験者の平均)でした。
つまり高校生で600点以上を取れると、大学生や社会人を含めた全受験者の平均に迫るレベルということになります。
言い換えれば、大学生になってから英語を勉強している人たちと同じ土俵に立てるということです。
大学によっては600点で英語の単位認定や語学試験免除が受けられるところもあります。
入学前にスコアを持っておくと、大学生活のスタートがぐっと楽になります。
将来の就活まで見据えるなら700点以上
就活市場では、TOEICスコアの評価基準は大まかに次のようになっています。
| スコア | 就活での評価 |
| 600点台 | 「英語が一応できる」標準的な評価 |
| 700点以上 | 「英語が得意」と見なされる |
| 800点以上 | 多くの企業で高評価・即戦力として評価されやすい |
600点台は「あって損はないけれど、特段目立つわけでもない」というポジションです。
就活でTOEICを強みとして使うには、700点以上が一つのラインになります。
高校のうちに700点を取っておく最大のメリットは、大学生活の時間を英語以外のことに使えることです。
多くの大学生がTOEIC対策に時間を費やす中、すでにスコアを持っていれば、サークル・インターン・資格・研究など、就活で話せるほかの経験に時間を集中させられます。
なお、就活市場における「何点からすごいか」の詳しい判定基準について詳しくは「TOEICは何点からすごい?」をご覧ください。
高校生がTOEICを大学入試で活用する方法
結論:TOEICスコアは388以上の大学・短大で入試に活用できます。出願要件・得点換算・試験免除など、活用方法は大学によってさまざまです。
TOEICスコアが大学入試に使えるって聞いたことはあるけれど、「具体的にどう使えるの?」「自分の志望校でも使えるの?」とモヤモヤしている方も多いと思います。
正直、知っているかどうかで受験戦略がガラッと変わります。ここでは入試での活用方法と、見落としがちな注意点をまとめて解説します。
TOEICスコアは388の大学で入試に使える
IIBCの2025年の最新調査によると、TOEICスコアを入試に活用している大学・短大は388校にのぼります。
以前は総合型選抜等での活用が中心でしたが、最近は一般入試でもTOEICスコアを考慮する大学が増えています。
ぶっちゃけ、これを知らないまま受験するのはもったいないです。
活用パターン(出願資格・得点換算・試験免除・加点)
大学によって活用の仕方は異なります。IIBCの調査では、主に以下のパターンが確認されています。
| 活用パターン | 内容 |
| 出願資格 | 一定スコア以上で出願が可能になる |
| 判定優遇・合否参考 | 合否判定の際にスコアが考慮される |
| 得点換算 | TOEICスコアを英語試験の得点に換算する |
| 試験免除 | 一定スコア以上で英語試験が免除される |
| 加点 | 英語試験の得点にスコアに応じた点数が加算される |
実際にどのくらいのスコアが必要なのか、国公立大学の具体例を見てみましょう。
| 大学 | 入試名 | 活用方法 | 基準スコア |
| 北海道大学 工学部 | 総合型 フロンティア入試 Type I | 出願資格・判定優遇・合否参考 | 550 |
| 秋田大学 国際資源学部 | 一般 | 得点換算 | 730 |
| 都留文科大学 文学部 英文学科 | 総合型 | 試験免除 | 730 |
| 横浜市立大学 | 学校推薦型 | 加点(スコアが上がると加点量UP) | 600/700/800/900 |
| 東京海洋大学 海洋生命科学部 海洋政策文化学科 | 一般 | 出願資格 | 400 |
| 神戸大学 工学部 応用科学科 | 総合型「志」特別 | 出願資格 | 750 |
| 青山学院大学 地球社会共生学部 | 学校推薦型 | 出願資格 | 550 |
| 駒澤大学 グローバル・メディア・スタディーズ学部 グローバル・メディア学科 | 一般 S | 外国語試験の得点換算 665点で160点、860点で190点 | 665/860 |
| 上智大学 外国語学部 英語学科 | 学校推薦型 | 出願資格 | 785 |
| 成城大学 経済学部 経済学科 | 総合型 | 出願資格 | 520 |
※最新情報は必ず各大学のHPで確認してください。
「知らなかった」で損をするのは本当にもったいないです。
共通テストとTOEICの関係
共通テストの英語とTOEICは試験形式が大きく異なります。ただ、語彙・文法・読解といった英語の基礎力は共通して問われます。
共通テストに向けた英語学習はTOEIC対策の土台になります。
つまり、高校の授業を真剣に取り組むこと自体が、TOEICスコアにも直結するんです。
一方で、TOEICはビジネス場面を題材にした問題が中心で、試験形式も共通テストとは別物です。
共通テストの勉強だけでは対応しきれない部分があるため、TOEIC固有の形式に慣れる練習は別途必要です。
なお、共通テストとTOEICスコアの換算については「TOEICスコアと共通テストの換算」で詳しく解説しています。
大学入試でTOEICを活用する際の注意点
入試でTOEICを活用するときに、はっきり言って見落としがちなポイントが3つあります。事前に確認しておいてください。
- ① 公式認定証(公開テスト)が必要な場合がある
- ② スコアの有効期限は2年間
- ③ 出願時期から逆算してスケジュールを組む
① 公式認定証(公開テスト)が必要な場合がある
大学への提出には公開テスト受験でのみ受けられる公式認定証が必要なケースがあります。
学校などで受けるIPテストのスコアレポートは、大学によっては認められません。
入試に使うことを考えているなら、公開テストで受けることが基本です。
② スコアの有効期限は2年間
一応、公式では「2年間」という有効期限が定められています。
高3の入試で使いたい場合、高1の時点で取ったスコアは使えなくなる可能性があります。受験のタイミングを逆算してスケジュールを立てましょう。
関連記事:TOEICの有効期限は2年!履歴書に書ける期間とスコア【2026年最新】
③ 出願時期から逆算してスケジュールを組む
公開テストの結果が手元に届くまで、受験日から約3週間かかります。
出願締め切りからさらに1か月以上前には受験を終わらせておく必要があります。めちゃくちゃ焦らないためにも、スケジュールは早めに確認しておきましょう。
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高校生がTOEICスコアを伸ばすためにやるべきこと
結論:最も大事なのは「正しい順番で勉強すること」です。まず自分のレベルを把握し、レベルに合った勉強を段階的に進めましょう。
ここまで読んで「よし、スコアを上げよう」と思った方も多いのではないでしょうか。
ただ、正直に言います。やる気があっても、順番を間違えると効果がほぼゼロになります。
何をどう進めるかを、ここから解説します。
まず自分のレベルを把握する
勉強を始める前に、絶対にやってほしいことがあります。今の自分のスコアを把握することです。
「なんとなく英語が苦手だからTOEICも低いはず」という感覚だけで勉強を始めると、レベルに合わない教材を使ってしまう可能性があります。
レベルが合っていない勉強は、時間をかけても効果がゼロどころか、挫折の原因になります。
自分のスコアを把握する方法は大きく分けて3種類あります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。
そして、アプリの中でも特におすすめなのが「Santaアルク」です。

「Santaアルク」の画面
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勉強の「順番」が最も重要
スコアが伸びない人の9割は努力が足りないのではなく、順番が間違っているだけです。
超重要なことをはっきり言います。大切なのは教材の質よりも、勉強の順番です。
まず、基礎(単語・文法)を固めてからTOEIC対策に入ることが原則です。
基礎が抜けた状態でTOEIC問題を解いても、解き方のパターンを暗記するだけになってしまいます。
よくある失敗が、最初からPart7(長文読解)に挑戦してしまうことです。語彙・文法の土台がない状態でPart7を解いても、ほぼ効果はありません。
また、リスニングはリーディングよりもスコアを上げやすいという特徴があります。リスニングから攻略することで、スコアを効率よく伸ばせます。
ただ、具体的な勉強手順については、スコア別に細かく変わります。
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高校生のTOEICに関するよくある質問
最後に、高校生のTOEICに関してよくある質問にお答えします。
Q1: 高校生でもTOEICは受けられますか?
はい、TOEICに年齢制限はなく誰でも受験できます。
受験方法は2つあります。1つは高校を通じてIPテスト(団体受験)を受ける方法。もう1つは、個人で公開テストに申し込む方法です。
公開テストは全国の指定会場で毎月1〜2回実施されており、受験料は7,810円(税込)です。申し込みはIIBCの公式サイトからオンラインで行えます。
Q2: 高校生のTOEIC平均点は何点ですか?
データが取れる最新年度「2024年度」だと、IPテスト(団体受験)の平均は441点、公開テスト(個人受験)の平均は535点です。
IPテストは学校単位で全員が受験するため低めに出ます。公開テストは「本気でスコアを取りたい」層が中心のため高めです。
初めてTOEICを受けた高校生に限ると、平均は416点です。初回で400点前後なのはごく普通のスコアですので、安心してください。
Q3: 高校生がTOEICで目指すべきスコアは?
まずは500点(IPテスト全体平均超え)が最初の目標です。
大学入試で活用するなら600点以上、将来の就活まで見据えるなら700点以上を目指しましょう。
高校生で600点以上を取ると、大学生・社会人を含めた公開テスト全体平均(615点)に迫るレベルになります。正直、かなりすごいことです。
Q4: 共通テストの勉強はTOEICに役立ちますか?
英語の基礎力(語彙・文法・読解力)は共通しているため、共通テストの勉強はTOEICのベースになります。
ただし、TOEICはビジネス英語が中心で試験形式も大きく異なります。
共通テストにはない「リスニング100問・リーディング100問の計200問を2時間で解く」という形式に慣れる対策が別途必要です。
まとめ
高校生のTOEIC平均点とスコア目安について解説しました。ポイントを振り返ります。
- 高校生のTOEIC平均点はIPテスト441点・公開テスト535点(2024年度)
- コース別では英語科498点 vs 普通科435点。受験回数を重ねるほどスコアは伸びる
- 目標スコアは目的で決める:500点(平均超え)/ 600点(大学入試)/ 700点(就活)
- TOEICスコアは388校の大学で入試に活用できる
- スコアを伸ばすには「正しい順番で勉強すること」が最も重要
高校生のうちにTOEICを始めることは、大学入試・就活の両方で大きな武器になります。
まずはSantaアルクで自分のスコアを把握するところから始めてみてください。
結論:TOEICは700点以上から「すごい」と言えます。公開テスト受験者の上位33.3%・偏差値55に相当し、就活・転職でも明確に高評価を得られるラインです。 「TOEICって何点から周りにすごいと思われるの?[…]



