TOEIC対策は中学英語から!勉強法とおすすめ参考書を975点が解説!

「英語初心者でこれからTOEICの勉強を始めるけど、まず何から勉強すべきかわからない」と悩む方は多いのではないでしょうか。

そのうえ、参考書やアプリなどの学習ツールが豊富にあるので、ますます何をやるべきかわからなくなりますよね。

 

答えを申し上げますと、英語初心者がTOEIC対策をこれから始めるなら、まず「中学英語」をしっかり理解することが大切です。

ただし、中学高校で英語をしっかり勉強してきたなど、「中学英語はもう理解できている」という自信がある場合は、中学英語を必ずしもやり直す必要はありません。

以下の記事を参考に、本格的なTOEIC対策を始めましょう。
TOEIC初心者がまずやること/勉強法/目標点/おすすめ参考書/アプリを解説

 

ということで今回は、「TOEIC対策で中学英語を勉強すべき理由」と「効率的に中学英語を勉強する方法/おすすめ参考書・学習ツール」を解説します!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!(大学3年時取得)
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

そもそもTOEIC受験にはどれくらいの英語力が必要なのか

TOEICを受けたことがない場合、そもそもTOEICではどれくらいの英語力が求められているのかわかりませんよね。

結論を先に言うと、「TOEICを受験するのにどれくらいの英語力が必要なのか」という明確な基準はありません。

テン
つまり、どんな英語力だとしても、TOEICを受験することにはある程度の意味があります。

 

というのも、TOEICには合否の概念がありません。

TOEICは、今の自分の英語力を10点〜990点満点の「スコア」で示す試験なんです。

 

英語が全くできない方も、英語がものすごくできる方も、みんな同じ試験を受けます。

 

そして、「何点取れたか」を受験者全体と相対的に評価して、スコアが決まります。

また、どんなスコアだとしても、履歴書等に記載することは可能です。

 

一方で、TOEICと同様に認知度の高い「英検」では級により必要な英語力が目安として示されており、試験結果は合否で表されます。

級ごとに問題の難易度が異なる(級が上がれば難しくなる)ので、たとえば英語が全くできない方が最高級の英検1級を受けても何がなんだかわからないまま「不合格」となります。

不合格の場合は、「英検〇〇級取得」と履歴書等に記載することはできません。ただし、CSEスコアの証明は可能です。

 

ただし、就職活動や転職活動などでTOEICスコアを英語力の証明として活用する場合は、それなりの点数が必要になります。

目安は「600点以上」です。600点あれば「平均以上に英語ができる」というアピールになります。

 

よって、TOEICの学習をこれから始める方は、まずは600点を目標に据えるのが一般的です。

TOEIC対策で中学英語を勉強すべき理由

さて、600点が1つの基準になることは前述の通りですが、英語をあまりできない方が600点を取るのは簡単ではありません。

ましてや、中学英語の理解が浅い場合はなおさらです。

 

ということで、ここからはTOEIC対策で中学英語を勉強すべき理由を解説します!

「なぜビジネス英語の試験であるTOEIC対策で中学英語を勉強すべきなの?」と疑問に思っている方はぜひ参考にしてください

中学英語は英語の基礎だから

中学で習う英単語や英文法の知識は英語の基礎です。

つまり、どんな英文にも、中学範囲の英単語・英文法が登場します。

 

よって、中学英語がわからなければ、どんなに簡単な英文でも読めないし、リスニングもできません。

基本問題で確実に正解することがTOEICスコアアップのために重要だから

前述のように、TOEICは受験者全員が同じ問題を受けて、相対評価でスコアが決まります。

英語力を正確に測るために、簡単な問題から難しい問題まで、幅広い難易度の問題が登場します。

 

TOEICで安定してスコアを伸ばすためには、まず簡単な問題で確実に正解できるようになることが重要です。

簡単な問題を正解できるようになるためには、やはり中学英語を深く理解することが大切です。

応用範囲を理解するために中学英語は必須だから

また、中学英語は英語の基礎、つまり土台となるわけです。

よって、しっかり中学英語を理解できていれば、本格的にTOEIC対策を始めてから勉強するレベルの高い内容でもスムーズに理解できます。

テン
逆に、中学英語が身についていない状態でTOEIC対策に時間を使っても、全くと言って良いほどスコアは伸びません。

中学英語は英語初心者でもとっつきやすいから

最後に、中学英語は高校英語やTOEIC英語と比較すると、シンプルなので理解しやすいです。

よって、英語初心者やしばらく英語から離れていた方でも、とっつきやすいでしょう。

 

もしいきなりTOEICの難しい英語から勉強してしまうと、わからないことが多すぎて挫折してしまう可能性が高いです。

まずは簡単な中学英語から勉強してひとつひとつ理解していくことで、「自分でも英語ができるようになるんだ」という自信につながります。

テン
「成功経験」が蓄積して、勉強のモチベーションもどんどん上がっていくでしょう。

中学英語を理解したらTOEICで何点取れるのか

では、中学英語をマスターしてすぐにTOEICを受けた場合のスコアはどれくらいになるのでしょうか。

これは得意/不得意や過去の学習経験などにもよりますが、中学英語マスター=英検3級(中学卒業程度)とすると、TOEICのスコアは400〜500点くらいになるでしょう。

テン
おそらく、中学英語をマスターしたとしても、TOEIC対策をしていなければ前述した英語力の証明になるスコアである600点を取るのは難しいでしょう。

 

ただし、中学英語をマスターしてTOEICで400点以上を取れるなら、600点に上げるのは簡単です。

英語の基礎が身についているので、しっかり順序立てて勉強すれば600点にはすぐに到達できます。

 

ちなみに、スコアチェックするなら「Santaアルク」というアプリがおすすめです。


 

無料で使えますし、たった12問解くだけで短時間でTOEICスコアを測れます。

テン
しかも、どういうわけかわかりませんが、精度が95%と驚くほど高いのも魅力です。

 

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【TOEIC】中学英語の勉強法

さて、ここからは中学英語の効率的な勉強法を解説します!

語彙力を身につける

まずは英単語です。

英単語がわからなければ、英文は絶対に読めないし聞けません。

 

中学レベルの語彙力を効率的に身につけるには2つの方法があります。

  1. スタディサプリTOEICを使う
  2. 単語帳を使う

個人的におすすめしているのはスタディサプリ ENGLISHTOEICテスト対策を利用することです。

 

スマホでどこでも気軽に単語学習ができますし、発音と合わせて覚えられるからです。

また、覚えた英単語と覚えていない英単語を区別して、「覚えていない英単語だけ」に絞って覚えられる機能(復習トレーニング)があるので、英単語を抜け漏れなく効率的に覚えられます。

英文法を勉強する

英単語と並んで重要なのが英文法です。

英文法がわからなければ文の構造を捉えられないので、英文の詳細が理解できなくなります。

 

英文法を勉強するなら、参考書を使うより、上で紹介したスタディサプリ ENGLISHTOEICテスト対策を使うのが圧倒的におすすめです。

その理由は4つあります。

  1. TOEICに必要な文法知識をゼロから授業動画で学べる
  2. 関先生が授業を担当しているからとにかくわかりやすい
  3. スマホで動画を視聴できるから通勤通学などスキマ時間に勉強できる
  4. インプットとアウトプットを交互に行うから知識の定着率が高い

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毎日英語を読む

英単語と英文法の勉強がある程度進んできたら、実際に英語を読んでみましょう。

毎日英語を読む習慣を身につけることで、英語を読むことに対する抵抗感が徐々に薄れていくうえ、読む体力・集中力が身につきます。

 

ただし、いきなり難易度の高い英文を読もうとするのはやめましょう。

わからない英単語や文法事項が多すぎて挫折する可能性があります。

テン
記事後半で英語初心者におすすめのリーディング教材を紹介してます!

 

また、最初は辞書やインターネットでわからない英単語や英文法を調べながら、じっくりゆっくり英文を読むようにしましょう。

この作業を通じて知識の抜け漏れを埋めることができるので、中学英語をより深くから理解できるようになります。

毎日英語を聞く

英語を聞くことにも挑戦しましょう。

毎日英語を聞く習慣を身につけることで、英語を聞くことに対する抵抗感が徐々に薄れていくうえ、聞く体力・集中力が身につきます。

 

これもいきなり難しいリスニング教材を使うのはやめましょう。

 

おすすめはYouTubeで「リスニング 音声 簡単」と検索することです。

いろんなリスニング音声とスクリプト(音声の書き起こし)が出てくるので、「面白そうだな」と感じた動画を視聴してみてください。

スラッシュリーディング

最後に、「返り読み」対策に効果的な「スラッシュリーディング」という練習法を紹介しておきます。

 

返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。

返り読みをしてしまうと、

  • リーディングでは読解スピードが遅くなる
  • リスニングは内容が理解できなくなる

など、たくさんの弊害が出てきます。

TOEIC600点以上の方でも、返り読みをしてしまう方が結構多いです。必ずスコアが伸び悩む原因になるので、早い段階で対処することが重要です。

 

スラッシュリーディングは意味のまとまりごとにスラッシュを入れる練習法で、例えば以下のように行います。

The construction company / will negotiate a new agreement / with the city council  / to build the public park.

スラッシュの入れ方は1つではありません。慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。

 

ですが、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。

そして最終的には、スラッシュを書き込まなくても、英語を前から理解できるようになります。

【TOEIC】中学英語を勉強するのにおすすめの参考書・学習ツール

さて、ここからは中学英語を勉強するのにおすすめの参考書・教材・学習ツールを紹介します!

スタディサプリTOEIC


ぶっちゃけ、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策さえあれば、中学英語はマスターできます。

中学レベルの英単語・英文法はもちろんしっかり勉強できますし、毎日英語を読んだり聞いたりするのに使える題材がたくさん揃っているからです。

 

また、そもそもスタサプTOEICは「TOEICのために作られた学習ツール」です。

よって、中学英語を勉強した後に本格的にTOEIC対策する場合でも、スタサプさえ使えばある程度勉強できます。

テン
ただし、スタサプだけで完璧なTOEIC対策できるわけではありません。本気でTOEIC対策するなら、別でTOEIC特化の英単語帳や実践形式の問題集が必要になってきます。

 

とはいえ、前述のように中学英語だけならスタサプだけで十分です。

短期間で中学英語を勉強したい方は、ぜひ活用してください。

 

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中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本

スタサプは万能ですが、参考書で勉強したい方もいますよね。

ということで、ここからはおすすめの参考書を紹介します。

 

「中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本」は名前の通り、中学レベルの英単語が1000語掲載されている英単語帳です。

1000語を1ヶ月で暗記する具体的な暗記スケジュールがついているので、短期間で英単語を覚えたい方におすすめです。

中学英語をもう一度ひとつひとつつわかりやすく

「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」は簡単な練習問題を解きながら、中学3年分の英文法を復習できる参考書です。

参考書としてはちょっと高いですが、参考書で中学レベルの英文法を復習したい方にはおすすめです。

ハイパー英語教室 中学英語長文

「ハイパー英語教室 中学英語長文」は超基礎的な英語長文が掲載されている問題集です。

英単語・英文法をある程度勉強した後、「英語を読めるようになった!」という「成功体験」を蓄積し、自信をつけるためにおすすめです。

 

また、リスニングに使える音声もついているのも魅力です。

TOEIC全パート別攻略法


4ヶ月でTOEIC975点を取った私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいる記事です。

メインコンテンツは以下のような「TOEIC対策について」ですが、記事中で中学レベル+TOEIC目的別の英単語帳や基礎英文法解説pdfをプレゼントしています。

  • 問題の傾向・形式
  • スコア別の目標解答時間
  • 各Partの勉強法
  • 解答スピードと正答率を同時に上げる問題の解き方とテクニック
  • スコアアップのコツ
テン
「これさえ読めばTOEICのことがバッチリ理解できる!」と自信を持って言えるほど内容を充実させているので、ぜひご覧ください!

中学英語をマスターした後のTOEIC対策

最後に、中学英語をマスターした後の基本的なTOEIC対策の流れを解説します。

  1. 語彙力を鍛える
  2. 英文法を勉強する
  3. オーバーラッピング
  4. ディクテーション
  5. 文法問題演習
  6. 実践演習

①・②は土台作り、③・④・⑥はリスニング対策、⑤・⑥はリーディング対策です。

①〜⑥までしっかりできれば、600点や700点くらいのスコアを取るのは難しくありません。

まとめ

TOEIC対策における中学英語の重要性や効率的な勉強法を解説しました。

 

中学英語は英語の基礎・土台となります。

中学英語ができなければ基本問題すら満足に解けませんし、TOEIC対策をしてもスコアは伸びていきません。

 

まずは中学英語をしっかり理解してから、本格的なTOEIC対策を行なっていきましょう。

 

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