「TOEIC 就活」と検索してみると、「TOEIC 就活 意味ない」という検索候補が出てきました。
実際、私の周りにも「TOEICでハイスコア取ったけど、あんまり意味なかったかも」と話していた就活生はいます。
そのような意見を聞くと、「TOEICって就活に役立たないのかな?」と疑問に思いますよね。
ということで今回は、就活におけるTOEICの重要性を解説します!
- TOEICの勉強をしようか迷っている
- 就活でTOEICスコアをどのようにアピールすれば良いのかわからない
という就活生は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
TOEICが就活に意味ないと言われる4つの理由
「TOEICが就活に意味ない」と言われる理由は4つあります。
- 就活で「必須」ではないから
- スコアが高くても実務で英語を使えるとは限らないから
- テクニックがあれば良い点数を取れるから
- TOEICを受験せずに内定を取れる就活生がいるから
TOEICは就活で「必須」ではないから
全ての企業がTOEICスコアの提出を求めているわけではありません。
たとえば、業務で全く英語を使わない場合、英語力があってもあまり意味がありませんよね。
そのような企業ではTOEICスコアの提出を求めず、提出してもほとんど参考にしないという場合があります。
TOEICのスコアが高くても実務で英語を使えるとは限らないから
TOEIC(L&R)の試験では、リスニングとリーディングの2技能のみでスコアが決まります。
そのため、スコアが高くても英語を話せる/書けるとは限りません。
実務で英語を使いこなすには、ただ「英語を読む/聞く」だけでなく、「英語を話す/書く」といったスキルも必要です。
TOEICはテクニックがあれば良い点数を取れるから
TOEICはテクニックを習得すれば良い点数を取れるため、就活に役立たないと言われることもあります。
TOEICを受験せずに内定を取れる就活生がいるから
そもそも、TOEICを受験せずに内定を取る就活生は世の中にたくさんいます。
TOEICはあくまで「就活を有利に進めるツール」です。「内定が確実に取れる魔法の道具」ではありません。
TOEICは就活で役立つ!勉強すべき5つの理由
ここまでTOEICが役立たないと言われる理由を解説してきました。
一方で、「TOEICが就活で役立つ!」という意見もたくさんあります。
ここからは、就活生・大学生がTOEICを勉強すべき理由を解説します!
新卒採用でTOEICを参考にする企業が約半数
(英語活用実態調査2019より引用)
第一に、新卒採用でTOEICスコアを参考にする企業は近年増えています。
上の画像を見てみると、新卒採用でTOEICスコアを「要件にしている」「参考にしている」「新たに要件・参考とする可能性がある」と回答した企業が半数以上を占めることがわかります。
つまり、TOEICで一定以上のスコアを取れれば、それらの企業において就活を有利に進められるということです。
英語力が近年ますます重要視されている
(英語活用実態調査2019より引用)
上の画像から、企業の82.6%が「英語」が重要だと回答していることがわかります。
また、下の画像からは、不足している・今後強化する必要があるスキルとして「英語」が67%で最多です。
さらに、同調査によると、「現在、英語を海外との取引がある部署だけで使う」と回答した企業は61%ですが、
「3年後、英語を海外との取引がある部署だけで使う見通し」と回答した企業は38.8%と大幅に減少しています。
一方で、「現在、人材採用時や配属部署の決定、異動時に一定の英語力を求める」回答した企業は18%ですが、
「3年後、人材採用時や配属部署の決定、異動時に一定の英語力を求める見通し」と回答した企業は36.7%と大幅に増加しています。
以上より、英語力を持つ人材に対する需要が近年増えていることがわかります。
そのため、英語力を客観的に証明でき、認知度も高いTOEICを勉強しておけば、就活を有利に進められるでしょう。
応募できる業界の幅が広がる
外資系企業など、英語を積極的に使う企業・業態・業種では、英語力は必須です。
TOEICで一定以上のスコアを取ればそのような業界にも応募できるので、就活における選択肢が増えます。
他の就活生と差別化できる
特に大企業の就活ともなると、全国各地からたくさんの就活生が集まります。
言い換えれば、自分と同じような経歴を持つライバルがたくさんいるということです。
TOEICを勉強しておけば「他の学生より英語力が優れています!」とアピールして差別化できます。
努力ができることをアピールできる
TOEICは難しい試験です。
スコアを上げるためには、かなりの努力をすることが必要です。
そのため、TOEICを勉強して一定以上のスコアを取れば、「自分は目標に向かって努力ができる人材です!」とアピールできます。
特に、ガクチカがない就活生にはTOEICがおすすめです。
以下のように「TOEICでスコアを伸ばした経験」をガクチカとして語れます。
TOEICは就活後も役立つ!
さらに、TOEICは就活が終わって社会人になった後でも役立ちます。
転職活動で有利になる
近年は転職をする人が増えていますよね。
転職活動でも、TOEICのスコアは活用できます。
TOEICスコアに有効期限はありません。
つまり、一度取得したスコアは、数年後・数十年後でも活用できます。
2024年4月から有効期限が2年に設定されました。ただし、団体・企業等が許可する場合は2年以上前のスコアも使えるようです。
また、今のうちにTOEICを勉強しておくことで、TOEICに関する知識や根本的な英語力が身につきます。
そのため、転職活動でさらに高いスコアが必要になったとしても、知識や英語力を持っていれば短期間の勉強でスコアを上げやすいのもポイントです。
昇給・昇進・海外出張等の条件になる
(英語活用実態調査2019より引用)
上の画像のように、TOEICは昇進・昇格・海外出張等の条件になる場合もあります。
そのため、今のうちにTOEICを勉強しておくことで、自分のキャリアプランが広がります。
大学院進学などで役立つ
社会人になってからの「学び直し」として、大学院に進学したり、大学に入り直したりする方もいると思います。
大学院試験や大学編入試験でも、TOEICスコアが利用されている場合が多いです。
就活で使えるTOEICスコア
ここからは就活で使えるTOEICスコアを解説します。
600点以上なら履歴書に書ける
一般的な企業・業態・業種であれば、600点以上のスコアなら、履歴書に書いて英語力をアピールできます。
なぜ600点が基準になっているかというと、TOEICの平均スコアが約600点だからです。
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、公開テストの学生の平均スコアは588点、社会人の平均スコアは638点です。
つまり、大学生なら600点以上で「平均以上の英語力を持つ」と証明できることになります。
700点以上なら英語力で差別化できるから就活を有利に進められる
700点以上のスコアなら、英語力で他の就活生と差別化できます。
そのため、さらに就活を有利に進められます。
800点以上なら英語を使う業界に応募できる
800点以上のスコアなら、外資系企業など、英語を積極的に使う企業・業態・業種にも応募できます。
さらに900点以上のスコアを取れれば、そのような業界で就活する場合でも、堂々と英語力をアピールできるでしょう。
大学生のTOEIC平均スコア【就活】
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、大学生の平均スコアは
- IPテスト(団体受験)で合計474点
- 公開テスト(個別受験)で合計588点
です。
TOEICの勉強法
TOEICは形式が特殊で難しい試験です。
間違った勉強法だと、勉強してもスコアはアップしていきません。
TOEICの勉強は以下のように進めていきましょう。
- TOEICについて知る
- TOEIC特有の英単語を覚える
- 基本英文法を完璧に理解する
- 毎日英語を読む習慣を作る
- 毎日英語を聞く習慣を作る
- 実践的に問題演習する
特に大切なことが「①TOEICについて知る」です。
「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で徹底的に解説しているので、必ずご覧ください。
TOEICスコアを短期間で上げるコツ【就活】
短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。
- 英語に触れる時間を増やす
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
英語に触れる時間を増やす
- 英語の本を読む
- 英語のニュースを聞く
- 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
- 英語で日記を書く
というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。
- 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
- 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる
①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。
しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
を活用するのがおすすめです。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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おすすめのTOEIC学習ツール・アプリ
ここからは、TOEICの学習効率を上げてくれるツールを紹介します。
Santaアルク
SantaアルクはTOEIC対策をするなら必須級のアプリです。
Santaアルクがおすすめな理由は3つあります。
- 無料のレベルテストでスコアを診断できる
- AIがひとりひとりに合わせた学習カリキュラムを提案してくれる
- 無料プランでも講義・模試(30問)を受けられる
特に注目してほしいのが「①無料のレベルテストでスコアを診断できる」ことです。
たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができるので、定期的に自分のスコアを把握するのに非常に役立ちます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
Santaアルクは、TOEICの勉強をするなら必ず使いたいアプリです。
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スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策
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は、本格的なTOEIC対策ができる学習ツールです。
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【就活】TOEICに関するQ&A
就活のためにTOEICはいつ受けるべき?
就活を意識するなら、TOEICは大学2年生から受け始めましょう。
そして、就活やインターンシップが始まる2〜6ヶ月前に目標のスコアの取得を目指してください。
なお、勉強自体は大学1年生から始めるのがベストです。
大学1年なら受験で培った英語力がまだまだ残っており、スコアがアップしやすいからです。
TOEICを初めて受ける場合に目指すべきスコアは?
TOEIC初受験で、就活で活用できる「600点以上」を取るのは簡単なことではありません。
そのため、TOEICを初めて受けるなら、まずは500点を目指しましょう。
500点取れれば、600点、700点と順調にスコアアップできます。
また、TOEICを初受験する場合は、「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」でTOEICのPart別の特徴を知ることから始めてください。
これをやるのとやらないのとでは、今後のスコアの伸び方が本当に変わってきます。
まとめ
半数近くの企業ではTOEICのスコアは新卒採用時に参考にしています。
また、英語力を持つ人材に対する需要は近年ますます高まっています。
よって、TOEICを勉強することで、就活を有利に進められるでしょう。
また、就活後、転職活動や昇進・海外出張等の判断材料としてもTOEICスコアは活用されます。