大学生でTOEICを受験しようと考えている方は多いはずです。
しかし、特にTOEICを初めて受験する場合、何から始めれば良いのかわからないと思います。
ということで今回は、大学生向けにTOEICの勉強法とスケジュールを解説します!
- これからTOEICの勉強を始める方
- 短期間でTOEICスコアをアップさせたい方
は必見です!
筆者のTOEICスコアはこちらです!(大学3年時に取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
大学生がTOEICを受験するメリット
大学生でTOEICを受験するメリット、言い換えれば、大学生がTOEICを受験するべき理由は5つあります。
- 就活を有利に進められる
- 大学院入試で利用できる
- 留学やワーキングホリデーで役立つ
- 受験の英語力が残っているからスコアが上がりやすい
- 勉強時間を確保しやすい
就活を有利に進められる
一般的な企業・業態・業種であれば、600点以上のスコアを取れれば履歴書等で英語力をアピールできます。
また、700点以上取れれば、他の就活生と英語力で差別化できるので、ますます就活を有利に進められます。
就活でTOEICのスコアをアピールする方法は2つあります。
- 履歴書やエントリーシートに記載する
- ガクチカとしてスコアを伸ばした経験を語る
①は言葉通りです。
一定以上のスコアを記載することで履歴書やエントリーシートでの印象が良くなり、選考を通過しやすくなります。
②はあまり知られていませんが、「TOEICスコアアップの経験」をガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として語ることも可能です。
例えば以下のような感じです。
大学院入試で利用できる
大学院によってはTOEICスコアを利用できるところもあります。
そのため、TOEICで一定以上のスコアを取得しておけば、希望の大学院に進学しやすくなるでしょう。
留学やワーキングホリデーで役立つ
留学やワーキングホリデーに興味を持っている方は多いですよね。
TOEICで英語力を身につけておけば、留学・ワーホリのハードルがグッと低くなります。
さらに、渡航後すぐに現地の方々とコミュニケーションを取れるので、留学・ワーホリを通じてより大きく成長できます。
受験で培った英語力が残っているからスコアがアップしやすい
大学生なら受験からまだそれほど時間が経っていないので、英語力が残っています
そのため、短期間の対策でもTOEICスコアがアップしやすいです。
受験が終わると英語に触れる機会が減っていくので、時間が経てば経つほど、英語力はどうしても落ちていきます。英語力が一度落ち切った状態から勉強し直すのは大変です。
勉強時間を確保しやすい
一般的に、TOEICのスコアを100点アップさせるには「約200〜300時間」かかると言われています。
社会人になってからこれだけの時間を確保するのは簡単なことではありません。
そのため、比較的自由な時間が多い大学生のうちにTOEICを受験しておくのがおすすめです。
2024年4月からTOEICスコアの有効期限が2年と定められました。ただし、提出先の企業が許可する場合は2年以上前のスコアでも利用可能です。
大学生が目指すべきTOEICのスコアは600点以上
就活でTOEICスコアを活用したいなら、600点以上を目指しましょう。
600点取れれば「平均以上の英語力を持っています!と就活で自信を持って英語力アピールできます。
大学生のTOEIC平均スコア
大学生のTOEIC平均点は
- IPテストで474点(リスニング266点、リーディング161点)
- 公開テストで588点(リスニング318点、リーディング269点)
です。
TOEICの勉強の進め方|何から始めるべき?
これからTOEICの勉強法を解説しますが、その前に大まかな勉強の流れを紹介します。
TOEICは以下のように勉強を進めていきましょう。
- TOEICPart別の特徴/攻略法を理解する
- TOEIC特有の英単語を覚える
- 基本英文法を完璧に理解する
- 毎日英語を読む習慣を作る
- 毎日英語を聞く習慣を作る
- 実践的に問題演習する
特に大切なことが「①Part別の特徴/攻略法を理解する」です。
「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で徹底的に解説しているので、必ずご覧ください。
大学生のTOEIC勉強法
ここからは大学生のTOEIC勉強法を解説します!
語彙力を強化する
TOEICの英語は「ビジネスシーンを想定した英語」なので、大学受験等とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。
TOEIC特有の英単語を覚えるには、TOEICに特化した英単語帳を使うのが最適です。
また、英単語を覚えるコツが4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これだけで英単語の暗記効率はグッと向上するので、ぜひ実践してください!
英文法を勉強する
英文法は、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの聞き取りの精度が落ちるので、正答率が下がります。
リーディングについても、英文を読むスピードと読解の精度が落ちるので、全体のスコアがガクッと落ち込みます。
さらに、TOEICのリーディングセクションには英文法問題が多数出題されるので、確実に理解することが大切です。
英文法を勉強するなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
」が圧倒的におすすめです。
その理由は4つあります。
- TOEICに必要な文法知識をゼロから授業動画で学べる
- 関先生が授業を担当しているからとにかくわかりやすい
- インプットとアウトプットを交互に繰り返すから学習内容が定着する
- スマホで動画を視聴できるから通勤通学などスキマ時間に勉強できる
無料体験もできるので、ぜひ活用してください!
\ 7日間無料体験実施中! /
スタディサプリ ENGLISH
返り読み対策としてスラッシュリーディング
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
返り読み対策には、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる「スラッシュリーディング」が効果的です
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。
毎日英語を聞く
TOEICのリスニングセクションは45分間です。
それだけの時間リスニングに集中する体力を身につけるために、毎日英語を聞くことを習慣づけましょう。
おすすめのリスニング教材はTEDという番組です。
TEDがおすすめな理由は5つあります。
- YouTubeで無料で気軽に視聴できる
- 英語が聞き取りやすい
- 話が面白い
- 英語字幕を表示できる(人気の番組は日本語字幕もある)
- 速度を調整できる
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音がわかる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた音声を書き取る練習法です。
- リスニング音声のスピードについていけるようになる
- 音の連結を判別できるようになる
という効果があります。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
毎日英語を読む
ここからはリーディング対策です。
TOEICのリーディングセクションは75分間です。
さらに、リーディングの前に45分間のリスニングセクションがあります。
試験時間の最後まで集中して読解スピードを落とさない体力を身につけるために、毎日英語を読むことを習慣づけましょう。
おすすめのリーディング教材は、TOEIC公式問題集のPart6とPart7です。
最初はじっくり時間をかけて、辞書やインターネットを駆使しながら、一文一文丁寧に読みましょう。
慣れてきたら、次はスピードを意識しながらスラスラ読むことに挑戦してください。
Part5の文法問題を解く
リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。
まず文法問題で確実に正答できるようになることを目指しましょう。
具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。
問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。
実践演習する
TOEICは問題の形式が特殊です。
また、試験時間はリスニング約45分リーディング75分、合計で約120分とかなり長いです。
形式に慣れるため、そして120分間集中できる体力を身につけるために、実践演習を繰り返しましょう。
なお、600点未満の場合、実践演習する際は基本的に時間を測らないでOKです。
時間を測って焦って解くよりも、辞書やインターネットを用いてじっくり時間をかけて解いた方が演習の効果が高まります。
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。
また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。
さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
大学生がTOEICスコアを短期間で上げるコツ
短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。
- 英語に触れる時間を増やす
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
英語に触れる時間を増やす
- 英語の本を読む
- 英語のニュースを聞く
- 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
- 英語で日記を書く
というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。
- 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
- 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる
①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。
しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
を活用するのがおすすめです。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
\ スコア診断をしてみる! /
Santaアルク
大学生におすすめのTOEIC参考書・教材
TOEICには参考書や教材がたくさんあるので「どれを選べば良いのか分からない」と悩む大学生は多いですよね。
そんな悩みを解決するために、ここからは大学3年時に975点を取った私が特におすすめできる参考書・教材を「3つ」に絞って紹介します!
TOEIC全パート攻略法
4ヶ月でTOEIC975点を取った私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいる記事です。
- 問題の傾向・形式
- スコア別の目標解答時間
- 各Partの勉強法
- 解答スピードと正答率を同時に上げる問題の解き方とテクニック
- スコアアップのコツ
- 目標スコア別の英単語帳
- TOEIC英文法解説pdf
- TOEIC勉強ルーティーン
- 学習継続のコツ
など、とにかく内容を充実させました。
TOEIC 文法問題 でる1000問
TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。
とにかく網羅性が高いのが特徴。
Part5の文法問題の正答率と解答スピードを上げるために使ってほしい問題集です。
TOEIC公式問題集
公式が出してる実践形式の問題集です。
本番のテストと同じプロセスで作成した問題が2問掲載されています。
さらに、リスニングについても本番のテストと同じ公式スピーカーの音声が収録されているので、実践演習をするのに最適です。
公式問題集は、TOEICのスコアを伸ばすために必ず持っておきたい問題集です。
大学生のTOEICの勉強スケジュール
就活にTOEICを活用したいなら、遅くても大学2年生から受験し始めるようにしましょう。
そして、就活やインターンが始まる1〜6ヶ月前までには、使えるスコアを取得するのが理想です。
また、TOEICは長期間かけてダラダラと勉強するより、短期間で集中して勉強した方がスコアが伸びやすいです。
そのため、本気でTOEICのスコアを伸ばしたいなら、毎日2時間以上は勉強しましょう。
TOEICのスコアを100点アップさせるには約200〜300時間必要と言われています。
つまり、毎日2時間勉強した場合、だいたい4ヶ月でスコアが100点アップすることになります。
大学生におすすめのTOEIC学習ツール・アプリ
ここからは、TOEICの学習効率を上げてくれツールを紹介します。
Santaアルク
SantaアルクはTOEIC対策をするなら必須級のアプリです。
Santaアルクがおすすめな理由は3つあります。
- 無料のレベルテストでスコアを診断できる
- AIがひとりひとりに合わせた学習カリキュラムを提案してくれる
- 無料プランでも講義・模試(30問)を受けられる
特に注目してほしいのが「①無料のレベルテストでスコアを診断できる」ことです。
たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができるので、定期的に自分のスコアを把握するのに非常に役立ちます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
Santaアルクは、TOEICの勉強をするなら必ず使いたいアプリです。
\ スコア診断をしてみる! /
Santaアルク
スタディサプリENGLISH TOEICテスト対策
スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
は、本格的なTOEIC対策ができる学習ツールです。
スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策がおすすめな理由は3つあります。
- 20回分の実践問題を解ける
- 約580本に及ぶ関先生の英語講義でゼロからTOEIC対策ができる
- AIが「今解くべき問題を出題&苦手な部分を発見」してくれるので効率的に学習できる
スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
は、本気でTOEIC対策するなら絶対に使うべき学習ツールです。
無料体験もできるので、ぜひ活用してください!
\ 7日間無料体験実施中! /
スタディサプリ ENGLISH
まとめ
大学生向けに、TOEICの効果的な勉強法を解説しました。
TOEICは形式が特殊で難しい試験です。
間違ったやり方で勉強してしまうと、驚くほどスコアが伸びていきません。
今回解説した勉強法を実践して、ぐんぐんスコアを伸ばしていきましょう!