今回は、「大学生でこれだけ取れればすごい!」と言えるTOEICのスコアを解説します。
- TOEICって何点取れたらすごいんだろう
- 就活で英語力を高く評価してもらうためには何点取れれば良いんだろう
というお悩みを持つ方は必見です!
筆者のTOEICスコアはこちらです!(大学3年時に取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
大学生はTOEICは700点から「すごい!」と就活で高評価される
まずは結論から。
一般的な企業・業態・業種であれば、TOEICは700点以上取れれば、就活で「すごい!」と評価されます。
ただ、英語を積極的に使う企業・業態・業種の場合、「800点以上」「900点以上」というように、さらに高いスコアが就職の際の条件として求められることもあります。
そのため、将来英語を使って働きたいと考えている方は注意してください。
大学生のTOEICスコア別の英語レベル
TOEICスコア別の英語レベルはこんな感じです。
点数 | 英語レベル |
500点未満 | 英語の基礎ができていない |
500点 | 中学英語がある程度身についている |
600点 | 中学英語が完璧に身についている 履歴書に記載できる |
700点 | 一般的な企業であれば他の就活生と差別化できる |
800点 | 国際関係の仕事に従事できる |
900点以上 | ネイティブに近い |
500点未満は英語の基礎ができていない
TOEIC500点未満の場合、中学レベルの英語の基礎ができていません。
覚えている英単語が少なく英文法を正しく理解できていないので、リスニングではほとんどの文章を聞き取れません。
リーディングでも英文の大まかな意味すら理解することができないので、ほとんどの問題が解けません。
500点未満の大学生は、まず英語の基礎を固めることが大切です。
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500点は中学英語がある程度身についているレベル
TOEIC500点は、中学レベルの英語がある程度身についているレベルです。
リスニング・リーディングともに、簡単な問題であればスラスラと解けるでしょう。
難しい問題だとしても、時間をかけてじっくり考えれば解けるはずです。
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600点は中学英語が完璧に身についているレベル
TOEIC600点なら、中学英語はほぼほぼ完璧に身についています。
リスニングでは、基本問題なら高確率で正答できます。
ただ、難しい語彙が使われていたり、複雑で長い英文になったりすると正答率が下がります。
リーディングでも、基本問題はスラスラ解けます。
ただ、語彙力と速読力がまだ不足しているため、試験時間内に解き終えることはまだまだできません。
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700点は履歴書に記載できるレベル
一般的な企業・業態・業種であれば、700点以上は高評価されるスコアです。
他の就活生と英語力で差別化できるので、就活を有利に進められます。
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800点は国際関係の仕事に従事できるレベル
800点以上になってくると、外資系企業などの高い英語能力を求められる企業への就職でも堂々と履歴書に記載できます。
一般的企業なら、英語力でトップクラスの評価を得られるのではないでしょうか。
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900点以上はネイティブレベル
900点以上になると、ネイティブに近い英語力があると評価されます。
大学生で900点以上取れれば、国際関係の企業でも周りの就活生と差別化できるでしょう。
リスニング・リーディングの両方で満点を取れる実力が身についています。
何度か受験すればケアレスミスをせずに満点の990点を取れるでしょう。
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大学生のTOEIC平均点
大学生のTOEIC平均点は
- IPテストで474点(リスニング266点、リーディング161点)
- 公開テストで588点(リスニング318点、リーディング269点)
です。
なお、IPテストと公開テストでスコアの有効性に差はありません。
大学生がTOEICを受けるメリット
TOEICは大学生のうちに受験するべきです。
その理由は5つあります。
- 就活を有利に進められる
- 大学院入試で利用できる
- 留学やワーキングホリデーで役立つ
- 受験の英語力が残っているからスコアが上がりやすい
- 勉強時間を確保しやすい
就活を有利に進められる
本記事で何度も紹介したように、TOEICで一定以上のスコアを取れれば履歴書やESで良い印象を与えられます。
また、「TOEICで一定以上のスコアを取ったこと」という経験をガクチカ(学生時代に頑張ったこと)として語ることもできます。
例えば以下のような感じです。
大学院入試で利用できる
大学院によってはTOEICスコアを利用できるところもあります。
そのため、TOEICで一定以上のスコアを取得しておけば、希望の大学院に進学しやすくなるでしょう。
留学やワーキングホリデーで役立つ
留学やワーキングホリデーに興味を持っている方は多いですよね。
TOEICで英語力を身につけておけば、留学・ワーホリのハードルがグッと低くなります。
さらに、渡航後すぐに現地の方々とコミュニケーションできるので、留学・ワーホリを通じてより大きく成長できます。
受験で培った英語力が残っているからスコアがアップしやすい
大学生なら受験からまだそれほど時間が経っていないので、英語力が残っています
そのため、短期間の対策でTOEICスコアがアップしやすいです。
受験が終わると英語に触れる機会が減っていくので、時間が経てば経つほど英語力は落ちていきます。英語力が一度落ち切った状態から勉強し直すのは大変です。
勉強時間を確保しやすい
一般的に、TOEICのスコアを100点アップさせるには「約200〜300時間」かかると言われています。
社会人になってからこれだけの時間を確保するのは簡単なことではありません。
そのため、比較的自由な時間が多い大学生のうちにTOEICを受験しておくのがおすすめです。
2024年4月からTOEICスコアの有効期限が2年と定められました。ただし、提出先の企業が許可する場合は2年以上前のスコアでも利用可能です。
大学生がTOEICを受験すべき時期
大学2年生からTOEICを受験するのがおすすめです。
また、勉強自体は大学1年生の頃からコツコツ進めていきましょう。
TOEICは形式が特殊で難しい試験です。
対策を始めるのが遅くなってしまうと勉強時間が足りず、就活や院試で使えるスコアが取れない可能性があります。
大学生のTOEICの勉強法
ここからはTOEICの勉強法を解説します。
間違った勉強法だと、全くと言っていいほどスコアはアップしません。
逆に、正しい方法で勉強できれば、勉強した分だけ着実にスコアはアップしていきます。
TOEICについて知る
TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。
Part1 | 写真描写問題 |
Part2 | 応答問題 |
Part3 | 会話問題 |
Part4 | 説明文問題 |
Part5 | 短文穴埋め問題 |
Part6 | 長文穴埋め問題 |
Part7 | 長文読解問題 |
それぞれのPartで、問題の傾向や対策方法は大きく異なります。
「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で詳しく解説しているので、必ずご覧ください。
語彙力を鍛える
TOEICの英語は「ビジネスシーンを想定した英語」です。
大学受験や日常英会話とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。
TOEIC特有の英単語を覚えるには、TOEICに特化した英単語帳を使うのが最適です。
おすすめの英単語帳については「大学生におすすめのTOEIC英単語帳6選を975点が紹介!」をご覧ください!
また、英単語を覚えるコツが4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。
英文法を勉強する
英文法は、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの精度が落ちるので、スコアが下がります。
リーディングについても、英文を読むスピードが落ちますし、正しく英文を読めない可能性が高まります。
また、TOEICのリーディングセクションには英文法問題が多数出題されるので、確実に理解することが大切です。
英文法を勉強するなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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その理由は4つあります。
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返り読み対策としてスラッシュリーディング
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
返り読み対策には、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる「スラッシュリーディング」が効果的です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。
毎日英語を聞く習慣を作る
リスニング対策として、毎日英語を聞く習慣を作りましょう。
おすすめのリスニング教材は「TED」という番組です。
聞き取りやすい英語で話していますし、話しているテーマがとても面白いので楽しく練習できます。
しかも、YouTubeで無料で視聴できるので、ぜひ活用してみてください。
話者の発音やイントネーションを真似しながら視聴してみると、さらに効果がアップしますよ。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音がわかる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
毎日英語を読む
ここからはリーディング対策です。
TOEICのリーディングセクションは75分間です。
さらに、リーディングの前に45分間のリスニングセクションがあります。
試験時間の最後まで集中して読解スピードを落とさない体力を身につけるために、毎日英語を読むことを習慣づけましょう。
おすすめのリーディング教材は、TOEIC公式問題集のPart6とPart7です。
最初はじっくり時間をかけて、辞書やインターネットを駆使しながら、一文一文丁寧に読みましょう。
慣れてきたら、次はスピードを意識しながらスラスラ読むことに挑戦してください。
Part5の文法問題を解く
リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。
まず文法問題で確実に正答できるようになることを目指しましょう。
具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。
問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。
おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。
実践演習する
TOEICは問題の形式が特殊です。
しかも、試験時間が約120分(リスニング約45分、リーディング75分)と長いです。
そのため、形式に慣れて、時間配分の感覚や集中力・体力を身につけておくことがスコアアップのために重要です。
形式に慣れるために、実践形式の問題集を使って問題演習に取り組みましょう。
おすすめの問題集は、本番の試験の難易度・形式に特に近い問題が掲載されている「TOEIC公式問題集」です。
問題集を解き終わったら採点して、スコアを記録しておきましょう。
また、しっかり復習することも大切です。
復習の際は以下の4つのポイントを意識してください。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単ですし、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結しやすいです。
また、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
パート別の対策法については、先ほども紹介した「TOEIC全パート攻略法+テクニック」で解説しているのでぜひご覧ください!
大学生がTOEICスコアを短期間で上げるコツ
短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
を活用するのがおすすめです。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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大学生におすすめのTOEIC学習ツール・アプリ
ここからは、TOEICの学習効率を上げてくれるツール・アプリを紹介します。
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Santaアルクがおすすめな理由は3つあります。
- 無料のレベルテストでスコアを診断できる
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まとめ
TOEICは700点以上あれば、就活で「すごい!」と高評価を得ることができます。
周りの就活生と英語力で差別化できるので、就活を有利に進められます。
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TOEICのリーディングの試験時間は75分間です。数字だけ見ると長いように感じますが、問題数を考えるとかなり短いと言えます。 そのため、多くのTOEIC受験者は「リーディングで時間が足りなくて全然解き終わら[…]