結論:TOEIC510点は公開テスト受験者の上位72.2%(偏差値43.8)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると「関東中流」レベル。ただしIPテストでは上位44.7%(偏差値50.9)で、大学生の平均(470点)を40点上回っています。
- 「TOEIC510点って、実際どのくらいのレベルなの?」
- 「大学で言うとどのくらいの位置?」
- 「就活や転職で使えるスコアなの?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、510点は「英語の基礎が身についてきた段階。ここから正しい方向でTOEIC対策を進めれば、600点は十分到達できる距離」というスコアです。TOEIC500点台は、ここからの勉強の方向性がスコアの伸びを大きく左右するスコア帯でもあります。
また、IPテストの偏差値で見ると50.9。つまり日本の大学生・社会人全体のほぼ真ん中に位置しています。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC510点のレベル
結論:TOEIC510点は公開テストでは上位72.2%(偏差値43.8)、IPテストでは上位44.7%(偏差値50.9)のスコアです。大学生のIPテスト平均(470点)を超えており、就活基準(545点)まであと35点の位置にいます。
上位72.2%・偏差値43.8で、大学受験なら「関東中流」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC510点は公開テスト受験者(735,425人)の上位72.2%に位置します。
公開テストの平均は615点で、510点は平均より105点低いスコアです。偏差値で表すと43.8になります。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「関東中流」(関東学院大学・東京国際大学・中央学院大学・流通経済大学)レベルに相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト545点以上は482,847人、495〜540点区間は68,521人です。この区間には10スコア(495〜540点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約6,852人と仮定します。
510以上 = 482,847 + 6,852×7 = 530,811人 → 530,811 ÷ 735,425 = 72.2%
偏差値 = 50 + 10 ×(スコア − 615)÷ 170(公開テスト基準)
ただし、公開テストは一般受験。受験者層は「自発的にTOEICを受けに来た、しっかり対策してきた人たち」が主です。
実は公開テストの他にIPテストという試験方式もあります。
これは大学・企業など組織で団体受験しているテストで、「強制的に受けさせられた」という受験者層が多くなります。
IPテストでは上位44.7%・偏差値50.9——大学生の平均を超えている
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、510点の位置づけは大きく変わります。
上位44.7%で、偏差値50.9。つまり、受験者全体のほぼ真ん中です。
大学生のIPテストデータと比較してみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 510点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +40点 |
| 大学1年生 | 453点 | +57点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +68点 |
| 大学4年生 | 545点 | −35点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC510点は大学で言うと「平均を超えたライン」です。
510点は、大学全体の平均(470点)を40点上回り、大学1年生(453点)・初受験(442点)もすでに超えています。
一方で、大学4年生の平均(545点)にはあと35点。ここを超えると、就活でもスコアが武器になり始めます。
正答率は約54%
TOEIC510点のL/R内訳は、リスニング(L)280点前後・リーディング(R)230点前後が目安です。
正答率で言うと約54%。200問中約108問を正解している計算です。
半分以上は正解できている状態なので、基礎力は確実にあります。
ここから正答率を60%(600点相当)に引き上げるには、あと12問ほど正解を増やす必要があります。
リスニングは3段階中の真ん中レベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング280点は3段階中真ん中の評価です。
- 短い会話で語彙が難しくない場合は趣旨を推測できる
- 情報が繰り返されたり言い換えられたりすると長い会話も理解できる
- 間接的な応答や予測が難しい会話では理解が困難になる
リーディングは4段階中下から2番目のレベル
リーディング230点は4段階中下から2番目の評価です。
- 限られた長さの文章では簡単な推測ができる
- 文中と問題の表現が同じなら正答できる
- 言い換えがある場合は推測が困難
- 複雑な文法構造や難しい語彙の理解が難しい
公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、510点はCレベル(470〜725点)に該当します。
Cレベルは「日常生活のニーズを満たし、限定された範囲では業務上のコミュニケーションができる」レベルです。
- 通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない
- 基本的な文法・構文は身についている
- 表現力の不足はあるが、自分の意思を伝える語彙は備えている
CEFRではB1入り口・英検2級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、510点はCEFR B1の入り口・英検2級相当です。

B1は「自立した言語使用者」の入り口。仕事や学校での日常的なやり取りに対応できるレベルとされています。
A2(400点台)から一段上がった段階です。
TOEIC510点は就活・転職で使える?
結論:510点は新卒基準(545点)まであと35点、転職基準(620点)まであと110点。今すぐ武器にはなりませんが、600点到達は十分に現実的な距離です。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

510点は新卒基準(545点)まであと35点。中途基準(620点)まではあと110点です。
510点は履歴書に書くべき?
正直、今の段階で履歴書にスコアを書いても大きなプラスにはなりません。
ただし、545点まであと35点という距離は決して遠くないです。600点を超えれば、就活でも転職でも「英語ができる人」として評価され始めます。
目安として、スコア別の就活・転職での評価は以下のとおりです。
- 600点〜:履歴書に書いて「英語力がある」と評価される最低ライン
- 700点〜:外資系・商社など英語を使う業務でもアピール可能
- 800点〜:海外駐在・英語を主業務とするポジションで高評価
510点は「あと少し頑張れば600点に届く」ポジションです。ここで手を止めるのは非常にもったいないです。
なお何点から就職や転職の現場で「すごい」と言われるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC510点からスコアを伸ばすには
結論:510点は基礎力がある状態です。ここからは「何をやるか」より「自分に合った教材を正しい組み合わせで使えるか」がスコアの伸びを左右します。
まず正確な現在地を把握する
実は「510点」というスコア、上振れかもしれませんし、下振れかもしれません。
TOEICは過去の試験受験経験や当日の体調、問題との相性によって、結果のスコアが結構変わります。
また、試験を受けてからスコアが出るまで、時が経っている場合もあります。
仮にスコアが出るまで1〜2週間でも、試験日と比較すると、英語力・スコアっていうのは上にも下にも大きく変わっていきます。(勉強のやり方によって変わる)
ですので、最新の自分のスコアを把握することがとても重要です。
今のスコアを測る方法は2つあります。
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。中には5分でスコア測定が終わるアプリもあります。
510点から600点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC500点台前半から600点到達に必要な勉強時間は50〜100時間です。
1日2時間なら1〜2ヶ月、1日1時間なら2〜3ヶ月が目安になります。
ただし、これはあくまで「正しい方向で勉強した場合」の目安です。教材選び・学習順序を間違えると、同じ時間をかけてもスコアが伸びないケースは珍しくありません。
510点からは「体系的な学習」ができるかどうかで差がつく
510点は英語の基礎ができている状態です。ここからはTOEIC特化の対策に集中する段階です。
ただし、この帯で一番やってはいけないのが「闇雲に教材を増やすこと」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した本ですが、スコアを効率よく伸ばすには教材同士が補完し合う組み合わせで使う必要があります。
たとえば、単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どのレベルのものを」「いつ切り替えるか」。
この設計が適切にできているかどうかで、同じ勉強時間でもスコアの伸びがまったく変わります。
これが「体系的な学習」です。
問題は、510点の段階ではこの組み合わせを自力で判断するのが難しいということです。
TOEICの参考書はとんでもない数が出版されていて、その中から自分のスコア帯・弱点に合ったものを正しい組み合わせで選ぶのは、TOEIC経験が浅いほど無理があります。
結果として、ネットの「おすすめランキング」を信じて合わない教材を買い、途中で挫折して別の教材に手を出す。
いわゆる「参考書難民」に陥る人がめちゃくちゃ多いです。
体系的な学習を実現するには?
「じゃあ、どうすれば体系的に学習できるの?」と思いますよね。
正直、自分ひとりで体系的に学べるよう組み立てるのは、正直かなり難しいです。実際、順番を間違えて遠回りする人がとても多いです。
僕も順番が分からず、かなり遠回りしました。
100人以上を指導してきた体感でも、みなさん平均5冊はムダな参考書を買い、勉強時間も300時間ほど無駄にしています。
だからイングルートでは「TOEIC800点スクール」を作りました。
スクールでは、800点までに必要なレッスンを、今のスコア別に正しい順番で勉強できるよう設計しています。
だから、今のスコアがどこからでも、スクールの順番通りに進めるだけで、まず600点/700点、そしてその先の800点に伸ばせます。
「今の自分、何をやれば良いのかな」と迷ったら、のぞいてみてください。
今までにないTOEICスクールの形です。
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TOEIC510点に関するよくある質問
Q. TOEIC510点は大学生の平均を超えている?
A:はい、大学生のIPテスト平均(470点)を40点上回っています。
大学1年生の平均(453点)や初受験の大学生(442点)もすでに超えており、着実に力がついている状態です。ただし大学4年生の平均(545点)にはまだ届いていないので、ここが次の目標です。
Q. TOEIC510点から600点まで何ヶ月かかる?
A:正しい手順なら、1日2時間の勉強で1〜2ヶ月が目安です。
510点から600点までは約90点UP。体系的に学習を進めれば、十分に到達可能な距離です。
まとめ
TOEIC510点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位72.2%(偏差値43.8)
- 大学受験の偏差値に換算すると「関東中流」レベル
- IPテストでは上位44.7%(偏差値50.9)で大学生平均を超えている
- 正答率は約54%。半分以上は正解できている
- リスニングは3段階中真ん中、リーディングは4段階中下から2番目
- 公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
- CEFRではB1入り口・英検2級相当
- 就活の新卒基準(545点)まであと35点
- 500点台前半から600点到達に必要な勉強時間は50〜100時間
結論:TOEIC500点は公開テスト受験者全体の上位74.0%のスコアです。IPテストでは上位46.6%で日本全体のほぼ平均。決して高くはありませんが、600点に手が届く位置にいます。 「TOEIC500点って[…]
結論:TOEIC505点は、公開テスト受験者の上位73.1%(偏差値43.5)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると関東学院大学レベル。ただしIPテストでは上位45.6%(偏差値50.6)で、大学生の平均(470点)を超えています。[…]
結論:TOEIC515点は公開テスト受験者の上位71.2%(偏差値44.1)のスコアです。大学受験の偏差値に換算すると「大東亜帝国」レベル。ただしIPテストでは上位43.7%(偏差値51.2)で、大学生の平均(470点)を45点上回っていま[…]
結論:TOEIC550点は公開テスト受験者全体の上位64.6%のスコアです。IPテストでは上位36.9%。そして何より、就活の新卒基準545点を超えたスコアです。600点まであと50点です。ここから一気に加速できる位置にいます。&n[…]
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