TOEICは世界的に認知度のある英語の試験です。
日本でも広く認知されており、就職活用や転職活動、昇進・昇格などの際に要件・参考とされるなど、幅広く活用されています。
そのため、「これからTOEICを受験しよう」と考えている方は多いでしょう。
しかし、こんなお悩みをもっているのではないのでしょうか?
- TOEICってそもそもどんな試験なの?
- TOEICの勉強は何から始めれば良いの?
- TOEICの効率的に対策方法は?
- 初心者は何点を目指すべき?
- 初心者におすすめの参考書やアプリはある?
- 必要な勉強時間はどれくらい?
ということでこの記事では、TOEIC初心者向けの勉強法やおすすめ参考書などを徹底的に解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
TOEICとは
TOEICは「国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施する英語を母語としない方を対象にした試験です。
主に「ビジネスシーンを想定した英語力」の測定を目的としており、5種類の試験があります。
- TOEIC®️ Listening & Reading Test
- TOEIC®︎ Speaking & Writing Tests
- TOEIC®︎ Speaking Test
- TOEIC®︎ Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC®︎ Bridge Speaking & Writing Tests
最も一般的で認知度が高いのは「Listening & Reading Test」で、日本では年間約200万人もの受験者がいます。
この記事でも「Listening & Reading Test」の勉強のやり方を解説していきます。
TOEICを受験するメリット
ここからはTOEICを受験するメリットを解説します。
就職活用・転職活動で有利になる
TOEICで一定以上のスコアを取得することで英語力のアピールになります。
よって、転職活動や転職活動の際にほかの候補者と差別化できるので、選考を有利に進められるでしょう。
(英語活用実態調査2019より引用)
実際、上画像によると、約半数の企業が新卒採用・中途採用の際にTOEICスコアを要件・参考にしていることがわかります。
そして、基準となるスコアはおおむね600点と言えるでしょう。
600点が1つの基準になっている理由は、TOEIC公開テストの平均点が600点前後だからです。(参照:TOEIC Program DATA & ANALYSIS)
年度 | リスニング平均点 | リーディング平均点 | 総合平均点 |
2020 | 337 | 282 | 620 |
2021 | 331 | 279 | 611 |
2022 | 331 | 277 | 608 |
そして大手企業になると、700点などハイスコアが求められることが多くなります。
社名 | TOEICスコア | 職種 |
三井物産 | 800点 | 新卒・一般 |
丸紅 | 730点 | 中途・人事 |
伊藤忠オートモービル | 努力目標700点以上 | 新卒・総合 |
双日 | 730点 | 中途・企画/立案 |
三菱商事 | 800点 | 中途・DX事業戦略作成 |
ニトリ | 750点 | 入社後、グローバルトレーニー公募を希望する場合 |
楽天 | 800点 | 新卒・一般 |
昇進・昇格や海外出張・海外赴任のチャンスが増える
(英語活用実態調査2019より引用)
昇進・昇格や海外出張・海外赴任者の選抜にもTOEICスコアは活用されています。
上画像によると、昇進・昇格の際にTOEICスコアを要件・参考とする企業は30%近くあり、平均的には550点程度が基準になっています。
また、海外出張・海外赴任者の選抜の際にTOEICスコアを要件・参考とする企業は40〜50%近くあり、その基準は630点前後です。
このように、TOEICで一定以上のスコアを取ればキャリアが広がります。
大学院入試で利用できる
大学院によっては、入試の際にTOEICスコアを利用できるところもあります。
800点以上は非常に高いスコアなので、足切りラインに引っかかることはほぼないでしょう。
むしろ、英語力で高評価を得られる可能性が高いです。
TOEIC初心者がまずやること6選【何から始める?】
TOEIC初心者がまずやるべきことは6つです。
- TOEICについて知る
- 今の英語レベルを把握する
- 目標スコアを設定する
- スケジュールを立てる
- 教材を用意する
- 勉強時間を確保する
TOEICについて知る
問題形式や傾向、対策方法など、TOEICについてしっかり理解しておきましょう。
TOEICの問題の特徴や対策方法については「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で解説しているので、必ずご覧ください。
今の英語レベルを把握する
TOEICの公式問題集を本番と同様に解いて、「今の自分がTOEICでどれくらいのスコアを取れるのか」を把握しておきましょう。
この作業を通じて、目標スコアの設定や使うべき教材の選定がやり易くなります。
目標スコアを設定する
今の英語レベルや目的に合わせて、目標スコアを設定しましょう。
一般的に履歴書に書けるTOEICスコアは600点以上です。
また、700点以上あれば、ほかの候補者と英語力で差別化できるので、就職活動や転職活動を有利に進められるでしょう。
スケジュールを立てる
現在の英語レベルと目標スコアとのギャップを埋めるための学習計画・スケジュールを立てましょう。
スケジュールを立てる手順は以下です。
- 受験日を設定する
- 「何をやるべきか」書き出す
- 優先度をつける
- 優先度の高いものから学習計画に入れていく
最初から完璧なスケジュールを立てる必要はありません。
学習状況や英語力の伸び方を考慮しながら、適宜スケジュールを修正していきましょう。
教材を用意する
TOEIC対策で用意すべき教材は6種類です。
- TOEICPart別対策解説書
- 英単語帳
- (英文法が苦手な場合)英文法書
- リスニング音声・スクリプト
- 文法問題集
- 実践問題集
自分のレベルや伸ばしたい能力を考慮しながら、必要な教材を用意していきましょう。
勉強時間を確保する
- 300日間(10ヶ月)毎日1時間勉強
- 60日間(2ヶ月)毎日5時間勉強
①と②は、勉強時間が「合計300時間」という点では同じです。
しかし、スコアの伸び方は②の方が圧倒的に大きくなります。
「1日何時間勉強しなければならない」という基準はありません。
が、短期間でスコアをアップさせたいなら、毎日3時間以上は勉強時間を確保したいところです。
TOEIC初心者がスコアを伸ばす勉強法
さて、ここからはTOEIC初心者向けに、効率的な勉強法を解説します!
語彙力を鍛える
英単語は英語の基礎です。
英単語がわからなければ、英文は読めませんし聞けません。
TOEICのスコア別に必要な英単語数は以下です。
スコア | 必要英単語数 |
400点 | 3000語程度 |
500点 | 4000語程度 |
600点 | 5000語程度 |
700点 | 7000語程度 |
800点 | 8000語程度 |
900点 | 10000語以上 |
これだけの英単語力を身につけるために、以下の順序で対策を進めましょう。
- 基本の英単語帳を1冊完璧に覚える(TOEIC500点未満の場合)
- TOEIC特化の英単語帳を1冊完璧に覚える(TOEIC500点〜600点の場合)
- ②よりレベルが高いTOEIC特化の英単語帳を1冊完璧に覚える(TOEIC600点以上の場合)
- 問題演習でわからない英単語を調べノートにまとめ定期的的に見直す(TOEIC700点以上の場合)
TOEICには大学受験や英検など他の英語資格試験とは異なる、「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
よって、TOEIC特化の英単語帳を使うことが、効率的に語彙力を身につけるコツです。
また、英単語を覚えるコツは4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。
英文法を勉強する
英文法は軽視されがちですが、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの聞き取りの精度が落ちます。
また、リーディングでは英文を読むスピードが落ちますし、英文を正しく捉えられなくなります。
英文法を学ぶなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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その理由は4つあります。
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返り読み対策としてスラッシュリーディング
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
返り読み対策には、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる「スラッシュリーディング」が効果的です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。
毎日英語を聞く
さて、ここからはリスニング対策についてお話しします。
- 英語を聞くことに対する抵抗感を無くす
- 英語を聞く集中力を身につける
- リスニング力を鍛える
ために、毎日英語を聞くことを習慣にしましょう。
おすすめのリスニング教材はTEDという番組です。
オーバーラッピング
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音を理解する
ために、オーバーラッピングをしましょう。
オーバーラッピングとは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音するという練習法です。
以下の手順で行います。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた音声を書き取る練習法です。
- リスニング音声のスピードについていけるようになる
- 音の連結を判別できるようになる
という効果があります。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
教材には、オーバーラッピングと同様にTOEIC公式問題集を使うのがおすすめです。
シャドーイング
相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。
- 音声認識
- 意味理解
日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。
意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。
しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。
つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。
そこで、音声認識を自然とできるようになるために効果的なリスニング練習法がシャドーイングです。
シャドーイングは以下の手順で進めます。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- スクリプトを確認する
- スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ③を最低3回繰り返す
- スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ⑤を最低3回繰り返す
シャドーイングの教材には、ディクテーションと同様にTOEIC公式問題集を使うのがおすすめです。
毎日英語を読む
さて、ここからはリーディング対策についてお話しします。
- 英語を読むことに対する抵抗感を無くす
- 英語を読む集中力を身につける
- リーディング力を鍛える
ために、毎日英語を読むことを習慣にしましょう。
おすすめのリーディング教材は、TOEIC公式問題集のPart6・7です。
文法問題を解く
TOEICのPart5・Part6では文法問題が出題されます。
難易度が低く対策が簡単なので、TOEIC初心者はまず文法問題を素早く正確に解けるようになることを目指しましょう。
文法問題の対策には、文法問題を繰り返し解くことが効果的です。
おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。
Part7の情報処理能力を鍛える
- Part7で解答の根拠が見つからず本文を何度も読み直してしまう
- マルチパッセージ(複数の英文がある問題形式)で頭が混乱する
という方は情報処理能力を鍛えることが必要です。
情報処理能力を鍛えるには、以下の練習方法が効果的です。
- TOEIC Part7の英文を読む(このとき、設問や選択肢は確認しない)
- 内容を要約する
- 本文を見ずに、要約を頼りに設問に解答する
要約を通じて情報処理能力が鍛えられるのはもちろん、解答に必要な情報と不必要な情報をなんとなく予測できるようになります。
Part7の正答率と解答スピードがグッと上がるので、スコアもどんどんアップしていきます。
実践演習
リスニング・リーディング対策の仕上げとして、実践演習をしましょう。
実践演習をする目的は2つです。
- 形式に慣れる
- 120分間集中する体力を身につける
実践演習には、すでに何度も紹介した「公式問題集」を使うのがおすすめです。
また、実践演習が終わった後は丁寧に復習しましょう。
以下の点を意識しながら、じっくり時間をかけて復習してください。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。
また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。
さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
TOEIC初心者がまず対策すべきパート
TOEICにはPart1〜7まであります。(リスニング:Part1〜Part4、リーディング:Part5〜Part7)
その中で、初心者がまず対策すべきPartは以下です。
- Part1
- Part2
- Part5
Part1
Part1は「写真描写問題」です。
音声を聞いて写真を最も適切に描写している英文を、選択肢4つからを選びます。
リスニングの中で最も簡単なPartなので、優先して対策しましょう。
Part2
Part2は「応答問題」です。
音声を聞いて最も適切な応答を、選択肢3つから選びます。
選択肢が3つしかなく音声の英文が短いので、Part1に続いて簡単です。
問題数も多いので、優先して対策しましょう。
Part5
Part5は「短文穴埋め問題」です。
空欄に最も適切に当てはまる語句を、選択肢4つから選びます。
リーディングの中で最も簡単で問題数も多いので、優先して対策しましょう。
TOEIC初心者が短期間でスコアを伸ばすコツ
短期間でスコアを伸ばすために、以下を実践しましょう。
- 英語に触れる時間を増やす
- 基礎学習から逃げない
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
- とりあえず申し込んでみる
英語に触れる時間を増やす
- 英語の本を読む
- 英語のニュースを聞く
- 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
- 英語で日記を書く
というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。
- 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
- 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる
①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。
しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。
基礎学習から逃げない
英単語の暗記や英文法の勉強など、基礎学習は単純作業が多く面倒なうえ、勉強の成果を実感しづらいです。
そのため、基礎学習をおろそかにしてしまう方はとても多いです。
しかし、基礎を固めることなくスコアを上げるのは厳しいです。
基礎理解が低いと基本的な英文を読む/聞く精度が落ちます。
また、基礎が固まっていなければ、スラッシュリーディングやディクテーションなど、根本的なリスニング力・リーディング力を上げる練習の効果は半減します。
基礎は1日では身につきません。
毎日コツコツと取り組むことが重要です。
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
を活用するのがおすすめです。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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とりあえず申し込んでみる
「しっかり勉強して、ある程度スコアが取れるようになってから本番の試験に申し込もう」と考えている方は多いかもしれません。
しかし、そのように考えていると、途中で勉強のモチベがなくなる可能性が高いです。
よって、受験料を支払う余裕がある方は、とりあえず試験に申し込んでみるのがおすすめです。
試験日が設定されることで、「締切効果」によりTOEIC対策に対するモチベや集中力がアップするので、短期間で英語力を伸ばせます。
TOEIC初心者におすすめの参考書・教材
さて、ここからはおすすめのTOEIC参考書・教材を紹介します!
TOEIC全パート別攻略法
4ヶ月でTOEIC975点を取った私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいる記事です。
- 問題の傾向・形式
- スコア別の目標解答時間
- 各Partの勉強法
- 解答スピードと正答率を同時に上げる問題の解き方とテクニック
- スコアアップのコツ
- 中学レベル+目標スコア別の英単語帳
- TOEIC英文法解説pdf
- Part5英文法問題集
- TOEIC勉強ルーティーン
- 学習継続のコツ
など、とにかく内容を充実させました。
中学3年間の英単語が1ヶ月で1000語覚えられる本
どんな英文でも頻出の中学レベルの英単語を覚えられる英単語帳・参考書です。
TOEIC対策本ではありませんが、語彙力に不安がある方にはおすすめです。
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC600点以上を取るのに必要な英単語が1000語掲載されている英単語帳です。
以下のように英単語がレベル分けされており、目標スコアに合わせて頻出英単語を学べます。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
TED
TEDは世界の著名人によるプレゼンテーションを配信している番組です。
TEDがおすすめな理由は5つあります。
- YouTubeで無料で気軽に視聴できる
- 英語が聞き取りやすい
- 話が面白い
- 英語字幕を表示できる(人気の番組は日本語字幕もある)
- 速度を調整できる
TOEIC 文法問題 でる1000問
TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。
とにかく網羅性が高いのが特徴。
「Part7の長文があまり得意じゃないから、Part5・6の文法問題でスコアを稼ぎたい」と考えている方におすすめです。
TOEIC公式問題集
本記事ではすでに何度も登場していますが、TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーが音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜10まであり、10が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
TOEIC初心者におすすめのアプリ・ツール
ここからは、TOEICの学習効率を上げてくれるツールを紹介します。
短期間でTOEICのスコアをアップさせたい方は積極的に活用しましょう。
Santaアルク
SantaアルクはTOEIC対策をするなら必須級のアプリです。
Santaアルクがおすすめな理由は3つあります。
- 無料のレベルテストでスコアを診断できる
- AIがひとりひとりに合わせた学習カリキュラムを提案してくれる
- 無料プランでも講義・模試(30問)を受けられる
特に注目してほしいのが「①無料のレベルテストでスコアを診断できる」ことです。
たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができるので、定期的に自分のスコアを把握するのに非常に役立ちます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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TOEIC初心者の勉強スケジュール
TOEIC初心者におすすめの勉強スケジュールを紹介します!
大学生
大学生は比較的自由な時間が多いので、短期間集中で勉強しましょう。
対策を始めてから最初の受験までの期間は、2ヶ月くらいに設定するのがおすすめです。
2ヶ月間のスケジュールはこんな感じです。
時期 | やること |
受験2ヶ月前 | TOEIC初心者がまずやるべきこと6選で解説したこと |
受験2週間前〜2ヶ月前 | 英単語・英文法の基礎学習、リスニング・リーディング力強化 |
受験1週間前〜受験2週間前 | 英単語学習、リスニング・リーディング力強化、苦手パートの対策 |
受験日〜受験1週間前 | 実践演習 |
社会人
社会人は勉強時間を確保するのが難しいと思います。
しかし、毎日1時間以上は勉強時間を確保するようにしましょう。
対策を始めてから最初の受験までの期間は、3ヶ月くらいに設定するのがおすすめです。
3ヶ月間のスケジュールはこんな感じです。
時期 | やること |
受験3ヶ月前 | TOEIC初心者がまずやるべきこと6選で解説したこと |
受験2週間前〜3ヶ月前 | 英単語・英文法の基礎学習、リスニング・リーディング力強化 |
受験1週間前〜受験2週間前 | 英単語学習、リスニング・リーディング力強化、苦手パートの対策 |
受験日〜受験1週間前 | 実践演習 |
TOEICに関してよくある質問
公開テストとIPテストはどちらを受けるべき?
TOEICには「IPテスト」と「公開テスト」の2つの受験制度があります。
それぞれの特徴を表にまとめると、以下のようになります。
IPテスト | 公開テスト | |
主催者 | 大学・企業・塾などの団体 | 公式の団体 |
受験会場 | 各団体による(通いなれた教室などが多い) | 指定の場所 |
申し込み | 所属団体 | 個人 |
試験方式 | 対面・オンライン | 対面のみ |
試験実施時間 | 各団体による | 午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00 |
試験日 | 各団体による | 毎月1回程度(午前午後実施) 土曜日か日曜日 |
試験問題 | 過去問 | 最新の問題 |
受験料(税込) | 4,230円(団体によって異なる場合もある) | 7,810円 |
テスト結果の通知 | 対面は約5営業日、オンラインは試験直後 | 3週間後 |
公式認定証 | なし(代わりにスコアレポートが届く) | あり(受験後30日以内に届く) |
履歴書等へのスコア記載 | 可能 | 可能 |
基本的にはどちらを受けても構いません。
ただし、「公式認定証」の原本・コピーが求められる場合には、公開テストを受ける必要があるので注意しましょう。
リスニングが聞き取れないときはどうすれば良い?
リスニングが聞き取れない原因は、人によりさまざまです。
- 基礎学習が不足している
- スピードについていけない
- 音の連結や同化に対応できない
などなど。(他にも、いろんな原因が考えられます。)
原因は1つとは限りません。複数の原因が同時に重なっている場合もあります。
リスニングをできるようにするためには、このような「聞き取れない原因」を特定し、適切に対処することが大切です。
詳しくは「TOEICリスニングが聞き取れない6つの原因と対策法をL満点が解説」をご覧ください。
リーディングで時間が足りない場合はどうすれば良い?
前提として、リーディングで時間が足りないのは普通です。
スコアをアップさせるためには、短い試験時間の中で、より多くの問題を解けるようになることが必要です。
そのために、以下を実践しましょう。
- 語彙力を鍛える
- 英文法をしっかり理解する
- 文法問題をたくさん解いて慣れる
- スラッシュリーディングする
- 時間配分を決める
- 1分考えてわからない問題は飛ばす
- テクニックを学ぶ
- 実践演習する
詳しくは『「TOEICリーディングで時間が足りない」の対策法を徹底解説』をご覧ください。
まとめ
TOEIC初心者がまずやるべきことを解説しました。
- TOEICについて知る
- 今の英語レベルを把握する
- 目標スコアを設定する
- スケジュールを立てる
- 教材を用意する
- 勉強時間を確保する
特に、「①TOEICについて知る」は重要です。
これをやるのとやらないのとでは、今後の学習効率が大きく変わってきます。