TOEICは20問残しでも700点や800点を取れる?時短のコツも解説

  • 2024年8月26日
  • 2024年9月29日
  • 知識

今回は「TOEICリーディングで20問残しでも700点や800点を取れるのか」を解説します!

  • TOEICのリーディングで時間が足りなくて、どうしても20問残ってしまう
  • 700点/800点を目指しているのに、TOEICの本番で20問残してしまった

という悩みを持っている方は必見です!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

【結論】TOEIC20問残しでも700点や800点は取れる

まず結論から言うと、TOEIC20問残しでも700点は取れます。

しかも、条件はそこまで厳しくありません。

テン
そもそも、700点を取る方の中で、リーディングセクションが解き終わる方はほとんどいません。ほとんどの場合、10問以上は解き残します。

 

また、TOEIC20問残しでも800点を取ることは可能です。

ただし、こちらは条件が厳しく、「リスニングで高スコアを取ること」または「リーディングの正答率が極めて高いこと」が必須です。

TOEICの素点・スコア換算方法

TOEIC20問残しで700点や800点を取れることを説明するために、まずは素点とスコアの換算方法を解説します。

リスニング

TOEICリスニングの素点・スコアの換算は以下のようになります。

TOEIC リスニング 素点とスコアの換算表

テン
たとえば81〜85問正解できた場合には、スコアは370〜450点の間になります。実際には端っこの値を取ることはあまりないので、390〜430点くらいが多いですね。

リーディング

TOEICリーディングの素点・スコアの換算は以下のようになります。

TOEIC リーディング 素点とスコアの換算表

よって、20問残しの場合の最大スコアは「415点」となります。(マークした問題は全て正解した場合)

TOEIC20問残しで700点を取るためのシミュレーション

TOEIC20問残しで700点を取るための、現実的なリスニング・リーディングの点数は以下です。

  1. リスニング350点リーディング350点
  2. リスニング400点リーディング300点
  3. リスニング375点リーディング325点

リスニング350点リーディング350点

リスニングで350点を取るために必要な素点は、おおむね71〜75点です。

そして、リーディングで350点を取るために必要な素点は、おおむね66〜80点です。

 

よって、リーディングで解答できた問題がほとんど正解であれば、十分700点を取れるでしょう。

リスニング400点リーディング300点

リスニングで400点を取るために必要な素点は、おおむね81〜85点です。

リーディングで300点を取るために必要な素点は、おおむね66〜70点です。

 

よって、リスニングがかなり得意な方であれば、リーディング20問残しでも700点を取れる可能性は高いです。

リスニング375点リーディング325点

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。

年度リスニングリーディング合計点
2022331277608
2021331279611
2020337282620

このデータから、リスニングとリーディングの平均点を比較すると、リスニングの方が50点ほど高いことがわかります。

よって、リスニング375点リーディング325点というのは、700点を取るために最も平均的な点数構成だと言えます。

 

リスニングで375点を取るために必要な素点は、おおむね76〜80点です。

リーディングで325点を取るために必要な素点は、66〜75点です。(20問残しの場合の満点)

 

リスニングで実力通りの力を発揮しつつ、リーディングでも大きなミスをしていなければ、20問残しでも700点は十分取れるスコアです。

TOEIC20問残しで800点を取るためのシミュレーション

TOEIC20問残しで800点を取るための、現実的なリスニング・リーディングの点数は以下です。

  1. リスニング450点リーディング350点
  2. リスニング425点リーディング375点
  3. リスニング400点リーディング400点

リスニング450点リーディング350点

リスニングで450点を取るために必要な素点は、おおむね86〜95点です。

リーディングで350点を取るために必要な素点は、おおむね70〜80点です。

 

リスニングが特別得意な方であれば、リーディング20問残しでも十分800点を取れるでしょう。

リスニング425点リーディング375点

前述のように、TOEICの平均点はリスニングの方がリーディングより50点ほど高いことがわかります。

よって、リスニング425点リーディング375点というのは、800点を取るために最も平均的な点数構成だと言えます。

 

リスニングで425点を取るために必要な素点は、おおむね81〜90点です。

リーディングで375点を取るために必要な素点は、おおむね76点以上です。

 

リスニングでしっかり正答数を稼ぎ、リーディングでも解いた問題のほとんどが正解であれば、TOEIC800点を取るのは不可能ではありません。

リスニング400点リーディング400点

リスニングで400点を取るために必要な素点は、おおむね76〜85点です。

リーディングで400点を取るために必要な素点は、80点です。(20問残しの場合の満点)

 

リーディングで解いた問題が全て合っていれば、リスニングで400点でも合計800点を取れるでしょう。

テン
ただ、これは現実的ではないですね。

TOEIC20問残しで700点や800点を取る方法

ここまでの内容を踏まえて、20問残しで700点や800点というハイスコアを目指すためには以下の2点が重要です。

  1. リスニングのスコアを伸ばす
  2. リーディングの正答率を上げる

リスニングのスコアを伸ばす

リスニングのスコアが高ければ、リーディングで20問解き残しても十分700点を狙えます。

また、リスニングのスコアが極めて高ければ、リーディングで20問解き残しても800点を取るのは不可能ではありません。

 

リスニングのスコアを高めるには、4つ方法があります。

  1. 問題文を先読みする
  2. 問題演習を通じてリスニングの問題形式に慣れる
  3. 根本的なリスニング力を高める

①・②は言葉通りです。

③については「TOEICリスニングが絶望的にできない理由と対策法をL満点が解説!」をご覧ください。

リーディングの正答率を上げる

リーディングで20問残したとしても、解いた問題の正答率が高ければ700点を取れます。

また、解いた問題の正答率が極めて高ければ、800点を取ることも不可能ではありません。

 

リーディングの正答率を上げるには、以下2点が重要です。

  1. 語彙力を鍛える
  2. 英文法を勉強する
テン
英語の基礎力を身につけることが大切です。

語彙力を鍛える

TOEICには、大学受験等とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。

よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。(おすすめの英単語帳は記事後半で紹介)

 

英単語を覚えるコツは4つあります。

  1. 発音する
  2. 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
  3. 毎日寝る前に暗記する
  4. 1冊しっかり覚える

これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。

英文法を勉強する

英文法の勉強には、LINE公式アカウント追加特典の「TOEIC英文法完全攻略」を使うのがおすすめです。

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TOEICリーディングで時間が足りない時はとりあえず塗ろう

時計を見て「時間が足りないな」と感じた場合、残り2分になったら残っている問題をテキトーに塗りましょう。

 

TOEICは4択なので、テキトーに塗っても4分の1で正答になります。

よって、20問残っているなら、単純計算で5問正答数を増やせます。

テン
正答数が5問も増えれば、スコアは20点くらいアップします。

TOEICリーディングの時短のコツ

ここまで「リーディング20問残しでも700点や800点を取れるか」という観点でお話ししてきました。

結論、20問残しでも「700点は十分取れる」「条件は厳しいが800点も可能」ということでした。

 

しかし、安定して700点を取るため、また、現実的に800点を取るためには、やはり解き残す問題は極力減らすべきです。

そのために、以下を実践しましょう。

  • 文法問題をたくさん解いて、正答率と解答スピードを上げる
  • スラッシュリーディングで「返り読み」の癖を無くす
  • 時間配分を決める
  • 1分考えてわからない問題は飛ばす
  • 実践演習をして時間の感覚と集中力を身につける

詳しくは「『TOEICリーディングで時間が足りない』の対策法を徹底解説」をご覧ください。

TOEICに関してよくある質問

TOEICの平均点はどれくらい?

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは

  • IPテスト(団体受験)で493点(2022年度)
  • 公開テスト(個別受験)で608点(2022年度)

です。

TOEICは何点からすごい?

一般的に、TOEICは700点以上からすごいと言えます。

周りに自慢できますし、企業からも高い評価を得られるでしょう。

 

また、外資系企業など英語を積極的に使う企業等の場合は、900点以上が高評価の基準になることが多いです。

公開テストとIPテストはどちらを受けるべき?

TOEICには「IPテスト」と「公開テスト」の2つの受験制度があります。

それぞれの特徴を表にまとめると、以下のようになります。

 

IPテスト公開テスト
主催者大学・企業・塾などの団体公式の団体
受験会場各団体による(通いなれた教室などが多い)指定の場所
申し込み所属団体個人
試験方式対面・オンライン対面のみ
試験実施時間各団体による午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00
試験日各団体による毎月1回程度(午前午後実施)
土曜日か日曜日
試験問題過去問最新の問題
受験料(税込)4,230円(団体によって異なる場合もある)7,810円
テスト結果の通知対面は約5営業日、オンラインは試験直後3週間後
公式認定証なし(代わりにスコアレポートが届く)あり(受験後30日以内に届く)
履歴書等へのスコア記載可能可能

基本的にはどちらを受けても構いません。

ただし、「公式認定証」の原本・コピーが求められる場合には、公開テストを受ける必要があるので注意しましょう。

まとめ

TOEIC20問残しでも700点や800点は取れます。

ただし、800点についてはあまり現実的ではありません。

 

安定して700点を取るため、また、現実的に800点を取るためには、やはり解き残す問題は極力減らすべきです。

今回解説した時短のコツを参考に、リーディングの解答スピードを上げていきましょう!

テン
ぜひ参考にしてください!
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  7. TOEIC800点レベル英単語集
  8. TOEIC Part1英単語集
  9. 前置詞徹底解説
  10. TOEIC接続詞一覧
  11. TOEIC頻出動詞一覧
  12. TOEIC不規則変化動詞一覧
  13. TOEIC頻出副詞一覧

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