TOEIC300点は全体の上位96.48%のスコアです。
偏差値で言えばおよそ32になります。
大学生の平均スコアは以下の通りです。
- IPテスト(団体受験)で合計474点
- 公開テスト(個別受験)で合計588点
ここから、TOEIC300点だと平均よりとても低いスコアであることがわかります。
就活において使えるスコアとは言えないでしょう。
ということで今回はTOEIC300点の大学生向けに、スコアを伸ばすための勉強法と就活のために目指すべきスコアを解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC300点の大学生が目指すべきスコアは600点
TOEIC300点の大学生は、600点取ることを目標にしましょう。
600点あれば就職活動の際に「平均以上の英語力を備えています」とアピールして、英語力で他の候補者と差別化できるので、選考を有利に進められます。
TOEIC300点の大学生の勉強法
ここからはTOEIC300点の大学生が600点以上を取るための勉強法を解説します!
TOEICについて知る
TOEICの勉強を始める前に、TOEICについての知識を身につけておきましょう。
まず、TOEICの試験時間についてですが、リスニング約45分間、リーディング75分間の合計約120分です。
問題数・スコアはリスニング・リーディングそれぞれ100問・495点ずつ、合計200問・990点です。
TOEICにはPart1〜7まであって、リスニングはPart1〜4、リーディングはPart5〜7です。
それぞれのPartの問題内容と問題数は以下の通りです。
Part | 問題とその内容 | 問題数 |
Part1 | 写真描写問題:写真を最も適切に描写する選択肢を選ぶ | 6問 |
Part2 | 応答問題:問いに対する適切に応答している選択肢を選ぶ | 25問 |
Part3 | 会話問題:2〜3人の会話の内容が問われる | 39問 |
Part4 | 説明文問題:留守番電話などについての内容が問われる | 30問 |
Part5 | 短文穴埋め問題:短文の空所に当てはまる選択肢を選ぶ | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題:長文の空所に当てはまる選択肢を選ぶ | 16問 |
Part7 | 長文読解問題:長文の内容に関する内容が問われる | 54問 |
TOEICのメイン題材は「ビジネスシーン」です。
リスニングでは社員への連絡事項や会社合併など、リーディングではビジネスメールや文書などが問題に出題されます。
語彙力を鍛える
さて、TOEICについての知識はこれくらいおさえておけばOKです。
ここからは具体的な勉強法についてお話しします。
まずは単語学習です。
英単語が分からなければ英文は読めませんし、聞けません。
TOEIC300点台の人は語彙力がまだまだ低いです。
600点を取るには5000語程度の英単語を覚えることが必要なので、地道に覚えていきましょう。
TOEICの英単語学習で大切なことは、「TOEIC特化の英単語帳」を使って「TOEIC特有の英単語」を覚えることです。
大学受験用の英単語帳を使うと「大学受験には出るけどTOEICには出てこない英単語」まで覚えることになり、単語学習の効率が落ちるのでやめましょう。
英文法を勉強する
英単語と並行して行なってほしいのが英文法です。
英文法の理解度が低いとリスニングの聞き取りの精度が落ちるので、正答率が下がります。
また、リーディングでは読解スピードと精度が落ちるので、正答率がガクッと下がります。
よって、英文法はしっかり理解することが重要です。
英文法を勉強するなら、「スタディサプリTOEIC」を利用するのが圧倒的におすすめです。
その理由は4つあります。
- TOEICに必要な文法知識をゼロから授業動画で学べる
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音読
音読はリーディング・リスニングの両方を同時に対策できる勉強法です。
音読を繰り返すことで英語の音を正しく理解できるほか、英語の語順に慣れて英文を前から理解できるようになるので速読力もアップします。
最初はPart1・2・5のような短い英文で音読してみましょう。
慣れてきたら、Part3・4・6・7のような長めの英文に挑戦してみてください。
「おおげさに」「なるべく大きな声で」音読すると、音読の効果がグッとアップするので、ぜひ実践してみてください。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 英語の音を判別できるようになる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2です。
Part1・2・5・6を重点的に対策する
TOEICにはPart1〜7までありますが、Partごとに難易度は大きく変わります。
簡単なのはPart1・2・5、中間はPart6、難しいのはPart3・4・7です。
TOEIC300点の大学生は、まず簡単なPart1・2・5・6を重点的に対策しましょう。
そして、安定して600点取れるようになったら、Part3・4・7の対策を始めてください。
各パートの勉強法については、私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しています。
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TOEICの問題を解いてみる
TOEICは形式が特殊な試験です。
そのため、問題を解いて形式に慣れることがスコアアップのために重要です。
問題演習には、公式問題集を使いましょう。
「公式」とついているだけあって、本番の難易度・形式に最も近い問題が掲載されています。
なお、TOEIC600点に到達するまでは解答時間を気にする必要はありません。
ゆっくりと時間をかけて、辞書やネットでわからない単語・文法を調べながら問題を解いていきましょう。
そして、問題を解き終わったら復習を欠かさず行なってください。
ただし、必ずしも全てのパートを復習する必要はありません。(無理に全部やろうとすると分量が多すぎて挫折するため)
とりあえずは比較的簡単で優先して対策すべきPart1・2・5の復習をすればOKです。
スキマ時間はアプリで勉強
短期間でTOEICのスコアを上げるにはスキマ時間の使い方が重要です。
- 通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
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TOEICのスコアを短期間で上げるコツ
ここからは短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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基礎学習から逃げない
英単語の暗記や英文法の勉強など、基礎学習は単純作業が多く面倒なうえ、勉強の成果を実感しづらいです。
そのため、基礎学習をおろそかにしてしまう方はとても多いです。
しかし、基礎学習することなくTOEICのスコアを上げることは不可能に近いです。
基礎の理解度が低いと、基本的な英文を読む/聞く精度・スピードが落ちます。
また、スラッシュリーディングやディクテーションなど、根本的なリスニング力・リーディング力を上げる練習の効果が半減します。
よって、基礎学習は決しておろそかにしないでください。
TOEIC300点の大学生におすすめの参考書・教材
ここからはTOEIC300点の大学生が使うべき参考書や教材を紹介します!
TOEIC 出る単特急 銀のフレーズ
TOEICの定番単語帳です。
書店のTOEICコーナーに行くと、必ずと言っていいほど一番目に入るところに置かれています。
銀フレには、TOEIC頻出の1000単語が掲載されています。
覚えてなきゃやばい重要単語ばかりなので、確実に覚えましょう。
TOEIC L&Rテスト 英文法をひとつひとつわかりやすく
最近発売された、TOEICに出る英文法に絞って解説しているのが特徴の参考書です。
英文法は基本的に「スタディサプリTOEIC」で勉強するのがおすすめですが、もし参考書で勉強したいならこの参考書を使うのが良いでしょう。
この参考書では、見開きの左ページに英文法の解説が、右ページにPart5形式の問題が載っています。
インプットとアウトプットを交互に行えるので、学んだ英文法の理解を深めつつ、効率よく定着させられるのが魅力です。
TOEIC勉強法大全
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TOEICスコアアップに必要な勉強法を、基礎/リスニング/リーディング/Part別/総合という5つのカテゴリーに分けて徹底解説しています。
このほか、英単語の語源集やレベル別の英単語集がついているので、語彙力強化もできます。
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TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
ただ、価格が3,300円と高いのが難点です。
まとめ
TOEIC300点ははっきり言って低いスコアです。
就活では全く使えません。
就活でTOEICスコアを活用したいなら、TOEIC600点以上を目指しましょう。
間違った勉強法だと、TOEICのスコアは全く伸びません。
逆に、正しい方法で勉強できれば、スコアはどんどん伸びます。
TOEIC350点は全体の上位93.2%のスコアです。偏差値で言えばおよそ34.8になります。 大学生の平均スコアは以下の通りです。 IPテスト(団体受験)で合計474点 公開テスト(個別受[…]