今回は理系大学生のTOEIC平均点を、学部別に紹介します。
自分の所属している学部の平均点がどれくらいか気になる人はぜひご覧ください!
筆者のTOEICスコアはこちらです!(理系。大学3年時に取得。)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
【学部別】理系大学生のTOEIC平均点
さっそく、理系大学生のTOEIC平均点を解説します。
今回参照したデータは、公式が出してる「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」です。(以下、参照元省略)
情報科学系学部
情報科学系学部のTOEIC(IPテスト)のスコア平均点は総合462点(リスニング257点、リーディング205点)です。
学年別の平均点は以下の通りです。
学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
1年 | 450点(250点,199点) | 12,838人 |
2年 | 466点(260点,206点) | 5,864人 |
3年 | 489点(270点,219点) | 3,594人 |
4年 | 494点(275点,219点) | 1,082人 |
なお、公開テストのスコア平均点は565点(リスニング305点、リーディング260点)です。
※「専攻別受験者数と平均スコア」の「科学(農業、コンピューターサイエンス、数学、物理学、統計学)」の値参照
理・工・農学系学部
理・工・農学系学部のTOEIC(IPテスト)のスコア平均点は総合455点(リスニン252点、リーディング202点)です。
学年別の平均点は以下の通りです。
学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
1年 | 450点(249点,201点) | 63,038人 |
2年 | 466点(250点,199点) | 29,092人 |
3年 | 489点(259点,204点) | 21,801人 |
4年 | 499点(277点,221点) | 7,180人 |
なお、公開テストのスコア平均点は565点(リスニング305点、リーディング260点)です。
※「専攻別受験者数と平均スコア」の科学(農業、コンピューターサイエンス、数学、物理学、統計学)の値参照
また、工学部の公開テストのスコア平均点は543点(リスニング296点、リーディング247点)です。
※「専攻別受験者数と平均スコア」の「工学/建築」の値参照
医・薬学系学部
医・薬学系学部のTOEIC(IPテスト)のスコア平均点は総合489点(リスニン269点、リーディング220点)です。
学年別の平均点は以下の通りです。
学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
1年 | 487点(268点,219点) | 13,280人 |
2年 | 469点(262点,207点) | 3,191人 |
3年 | 507点(276点,231点) | 2,690人 |
4年 | 538点(294点,244点) | 865人 |
なお、公開テストのスコア平均点は589点(リスニング317点、リーディング272点)です。
※「専攻別受験者数と平均スコア」の「保健・医療」の値参照
大学生全体のTOEIC平均点
では、大学生全体のTOEIC平均点はどのくらいでしょうか。
同データによると、
- IPテストで合計474点
- 公開テストで合計588点
となっています。
ちなみに、大学生以外(社会人や高校生等)まで含めると、
- IPテストで合計493点(2022年度)
- 公開テストで合計608点(2022年度)
になります。
理系大学生がTOEIC対策をするメリット
さて、ここからは理系大学生がTOEIC対策をするメリットを解説します!
就活で英語力をアピールできる
一般的な企業・業種であれば、600点以上のスコアを取得すれば英語力をアピールできます。
また、700点以上のスコアを取得できれば、英語力で他の就活生と差別化できます。
「理系の専門性」と「TOEICで証明できる英語力」を掛け合わせることで就活をグッと有利に進められるのが、理系がTOEIC対策をする大きなメリットです。
英語で情報収集しやすくなる
特に理系は、英語で書かれた論文を読むことが多いですよね。
TOEIC対策を通じて英語を読むスピードや体力が身につくので、英語で情報収集しやすくなるのもポイントです。
大学院入試でTOEICスコアを利用できる
大学院によってはTOEICスコアを利用できるところもあります。
そのため、TOEICで一定以上のスコアを取得しておけば、希望の大学院に進学しやすくなるでしょう。
大学入試の英語力が残っているからスコアアップしやすい
これは理系文系にかかわらず言えることですが、受験で培った英語力が残っているので短期間でもスコアアップしやすいのもポイントです。
理系大学生のTOEICの勉強法
ここからはTOEICの勉強法を解説します。
TOEICは形式が特殊で難しい試験です。
勉強法が間違っていると、思うようにスコアがアップしていきません。
逆に、正しい方法で勉強できれば、努力した分だけスコアはアップしていきます。
TOEICPart別の問題の特徴を知る
TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。
Part1 | 写真描写問題 |
Part2 | 応答問題 |
Part3 | 会話問題 |
Part4 | 説明文問題 |
Part5 | 短文穴埋め問題 |
Part6 | 長文穴埋め問題 |
Part7 | 長文読解問題 |
それぞれのPartで、問題の傾向や対策方法は大きく異なります。
「TOEIC全パート攻略法+テクニック(単語帳・問題集付き)」で詳しく解説しているので、必ずご覧ください。
語彙力を鍛える
TOEICの英語は「ビジネスシーンを想定した英語」です。
大学受験や日常英会話とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。
TOEIC特有の英単語を覚えるには、TOEICに特化した英単語帳を使うのが最適です。
おすすめの英単語帳については「大学生におすすめのTOEIC英単語帳6選を975点が紹介!」をご覧ください!
また、英単語を覚えるコツが4つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
- 1冊しっかり覚える
これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。
英文法を勉強する
英文法は、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの精度が落ちるので、スコアが下がります。
リーディングについても、英文を読むスピードが落ちますし、正しく英文を読めない可能性が高まります。
また、TOEICのリーディングセクションには英文法問題が多数出題されるので、確実に理解することが大切です。
英文法を学ぶなら、「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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その理由は4つあります。
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返り読み対策としてスラッシュリーディング
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
返り読み対策には、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる「スラッシュリーディング」が効果的です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。
毎日英語を聞く
リスニング対策として、毎日英語を聞く習慣を作りましょう。
おすすめのリスニング教材は「TED」という番組です。
聞き取りやすい英語で話していますし、話しているテーマがとても面白いので楽しく練習できます。
しかも、YouTubeで無料で視聴できるので、ぜひ活用してみてください。
話者の発音やイントネーションを真似しながら視聴してみると、さらに効果がアップしますよ。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音する練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音がわかる
といった効果があります。
オーバーラッピングの手順は以下です。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
リスニング教材・素材は難しすぎないモノを選びましょう。
おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2、慣れてきたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。
毎日英語を読む
ここからはリーディング対策です。
TOEICのリーディングセクションは75分間です。
さらに、リーディングの前に45分間のリスニングセクションがあります。
試験時間の最後まで集中して読解スピードを落とさない体力を身につけるために、毎日英語を読むことを習慣づけましょう。
おすすめのリーディング教材は、TOEIC公式問題集のPart6とPart7です。
最初はじっくり時間をかけて、辞書やインターネットを駆使しながら、一文一文丁寧に読みましょう。
慣れてきたら、次はスピードを意識しながらスラスラ読むことに挑戦してください。
Part5の文法問題を解く
リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。
まず文法問題で確実に正答できるようになることを目指しましょう。
具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。
問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。
おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。
実践演習する
TOEICは問題の形式が特殊です。
しかも、試験時間が約120分(リスニング約45分、リーディング75分)と長いです。
そのため、形式に慣れて、時間配分の感覚や集中力・体力を身につけておくことがスコアアップのために重要です。
形式に慣れるために、実践形式の問題集を使って問題演習に取り組みましょう。
おすすめの問題集は、本番の試験の難易度・形式に特に近い問題が掲載されている「TOEIC公式問題集」です。
問題集を解き終わったら採点して、スコアを記録しておきましょう。
また、しっかり復習することも大切です。
復習の際は以下の4つのポイントを意識してください。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単ですし、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結しやすいです。
また、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
パート別の対策法については、先ほども紹介した「TOEIC全パート攻略法+テクニック」で解説しているのでぜひご覧ください!
理系大学生がTOEICスコアを短期間で上げるコツ
短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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理系大学生におすすめのTOEIC学習ツール・アプリ
ここからは、TOEICの学習効率を上げてくれるツールを紹介します。
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まとめ
理系大学生のTOEIC平均点を解説しました。
学部 | IPテスト平均点 | 公開テスト平均点 |
情報科学系学部 | 462点 | 565点 |
理・農学系学部 | 455点 | 565点 |
工学系学部 | 455点 | 543点 |
医・薬学系学部 | 489点 | 589点 |
ぜひ参考にしてください!
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