今回は大学3年時に独学で975点取った筆者が、大学生におすすめのTOEIC英単語帳を11つ紹介します。
- TOEICの勉強を始めたけどどんな英単語帳を使えば良いのかわからない
- TOEICの英単語学習を効率的に進められる単語帳が欲しい
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEICにおいて英単語帳は超重要
TOEICのスコアを伸ばすために必要な能力はたくさんあります。
- 語彙力
- 文法力
- 速読力
- 精読力
- リスニング力
- 時間配分の管理力
- 2時間集中する体力
その中でも確実に必須になってくるのが、語彙力です。
どれだけ文法力やリスニング力など他の能力を高めたところで、根本的に語彙力が低ければスコアは伸びません。
逆に、極端なことを言いますが、抜群の語彙力さえ持っていれば、多少文法がわからなくても英文の大枠はバッチリ把握できます。
文章全体のストーリーが掴めるので、TOEICの問題に応えることも十分可能です。
そして、TOEICのための語彙力を効率よく身につけるために必須なのが「TOEIC英単語帳」です。
TOEIC英単語帳にはTOEIC特有&頻出の英単語が体系的にまとまっているため、絶対に必要な単語を順々に覚えられます。
TOEICのスコア別に必要な英単語数
TOEICのスコア別に必要な英単語数の目安は以下の通りです。
スコア | 必要英単語数 |
400点 | 3000語程度 |
500点 | 4000語程度 |
600点 | 5000語程度 |
700点 | 7000語程度 |
800点 | 8000語程度 |
900点 | 10000語以上 |
大学生のTOEIC英単語帳の選び方
一言にTOEIC英単語帳と言っても、その特徴はさまざまです。
ということで、まずは「自分はこれを使うべきだ!」というTOEIC英単語帳の判断基準を解説します。
今の自分のスコアで選ぶ
TOEICの英単語帳の多くは「目標スコア」を設定しています。
TOEICでは目指すスコアごとに覚えるべき英単語の数や種類が異なるからです。
そして、使うべきなのは「現状よりやや高いレベルの英単語帳」です。
例えば現状TOEIC400点なら、TOEIC500点〜600点を狙う英単語帳を使うべきです。
現状よりやや高いレベルの英単語帳を使うことで、そのレベルを達成するのに必須の英単語に絞って学べます。
つまり、効率的に目標スコアを達成できます。
ただし、自分の現状より遥かに高いレベルの英単語帳を使うのはやめておきましょう。
というのも、基本的に英単語帳のレベルが上がるにつれて、扱う英単語の文中での登場頻度は少なくなるからです。
TOEICスコアを5〜10分で知る方法
- 今のTOEICスコアがわからない
- 前にTOEICを受けてから2週間以上経過している
- TOEICを受けたことがない
もし以上に当てはまる方は、英単語帳を選ぶ前に「Santaアルク」という無料スマホアプリを利用してスコア診断してください。
「Santaアルク」の画面
「Santaアルク」は無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
ダウンロードからスコア診断結果が出るまで、5〜10分程度で終わります。
もし「自分のスコアを把握する」という作業をサボってしまうと、今のレベルに合わない英単語帳を選んでしまいます。
そして、以下のような失敗をしてしまいます。
- 今のレベルより簡単すぎる英単語帳を買って、時間とお金を無駄にする
- 今のレベルより難しすぎる英単語帳を買って、挫折する
ですので、必ず「Santaアルク」で自分のスコアを診断してください。
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リスニング音声がついている
単語帳にリスニング音声がついていれば、発音と一緒に英単語を覚えられます。
そのため定着率が高くなるのはもちろん、リスニングの聞き取りの精度が上がります。
また、リスニング音声がついていれば、英単語帳をわざわざ開かなくても、聞いて暗記できます。
そのため、移動時間などにも英単語学習ができるようになります。
分厚すぎない
英単語帳が分厚いと持ち運ぶのが大変なので、外出先でのスキマ時間等に英単語学習をするハードルが高くなります。
また、「まだ覚えていない英単語がこんなにあるのか…」という心理的な負担が生じ、英単語学習のモチベがなくなる可能性もあります。
よって、分厚すぎない英単語帳を選ぶのがおすすめです。
目安としては、「英単語1,000〜2,000語」くらいの英単語帳がちょうど良いと思います。
いろんな意味を掲載していない
基本的に、英単語には複数の意味があります。
複数の意味を全て覚えるのが理想ですが、実際にはそれは非常に大変です。
TOEIC英単語帳の中には、TOEICに出る意味に絞って掲載しているモノもあります。
よって、複数の意味を覚えるのが苦手な方は、そのような英単語帳を選ぶのがおすすめです。
大学生におすすめのTOEIC英単語帳ランキング11選
さて、ここからは大学生におすすめのTOEIC英単語帳を、以下のスコア別に合計11つ紹介します!
- TOEIC400点未満の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP3
- TOEIC400点〜600点の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP3
- TOEIC600点〜800点の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP3
- TOEIC800点以上の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP2
TOEIC400点未満の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP3
まずはTOEIC400点未満の大学生におすすめのTOEIC英単語帳を紹介します。
TOEIC400点未満の場合、中学レベルの基礎的な英単語がまだ十分に身についていません。
中学レベルの基礎的な英単語はどんな英文にも頻出なので、知っていなければ英文を読む・聞くことはできなくなります。
そのため、「TOEIC英単語帳」を使う前に、中学・高校レベルの英単語帳を使うことが重要です。
ということで、おすすめの英単語帳TOP3は以下です!
- ターゲット中学英単語1800
- 高校入試 新STEP式 中学英単語2100
- 中学校3年間の英単語が1ヶ月で1000語覚えられる本
ターゲット中学英単語1800
ターゲット中学英単語1800は、TOEIC400点未満の方に最もおすすめできる英単語帳です。
高校入試に出てくる基本的な英文を分析し、その中で頻出度の高い1800単語が「出る順」に並んでいるため、必須の英単語から効率よく覚えられます。
価格も836円とリーズナブルですし、ポケットサイズなので持ち運びにも便利です。
また、掲載単語数が1800単語と多く、TOEIC学習をするのに必要な英単語を十分に網羅しています。
TOEIC400点未満の方は、とりあえずターゲット中学英単語1800を選んでおけば過不足なく英単語を勉強できるのでおすすめです。
ぽん吉は受験用の単語集では語彙が少ない(=覚えなければならない単語が少ない)ことがとても重要と考えています。 その点で、本書なら全体でも1800語、都立入試の単語を9割がたカバーするだけならLevel 4の1500語で間に合ってしまうという中身の濃さは魅力的です。 更に Level 1~Level 3 の全単語に例文が付いているのも好感が持てます。 また、巻頭の「重要グループ暗記」で英文法のエッセンスを手際よくまとめてあります。読み飛ばすのはモッタイナイ。(ぽん吉さん)
高校入試 新STEP式 中学英単語2100
高校入試 新STEP式 中学英単語2100は、中学生に必須の2100単語を覚えられる英単語帳です。
基本的には上で紹介したターゲット中学英単語1800とほとんど同じですが、こちらの方が掲載英単語数は多いです。
1つ違いを挙げるとするならば、見開き1ページあたりの掲載単語密度が違います。
- ターゲット中学英単語1800:見開き1ページあたり8単語程度
- 高校入試 新STEP式 中学英単語2100:見開き1ページあたり12単語程度
サイズは同じなので、高校入試 新STEP式 中学英単語2100の方が文字がやや小さくなっています。
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普通の中学生ならばターゲット一択ですが、リスニング対策としての音声に関してはこちらのが使い勝手が上。特に英語で例文のみの読み上げはとても役に立った。あとこの単語帳のダメなところは基本となるI.my.me.や季節、月などの単語が省略されているところ。ターゲットと差別化するためにいっそのことアルファベット順に掲載してみてはどうだろうか。
中学校3年間の英単語が1ヶ月で1000語覚えられる本
タイトルにある通り、中学レベルの英単語が1000語掲載されている英単語帳です。
中学レベルの基礎英単語がコンパクトにまとまっています。
TOEIC英単語帳へのつなぎとしては掲載英単語数が物足りないですが、単語数が少ない分達成感は味わいやすいです。
「英単語を覚えた経験が全くない」という方にはおすすめできます。
ただ、普通の英単語帳とは設計が異なるので、「英単語帳の使い方」を学べないのがデメリットです。
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英語学習。新しい気持ちでやるのが良いです。直接書き込んで記録できるようなスタイルになってます。
TOEIC400点〜600点の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP3
さて、ここからはTOEIC400点〜600点の大学生のおすすめのTOEIC英単語帳を紹介します。
TOEIC400点以上を取れているということは、中学レベルの基本英単語はあらかた身についています。
よって、TOEIC特化の英単語帳を使い始めて大丈夫です。
ということで、おすすめの英単語帳TOP3は以下です!
- TOEIC 出る単特急 銀のフレーズ
- TOEIC(R) L&Rテスト 頻出英単語
- TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC 出る単特急 銀のフレーズ
銀のフレーズ(通称銀フレ)は、TOEIC参考書の中で特に人気の「特急シリーズ」の英単語帳です。
とにかく著名な英単語帳で、書店のTOEICコーナーに行くと必ずと言っていいほど一番目立つところに置かれています。
銀のフレーズには、TOEIC超頻出の英単語が1000単語載っています。
具体的なレベル分けは以下の通りです。
- 基礎の400語
- 頻出の300語
- 必須の200語
- 発展の100語
銀のフレーズに載っている英単語は、どれも本当にTOEIC頻出です。
TOEICの模試とかを見ると、「銀のフレーズを見ながら問題が作られてるの?」と思ってしまうほどに頻出です。
なんでこんなに頻出英単語をおさえられているかというと、筆者のTEX加藤さんが過去の試験で出た単語をまとめたファイルから単語を厳選しているからです。
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取り掛かる時間も短く、この本通りにやれば確かに習得出来ていきます。各項目の初日は難しく感じますが、手順に従ってやれば勝手に習得できていく感覚です。初めてのTOEIC受験用に購入しました。本書と音声アプリを使用し、約1.5ヶ月で9割程度覚えました。本番では700点を取得できました。(+αで最新のTOEIC公式問題集を2周しました)内容はやや易しめかと思いますが、初めてTOEICを受験する人や、英単語の基礎知識に不安がある人には同シリーズの金のフレーズより、こちらを徹底的に覚えることをおすすめします。
TOEIC(R) L&Rテスト 頻出英単語
TOEIC(R) L&Rテスト 頻出英単語は、英語教育界で超有名の森田鉄也(モリテツ)さんが著者となっている英単語帳です。
TOEICで問われる形・例文をそのまま掲載しているため、本番で役に立つ知識が身につきます。
銀のフレーズよりおすすめランクで劣る理由は、掲載単語数が600単語と若干物足りないからです。
しかし「定着度を確認するチェックテスト」「コロケーション(単語と単語を組み合わせて1つの意味を表すもの)」なども収録しているため、着実に英単語を覚えられます。
単語数が少ない分、達成感は味わいやすいです。
よって、「短期間で英単語帳を1冊終わらせて達成感を味わいたい」という方には、銀のフレーズよりもこちらの英単語帳をおすすめします。
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単語帳一冊やり切るのは大変な事です。だいたい挫折しますよねwこの本はTOEIC600点目標の単語が厳選されてるので、量も少なめで無理なくこなせます。文字も大きく、サクサクページが進むので精神的にも楽です。これだけ、この一冊だけ!と乗り切る事ができました。無事、目標の600点以上取る事ができました。この著者は信用できるので、是非シリーズ化して、900点目標の続編単語本も出して欲しいです。
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
金のフレーズ(通称金フレ)は、先ほど紹介した「銀のフレーズ」の姉妹英単語帳です。
TOEICで最も定番の英単語帳と言っても、過言ではありません。
金のフレーズでは以下のように、到達スコア600点〜990点に分けて英単語が掲載されています。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
そのため、自分の目標スコアに合わせて必要な英単語だけを勉強できます。
基本的には、銀のフレーズをしっかり覚えつつ、文法なども同時に鍛えればTOEIC600点を取ることは十分可能です。
ただ、「語彙力ゴリ押しでTOEIC600点を突破する」という戦略をとる場合には、金のフレーズまで使った方が良いでしょう。
特にTOEIC600点よりさらに高いスコアを目指す場合は、どうせ金のフレーズは必要になるので買っておいても損はありません。
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TOEIC界隈ではめちゃくちゃ有名な単語集です。もちろん単語だけではなく熟語も掲載されているので、語彙を増やして対応できる文章の量を増やしたい方、職場で英語が必要になってきた方など、あらゆる人におススメです。TOEIC700点前後まではこの本で十分に対応が可能です。
TOEIC600点〜800点の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP3
さて、ここからはTOEIC600点〜800点の大学生におすすめの英単語帳を紹介します。
TOEICには以下の2つの試験があります。
- TOEIC 公開テスト
- TOEIC IPテスト
TOEIC600点となると、TOEIC 公開テストの平均点と近いスコアです。
割合で言えば受験者全体の上位50%となるので、「TOEIC中級者」と言えるでしょう。
ちなみに、公開テストの平均点(612点)より、IPテストの平均点(492点)の方が100点以上低いです。
その理由は2つあります。
- IPテストは大学・企業で受けさせられた人が多いから
- IPテストは受験料が比較的安く、とりあえずで申し込む人が多いから
よって、TOEIC IPテストの平均点には「特別TOEIC対策をしていない、受験者の素の英語力」が反映されています。
そう考えると、TOEIC600点がいかに高いスコアであるかというのがわかるんじゃないかなと思います。
さて話が脱線しましたが、TOEIC中級者と言える600点〜800点の方におすすめの英単語帳は以下です!
- TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
- キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800
- TOEIC 出る単特急 金のセンテンス
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC600点〜800点の方に特におすすめの英単語帳は、TOEIC400点〜600点のところでも出てきましたが、金のフレーズ(通称金フレ)です。
金のフレーズがあれば、TOEIC800点はもちろん、TOEIC900点突破に必須の英単語まであらかた網羅できます。
金のフレーズには、過去のTOEICに出てきた、TOEIC頻出の英単語だけが載っています。
TOEICの模試とかを見ると、「金のフレーズを見ながら問題作ってる?」と思ってしまうほどに頻出です。
なぜ金のフレーズの精度がこれほどまでに高いかというと、筆者のTEX加藤さんが過去の試験で出た単語をまとめたファイルから単語を厳選しているからです。
Amazon レビュー
TOEIC対策として定番と聞き、書店で中身を確認した上で購入しました。ページをめくった瞬間、「これはただの単語帳じゃない」と直感したのを覚えています。単語のチョイスが実際のテストに即しており、出題頻度と実用性のバランスが非常に優れていると感じました。見出し語のセレクトも絶妙で、「そういえば見たことあるけど意味はあやふやだった」ような単語が効率よく拾われている印象です。
特に良かった点は、例文やフレーズのテンポ感です。ただの訳ではなく、TOEICの出題傾向に合わせた自然なビジネスシーンを想定していて、そのままリスニングやパート5・6の文脈処理にも活かせる作りです。また、各章の構成が無理なく記憶に残るよう工夫されていて、1日5分のスキマ時間でも着実に前進できる感覚がありました。シリーズ全体でスコアに直結する設計思想が貫かれているのも、他の単語帳にはない強みだと思います。
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800
キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800は、「聞いて覚える」を特徴とする「キクタンシリーズ」のTOEIC800点版です。
「単語帳を見て視覚を刺激する」だけでなく、「音声で聞いて聴覚を刺激する」ことで、定着率のアップを狙っています。
また、先ほど紹介した金のフレーズではレベル別に英単語が掲載されています。
一方、キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800では、以下のように品詞・句別に英単語が掲載されています。
- Chapter 1 名詞:超必修192
- Chapter 2 動詞:超必修96
- Chapter 3 形容詞:超必修96
- Chapter 4 名詞:必修192
- Chapter 5 動詞:必修96
- Chapter 6 形容詞:必修96
- Chapter 7 副詞:必修48
- Chapter 8 動詞句
- Chapter 9 形容詞句・副詞句
- Chapter 10 群前置詞
ただ、金のフレーズにはないポイントを挙げておくと、キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800ではDAY1〜DAY70まで、毎日やるべきことが指定されています。
そのため、「毎日の学習に終わりが見える」「毎日達成感を味わえる」という点は金のフレーズよりも優れています。
- 金のフレーズを買ったけど、あんまり合わなかった
- 聞いて覚える学習法を試してみたい
という方に、キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800はおすすめです。
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あまり音楽を聴かない私ですが、キクタンシリーズは明るい音楽に合わせて単語学習ができるため、気分転換になります。聞き流しながら散歩してもいいですね。注意点として、音声DLはabceedアプリと記載されていますが、abceedの全機能を使用するにはabceed上での購入が必要です。紙本を買った人は少し不便な思いをします。しかし暗記には寝る前の学習が効果的であるため、アプリより紙が好ましく、私は紙本を購入しました。
TOEIC 出る単特急 金のセンテンス
金のセンテンスは、ここまでに紹介した「銀のフレーズ」「金のフレーズ」の分家的な存在の英単語帳です。
銀・金のフレーズが1つ1つ英単語を覚える形式になっている一方、金のセンテンスでは「複数の英単語を1つの英文で覚えてしまおう」という形式になっています。
例えば、以下のような感じです。
「ハシゴがレンガの壁に立てかけられている」laddar:ハシゴ
lean:寄りかかる
brick:レンガ
(金のセンテンスより引用)
なお、金のセンテンスに掲載されている単語は1500単語であり、その中には「金のフレーズの見出し語1000単語」も含まれています。
「頻出度順で覚えられない」という点で金のフレーズには劣りますが、「英文で覚えたい」という方には十分おすすめできる英単語帳です。
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金フレでは覚えられない、例文派の人にはおすすめ。音声が付いてこの価格はかなりお徳。
TOEIC800点以上の大学生におすすめのTOEIC英単語帳TOP2
さて、最後にTOEIC800点以上の大学生におすすめのTOEIC英単語帳を紹介します。
TOEIC800点以上になると、英単語学習の重要性というのは徐々に落ちていきます。
リスニング力を根本的に伸ばしたり、精読力・速読力を鍛えたりするのに、より多くの時間を割くべきです。
とはいえ、「全く単語学習が必要ない」ということはないので、しっかり単語も覚えていきましょう。
ということで、TOEIC800点以上の方におすすめの英単語帳は以下です!
- 自作の英単語帳
- TOEIC 上級単語特急 黒のフレーズ
自作の英単語帳
TOEIC800点以上の方が覚えるべき英単語は「頻出ではないが、難しい問題を解くために必要な重要単語」です。
そのような単語を覚えるには「問題演習で登場したわからない単語をまとめた自分だけの英単語帳」を作るのがおすすめです。
「自分だけの英単語帳」には、当然自分が覚えられていない英単語だけが載っています。
その英単語帳を重点的に覚えるようにすれば、覚えられていないところだけを覚えられるので、最高効率で英単語が身につきます。
「問題演習で登場したわからない単語をまとめる」というのは地道な作業です。
しかし、確実に効果はあるので、ぜひ実践してみてください。
TOEIC 上級単語特急 黒のフレーズ
- 自分で英単語帳を作るのが面倒
- やっぱり市販の英単語帳で覚えたい
という方におすすめなのが、黒のフレーズです。
黒のフレーズは、前述の金のフレーズ・銀のフレーズの姉妹書です。
TOEIC800点以上を狙う中級者〜上級者向けの英単語帳で、各ページに以下のようにランク分けされた英単語が掲載されています。
- Aランク:600〜800点レベルの「やや難」単語
- Bランク: 800点から900点レベルの「難」単語
- Cランク: 900点から950点レベルの「超難」単語
- Sランク: 950点から990点レベル「鬼難」単語
黒のフレーズは、金のフレーズや銀のフレーズだけではカバーできない「頻出ではないがときどき登場し、解答に関わる英単語」を覚えるのに役立ちます。
Amazon レビュー
当方850点付近をウロチョロしているレベルです。900点を目指すにあたり使用してます。とりあえず一周してみた仕分けの結果です。
3割…意味も発音知っていて、瞬間的に意味がわかる
2割…4択なら正解できるけどうろ覚え
5割…初見の単語
私のレベルにはマッチしていて、高評価です。金フレをマスターして、次の単語帳を探している方におすすめします。
大学生のTOEIC英単語の効率的な覚え方
TOEIC600〜700点くらいまでは英単語帳を使って英単語を覚えるのが効率的です。
ただ、700点以上になってくると、英単語帳ではカバーしきれない英単語を覚えることが必要になってきます。
よって、700点以上からは以下の2点を同時並行で進めていくことが重要です
- 英単語帳でTOEIC頻出の英単語を覚える
- 問題演習中でわからない英単語を調べノートにまとめる
②のノートはいわば「あなただけの英単語帳」になり、英単語を抜け漏れなく暗記するのに効果的です。
また、具体的な英単語の覚え方は以下の通りです。(英単語帳、英単語まとめノートともに同様の方法でOK)
- 100〜150単語の英単語に目を通す×3〜5回
- 1日後に①を3〜5回
- 3日後に①を3〜5回
- 7日後に①を1回行い、意味がすぐにわかった英単語には印をつける
- ④で印をつけなかった英単語に目を通す(全て覚えられるまで)
これで長期記憶に英単語が定着します。
大学生がTOEICのために覚えるべき英単語の数
多くの大学生が最初に目指すスコアは就職で使える600点です。
そして、600点を取るために必要な英単語数はおよそ5000語程度です。
また、700点以上を取るために必要な英単語数は以下の通りです。
スコア | 必要英単語数 |
700点 | 7000語程度 |
800点 | 8000語程度 |
900点 | 10000語以上 |
大学生のTOEIC勉強で大学受験に使った英単語帳を使うのはアリか
- ターゲット1900
- ユメタン
- キクタン
- システム英単語
- 速読英単語
- 鉄壁
など、大学受験で使った英単語帳を使いたいと考えている大学生は多いのではないでしょうか。
結論を言えば、大学受験で使った英単語帳だけでTOEIC対策するのはおすすめしません。
その理由は、TOEICには大学受験とは異なるTOEIC特有の英単語が多数登場するからです。
大学受験の英単語帳だと、確かに根本的な英単語力は身につきますが、肝心のTOEIC特有の英単語をカバーできないので、スコアアップになかなかつながりません。
よって、どんなに英単語力に自信がある場合でも、最低限1冊はTOEIC特化の英単語帳を使うのがおすすめです。
大学生のTOEIC勉強で英熟語帳は必要か
「英単語帳のほかに英熟語帳が必要なんじゃないの?」と思っている方は多いかもしれません。
結論を言えば、英熟語帳はわざわざ購入する必要はありません。
その理由は4つあります。
- 熟語暗記は優先度が低くスコアアップに結びつきづらい
- 熟語の意味を完璧に理解しなくてもなんとなく推測できる
- 英熟語は忘れやすい
- 文中でわからない英熟語を調べる癖をつければ英熟語力は身につく
ただし、900点以上になってくると熟語暗記が必要になる場合があります。
迷うことなく確実に正解することが必要になるからです。
ただし、それでも英熟語帳は必要ありません。
文中でわからない英熟語を調べる癖をつければ十分な英熟語力が身につくからです。
大学生のためのTOEICの勉強法
TOEICの基本的な勉強法は以下の通りです。
- 語彙力強化
- 英文法勉強
- スラッシュリーディングで返り読み対策
- オーバーラッピングで音声のスピードに慣れる
- ディクテーションで音の連結を判別できるようになる
- まずはPart1・2・5・6を対策
- 600点安定して取れるようになったらPart3・4・7の対策始める
- 実践演習
イングルートでは、スコア別に細かく勉強法を解説しています↓
・TOEIC300点を取る勉強法
・TOEIC350点を取る勉強法
・TOEIC400点を取る勉強法
・TOEIC450点を取る勉強法
・TOEIC500点を取る勉強法
・TOEIC550点を取る勉強法
・TOEIC600点を取る勉強法
・TOEIC650点を取る勉強法
・TOEIC700点を取る勉強法
・TOEIC750点を取る勉強法
・TOEIC800点を取る勉強法
・TOEIC850点を取る勉強法
・TOEIC900点を取る勉強法
・TOEIC950点を取る勉強法
大学生のTOEICに関してよくある質問
大学生はTOEICをいつまでに受けるべき?
就活を意識するなら、大学2年生から受験して、就活やインターンが始まる1〜6ヶ月前には一定以上のスコアを確保することが理想です。
大学生がTOEICを受ける適切な頻度はどれくらい?
TOEICを頻繁に受けるメリットは3つあります。
- TOEIC学習のモチベーションを維持しやすい
- 目標スコアを達成できる可能性が高くなる
- 試験に慣れやすい
理想の頻度は毎月です。
しかし、受験料や時間の問題から、毎月TOEICを受け続けるのは厳しいです。
よって、大学生は2ヶ月に1回程度の受験がおすすめです。
前述のように、TOEICの受験頻度が高くなれば、締切効果で勉強のモチベーションがアップします。
さらに、大学生は社会人に比べると自由な時間が多いので、時間をTOEIC対策に有効活用できればスコアの伸び方も大きくなります。
大学生がTOEICをやるべき理由
最後に、「大学生でTOEICに目をつけたのは半端じゃなく素晴らしいです!」ということを伝えたいです。
なぜかというと、理由は主に4つです。
- 就職活動でクソ強いから(社会的認知度が高すぎる)
- 英語の基礎が身につき、英語の情報源に触れられるようになるから
- 「スコア」を目標にすることで、自己投資の終わりが見えるから
- 上手くやれば学習費用がほとんどかからないから
大学生にとって特に大きなメリットは就職活動だと思います。
インターン・本選考にかかわらず、多くの企業のESには「あなたのTOEICスコアは何点ですか」という記述欄が設けられています。
もし「TOEIC700点」と書くことができれば、周りの就活生と差別化できます。
この記事を見てくれている方は「TOEICを勉強してみようかな」と思っているはずです。
その選択は間違いなく正しいので、ぜひ自分を信じてTOEICの勉強に突き進んでいってください!
まとめ
大学生におすすめのTOEIC英単語帳を11つ厳選して紹介しました。
2. 高校入試 新STEP式 中学英単語2100
3. 中学校3年間の英単語が1ヶ月で1000語覚えられる本
2. TOEIC(R) L&Rテスト 頻出英単語
3. 金のフレーズ
2. キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 800
3. 金のセンテンス
2. 黒のフレーズ
英単語帳は自分のレベルに合ったモノを選ぶことが大切です。
- 今のTOEICスコアがわからない
- 前にTOEICを受けてから2週間以上経過している
- TOEICを受けたことがない
もし以上に当てはまる方は、英単語帳を選ぶ前に必ず「Santaアルク」という無料スマホアプリでスコア診断してください。
もし「自分のスコアを把握する」という作業をサボってしまうと、今のレベルに合わない英単語帳を選んでしまいます。
そして、以下のような失敗をしてしまいます。
- 今のレベルより簡単すぎる英単語帳を買って、時間とお金を無駄にする
- 今のレベルより難しすぎる英単語帳を買って、挫折する
ですので、必ず「Santaアルク」で自分のスコアを診断してください。
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