こんにちは!テン(X→@ten_english_10、YouTube→)です!
今回はTOEIC IPテストと公開テストの点数換算を解説します!
- IPテストのスコアが出たけど、公開テストだとどれくらいになるのか知りたい
- IPテストと公開テストはどっちの方が高いスコアを取りやすいのか知りたい
この記事を見れば、こんな疑問はバッチリ解決できます!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
TOEIC IPテストとは
TOEIC IPテストとは、団体で申し込みを行う試験です。
個人で申し込みを行う公開テストとの比較を表にまとめたのでご覧ください。
IPテスト | 公開テスト | |
主催者 | 大学・企業・塾などの団体 | 公式の団体 |
受験会場 | 各団体による(通いなれた教室などが多い) | 指定の場所 |
申し込み | 所属団体 | 個人 |
試験方式 | 対面・オンライン | 対面のみ |
試験実施時間 | 各団体による | 午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00 |
試験日 | 各団体による | 毎月1回程度(午前午後実施) 土曜日か日曜日 |
試験問題 | 過去問 | 最新の問題 |
受験料(税込) | 4,230円(団体によって異なる場合もある) | 7,810円 |
テスト結果の通知 | 対面は約5営業日、オンラインは試験直後 | 3週間後 |
公式認定証 | なし(代わりにスコアレポートが届く) | あり(受験後30日以内に届く) |
履歴書等へのスコア記載 | 可能 | 可能 |
IPテストを受ける主なメリットは4つです。
- 受験料がリーズナブル
- 都合に合わせて受験しやすい
- 申し込みが簡単
- スコアがすぐにわかる
TOEIC IPテストの素点と点数・スコアの換算
さて、ここからはTOEIC IPテストの素点と点数・スコアの換算を紹介します。
リスニング
TOEIC IPテストのリスニングの素点と点数・スコアの換算は以下の通りです。
素点 | 点数・スコア |
96~100 | 475~495 |
91〜95 | 435〜495 |
86〜90 | 405〜475 |
81〜85 | 370〜450 |
76〜80 | 345〜420 |
71〜75 | 320〜390 |
66〜70 | 290〜360 |
61〜65 | 265〜335 |
56〜60 | 235〜310 |
51〜55 | 210〜280 |
46〜50 | 180〜255 |
41〜45 | 155〜230 |
41〜45 | 155〜230 |
36〜40 | 125〜205 |
31〜35 | 105〜175 |
26〜30 | 85〜145 |
21〜25 | 60〜115 |
16〜20 | 30〜90 |
11〜15 | 5〜70 |
6〜10 | 5〜60 |
1〜5 | 5〜50 |
0 | 5〜35 |
たとえば、リスニングの素点が21〜25点だった場合、スコアは60〜115点の間になります。
リーディング
TOEIC IPテストのリーディングの素点と点数・スコアの換算は以下の通りです。
素点 | 点数・スコア |
96~100 | 460~495 |
91〜95 | 425〜490 |
86〜90 | 395〜465 |
81〜85 | 370〜440 |
76〜80 | 335〜415 |
71〜75 | 310〜390 |
66〜70 | 280〜365 |
61〜65 | 250〜335 |
56〜60 | 220〜305 |
51〜55 | 195〜270 |
46〜50 | 165〜240 |
41〜45 | 140〜215 |
41〜45 | 115〜180 |
36〜40 | 95〜145 |
31〜35 | 75〜120 |
26〜30 | 60〜95 |
21〜25 | 45〜75 |
16〜20 | 30〜90 |
11〜15 | 30〜55 |
6〜10 | 10〜40 |
1〜5 | 5〜30 |
0 | 5〜15 |
リスニングと比較すると、リーディングは配点が厳しいです。
たとえば満点を取ろうと思った場合、リスニングは5問ミスくらいまでは許されますが、リーディングでは1〜2問ミス以内に抑えなければなりません。
TOEIC IPテストと公開テストの点数分布
TOEIC IPテストと公開テストの点数分布はこのようになっています。
TOEIC DATA & ANALYSIS 2024より筆者作成
分布を見ると、IPテストは山が右寄りになっている一方で、公開テストは左寄りになっています。
たとえば上位50%の線の位置を見ると、IPテストの方は445点〜495点の間に位置している一方で、公開テストは595点〜645点の間に位置しています。
実際、2023年度のTOEICスコア平均点は以下の通りです。
- IPテスト:492点(リスニング275点、リーディング217点)
- 公開テスト:612点(リスニング335点、リーディング278点)
以上の情報から、IPテストのスコアを公開テストに換算したときのスコアは高くなりそうです。
TOEIC IPテストと公開テストの点数換算
しかし、実際にはそんなことはなく、IPテストと公開テストの点数換算をしても、原則的にはほとんど同じようなスコアが出ます。
というのは、TOEICは試験ごとに統計的な処理を施してスコアを計算します。
なぜこんなことをするかというと、試験の難易度によってスコアを変動させないためです。
TOEICでは毎回異なる問題が出題されます。毎回同じ難易度に上手く調整できれば良いのですが、そんなことは不可能です。
ここでもし、簡単な難易度の問題に当たったときにスコアが出やすいとなったらどうなるでしょうか。
ズバリ、TOEICスコアの信頼性が失われます。
信頼性が担保されていなければ、TOEICを英語力の指標にはなり得ません。
以上から、IPテストのスコアと公開テストのスコアは同じようなスコアが出るようになっています。
TOEIC IPテストと公開テストを両方受験した人の点数を比較
上で解説したように、原則的にはIPテストと公開テストの点数換算はほとんど同じになります。
では、実際のところはどうなっているのでしょうか。
ということでここからは、IPテストと公開テストの両方を受験した人の点数を比較してみたいと思います。
#TOEIC
8/30にIPを受験し、自己ベストを少しだけ更新しました!(935 → 945)
1年で+10点という亀さんペースですが、前進したのでヨシとします🐢9月14日(土)の公開テストに向けて、引き続き頑張ります。
イギリス人女性の発音に慣れる必要性を痛感したので、公式模試の音源を聴き込みます🔥 pic.twitter.com/nITGwOzTgb— ティモン @英語学習とブログ習慣 (@savanna_habits) August 30, 2024
掲載されている画像を見ると、公開テストとIPテストで同じようなスコアが出ていることが確認できます。
IPテストは650越えたけど5月TOEICは630でした😓
公開テストで700点越えるまで頑張ろうかな。。 pic.twitter.com/6Q7r6EzRwS— 牛 (@english__fight) June 11, 2024
こちらの方の場合は、TOEIC IPテストのスコアが公開テストのスコアより45点ほど高いです。
45点ならぎりぎり誤差(試験問題との相性や当日の体調などによる違い)とも言えそうです。
ただXを見る限り、「公開テストよりIPテストの方が試験の難易度が低く、高いスコアを取りやすい」という雰囲気が流れていました。
実際、難易度について、近年は公開テストが難化していると言われています。
過去問を再利用しているIPテストと比べると、試験の難易度に差が出ているのは事実かもしれません。
実際、私は昔のTOEIC自体は受けたことがないのですが、「公開テストの傾向を反映している」と言われる「公式問題集」の古いバージョンを解くと、確かに最近の公式問題集より簡単だと強く実感しています。
ただし、TOEICを求める企業・大学院等では「公開テストのスコアのみ有効」としている場合があります。
そのため、みなさんが希望する企業・大学院の募集要項をしっかり確認しておくことが大事です。
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TOEIC IPテストで目指すべきスコアは就職・転職で使える600点以上
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、おおむね600点以上を取れば履歴書に記載して英語力を効果的にアピールして、就職活動・転職活動を有利に進められることがわかります。
よって、600点以上のスコアを目指しましょう。
TOEIC IPテストの勉強法
TOEIC IPテストの対策は以下のように進めましょう。
- 語彙力を鍛える
- 英文法を勉強する
- 毎日英語を聞いてリスニングに対する抵抗感を無くす
- ディクテーションやシャドーイングで根本的なリスニング力を伸ばす
- 毎日英語を読んでリーディングに対する抵抗感を無くす
- 文法問題を解く
- 実践演習する
TOEIC IPテストのスコアを短期間で上げるコツ
ここからは、短期間でTOEIC IPテストのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
スキマ時間はアプリで勉強
短期間でTOEICのスコアを上げるにはスキマ時間の使い方が重要です。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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まとめ
TOEICでは、試験の難易度によってスコアを変動させないために、スコアを算出する際に統計的な処理を施しています。
よって、英語力が同じであれば、原則的にはTOEIC IPテストと公開テストの点数換算はほとんど同じになります。
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