TOEIC IPテストの点数換算を解説!公開テストだと何点になる?

  • 2024年9月8日
  • 2024年9月14日
  • TOEIC

こんにちは!テン(X→@ten_english_10、YouTube→)です!

今回はTOEIC IPテストと公開テストの点数換算を解説します!

 

  • IPテストのスコアが出たけど、公開テストだとどれくらいになるのか知りたい
  • IPテストと公開テストはどっちの方が高いスコアを取りやすいのか知りたい

この記事を見れば、こんな疑問はバッチリ解決できます!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC IPテストとは

TOEIC IPテストとは、団体で申し込みを行う試験です。

個人で申し込みを行う公開テストとの比較を表にまとめたのでご覧ください。

IPテスト公開テスト
主催者大学・企業・塾などの団体公式の団体
受験会場各団体による(通いなれた教室などが多い)指定の場所
申し込み所属団体個人
試験方式対面・オンライン対面のみ
試験実施時間各団体による午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00
試験日各団体による毎月1回程度(午前午後実施)
土曜日か日曜日
試験問題過去問最新の問題
受験料(税込)4,230円(団体によって異なる場合もある)7,810円
テスト結果の通知対面は約5営業日、オンラインは試験直後3週間後
公式認定証なし(代わりにスコアレポートが届く)あり(受験後30日以内に届く)
履歴書等へのスコア記載可能可能

 

IPテストを受ける主なメリットは4つです。

  1. 受験料がリーズナブル
  2. 都合に合わせて受験しやすい
  3. 申し込みが簡単
  4. スコアがすぐにわかる
テン
公開テストと比較して、「気軽に受験できる」のが良い点ですね。

TOEIC IPテストの素点と点数・スコアの換算

さて、ここからはTOEIC IPテストの素点と点数・スコアの換算を紹介します。

リスニング

TOEIC IPテストのリスニングの素点と点数・スコアの換算は以下の通りです。

素点点数・スコア
96~100475~495
91〜95435〜495
86〜90405〜475
81〜85370〜450
76〜80345〜420
71〜75320〜390
66〜70290〜360
61〜65265〜335
56〜60235〜310
51〜55210〜280
46〜50180〜255
41〜45155〜230
41〜45155〜230
36〜40125〜205
31〜35105〜175
26〜3085〜145
21〜2560〜115
16〜2030〜90
11〜155〜70
6〜105〜60
1〜55〜50
05〜35

たとえば、リスニングの素点が21〜25点だった場合、スコアは60〜115点の間になります。

リーディング

TOEIC IPテストのリーディングの素点と点数・スコアの換算は以下の通りです。

素点点数・スコア
96~100460~495
91〜95425〜490
86〜90395〜465
81〜85370〜440
76〜80335〜415
71〜75310〜390
66〜70280〜365
61〜65250〜335
56〜60220〜305
51〜55195〜270
46〜50165〜240
41〜45140〜215
41〜45115〜180
36〜4095〜145
31〜3575〜120
26〜3060〜95
21〜2545〜75
16〜2030〜90
11〜1530〜55
6〜1010〜40
1〜55〜30
05〜15

リスニングと比較すると、リーディングは配点が厳しいです。

たとえば満点を取ろうと思った場合、リスニングは5問ミスくらいまでは許されますが、リーディングでは1〜2問ミス以内に抑えなければなりません。

TOEIC IPテストと公開テストの点数分布

TOEIC IPテストと公開テストの点数分布はこのようになっています。

TOEIC IPテストと公開テストのスコア分布の違い

TOEIC DATA & ANALYSIS 2024より筆者作成

 

分布を見ると、IPテストは山が右寄りになっている一方で、公開テストは左寄りになっています。

たとえば上位50%の線の位置を見ると、IPテストの方は445点〜495点の間に位置している一方で、公開テストは595点〜645点の間に位置しています。

 

実際、2023年度のTOEICスコア平均点は以下の通りです。

  • IPテスト:492点(リスニング275点、リーディング217点)
  • 公開テスト:612点(リスニング335点、リーディング278点)
テン
公開テストの方が、IPテストより120点高いですね。

 

以上の情報から、IPテストのスコアを公開テストに換算したときのスコアは高くなりそうです。

TOEIC IPテストと公開テストの点数換算

しかし、実際にはそんなことはなく、IPテストと公開テストの点数換算をしても、原則的にはほとんど同じようなスコアが出ます。

 

というのは、TOEICは試験ごとに統計的な処理を施してスコアを計算します。

なぜこんなことをするかというと、試験の難易度によってスコアを変動させないためです。

 

TOEICでは毎回異なる問題が出題されます。毎回同じ難易度に上手く調整できれば良いのですが、そんなことは不可能です。

 

ここでもし、簡単な難易度の問題に当たったときにスコアが出やすいとなったらどうなるでしょうか。

ズバリ、TOEICスコアの信頼性が失われます。

 

信頼性が担保されていなければ、TOEICを英語力の指標にはなり得ません。

テン
「試験の難易度による差を調整し、英語力が正しくスコアに反映されるシステム」があるからこそ、TOEICのスコアは英語力の指標として信頼され、就活・転職などで幅広く活用されています。

 

以上から、IPテストのスコアと公開テストのスコアは同じようなスコアが出るようになっています。

TOEIC IPテストと公開テストを両方受験した人の点数を比較

上で解説したように、原則的にはIPテストと公開テストの点数換算はほとんど同じになります。

では、実際のところはどうなっているのでしょうか。

 

ということでここからは、IPテストと公開テストの両方を受験した人の点数を比較してみたいと思います。

掲載されている画像を見ると、公開テストとIPテストで同じようなスコアが出ていることが確認できます。

 

こちらの方の場合は、TOEIC IPテストのスコアが公開テストのスコアより45点ほど高いです。

45点ならぎりぎり誤差(試験問題との相性や当日の体調などによる違い)とも言えそうです。

 

ただXを見る限り、「公開テストよりIPテストの方が試験の難易度が低く、高いスコアを取りやすい」という雰囲気が流れていました。

 

実際、難易度について、近年は公開テストが難化していると言われています。

過去問を再利用しているIPテストと比べると、試験の難易度に差が出ているのは事実かもしれません。

 

実際、私は昔のTOEIC自体は受けたことがないのですが、「公開テストの傾向を反映している」と言われる「公式問題集」の古いバージョンを解くと、確かに最近の公式問題集より簡単だと強く実感しています。

テン
IPテストと公開テストでスコアの有効性に違いはありません。なるべく簡単な問題に当たりたいという方は、IPテストを受けた方が良いのかもしれませんね。受験料も安いですし。

 

ただし、TOEICを求める企業・大学院等では「公開テストのスコアのみ有効」としている場合があります。

そのため、みなさんが希望する企業・大学院の募集要項をしっかり確認しておくことが大事です。

テン
普段はIPテストを受けている方も、一度は公開テストを受験しておくのがおすすめです。そうすれば、「有効なスコアがない!」と困る心配はありません。
関連記事

「TOEICのIPテストは公開テストより簡単って聞いたことがあるけど実際どうなんだろう?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。ということで今回は「IPテストと公開テストの難易度の差」を解説します!本記事の信頼性[…]

toeic ip 簡単
関連記事

今回は「TOEIC IPテストが就活で使えるのか」という疑問にお答えします! TOEIC IPテストってそもそも何? TOEIC IPテストのスコアを履歴書に書いても問題ない? 就活に使えるスコアは何点以上?と[…]

toeic ip テスト 就活 スコア 注意点

TOEIC IPテストで目指すべきスコアは就職・転職で使える600点以上

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

上画像より、おおむね600点以上を取れば履歴書に記載して英語力を効果的にアピールして、就職活動・転職活動を有利に進められることがわかります。

よって、600点以上のスコアを目指しましょう。

TOEIC IPテストの勉強法

TOEIC IPテストの対策は以下のように進めましょう。

  • 語彙力を鍛える
  • 英文法を勉強する
  • 毎日英語を聞いてリスニングに対する抵抗感を無くす
  • ディクテーションやシャドーイングで根本的なリスニング力を伸ばす
  • 毎日英語を読んでリーディングに対する抵抗感を無くす
  • 文法問題を解く
  • 実践演習する

TOEIC IPテストのスコアを短期間で上げるコツ

ここからは、短期間でTOEIC IPテストのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。

スキマ時間はアプリで勉強

短期間でTOEICのスコアを上げるにはスキマ時間の使い方が重要です。

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。

スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。

テン
私もスタサプを愛用していました。個人的に特に最高だったのは、4000問以上の実践問題が収録されており、外出先でもたっぷり問題演習できることです。4ヶ月で500→975点に上がったのはスタサプのおかげと言っても過言ではありません。

スタディサプリTOEIC」は無料体験もできるので、ぜひ試してみてください!

 

\ スタサプTOEIC /
無料体験してみる!

 

定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

目的は2つあります。

  1. 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
  2. 自分の苦手パート/単元を見つけること

①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。

一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。

 

②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。

そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

\ Santaアルク /
スコア診断してみる!

 

まとめ

TOEICでは、試験の難易度によってスコアを変動させないために、スコアを算出する際に統計的な処理を施しています。

よって、英語力が同じであれば、原則的にはTOEIC IPテストと公開テストの点数換算はほとんど同じになります。

テン
ぜひ参考にしてください!

 

関連記事

TOEICは「国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施する英語を母語としない方を対象にした試験です。就職活動や転職活動など、さまざまな場面で活用されています。 では、どれくらいのスコアを取れば「すごい!」[…]

toeic 何点からすごい スコア 就職活動 転職活動 企業 目安
関連記事

直近の試験に申し込んだり、試験直前まで対策の時間を確保できなかったりして焦っている方は多いのではないのでしょうか。 ということで今回は「1ヶ月の猛勉強でTOEICスコアが何点上がるのか」を解説します。また、[…]

toeic 1ヶ月 猛勉強 何点上げる
関連記事

今回はTOEICのスコアを100点上げるのにかかる勉強時間と、100点上げる勉強法を開始スコア別に解説します!本記事の信頼性筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!TOEIC100点アッ[…]

toeic 100点アップ 時間 勉強法 参考書
関連記事

TOEICのスコアを200点アップさせるのは簡単なことではありません。しかし、正しい方法で勉強できれば、200点アップは十分達成できます。 ということで今回は、スコア別に200点アップさせる勉強法を解説しま[…]

toeic 200点アップ 勉強時間 勉強法 参考書

LINE友達追加特典