TOEIC730点のレベルの大学は?すごさと勉強法・勉強時間・参考書を徹底解説

TOEIC730点は、英語力を測る際のひとつの基準になっています。

 

しかし、730点というのはなんだか中途半端な数字ですよね。

700点や750点、800点というようにキリが良い数字が基準になるのはわかりますが、730点が基準になるのは不思議です。

 

ということで今回は、TOEIC730点のすごさを解説し、「なぜ730点が基準になっているのか」を明らかにします!

また、730点を取るための勉強法や勉強時間、おすすめ参考書も紹介するので、ぜひ参考にしてください!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

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TOEIC730点のレベル|すごさを7つの視点から解説

さっそく、TOEIC730点のすごさを以下の7つの視点から解説します!

  1. 何問ミス以内か
  2. 上位何%か
  3. 偏差値はどれくらいか
  4. どんな大学の学生が取るスコアなのか
  5. 公式の英語力評価だとどれくらいのレベルか
  6. 公式のコミュニケーション力評価ではどれくらいのレベルか
  7. CEFRはどれくらいか

TOEIC730点は約52問ミス以内

TOEIC リスニングとリーディングの素点とスコアの換算表

上表は、TOEICリスニングとリーディングの素点とスコアの換算表です。

たとえば、リスニングの素点が81〜85点の間だったら、370点〜450点を取る可能性があるということです。

 

また、「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。

年度リスニングリーディング合計点
2022331277608
2021331279611
2020337282620

このデータから、リスニングとリーディングの平均点を比較すると、リスニングの方が50点ほど高いことがわかります。

よって、TOEIC730点の平均的な点数構成は、リスニング390点、リーディング340点と言えます。

 

リスニング390点を取るための正答率はおよそ78%、リーディング340点を取るための正答率はおよそ70%です。

よって、TOEIC730点を取るには、総合で約52問ミス以内に抑える必要があるでしょう。

TOEIC730点は全体の上位25.58%

2022年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。

TOEICスコア取得者の割合 690点は上位33.1% 740点は上位23.9%

TOEIC Program DATA & ANALYSISより筆者作成)

よって、730点は上位23.9%〜33.1%の間だと考えられます。

 

ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。

そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。

TOEIC351回 スコア分布 545点〜895点

 

上表はTOEIC公式が発表している「第351回 平均スコア・スコア分布 詳細」から作成しました。

このデータから、以下が読み取れます。

  • 点数が745点未満の人は全体の下位76.5%
  • 点数が695点未満の人は全体の下位66.9%

よって、TOEIC730点は上位23.5%〜33.1%の間のスコアだと考えられます。

 

先ほどの数値(上位23.9%〜33.1%)と平均すると、TOEIC730点は上位23.7%〜33.1%となります。

TOEICのスコアは5点刻みなので、690点から740点までの点数の種類は以下の11通りです。

  1. 690点(上位33.1%)
  2. 695点
  3. 700点
  4. 705点
  5. 710点
  6. 715点
  7. 720点
  8. 725点
  9. 730点
  10. 735点
  11. 740点(上位23.7%)

それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.94%(=(33.1%-23.7%)/10)になります。

よって、730点は25.58%(=23.7%+0.94%×2)です。

TOEIC730点は偏差値57で大学は「MARCH」レベル

全体の受験者のTOEIC公開テストの平均スコアは608点(2022年度)です。

過去の統計から、TOEICのスコアが17点アップすると偏差値が1上がる計算になります。

 

よって、TOEIC730点は偏差値57程度になります。

大学に換算すると、筑波大学・千葉大学・横浜国立大学などの有名国公立大学や難関私立大学群「MARCH」(明治大、青山学院大学や中央大学と同じくらいの偏差値になるようです。

テン
よって、並大抵の努力ではTOEIC730点を取るのは難しいと言えるでしょう。

TOEIC730点は上智大学や東京外国語大学の学生と同程度のレベル

マイベストプロ神戸によると、大学/学部/学科別のTOEIC平均点は以下の通りです。

大学別 TOEIC スコア ランキング

以上の大学には帰国子女など英語力が高い学生が多く在籍しています。

そして730点付近だと、上智大学や広島大学の英語学科、東京大学の文科三類と同程度です。

TOEIC730点は公式の英語力評価でリスニングはトップ評価

前述のように、TOEIC730点の平均的な点数構成は、リスニング390点、リーディング340点です。

 

Score Descriptor Table」によると、リスニングは375点〜495点が最高評価です。

具体的には以下のような英語力を備えている評価になります。

  • 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
  • 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
  • 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたり、情報が言い換えられたりしても詳細を理解できる
  • 広い範囲の情報を関連づけることができる

TOEIC730点は公式の英語力評価でリーディングは上から2番目の評価

また、リーディングは325点〜420点が上から2番目の評価です。

具体的には以下のような英語力を備えている評価になります。

  • 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
  • 言い換えがあっても事実に基づく情報が理解できる
  • 語彙・文法が難しい場合でも、限られた範囲内では情報を関連づけることができる
  • 広い範囲にわたる情報を関連づけることができない

TOEIC730点は公式のコミュニケーション力評価で上から2番目の評価

PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC730点はA〜Eの5段階評価のうち、上から2番目のB評価(730点以上)です。

テン
730点が評価の基準になっていますね。

 

B評価の詳細は以下の通りです。

  • どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている
  • 通常会話は理解でき応答もはやい
  • 話題が特定分野にわたっても対応できる力を備える
  • 業務上も大きな支障はない
  • 正確さと流暢さには個人差があり、文法・構文上の誤りが見られる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない

TOEIC730点はCEFR B1程度

CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。

  1. C2
  2. C1
  3. B2
  4. B1
  5. A2
  6. A1

の6段階評価で、C2が最も高いレベルです。

 

文部科学省の「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」によると、730点はB1程度になります。

そしてBRITISH COUNCILの「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」によると、B1の評価は以下の通りです。

  • 自立した言語使用者
  • 日々の生活の中の身近な話題について、標準的な話し方であれば話題を理解できる
  • 英語が話されている地域に起こりそうな大抵の事態に対処できる
  • 身近な話題や個人的に関心のある話題では筋の通った簡単な文章を作れる

TOEIC730点の難易度を他資格と比較

CEFRとTOEICスコアの対照表

参照元:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

さて、ここからは上画像を参考にしながら、TOEIC730点の難易度を比較していきます。

TOEIC730点は英検2級相当

英検は、公益財団法人日本英語協会が実施する英語4技能の検定試験で、TOEICと並んで日本では広く認知されています。

検定は7段階に分かれており、TOEICとは異なり合否(受かったか落ちたか)が判定されます。

  1. 英検1級(大学上級程度)
  2. 英検準1級(大学中級程度)
  3. 英検2級(高校卒業程度)
  4. 英検準2級(高校中級程度)
  5. 英検3級(中学卒業程度)
  6. 英検4級(中学中級程度)
  7. 英検5級(中学初級程度)

TOEICと英検は問題の形式が違うので完璧な換算ではありませんが、TOEIC730点は英検2級に相当すると言われています。

TOEIC730点はIELTS 4.0〜5.0

IELTSはイギリス、アメリカ、オーストラリアなどの140カ国以上の教育機関、国際機関、政府機関で採用されている世界的に認められた英語運用能力試験です。

4つのスキルごとに1から9まで0.5刻みで点数がつけられます。

また、4つのスキルを総合的に評価した「オーバーオールバンドスコア」も、同様に点数がつけられます。

 

TOEICとIELTSは問題の形式が違うので完璧な換算ではありませんが、TOEIC730点は「IELTS 4.0〜5.0」に相当すると言われています。

参考までに、「IELTS 5.0」の評価は以下の通りです。(出典:idp IELTS

  • 中程度のユーザー
  • 不完全だが英語を使う能力を持つ
  • ほとんどの状況で大まかな意味を把握できるが、間違いを起こすことも多い
  • 自身の専門分野では基本的なコミュニケーションができる

TOEIC730点はTOEFL iBT 42〜71点

TOEFL iBTはアカデミックな英語力をはかる世界的に認められた英語能力測定試験です。

世界160カ国、12,500以上の大学・大学院等で活用されています。

 

スコアは4技能それぞれ0〜30点で評価され、合計の満点は120点です。

 

TOEICとTOELF iBTは問題の形式が違うので完璧な換算ではありませんが、TOEIC730点は「TOEFL iBT 42〜71点」に相当すると言われています。

TOEIC730点を取得するメリット

さて、ここからはTOEIC730点を取得するメリットを解説します。

就職活動や転職活動で有利になる

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

英語活用実態調査2019によると、新卒採用では平均545点、中途採用では平均620点のスコアが要件・参考とされています。

 

TOEIC730点だとそれらの値より110点〜190点近く高いので、就活や転職の際にほかの候補者と英語力で大きく差別化できます。

一般的な企業であれば、選考を断然有利に進められるでしょう。

 

以下に挙げるような「業務で英語を頻繁に使う企業」が求めるTOEICスコアにも近く、キャリアの幅が広がるでしょう。

社名TOEICスコア職種
丸紅730点中途・人事
伊藤忠オートモービル努力目標700点以上新卒・総合
双日730点中途・企画/立案
ニトリ750点入社後、グローバルトレーニー公募を希望する場合

昇進・昇格や海外出張・海外赴任のチャンスを得られる

昇進・昇格・海外出張・海外赴任者選抜で要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

英語活用実態調査2019によると、昇進・昇格の際には平均的に約500〜600点のスコアが要件・参考とされています。

また、海外出張や海外赴任の選抜の際には、平均的に600点以上のスコアが要件・参考とされています。

 

730点だとそれらのスコアより遥かに高いので、昇進・昇格や海外出張・海外赴任のチャンスが増えるでしょう。

年収が高くなる

  • 就職や転職を有利に進められる
  • 昇進・昇格や海外出張・海外赴任のチャンスが増える

以上の結果として、年収がアップするでしょう。

 

実際、dodaによると、TOEICスコアと年収の相関関係は以下のとおりです。

TOEICスコア平均年収
スコアなし379万円
300点未満374万円
300点台419万円
400点台434万円
500点台437万円
600点台436万円
700点台459万円
800点台487万円
900点台534万円

TOEICスコアなしと700点台では、80万円の差がついています。

テン
TOEICによる年収アップは700点以上から明確に傾向としてあらわれていますね。

 

TOEICスコア別平均年収

出典:日経転職版 大卒年収調査2022

また、日経転職版によると、TOEIC700〜799点の日経転職版会員の平均年収は805万円です。

499点以下の会員の平均年収より100万円近く、また、600点代の会員の平均年収より50万円近く高くなっていることがわかります。

テン
このデータでも、TOEICによる年収アップは700点以上から大きくなっていますね。

大学院入試で活用できる

大学院によっては、入試の際にTOEICスコアを利用できるところもあります。

730点以上は非常に高いスコアなので、地方旧帝大大学院を含む多くの大学院で足切りラインを超えられるでしょう。

テン
また、「英語試験の得点に換算」「英語試験免除」というように、院試をより有利に進められる制度が導入されているところもあります。

大学入試で活用できる

高校生の場合は、大学入試でも活用できます。

 

TOEIC Program 大学入学試験における活用状況【2022年度】」によると、TOEIC 730点だと以下のような優遇措置が施されます。

  • 大阪教育大学 教育学部:共テ30点加点
  • 山口大学 国際総合科学部:個別30点加点
2022年度の情報です。最新情報については、必ず各大学の公式サイトを確認してください。
テン
このほか、出願資格や加点、得点の換算など、大学入試でも幅広くTOEICスコアが活用されています。

TOEIC730点を取れても英語が話せるわけではない

ただし、TOEIC730点を取れるからと言って英語がペラペラ話せるわけではありません。

また、ライティングのスキルの高さが保証されるわけでもありません。

 

もちろん、TOEIC730点を取れるなら、普通よりは英語力が高いです。

よって、スピーキングやライティングの訓練をしていない人の中では、TOEIC730点は英語が話せる/書ける部類に入るでしょう。

 

しかし、ネイティブや帰国子女はもちろん、4技能を総合力に測る英検・TOEFL・IELTSのハイスコア(英検は1級)取得者と比べると、スピーキングやライティングの能力は劣る場合が多いです。

 

とはいえ、将来的に英語を話せる/書けるようになるために、TOEIC730点を目指すのはとてもおすすめです。

というのも、TOEIC730点を目指す過程で、英語力が底上げされるからです。

 

英語力が底上げされれば、後でスピーキングやライティングの訓練をするときの学習効果が高くなるでしょう。

よって、短期間で話す/書く能力を向上させることができます。

テン
英検やTOEFL・IELTSなど、他の資格試験を目指す場合にも、TOEICで培った英語力は間違いなく活かされます。

TOEIC730点を取るのにかかる勉強時間

TOEIC730点を取るのにかかる勉強時間はスタートラインにより異なります。

  • 400点から730点:700時間
  • 500点から730点:500時間
  • 600点から730点:300時間
  • 700点から730点:100時間

ただし、これはあくまで目安です。

これから解説する勉強法を丁寧に実践すれば、これよりずっと短い時間で730点を取れます。

TOEIC730点を取るための勉強法

さて、ここからはTOEIC730点を取るための勉強法を解説します。

語彙力をつける

TOEICの英語は「ビジネスシーンを想定した英語」です。

大学受験や日常英会話とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。

 

よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。

 

語彙力を身につけるには、以下を実践しましょう。

  1. TOEIC特化の英単語帳で英単語を覚える
  2. 問題演習で登場したわからない英単語を調べてノートにまとめて定期的に見直す

まずTOEIC特化の英単語帳を1冊覚えるようにしましょう。

この作業を通じて、TOEICに頻出の英単語を覚えていきます。

 

さらに、「頻出ではないけど重要」な英単語をカバーするために、問題演習していてわからなかった英単語の意味を調べましょう。

そしてノートにまとめ、定期的に見直してください。

テン
いわば、ノートは「あなただけの英単語帳」になります。

 

英単語を覚えるコツは3つあります。

  1. 発音する
  2. 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
  3. 毎日寝る前に暗記する

これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。

英文法を勉強する

英文法は軽視されがちですが、英単語と並んで重要な英語の基礎です。

 

英文法の理解度が低ければ、リスニングの聞き取りの精度が落ちます。

また、リーディングでは英文を読むスピードが落ちますし、英文を正しく捉えられなくなります。

 

さらに、TOEICのリーディングセクションには英文法問題が多数出題されるので、確実に理解することが大切です。

 

TOEIC英文法対策で大切なことは、インプットとアウトプットを交互に行うことです。

アウトプットすることでインプットした知識の理解度・定着度が深まるとともに、問題を解くときに知識を思い出すスピードが上がるので、問題を素早く正確に解けるようになります。

スラッシュリーディング

TOEICのスコアが伸び悩んでいる場合、英文を「返り読み」しているかもしれません。

返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。

 

返り読みをしてしまうと、

  • リーディングでは読解スピードが遅くなる
  • リスニングは内容が理解できなくなる

など、たくさんの弊害が出てきます。

 

英文を返り読みしないで前から理解できるようにするために、スラッシュリーディングをしましょう。

スラッシュリーディングというのは意味のまとまりごとにスラッシュを入れる練習法です。

 

例えば、以下のように行います。

The construction company / will negotiate a new agreement / with the city council  / to build the public park.

スラッシュの入れ方は1つではありません。

慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。

 

しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。

そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。

ディクテーション

ディクテーションは、聞こえた音声を書き取る練習法です。

  • リスニング音声のスピードについていけるようになる
  • 音の連結を判別できるようになる

という効果があります。

 

ディクテーションは以下の手順で進めます。

  1. 全文を聞く
  2. 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
  3. 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
  4. スクリプトを見て間違いがないかチェック
  5. 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す

シャドーイング

相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。

  1. 音声認識
  2. 意味理解

日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。

意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。

 

しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。

つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。

 

そこで、音声認識を自然とできるようになるために効果的なリスニング練習法がシャドーイングです。

シャドーイングは以下の手順で進めます。

  1. 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
  2. スクリプトを確認する
  3. スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
  4. ③を最低3回繰り返す
  5. スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
  6. ⑤を最低3回繰り返す

文法問題演習

リーディングで最も安定して点数を取れるのはPart5の文法問題です。

まずは文法問題でスコアを稼げるようになりましょう。

 

具体的な勉強法としては、とにかく問題を解いてください。

問題を解いて、問題のパターンを覚えてしまいましょう。

 

おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。

 

最初は時間を測らずに、慣れてきたら時間を測って問題を解くようにしてください。

文法問題を素早く解けるようになれば、Part7の長文問題に使える時間が増えるので、スコアが伸びやすくなります。

テン
1問あたり16秒以内に解けるようになるまで、問題演習を繰り返しましょう。

苦手なパートを克服する

TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。

苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。

 

しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。

 

そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単ですし、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結しやすいです。

また、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。

テン
各パートの具体的な勉強法については「TOEIC全パート攻略法」で徹底的に解説しているので、ぜひご覧ください! 

実践演習

TOEICは問題の形式が特殊です。

また、試験時間はリスニング約45分リーディング75分、合計で約120分とかなり長いです。

 

形式に慣れるため、そして120分間集中できる体力を身につけるために、実践演習を繰り返しましょう。

実践演習には、ここまで何度も紹介してきましたが、やはりTOEICの公式問題集を使うのがおすすめです。

テン
私はいろいろな問題集を使ってきましたが、最もスコアアップに直結したのは公式問題集だと実感しています。

 

また、実践演習が終わった後、丁寧に復習することが大切です。

以下の点を意識しながら、じっくり時間をかけて復習しましょう。

  1. わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
  2. わからなかった文法事項を調べて理解する
  3. リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
  4. リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
テン
この作業を丁寧に行なって、「知らない/できない/わからない」をひとつひとつ潰していきましょう。

TOEICのスコアを短期間で上げるコツ

ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。

スキマ時間はアプリで勉強

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には、スマホアプリの「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策」を活用するのがおすすめです。

スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。

テン
私もスタサプを愛用してました。個人的に特に最高だったのは、4000問以上の実践問題が収録されており、外出先でもたっぷり問題演習できることです。スタサプ無くして、4ヶ月で500→975点に上げることは不可能だったと思います。

スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策」は無料体験もできるので、ぜひ試してみてください!

 

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定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

目的は2つあります。

  1. 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
  2. 自分の苦手パート/単元を見つけること

①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。

一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。

 

②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。

そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。

テン
苦手パートの克服法については「TOEIC全パート攻略法」で徹底的に解説しているので、ぜひご覧ください!

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

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TOEIC730点を短期間で取りたいならコーチングを利用しよう

  • TOEIC730点を短期間で取りたい
  • 自分で勉強計画を立てれらない
  • 何から勉強するべきかわからない
  • どの参考書を選ぶべきかわからない

という方は、「イングルートのTOEICコーチング」を受けるのがおすすめです。

 

イングルートのTOEICコーチングの特徴は主に5つあります。

  1. 目標スコアやライフスタイルに合わせたオーダーメイドカリキュラム
  2. 2週間に1度のオンライン面談で学習状況・スコアの伸び方を確認&課題発見&カリキュラム調整
  3. 1〜3ヶ月で短期集中(ダラダラ勉強しても仕方がないので短期間ガチで勉強してもらいます)
  4. 業界最高レベルのコスパ(下記料金体系参照)
  5. TOEIC975点(筆者)がマンツーマンで指導

 

イングルートのTOEICコーチングの料金体系は以下の通りです。(入会金はかかりません。)

  • 1ヶ月プラン→90,000円
  • 2ヶ月プラン→160,000円
  • 3ヶ月プラン→210,000円

※このほか、市販のテキスト購入費をご負担していただく場合があります(基本的には合計1万円以内に収まる)

テン
一般的なコーチングの料金は「入会金5万円+約17〜22万円/月」であるのに対し、イングルートは「入会金なし&7〜9万円/月」で高品質のコーチングを提供します。

 

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もちろん、料金OFFだからといって手を抜くことは一切ないので安心してください。

 

また、コーチングが気になる方向けに、「無料カウンセリング」を実施しています。

 

無料カウンセリングを受けていただくことで、コーチングについてより詳しく理解できます。

また、「自分にコーチングは必要なのか」「どのプランを選ぶべきか」が明確になります。

 

気になる方は「お問い合わせフォーム」より、お気軽にご相談ください。

TOEIC730点を目指す方におすすめの参考書・教材

TOEIC参考書を選ぶときは以下の3点に注目しましょう。

  1. 参考書の目的・扱っている内容
  2. 参考書の難易度
  3. 参考書の出版年度・新しさ

 

まず、「TOEIC参考書」には様々な種類があります。主要なモノは以下の通りです。

  • TOEICパート別攻略法解説書
  • 実践問題集
  • TOEIC英単語帳
  • 英文法解説書
  • リスニング対策特化
  • リーディング対策特化
  • パート別対策
テン
ここに挙げた参考書は、下に行けば行くほど扱っている内容が狭く深くなります。自分の目的や現在の学習状況に合わせて参考書を選ぶことが、着実にTOEICのスコアを上げるために重要です。

 

次に難易度について、参考書を選ぶときは「今のレベルより少しだけ高い難易度」のモノを選ぶことが重要です。

 

簡単すぎる参考書を使ってしまうと、学ぶことが何もなくお金が無駄になってしまいます。

逆に、今の自分のレベルより遥かに高い難易度の参考書だと、わからないことが多すぎて挫折してしまいます。

 

最後に、なるべく出版年度が新しい参考書を選びましょう。

テン
特に最近はTOEIC本番の難易度が上がっていると言われています。この難化傾向に対応した最近の参考書を選べば、本番でも焦ることなく問題を解ける力が身につきます。

 

さて、ここからTOEIC730点を取るためにおすすめの参考書を厳選して紹介します!

TOEIC全パート攻略法


4ヶ月でTOEIC500点から975点に上げた私のTOEIC研究をすべて詰め込んでいるnoteです。

各Partの勉強法や解き方、問題を素早く正確に解くテクニックを徹底的に解説しています。

テン
毎日の勉強ルーティンや学習継続のコツも紹介してます。また、目標スコア別の英単語帳やTOEIC文法解説PDFもゲットできます。

 

つまり、これ1冊でTOEICパート別攻略法系参考書・単語帳・文法書の役割を果たしているというわけです。

市販の参考書を買い集めるより圧倒的にコスパが良いので、ぜひ活用してください!

TOEIC公式問題集

created by Rinker
国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。

テン
私もいろんな問題集を使ってきましたが、個人的には公式問題集が一番スコアアップに直結すると感じています。

 

「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。

そのうえ、本番と同様のスピーカーが音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。

 

現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。

問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。

TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破

「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破」には、1回10分程度で終わる演習問題が、リーディング・リスニングそれぞれ12回分ずつ収録されています。

リーディング・リスニング対策ができるのはもちろん、文中の覚えるべき英単語がリストにまとめられており、辞書要らずでサクサク演習・復習できるのが魅力です。

 

問題の難易度は上で紹介した公式問題集と同程度です。

  • 忙しくて公式問題集を解く時間(2時間+復習の時間)が確保できない
  • 実践形式で通しで問題を解くのではなく、毎日少しずつTOEICの演習経験を積みたい

という方に「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破」はおすすめです。

TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問

Part2に登場する問題をパターン別に分類し、それぞれの問題パターンの解き方を詳しく解説する参考書です。

問題パターン別の練習問題が合計378問、実践問題が10セット分で合計250問掲載されています。

 

「正答の理由」だけでなく「他の選択肢が間違っている理由」が解説されるため、「自分がなぜ間違ったか」が明確になるのがうれしいポイント。

また、解答したら見開き右ページですぐに正解と解説を確認できるため、テンポよく問題演習できます。

 

「TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問」はPart2でしっかりスコアを稼いで730点を突破したい方におすすめの参考書です。

TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける

「TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける」は、Part3・4の問題を使って根本的なリスニング力を強化できる参考書です。

 

速度を変えながら音読トレーニングをするのが特徴。

音読のメリットは3つあります。

  1. 正しい発音を理解できる
  2. 英語のスピードに慣れることができる
  3. 語彙力・文法力が身につく

 

問題は、Part3が13セット合計39問、Part4が10セット30問収録されています。

スクリプト・音声の難易度は本番と同程度です。

 

「TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける」は、リスニングで伸び悩んでいる方におすすめの参考書です。

ただし、現状600点未満の方にとっては難しく感じる可能性があるので、おすすめしません。

テン
現状600点未満の方は、まず比較的やさしいPart1・2でしっかりスコアを稼げるようになることが重要です。

公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編

「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」は、TOEIC公式が出版しているリーディングの問題集です。

以下の2冊ありますが、購入する場合はより新しい「トレーニング2」を選びましょう。

  1. 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編(2017/6/23発売)
  2. 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング 2 リーディング編(2023/12/4発売)

Part5・Part6・Part7の問題が1セット18〜20問、合計20セットで計377問収録されています。(トレーニング2)

公式の問題集だけあって、本番に近い形式の問題が載っているのがポイントです。

 

「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」は「リーディングでスコアを稼いで730点を突破したい」と考えている方におすすめです。

まとめ

TOEIC730点のレベルを7つの視点から解説しました。

  • 52問ミス以内
  • 上位25.58%
  • 偏差値57
  • 英語力が高い大学/学部/学科の学生と同程度
  • 公式によるとリスニングはトップ、リーディングは上から2番目の評価
  • 公式によるとコミュニケーション力は上から2番目の評価
  • CEFR B1程度
テン
ぜひ参考にしてください!

 

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