今回はTOEIC910点のレベルと、910点からさらにスコアをアップさせるための勉強法を解説します。
- TOEIC910点のレベルが知りたい
- TOEIC910点からさらにスコアをアップさせる勉強法を知りたい
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC910点のレベル
TOEIC910点は全体の上位3.56%
2022年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。
(TOEIC Program DATA & ANALYSISより筆者作成)
この図から、895点以上が上位4.2%だとわかります。
ただ、以上のデータからは895点以上の詳細が読み取れません。
よって、次は「TOEIC平均スコア・分布詳細」より、リスニング・リーディングのスコア分布を見てみましょう。
上右表に注目すると、リーディング470点以上は全体の下位98.8%、つまり上位1.2%だとわかります。
そしてリーディング470点の場合、リスニングは満点の495点となることが多いため、合計965点が上位1.2%のスコアだとみなせます。
TOEICのスコアは5点刻みなので、895点から965点までの点数の種類は以下の15通りです。
- 895点(上位4.2%)
- 900点
- 905点
- 910点
- 915点
- 920点
- 925点
- 930点
- 935点
- 940点
- 945点
- 950点
- 955点
- 960点
- 965点(上位1.2%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.214%(≒(4.2%-1.2%)/14)になります。
よって、910点は上位3.56%程度(≒4.2%-0.214%×3)と言えるでしょう。
TOEIC910点は偏差値67.8で大学は「東大・京大・旧帝大医学部」レベル
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは608点(公開テスト)です。
過去のTOEIC統計より、スコアが約17点アップすると、偏差値が1上がる計算になります。
よって、TOEIC910点は偏差値約67.8です。
大学に換算すると、最難関国公立大学の東大京大や旧帝大医学部などに匹敵するレベルです。
TOEIC910点は公式の3段階のリスニング力評価でトップレベル
平均的に、リスニングとリーディングは50点ほど差がつくことが多いです。
よって、TOEIC910点の場合、リスニング480点前後、リーディング430点前後になるでしょう。
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング480点は3段階中一番上の評価です。
具体的には、以下のようにリスニング力が評価されます。
- 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
- 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
- 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたり、情報が言い換えられたりしても詳細を理解できる
- 広い範囲の情報を関連づけることができる
TOEIC910点は公式の4段階のリーディング力評価でトップレベル
また、リーディング430点は4段階中一番上の評価です。
具体的には、以下のようにリーディング力が評価されます。
- 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
- 言い換えがあっても情報を理解できる
- 文章全体にわたる情報を関連づけられる
- 英単語の例外的な意味や慣用句的な使い方を理解できる
- 似たような意味で使われる複数の英単語を区別できる
- 複雑であまり使用されないような文法的構造でも理解できる
TOEIC910点は公式の5段階のコミュニケーション能力評価でトップレベル
「PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC910点はA〜Eの5段階評価のうち、最高評価のA評価(860点以上)です。
A評価は「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」レベルで、具体的には以下のような評価になります。
- 経験の範囲内であれば、専門外の分野でも十分に理解・表現できる
- 語彙・文法・構文を正確に把握し流暢に駆使する力を持っている
- Native Speakerとはまだ隔たりがある
TOEIC910点はCEFRB2で英検準1級レベル
CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。
上記の文部科学省のデータによると、TOEIC910点はCFFR B2程度に相当します。
また、英検に換算すると、TOEIC910点は英検準1級(大学中級程度)に相当します。
TOEIC910点は就職・転職活動で活用できる
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は608点です。
TOEIC910点は新卒採用・中途採用で平均的に求められるスコアより、また、公開テストの平均点より遥かに高いスコアです。
よって、910点あれば、一般的な企業への就職活動・転職活動であれば英語力が高評価になるので、選考を有利に進められます。
外資系企業など英語を積極的に使う企業においても、他の候補者に引けを取らないスコアです。
TOEIC910点からさらにスコアを伸ばす勉強法
TOEIC910点からさらにスコアを伸ばすためには、以下を実践しましょう。
- 語彙力をとことん強化する
- 負荷をかけてディクテーション
- 負荷をかけてシャドーイング
- テクニックを学ぶ
- 苦手なパートを無くす
- 負荷をかけて実践演習&しっかり復習
具体的な勉強法については以下の記事をご覧ください。
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TOEIC910点から短期間でスコアを上げるコツ
ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
スキマ時間はアプリで勉強
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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まとめ
TOEIC910点のレベルと、910点からさらにスコアを伸ばすための勉強法を解説しました。
今回解説した勉強法を実践して、ぐんぐんスコアを伸ばしていきましょう!
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