TOEIC30問残しで何点取れる?600/700/800点も可能?シミュレーションしてみた

TOEIC 30問残し 何点 500点 600点 700点 800点

結論:TOEIC30問残しでも、解いた問題の正答率とリスニングのスコア次第で600点は十分取れます。700点を取るには「リスニング400点以上(81問以上正解)+リーディング300点(解いた70問中56問正解)」が必要で、条件は厳しくなりますが不可能ではありません。

 

  • 「30問も残しちゃった…何点になるんだろう」
  • 「30問残しで600点とか700点って現実的なの?」
  • 「塗り絵ってやった方がいいの?」

こんな疑問、ありますよね。

 

安心してください。TOEICのリーディングは、最後まで解き切れる受験者はほんの一握りです。30問残しは決して珍しいことではありません。

で、30問残しでもスコアを大きく左右するのは「残した問題数」ではなく「解いた問題の正答率」と「リスニングのスコア」です。

 

この記事では30問残した場合のスコアシミュレーション(600・700点・800点)から、塗り絵のやり方、時間が足りなくなる原因と対策まですべてまとめました。

テン
僕自身、TOEICを初めて受けたときはリーディングで35問も残しました。30問残しは、まさにかつての僕と同じような状況、というか僕より前に進んでいます。でもそこから正しい勉強法を続けて、最終的にTOEIC975点(R480)まで伸ばせました。30問残しでも正答率を高めればスコアはしっかり出ます。焦る必要はありません。この記事で一緒に確認していきましょう。
本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング480 計975

TOEIC30問残しでも600点・700点は取れる【結論】

結論:30問残しでも600点は十分取れます。700点も条件次第で狙えます。

 

「30問も残したらもう終わりだ…」と思っている方、ちょっと待ってください。

IIBCの公式データによると、公開テストの平均スコアはリスニング336点・リーディング279点です。リスニングの方が57点も高い。

 

なんでかっていうと、リーディングを最後まで解ける人がそもそも少ないからです。

「時間が足りない」と感じているのはあなただけじゃありません。ぶっちゃけ、30問残しはめちゃくちゃ普通のことです。

テン
冒頭で言ったように、僕は最初リーディングで35問残してました。Part5だけで25分以上かけてたんですよ。それでも最終的にはリーディング480点まで伸びました。今30問残していたとしても悲観する必要はないですし、全然諦める必要もありません

 

とはいえ、同じ30問残しでもスコアはかなり変わります。要因は2つあります。

  1. 解いた70問でどれだけ正解を取れたか(正答率)
  2. リスニングでどれだけ点数を稼いだか

この2つで、500点にも600点にも700点にもなります。具体的にはこうです。

 

600点を取る条件

  • 目標スコアの目安:L350 + R250
  • 解いた70問中、約47問正解(正答率67%)
  • リスニングで350点前後を確保できれば十分届く
  • ※塗り絵の8問正解も込みの計算です

700点を取る条件

  • 目標スコアの目安:L400 + R300
  • 解いた70問中、約56問正解(正答率80%)
  • リスニングで400点以上が必要。
  • ※塗り絵の8問正解も込みの計算です

600点なら正答率7割弱で行けます。700点はリスニングで400点以上を確保する必要がありますが、リーディングは8割取れれば届く計算です

一方で、800点は30問残しだとかなり厳しいです。ただしリスニングがほぼ満点なら可能性はゼロではありません。詳しくは後ほど解説します。

テン
まずは600点・700点に向けて、今の正答率でどこまで届くかを一緒に確認していきましょう。

TOEICの素点・スコア換算の仕組み【30問残しの前提知識】

結論:TOEICのスコアは「正答数×〇点」で計算されるのではありません。素点をもとにした換算テーブルで算出されます。

 

スコアシミュレーションに入る前に、「素点とスコアの関係」を押さえておきましょう。

 

「70問正解だから350点でしょ?」みたいな単純計算にならないのがTOEICの特徴です。

TOEIC公式問題集のデータをもとにした換算テーブルを使って、素点がどのスコアレンジに当てはまるかを確認します。

リスニングの素点・スコア換算表

以下がリスニングの換算表です。自分の正答数がどのスコアレンジに入るか、チェックしてみてください。

素点(正答数)スコアレンジ
96〜100問475〜495点
91〜95問435〜495点
86〜90問405〜475点
81〜85問370〜450点
76〜80問345〜420点
71〜75問320〜390点
66〜70問290〜360点
61〜65問265〜335点
56〜60問235〜310点
51〜55問210〜280点
46〜50問180〜255点
41〜45問155〜230点
36〜40問155〜230点
31〜35問125〜205点
26〜30問85〜145点
21〜25問60〜115点
16〜20問30〜90点
11〜15問5〜70点
6〜10問5〜60点
1〜5問5〜50点
0問5〜35点

スコアレンジの端っこの値が出ることはほぼないので、レンジの中央付近が実態に近い目安です。

たとえば71〜75問正解なら、レンジは320〜390点ですが、だいたい340〜370点くらいに収まると考えてOKです。

テン
リスニングは100問すべて強制的に解答するので、時間切れはありません。自分の目標スコアから「何問正解が必要か」を逆算してみてください。

リーディングの素点・スコア換算表

リーディングも同じ仕組みです。

素点(正答数)スコアレンジ
96〜100問460〜495点
91〜95問425〜490点
86〜90問385〜445点
81〜85問350〜440点
76〜80問315〜415点
71〜75問290〜390点
66〜70問260〜365点
61〜65問235〜335点
56〜60問210〜305点
51〜55問185〜270点
46〜50問155〜240点
41〜45問120〜210点
36〜40問105〜180点
31〜35問95〜140点
26〜30問75〜120点
21〜25問60〜95点
16〜20問55〜75点
11〜15問30〜55点
6〜10問10〜40点
1〜5問5〜30点
0問5〜15点

30問残しの場合、リーディングの正答できる最大問数は70問です。

換算表の「66〜70問」の行を見ると、スコアレンジは260〜365点。上端の365点はまず出ないので、現実的なリーディングの上限は345点前後と考えておいてください。

 

ただし後述しますが、30問すべて空欄にするのではなく「塗り絵」をすると状況が大きく変わります。

TOEICは4択なので、ランダムに塗り絵した場合は単純計算30問×1/4=8問正解を見込めるので、素点78問(スコアレンジ315〜415点)まで引き上げることが可能です。

なぜ同じ正答数でもスコアが変わるのか(Equating)

※ここは興味がなければ読み飛ばしてOKです。

 

テーブルを見ると「同じ素点なのになんでスコアがこんなに幅があるの?」と思いますよね。

これはEquating(イクエーティング)という統計的な調整が入っているからです。

 

なんでかっていうと、試験回によって問題の難易度が微妙に違うんですよね。

めちゃくちゃ難しい回で70問正解した人と、簡単な回で70問正解した人が、まったく同じスコアになるのはおかしい。

 

そこで難しい回は少し甘めに、簡単な回は少し辛めにスコアが補正されます。

だから同じ正答数でもスコアが変わるし、換算表にも幅が出るわけです。

テン
つまり、どの回を受けても「自分の英語力」が正確に反映されるようになっているんです。受験回のアタリ・ハズレでスコアが大きく変わることはないので、安心してください。

 

仕組みがわかったところで、次は30問残した場合の具体的なスコアシミュレーションをしていきます。

TOEIC30問残しのスコアシミュレーション【正答率別】

結論:30問残しでも、解いた問題の正答率が高ければ780点まで狙えます。正答率80%でも650点前後は取れる計算です。

 

「30問残してしまったけど、実際何点くらいになるの…?」と不安な方も多いと思います。

ここからは正答率ごとのシミュレーションをやっていきます。

 

解いた70問の正答率ごとに合計スコアがどう変わるかを一覧で見ていきましょう。

まず、スコア計算の基本になる換算表をおさらいしておきます。

TOEIC リスニングとリーディングの素点とスコアの換算表

 

また、「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去5年間の公開テスト受験者の平均スコアは以下です。

年度リスニングリーディング合計点
2024336279615
2023335278612
2022331277608
2021331279611
2020337282620

リスニングとリーディングの差は、どの年度も50〜60点ほどリスニングが上回っています。

ということでシミュレーションでは、「リスニングのスコアはリーディングより50点高い」と仮定して計算していきます。

テン
加えて、塗り絵30問のうち25%(8問)が正解するものとして計算に含めます。TOEICは4択なので、ランダムにマークしても4分の1は当たるんです。30問残しだと塗り絵の効果がかなり大きいので、ここは必ず計算に入れます。

正答率100%(70問全問正解+塗り絵8問正解)→ 合計780点

「70問すべて正解&塗り絵30問中8問正解」で、リーディングの素点は78問。これが30問残しの最大値です。

リーディング76〜80問のスコアレンジは315〜415点。両端は出づらいので切って、335〜395点の中で78問は365点と推定します。

 

L=R+50の仮定下だと、リスニングは415点。よって合計780点です。

これは理論上の天井なので、現実にはまず出ません。

 

70問全問正解を本番で出せる人はほぼいませんし、その上リスニングも415点以上となると高い実力が必要です。

ただ、「30問残しでも780点まで理論的には届く」というのは意外ではないでしょうか。

テン
また、これは当然ですが、リスニングが極めて高ければ800点も超えます。

 

ちなみに780点は受験者全体の上位約10%に入るスコアです。

公式のコミュニケーション力評価「PROFICIENCY SCALE」では、A〜Eの5段階評価のうち上から2番目のB評価(730点以上)になります。

テン
就活・転職でも十分に使えるスコアです。とはいえ理想値なので、「30問残しでもここまで可能性がある」という参考程度に見てください。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング78問正解=365点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問840〜860点
91〜95問800〜860点
86〜90問770〜840点
81〜85問735〜815点
76〜80問710〜785点
71〜75問685〜755点
66〜70問655〜725点
61〜65問630〜700点
56〜60問600〜675点
51〜55問575〜645点
46〜50問545〜620点
41〜45問520〜595点
36〜40問520〜595点
31〜35問490〜570点
26〜30問450〜510点
21〜25問425〜480点
16〜20問395〜455点
11〜15問370〜435点
6〜10問370〜425点
1〜5問370〜415点
0問370〜400点

正答率90%(63問正解+塗り絵8問=71問正解)→ 合計670点

70問中63問正解+塗り絵8問で、リーディングの素点は71問です。

リーディング71〜75問のスコアレンジは290〜390点。両端は出づらいので切って、310〜370点の中で71問は310点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング360点。よって合計670点です。

 

正答率90%は「ほぼ取れてるけど、7問くらいポロポロ落としている」状態です。手応えはあるけど完璧ではない、という感覚ですね。

670点は受験者全体の上位約30%。公開テストの平均615点を50点以上上回っています。30問残しても正答率が高ければ、こうして平均を大きく超えてくるんです。

テン
670点は就活でも十分に使えるスコアです。新卒採用で企業が要件とするスコアの平均は545点なので、それを大きく上回っています。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング71問正解=310点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問785〜805点
91〜95問745〜805点
86〜90問715〜785点
81〜85問680〜760点
76〜80問655〜730点
71〜75問630〜700点
66〜70問600〜670点
61〜65問575〜645点
56〜60問545〜620点
51〜55問520〜590点
46〜50問490〜565点
41〜45問465〜540点
36〜40問465〜540点
31〜35問435〜515点
26〜30問395〜455点
21〜25問370〜425点
16〜20問340〜400点
11〜15問315〜380点
6〜10問315〜370点
1〜5問315〜360点
0問315〜345点

正答率80%(56問正解+塗り絵8問=64問正解)→ 合計650点

70問中56問正解+塗り絵8問で、リーディングの素点は64問です。

リーディング61〜65問のスコアレンジは235〜335点。両端は出づらいので切って、255〜315点の中で64問は300点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング350点。よって合計650点です。

 

正答率80%は「5問に1問は落としている」イメージです。

本番ではよくあるパターンで、「焦って読み飛ばした問題やなんとなく選んだ選択肢が何個か外れた」という方はこのゾーンにいる可能性が高いです。

 

650点でも公開テストの平均(615点)を上回るスコア。

30問残しても正答率80%をキープできていれば、平均は超えてきます。

テン
650点なら就活/転職の最低ラインはクリアできます。ここから正答率をもう少し上げるか、リスニングを伸ばせば700点も見えてきますよ。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング64問正解=300点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問775〜795点
91〜95問735〜795点
86〜90問705〜775点
81〜85問670〜750点
76〜80問645〜720点
71〜75問620〜690点
66〜70問590〜660点
61〜65問565〜635点
56〜60問535〜610点
51〜55問510〜580点
46〜50問480〜555点
41〜45問455〜530点
36〜40問455〜530点
31〜35問425〜505点
26〜30問385〜445点
21〜25問360〜415点
16〜20問330〜390点
11〜15問305〜370点
6〜10問305〜360点
1〜5問305〜350点
0問305〜335点
テン
リスニングで86問以上正解できれば、このケースでも700点を超える可能性が十分あります。76〜80問正解でも645〜720点ですね

正答率70%(49問正解+塗り絵8問=57問正解)→ 合計540点

70問中49問正解+塗り絵8問で、リーディングの素点は57問です。

リーディング56〜60問のスコアレンジは210〜305点。両端は出づらいので切って、230〜285点中で57問は245点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング295点。よって合計540点です。

正答率70%は「10問中3問落としている」状態です。「なんとなく解けた気はするけど自信はない」という問題が多い人は、このゾーンに近いかもしれません。

 

540点は公開テストの平均(615点)を下回ります。就活や転職で積極的に使うにはまだ足りないスコアです。

 

このパターンの場合、「30問残しは多すぎるから減らそう」と思いがち。

ですが、大事なのは「もっと速く解こう」とスピードを上げることではありません。

 

正答率70%ということは、基礎的な文法力や語彙力に課題がある可能性が高いんです。正直、70%は低い正答率なんですよね。

ですので、スピードより先に、解ける問題の精度を上げることが次のステップです。

テン
正答率が上がれば、自然とスピードもついてきます。土台が安定していないのに速さを求めると逆効果なので、まずは正答率を上げることに集中してください。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング57問正解=245点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問720〜740点
91〜95問680〜740点
86〜90問650〜720点
81〜85問615〜695点
76〜80問590〜665点
71〜75問565〜635点
66〜70問535〜605点
61〜65問510〜580点
56〜60問480〜555点
51〜55問455〜525点
46〜50問425〜500点
41〜45問400〜475点
36〜40問400〜475点
31〜35問370〜450点
26〜30問330〜390点
21〜25問305〜360点
16〜20問275〜335点
11〜15問250〜315点
6〜10問250〜305点
1〜5問250〜295点
0問250〜280点
テン
リスニング76問以上正解なら600点に届く可能性があります。ただ正答率70%は基礎に課題がある状態なので、まずは文法と語彙を固める段階ですね。

正答率60%(42問正解+塗り絵8問=50問正解)→ 合計490点

70問中42問正解+塗り絵8問で、リーディングの素点は50問です。

リーディング46〜50問のスコアレンジは155〜240点。両端は出づらいので切って、175〜220点中で50問は220点と推定します。

 

L=R+50で、リスニング270点。よって合計490点です。

正答率60%は「解いた問題の4割近くを外している」状態です。正直に言います。これは危険信号です。

テン
70問は解けているのにスコアが伸びないのは、スピードを優先しすぎて正答率が犠牲になっている可能性が高いです。

 

この状態で「もっと速く解こう」と練習しても、スコアはほぼ伸びません。やるべきは正答率の底上げです。

単語力と文法力の土台が足りていない段階で解答スピードを上げようとすると、むしろ悪循環にハマります。

テン
「速く解くこと」と「正しく解くこと」は全く別物です。まずは基礎固めを優先してください。正答率が上がれば、解答スピードは後から自然についてきます。

リスニング素点別の想定スコア

なお

  • リーディング50問正解=220点と仮定する
  • 「リスニングがリーディングより50点高い」という仮定を外す

という条件下でリスニングの素点別に計算すると以下のようになるので参考にしてください。

リスニング素点(正答数)総合スコアレンジ
96〜100問695〜715点
91〜95問655〜715点
86〜90問625〜695点
81〜85問590〜670点
76〜80問565〜640点
71〜75問540〜610点
66〜70問510〜580点
61〜65問485〜555点
56〜60問455〜530点
51〜55問430〜500点
46〜50問400〜475点
41〜45問375〜450点
36〜40問375〜450点
31〜35問345〜425点
26〜30問305〜365点
21〜25問280〜335点
16〜20問250〜310点
11〜15問225〜290点
6〜10問225〜280点
1〜5問225〜270点
0問225〜255点

【まとめ】正答率別スコア一覧

30問残し(70問解答+塗り絵30問中8問正解)した場合の正答率別スコアをまとめます。

正答率解いた正解数+塗り絵Rスコア(推定)Lスコア(推定)合計スコア(推定)
100%70+8=78問365点415点780点
90%63+8=71問310点360点670点
80%56+8=64問300点350点650点
70%49+8=57問245点295点540点
60%42+8=50問220点270点490点

※ 上記はEquating(統計的スコア調整)を含む推定値です。塗り絵は4択で25%の期待値(30問中8問正解)を前提としています。実際のスコアは試験の難易度によって前後します。

 

このシミュレーションから見えるのは、30問残しでもスコアを決めるのは「正答率」だということです。

正答率80%以上をキープできれば650点以上は取れますし、正答率90%ならリスニング次第で700点も超えてきます。

 

また、10問残してしまった場合のシミュレーションは「TOEIC10問残しで何点取れる?」で解説しています。

なお、20問残してしまった場合のシミュレーションは「TOEIC20問残しで何点取れる?」で解説しています。

TOEIC30問残しで600点取れる!スコア配分シミュレーション

結論:30問残しでも600点は取れます。リスニングで350点前後を確保すれば、リーディングは解いた70問中47問正解(正答率約67%)で届きます。

 

600点は、30問残しの状況でも現実的に狙えるスコアです。

「30問残しで600点なんて無理でしょ」と思うかもしれませんが、正答率とリスニング次第で十分に到達できます。

3パターンのシミュレーション

パターンリスニングリーディング合計R正答率の目安(解いた70問中)
A(L重視)350点250点600点約67%(47問)
B(標準)325点275点600点約77%(54問)
C(均等)300点300点600点約80%(56問)

※塗り絵30問中8問正解と仮定して計算しています。

 

Aはリスニングが350点あれば、リーディングは解いた70問中47問正解でOKというパターンです。

70問解いて23問落としても大丈夫。かなり余裕があります。

テン
リスニング350点はL素点71〜75問が目安で、Part1・2を確実に取って、Part3・4の標準的な問題を拾えれば十分に届く水準です。簡単ではありませんが、全然狙えます。実際、僕がイングルートで教えている学習者の中にも、このパターンAで600点超えは何人かいます。

 

パターンBは、多くの受験者が自然とたどり着く標準的なパターンです。

 

リスニング325点+リーディング275点で、解いた70問中54問正解が目安。4問に1問は落としても大丈夫な計算です。

Part5と6で取れる問題を確実に取って、Part7前半のシンプルな問題を拾えれば十分です。

テン
リスニングが得意な方はパターンAを狙うのが一番ラクです。標準的であればパターンBですね。あと「30問塗り絵でも600点は意外と取れちゃう」と頭に入れておくだけで本番の焦り具合が全然変わってきますよ。

 

パターンCはL・Rを均等に取るパターンですが、TOEICはリスニングの方がスコアが出やすい性質があるので、このパターンに当てはまる人は実際にはあまりいないです。

リーディングで80%の正答率が必要になるので3パターンの中ではリーディング負荷が一番高いですが、それでも70問中56問正解という数字はまったく不可能な水準ではありません。

テン
ぶっちゃけ、30問残しの方は無理にリーディングで稼ごうとせず、リスニングを伸ばして600点に届かせるのが最短ルートです。リスニングは対策すれば伸びやすいセクションなので、そこに集中する方が結果的に速いです。

600点は「就活で使えるスコア」の入り口

600点の立ち位置も確認しておきましょう。

公開テストの平均スコアは615点(L336、R279)。600点は平均とほぼ同じラインです。

 

IIBCの英語活用実態調査によると、企業が新卒に期待するスコアの平均は545点。600点はそれを上回るので、「英語力があります」と言える最低ラインとして使えます。

また公式の「PROFICIENCY SCALE」(5段階評価)では、上から3番目のC評価(470点以上)に該当します。

テン
ちなみに転職では中途採用の基準が平均620点なので、600点だと少し足りません。ただ、600点を取れたらもうここからスコアは加速していきます。700点を目指していきましょう。

 

なお600点のレベル感については「TOEIC600点のレベル」で詳しく解説しています。

TOEIC30問残しで700点を取れる!スコア配分シミュレーション

結論:30問残しで700点は簡単ではありません。ただし、リスニングで400点以上+解いた問題の正答率80%前後なら、十分に射程圏内です。

 

先ほど「600点は現実的に届く」とお伝えしました。700点になると、少し話が変わってきます。

600点は「そこそこ取りこぼしても届く」スコアでしたが、700点からは「正確に、根拠を持って解く力」が求められるゾーンです。

 

具体的に見ていきましょう。

パターンリスニングリーディング合計R正答率の目安(解いた70問中)
A(L特化)425点275点700点約77%(54問)
B(L重視)400点300点700点約80%(56問)
C(均等寄り)375点325点700点約87%(61問)

L425+R275:リスニング特化型

パターンAはリスニングで425点を取り、リーディングの負担を減らす作戦です。

リスニング425点には86〜90問正解が必要で、相当高い水準です。

 

ただし、リーディングは解いた70問中54問正解(正答率77%)でOKなので、リスニングが極めて得意な人にとっては最も現実的な700点の取り方です。

L400+R300:バランス寄り

パターンBはリスニング400点+リーディング300点。

リスニングで400点を取るには81〜85問正解が目安です。リーディングは解いた70問中56問正解(正答率80%)が必要になります。

テン
正答率80%は「5問に1問は落としてもOK」という計算です。Part5・6で取れるところを確実に取って、Part7前半を拾えれば十分に届きます。このパターンもリスニングが得意な方向けですね。

L375+R325:均等寄り

パターンCはL・Rを近い水準にする標準的なルートです。L/Rの差が50点なので、TOEIC全体のL/R平均点の差ともほぼ一致しています。

 

リーディングは解いた70問中61問正解(正答率87%)が必要になります。

正答率87%はかなり高い水準です。3パターンの中では最もリーディング負荷が高いので、リスニングが苦手な方以外にはあまりおすすめしません。

テン
基本、パターンAかBが現実的な狙い目です。ちなみに解ける問題数を増やして30問残し→20問残しに改善できれば、700点のハードルはもっと下がりますよ。

何問ミスまで許されるのか

  • パターンA(L425+R275)の場合、解いた70問中ミスが16問まで(正答率77%)
  • パターンB(L400+R300)の場合、解いた70問中ミスが14問まで(正答率80%)

600点だと「23問ミスしてもOK」でしたが、700点になるとミスの許容範囲が狭くなります。

ただ、14〜16問のミスが許されるので、思ったより余裕はあるんじゃないでしょうか。

テン
「16問落としてもOK」と頭に入れておくだけで、本番中の気持ちの余裕がかなり変わります。Part5で1問わからなくても「まだ15問残ってる」と切り替えられるかどうか。この切り替えができると精神的に安定するんですよね。

 

なお700点のレベル感については「TOEIC700点のレベル」で詳しく解説しています。

TOEIC30問残しで800点は取れるか?

結論:正直かなり厳しいです。ただし、リスニングがほぼ満点レベルなら可能性はゼロではありません。

 

800点は30問残しだと一気にハードルが上がります。塗り絵込みで唯一現実的なパターンがこちらです。

パターンリスニングリーディング合計R正答率の目安(解いた70問中)
A(L特化)475点325点800点約87%(61問)

リスニング475点は素点91〜95問正解が必要で、ほぼ満点に近い水準です。

リーディングは解いた70問中61問正解(正答率87%)+塗り絵8問で、R素点69問→R325点という計算になります。

 

正答率87%自体はそこまで非現実的な数字ではありません。

ただし「リスニングほぼ満点」と「リーディング87%」を同時に達成するのが難しいんです。

 

700点の時は「リスニング400点+リーディング80%」でしたが、800点になるとリスニングの要求水準が一気に跳ね上がります。

ちなみにL450+R350=800というパターンも計算上は成立しますが、解いた70問中69問正解(正答率99%)が必要になるので、正直現実的ではありません。

テン
800点を安定して狙うなら、解ける問題数を増やすことが不可欠です。

 

なお800点のレベル感については「TOEIC800点のレベル」で詳しく解説しています。

TOEIC30問残しこそ塗り絵をしよう|スコアに30〜50点の差が出る

結論:30問残しなら、塗り絵の効果は+30〜50点。やらない理由がありません。

 

ここまでのシミュレーション、すべて「塗り絵込み」で計算していました。もし塗り絵をしなかったら?、結果は大きく変わります。

なお塗り絵というのは、解けなかった問題をランダムにマークして提出することです。

テン
30問残しの場合、塗り絵の効果がめちゃくちゃ大きいです。これは絶対にやってください。

塗り絵の期待値を計算してみる

TOEICは4択です。テキトーにマークしても、確率25%で正解します。

30問塗り絵した場合の効果はこうなります。

  • 30問 × 25% = 約8問正解の見込み
  • 素点+8 → スコアに換算すると+30〜50点の効果

たとえば塗り絵なしで540点止まりのところ、塗り絵ありなら570〜590点。600点が見えてくる差です。

一方で空欄のまま提出した場合の正解数はゼロ。ノーリスクで取れる30〜50点を捨てるのは、あまりにもったいないです。

テン
30〜50点違うだけで評価が1段階変わることも多いです。特に600点を超えたか否かは就活/転職でのTOEIC活用の幅に大きく響いてきます。585点と615点じゃ英語力はぶっちゃけそんなに変わりません。でも評価は驚くほど変わってきます。

いつ塗り絵に切り替えるべきか

切り替えのタイミングは「残り2分」です。残り2分になったら、問答無用で未回答の問題を全部塗ってください。

 

2分で解ける問題はせいぜい2問。一方、30問を塗り絵すれば期待値は8問正解。どう計算しても塗り絵の方が得です。

「残り2分になったら、何問残っていても塗り絵に切り替える」というルールを事前に決めておくだけで、本番での迷いがなくなります。

塗り絵を効率よくやる2つのコツ

コツ1:マークする記号を事前に決めておく

「全部同じ記号にすべき?バラけさせるべき?」と迷う方がいますが、期待値はどちらも同じです。

迷う時間がもったいないので、「今回は全部Cにする」と試験前に決めておいて、残り2分は一気に塗ることに集中してください。

コツ2:塗り絵の前にマーク漏れを10秒だけ確認

焦っていると「解いたのにマークを忘れていた問題」を見落とすことがあります。

塗り絵を始める前に10秒だけ使って、最後に解いた問題番号までマーク漏れがないか確認してください。

テン
マーク漏れは本当に多いミスです。せっかく解いた問題をマークし忘れるのは、スコアを捨てているのと同じですよ。

塗り絵する vs しない:スコアの差

未回答数空欄のまま提出塗り絵で提出
30問+0点期待値+30〜50点
20問+0点期待値+20〜30点
10問+0点期待値+10〜15点

なんか変なことを言うようですが、残り問題数が多ければ多いほど塗り絵の期待値は高まります。

長々と話してきましたが、ここでとにかく言いたいのは「必ず塗り絵をしてください」ということです。

TOEIC30問残しで600点や700点を取る方法

結論:リスニングで稼ぎつつ、リーディングの正答率を底上げするのが最短ルートです。

 

具体的にやるべきことは2つです。

  1. リスニングのスコアを伸ばす
  2. リーディングの正答率を上げる

リスニングのスコアを伸ばす

30問残しでスコアを最大化するには、リスニングで稼ぐのが最も現実的です。

先ほどのシミュレーションでも、600点はリスニング350点、700点はリスニング400〜425点を前提にしています。リスニングの出来がスコア全体を左右するんです。

 

リスニングのスコアを高めるには、おおまかに3つの方向があります。

  1. 先読みの習慣をつける:Part3・4は設問と選択肢を音声が始まる前にチェックしておく。これだけで正答率が変わります
  2. 問題形式に慣れる:公式問題集を使って、出題パターンを体に叩き込む
  3. 根本的なリスニング力を高める:リピーティングやオーバーラッピングで「聞ける英語」を増やしていく

特に③について、スコア帯別に「どのようにリスニング力を上げるのか」が大きく異なってきます。

リーディングの正答率を上げる

正答率を上げるためにやるべきことは2つです。

  1. 語彙力を強化する:知らない単語が多いと、文の意味を正確にとれません。まずはTOEIC頻出単語をカバーしてください
  2. 文法力を鍛える:Part5の正答率が上がるとPart6にも波及しますし、Part5を素早く解けるようになるとPart7に使える時間も増えます

語彙・文法どちらも「何を使うか」より「どうやって定着させるか」が大事です。

リーディング対策については「TOEICリーディング対策を975点が2.8万字で解説|スコア別レベルと勉強法【200/250/300/350/400/450】」もあわせてご覧ください。

TOEICリーディングで30問残しを減らすための時短のコツ

結論:30問残しを改善するには、Part5を速く正確に解けるようにすることが最優先です。

 

「もっと速く解けるようになりたい」と思っている方、多いと思います。

ただ、速く解くためにやるべきことは「速読練習」ではありません。

Part5に時間をかけない

30問残しの方は、Part5に時間をかけすぎているケースが非常に多いです。

僕自身、最初はPart5に25分以上かけていました。1問1分近くです。でも今は6分で30問解き終わります。1問12秒です。

 

仮にPart5に25分かけたら、残りのPart6・7に使える時間は50分。これだと後半30問残すのは当然です。

Part5を10分以内に抑えられれば、Part7に使える時間が15分以上増えます。

テン
Part5を速く解くには文法力が必要です。文法問題集を使い倒せば、Part5は確実に速くなります。Part5が速くなると、その分Part7の時間が増えるので、解ける問題数が一気に増えますよ。

返り読みを解消する

英文を一度最後まで読んだ後に、もう一度戻って日本語に訳し直す読み方──これが返り読みです。

返り読みはリーディングの速度を大幅に落としますし、リスニングにも悪影響があります。

 

返り読みを直すのに最も効果的なのは音読です。

音読しながら後ろに戻ることは物理的にできないので、音読を繰り返すことで「前から順番に理解する」読み方が身につきます。

語彙不足を解消する

知らない単語に出くわすたびに立ち止まっていると、時間が足りなくなるのは当たり前です。

TOEIC頻出単語をしっかりカバーしておけば、「この単語なんだっけ…」という立ち止まりが減り、読解スピードが自然と上がります。

TOEIC試験終了後にやるべきこと【30問残し改善のために】

結論:試験直後に改善点を書き出し、スコアが出たら勉強法を見直す。この2ステップが次のスコアアップにつながります。

試験直後に改善点を書き出す

試験が終わったら、疲れていても5〜10分だけ使って改善点を書き出してください。

これが次でより高いスコアを取るためのタネになります。

  • Part5で知らない文法が出た
  • Part7の後半が全然読めなかった
  • リスニングのPart3で集中力が切れた

このような振り返りを文字にしておきましょう。

 

ちなみに試験の記憶は驚くほど早く消えます。翌日になると「なんとなく難しかった」くらいしか残りません。だから、すぐに書き出しましょう。

改善点を書き出しておけば、次の勉強の方向性が明確になります。書き出さなければ、また闇雲な勉強に逆戻りです。

テン
この5〜10分が、今後の勉強効率を大きく変えます。帰りの電車の中でスマホにメモするだけでも十分ですよ。

スコアが出たら勉強法を見直す

TOEICはスコアによってやるべき勉強内容が変わります。500点の人と600点の人では、使うべき教材も集中すべきPartも違います。

ですので、スコアが出たら必ず勉強法を見直してください。

 

スコア別の勉強法は以下の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

今すぐスコアを知りたいならSantaアルク

ただし、試験を受けてからスコアが出るまでかなり期間が空きます。たとえばTOEIC公開テストの場合は、概ね17日間かかります。

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テン
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TOEIC30問残しに関するよくある質問

TOEIC30問残しで何点くらい取れますか?

塗り絵込みの場合、正答率100%で780点、90%で670点、80%で650点、70%で540点、60%で490点が目安です。リスニングのスコアによって大きく変わるので、この記事のリスニング素点別テーブルも参考にしてください。

TOEIC30問残しで600点は取れますか?

取れます。リスニングで350点前後を確保し、解いた70問中47問正解(正答率約67%)できれば600点に届きます。塗り絵30問中8問正解も込みの計算です。

TOEIC30問残しで700点は取れますか?

条件が揃えば可能です。リスニングで400〜425点以上+解いた70問中54〜56問正解(正答率77〜80%)が必要です。塗り絵の8問正解も含めた計算です。

TOEIC30問残しで800点は取れますか?

かなり厳しいですが、リスニング475点(ほぼ満点)+解いた70問中61問正解(正答率87%)なら可能性はあります。

ただし両方を同時に達成する難易度は非常に高いので、まずは解ける問題数を増やすことを優先しましょう。

塗り絵はした方がいいですか?

絶対にしてください。30問塗り絵すれば約8問正解(+30〜50点)が見込めます。空欄のまま提出すると0点なので、塗り絵しない理由がありません。残り2分になったら必ず塗り絵に切り替えましょう。

30問残しを改善するにはどうすればいいですか?

Part5を速く正確に解けるようにすることが最優先です。Part5の時間を短縮すれば、その分Part7に使える時間が増えます。同時に語彙力・文法力の底上げも進めてください。正答率が上がれば解答スピードも自然と上がります。

まとめ

TOEIC30問残しでも、正答率次第で以下のスコアが狙えます。

正答率合計スコア(推定)
100%780点
90%670点
80%650点
70%540点
60%490点

※ 塗り絵30問中8問正解、L=R+50の仮定

 

30問残しでもスコアを左右するのは、「解いた問題の正答率」と「リスニングのスコア」です。

焦って解答スピードを上げようとするのではなく、まずは正答率を高めることに集中してください。

テン
僕も最初は35問残していました。でも正しい勉強法を続けた結果、リーディング480点まで伸ばせました。30問残しは通過点です。正答率を上げて、解ける問題を増やしていけば、スコアは必ず伸びます。ぜひ参考にしてください。
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