この記事ではTOEIC610点のレベルと評価を徹底的に解説します。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC610点のレベル
全体の上位50.8%で偏差値49.9、大学は「日東駒専」レベル
TOEIC Program DATA & ANALYSISと平均スコア・スコア分布 詳細から、TOEIC610点は上位約51.9%のスコアと推測されます。
過去のTOEIC統計より、スコアが約17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。
TOEIC公開テストの平均点は612点なので、TOEIC610点は平均より2点低いです。
よって、偏差値はおよそ49.9になります。
大学に換算すると、有名私立大学群「日東駒専」(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学)と同じくらいになるようです。
正答率約62%
平均的に、リスニングとリーディングは50〜60点ほど差がつきます。
よって、TOEIC610点の場合、リスニング335点前後、リーディング275点前後になるでしょう。
公式の3段階のリスニング力評価で上から2番目のレベル
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング335点は3段階中真ん中の評価で、以下のような特徴が認められます。
- 短い会話で語彙が難しくない時は話の趣旨・目的・文脈が推測できることがある
- 情報の繰り返しや言い換えがあるときは長い会話を理解できる
- 間接的な応答や予測が難しい会話は会話の理解が困難である
- 広い範囲にわたって情報を関連づける必要があるときは会話を理解できない
公式の4段階のリーディング力評価で下から2番目のレベル
また、リーディング275点は4段階中下から2番目の評価で、以下のような特徴が認められます。
- 限られた長さの文章では簡単な推測ができる
- 文中と問題の表現が同じであれば事実に基づく情報に関する問題に正答できる
- 言い換えがある場合は推測が困難
- ふたつ以上の文章にわたる情報を関連づけることができない
- 難しい語彙や例外的な意味、複雑な文法構造が理解できない
公式の5段階のコミュニケーション能力評価で上から3番目のレベル
「PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC610点はA〜Eの5段階評価のうち、C評価(470点以上)です。
C評価は「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」レベルで、以下の特徴を備えています。
- 通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない
- 複雑な場面における対応や意思疎通では巧拙(上手い/下手)の差が見られる
- 基本的な文法・構文は身についている
- 表現力の不足はあるが、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている
CEFRB1で英検2級レベル
CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。上記の文部科学省のデータによると、TOEIC610点はCFFR B1程度に相当します。
また、英検に換算すると、TOEIC610点は英検2級(高校卒業程度)に相当します。
TOEIC610点は就活・転職で活用できる
一般的に就活・転職において設けられている基準は「TOEIC600点以上」です。
よって、TOEIC610点あれば、就活や転職でも活用できる範囲が多いでしょう。
ただ、高い英語力を求める企業の場合、「TOEIC610点」というスコアを提出してもあまり意味がない可能性もあります。
そういった企業を目指す場合は、TOEIC700点以上のハイスコアを目指しましょう。
TOEIC610点は海外部門社員に期待するスコアの最低ラインを超えている
IIBCによると、海外部門の社員に期待するTOEIC L&Rスコアは570〜810点です。
TOEIC610点は570点を超えているので、海外出張や海外赴任のチャンスがあると言えるでしょう。
TOEIC610点からスコアを伸ばす勉強法
TOEIC610点からスコアを上げるためには、以下を実践しましょう。
- 金のフレーズで語彙力を強化する
- Part1は単語・表現を覚える
- Part2はディクテーションで正確な聞き取り力を手にいれる
- Part3はオーバーラッピングでスピードに圧倒されない力を手に入れる
- Part4もオーバーラッピングでスピードに圧倒されない力を手に入れる
- Part5は徹底的に反復演習
- Part6は全文訳の練習をして訳の精度とスピードを上げる
- Part7は音読して問題の形式を把握&前から英文を理解できるようになる
- 本番を想定して実践演習する
TOEICのスコアを最短で伸ばすコツ
ここからはTOEICのスコアを最短で伸ばすために意識すべきポイントを紹介します。
単語学習をサボらない
単語学習って、正直退屈でつまらないですよね。しかし、単語学習はみなさんが思っているより遥かに重要です。
覚えている単語の数が少なければ、読める・聞ける英文の数は当然少なくなります。また、復習の際に調べる単語の数が多くなり、日本語訳と英文を紐付けるのに時間がかかるため、復習の効率も悪くなります。
特にTOEICは、それほど文構造が複雑な英文や、難しいテーマの英文が出るわけではありません。単語がちょっと特殊なだけで、単語さえわかってしまえば問題はどんどん解けるようになります。
ですので、単語学習は決してサボらず行いましょう。
定期的にスコア診断する
TOEICはスコアによりやるべき勉強法が大きく異なります。
よって、スコアを定期的に測定して「今自分がやるべき勉強を把握すること」がとても重要です。
スコアを測定するには、公式問題集を本番と同様に2時間計って通しで解くのが1つの方法です。
そこで、おすすめなのが「Santaアルク」というスマホアプリを利用することです。
「Santaアルク」の画面
(左画像は僕がTOEIC975点取った後に診断したスコア)
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もちろんブレは多少ありますが、気にするほどではありません。ある程度のスコアが把握できればOKです。
「自分のスコアを把握する」という作業をサボってしまうと、闇雲に勉強することになります。
TOEICは闇雲に勉強して攻略できるほど甘くありません。
ですので、
- 今の自分のスコアがわからない方
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勉強法を改善し続ける
同じ勉強法がいつまでも通用するとは限りません。大抵の場合どこかで頭打ちになり、勉強を続けてもスコアが伸びなくなります。
よって、勉強法は改善し続けることが重要です。
イングルートでは、勉強の質を上げる方法をたくさん発信しています。
スキマ時間を活用する
「勉強量も大切」とわかってはいるものの、仕事や学業で忙しくてなかなか机に向かって勉強する時間を確保できない方は多いはず。
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まとめ
TOEIC610点のレベルを解説しました。
- 全体の上位50.8%のスコア
- 偏差値49.9
- 公式の英語力評価でリスニングは上から2番目、リーディングは上から3番目のレベル
- 公式のコミュニケーション能力評価で上から3番目のレベル
- CEFR B1で英検2級と同程度のレベル
- 一般的に就活や転職で活用できるスコア
- 海外部門の社員に期待されるスコアの最低ラインを超えている
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