TOEIC575点のレベルはどのくらい?就活転職で使える?

toeic 575点 レベル 勉強法

この記事ではTOEIC575点のレベルを徹底解説します。

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC575点のレベル

全体の上位58.1%で偏差値47.8、大学は「大東亜帝国」レベル

TOEIC Program DATA & ANALYSIS平均スコア・スコア分布 詳細から、TOEIC575点は上位約58.1%のスコアと推測されます。

 

過去のTOEIC統計より、スコアが約17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。

TOEIC公開テストの平均点は612点なので、TOEIC575点は平均より37点低いです。

 

よって、偏差値はおよそ47.8になります。

大学に換算すると、有名私立大学群の「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)と同じくらいになるようです。

正答率約60%

平均的に、リスニングとリーディングは50〜60点ほど差がつきます。

よって、TOEIC575点の場合、リスニング315点前後、リーディング260点前後になるでしょう。

テン
正答率の目安は約60%です。

公式の3段階のリスニング力評価で上から2番目のレベル

Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング315点は3段階中真ん中の評価で、以下のような特徴が認められます。

  • 短い会話で語彙が難しくない時は話の趣旨・目的・文脈が推測できることがある
  • 情報の繰り返しや言い換えがあるときは長い会話を理解できる
  • 間接的な応答や予測が難しい会話は会話の理解が困難である
  • 広い範囲にわたって情報を関連づける必要があるときは会話を理解できない

公式の4段階のリーディング力評価で下から2番目のレベル

また、リーディング260点は4段階中下から2番目の評価で、以下のような特徴が認められます。

  • 限られた長さの文章では簡単な推測ができる
  • 文中と問題の表現が同じであれば事実に基づく情報に関する問題に正答できる
  • 言い換えがある場合は推測が困難
  • ふたつ以上の文章にわたる情報を関連づけることができない
  • 難しい語彙や例外的な意味、複雑な文法構造が理解できない

公式の5段階のコミュニケーション能力評価で上から3番目のレベル

PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC575点はA〜Eの5段階評価のうち、C評価(470点以上)です。

C評価は「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」レベルで、以下の特徴を備えています。

  • 通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない
  • 複雑な場面における対応や意思疎通では巧拙(上手い/下手)の差が見られる
  • 基本的な文法・構文は身についている
  • 表現力の不足はあるが、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている

CEFRB1で英検2級レベル

CEFRとTOEICスコアの対照表

参照元:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。上記の文部科学省のデータによると、TOEIC575点はCFFR B1程度に相当します。

また、英検に換算すると、TOEIC575点は英検2級(高校卒業程度)に相当します。

テン
TOEICと英検は問題の形式が大きく異なるので、完璧に換算するのは難しいです。あくまで参考程度にしておきましょう。

TOEIC575点は就活・転職では活用できる場面がやや限られる

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。

また、TOEIC公開テストの平均点は612点です。

 

TOEIC575点は新卒採用で求められる平均スコアより高いですが、公開テストの平均点スコアより低いです。

よって、就職活動や転職活動で活用できる場面は限られるでしょう。

テン
履歴書に書いても「平均より英語ができない」と評価される可能性があるので注意してください。

 

自信を持って就職・転職活動で活用したいなら、最低でもTOEIC600点以上を目指しましょう。

TOEIC575点から最短で伸ばすコツ

ここからはTOEIC575点からスコアを最短で伸ばすために意識すべきポイントを紹介します。

単語学習をサボらない

単語学習って、正直退屈でつまらないですよね。しかし、単語学習はみなさんが思っているより遥かに重要です。

覚えている単語の数が少なければ、読める・聞ける英文の数は当然少なくなります。また、復習の際に調べる単語の数が多くなり、日本語訳と英文を紐付けるのに時間がかかるため、復習の効率も悪くなります。

テン
つまり、単語学習をしなければ直接的・間接的にスコアが伸びづらくなります。

 

特にTOEICは、それほど文構造が複雑な英文や、難しいテーマの英文が出るわけではありません。単語がちょっと特殊なだけで、単語さえわかってしまえば問題はどんどん解けるようになります。

 

ですので、単語学習は決してサボらず行いましょう。

定期的にスコア診断する

TOEICはスコアによりやるべき勉強法が大きく異なります。

よって、スコアを定期的に測定して「今自分がやるべき勉強を把握すること」がとても重要です。

テン
スコアを測定することで「勉強の効果」を確認できるのもポイントです。スコアが伸びているならその勉強は続けるべき、逆にスコアが伸びていないならその勉強法が頭打ちor勉強法が間違えているので改善すべきということになります。TOEICでも「PDCA」が重要になってくるわけです。

 

スコアを測定するには、公式問題集を本番と同様に2時間計って通しで解くのが1つの方法です。

TOEIC 公式問題集 11

テン
ただ、やってみるとわかりますが、公式問題集を通しで解くのはとっても大変です。時間がかかるのはもちろんですが、何より体力の消耗が激しいです。通しで解いた後は、もう何もやる気が起きなくなります。

 

そこで、おすすめなのが「Santaアルク」というスマホアプリを利用することです。

Santaアルク スコア診断の結果と講義受講の画面

Santaアルク」の画面
(左画像は僕がTOEIC975点取った後に診断したスコア)

 

Santaアルク」は無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

もちろんブレは多少ありますが、気にするほどではありません。ある程度のスコアが把握できればOKです。

テン
ちなみに、公式問題集を解いてもブレはあります。また、「Santaアルク」は「〇〇点」というように1つのスコアが出ますが、公式問題集は「△△点〜▲▲点」というように幅のあるスコアが出てきます。ですので、「結局何点なの?」と迷わされるのはあるあるです。

 

「自分のスコアを把握する」という作業をサボってしまうと、闇雲に勉強することになります。

TOEICは闇雲に勉強して攻略できるほど甘くありません。

 

ですので、

  • 今の自分のスコアがわからない方
  • 前にスコアを測定してから2週間以上時間が経っている方

は今すぐ「Santaアルク」で自分のスコアを診断してください。

テン
スコア診断をするのとしないのとでは、日々の学習効率が格段に変わります。もしスコア診断しなければ、不適切な勉強法を実践してしまい、時間と努力が無駄になります。よって、忘れる前に「Santaアルク」をダウンロードして、一度スコア診断してください。本当に一瞬でテストが終わるので、驚くはずです。

 

\ 無料でスコア診断をしてみる! /
Santaアルク

 

勉強法を改善し続ける

同じ勉強法がいつまでも通用するとは限りません。大抵の場合どこかで頭打ちになり、勉強を続けてもスコアが伸びなくなります。

よって、勉強法は改善し続けることが重要です。

 

イングルートでは、勉強の質を上げる方法をたくさん発信しています。

テン
Santaアルク」で診断したスコアより50〜100点ほど高いスコアを目指す勉強法を採用し続けましょう。

スキマ時間を活用する

「勉強量も大切」とわかってはいるものの、仕事や学業で忙しくてなかなか机に向かって勉強する時間を確保できない方は多いはず。

そこでおすすめなのが、スキマ時間の活用です。

テン
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間にもなります。「スキマ時間を有効活用できるかどうか」はスコアの伸び方に大きく影響してくるので、ぜひ工夫してください。

 

スキマ時間のおすすめ活用方法は、例えば以下です。

  • 単語帳を見る
  • YouTube等で英語の音声を聞く
  • TOEIC学習アプリを利用する

他にも、工夫次第で色々とできることはあります。

  • 通勤通学のバスや電車の中
  • お風呂の時間
  • お昼休憩

など、自分のスキマ時間にあった勉強方法を模索して見ましょう。

まとめ

TOEIC575点のレベルを解説しました。

  • 全体の上位58.1%のスコア
  • 偏差値47.8
  • 公式の英語力評価でリスニングは上から2番目、リーディングは上から3番目のレベル
  • 公式のコミュニケーション能力評価で上から3番目のレベル
  • CEFR B1で英検2級と同程度のレベル
  • 就活や転職で活用できるかどうか怪しい
テン
ぜひ参考にしてください!

 

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