「TOEICって午前・午後を選んで受験できるけど、どっちの方が良いとかあるの?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
ということで本記事では、TOEICを午前に受験すべき人の特徴と午後に受験すべき人の特徴を解説します。
この記事を読めば、あなたが午前・午後のどっちを受験すべきか明確になるので、ぜひ参考にしてください!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICは午前・午後に分けて実施されている
2020年10月25日以降、TOEIC Listening & Reading Test 公開テストは、1日に午前・午後の2回実施されるようになりました。
感染症の拡大に伴い、一度に受験する人の人数を減らし、受験者や試験官の安全に配慮するためです。
ちなみに、他のTOEICテストの1日の実施回数は以下の通りです。
- TOEIC Speaking & Writing Tests 公開テスト:午前・午後で合計2回
- TOEIC Speaking Test 公開テスト:午前・午後で合計2回
- TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 公開テスト:1回
- TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests 公開テスト:1回
TOEIC1日のスケジュール
TOEIC Listening & Reading Test 公開テストの1日のスケジュールは以下の通りです。
午前 | 午後 | |
受付※ | 9:25~9:55 | 14:05~14:35 |
試験の説明・音テスト | 9:55~10:20 | 14:35~15:00 |
試験開始~試験終了 | 10:20~12:20 | 15:00~17:00 |
問題用紙・解答用紙の回収 | 12:20~12:35 | 17:00~17:15 |
解散 | 12:35(予定) | 17:15(予定) |
※時間内に受付できない場合は受験不可。また、受付時間以降は休憩無し。
TOEICは午前・午後のどっちを受験すべき?
さて、本題の「TOEICは午前・午後のどっちを受験すべきなのか」についてですが、「スコアの取りやすさ」という観点から言うとどちらを受けても違いはありません。
もちろん、午前・午後で問題が異なるので、試験の難易度は多少異なるかもしれません。
しかし、TOEICは統計処理により試験の難易度にかかわらず現在の英語力がスコアに反映される仕組みをとっているため、どちらを受けても同じようなスコアが出ます。
では、直近5回分の午前・午後の平均スコアを比較してみましょう。
午前の平均スコア(①) | 午後の平均スコア(②) | 平均スコアの差(①ー②) | |
2024/6/8 | 629.7点 | 608.4点 | 21.3点 |
2024/5/26 | 610.0点 | 607.4点 | 2.6点 |
2024/4/21 | 626.6点 | 614.0点 | 12.6点 |
2024/3/17 | 608.3点 | 598.6点 | 9.7点 |
2024/3/10 | 627.7点 | 622.2点 | 5.5点 |
午前・午後の平均スコアを比較すると、午前の方が高い傾向にありますね。
しかし、前述のように、TOEICのスコア計算では問題の難易度によりスコアが大きく変動しないように統計処理を施しています。
そのため、「午前受験の方が高いスコアを取りやすい」なんてことはありません。
では、午前・午後の平均スコアに差が出た原因はなんでしょうか。
個人的には以下の2点が影響しているんじゃないかなと思います。
- 午前は本気でTOEICに取り組んでいる方や社会人(大学生より平均点が高い)の受験が多い
- 午後は早起きしたくない方が多い(=大学生が多い?)
とはいえ、午前・午後で試験の開始時間・終了時間は大きく異なります。
ということで、ここからはTOEICを午前に受験すべき人の特徴、そして午後に受験すべき人の特徴を解説します。
TOEICを午前に受験すべき人の特徴
以下に当てはまる人はTOEICを午前に受験するのがおすすめです。
- 早起きに抵抗がない人
- 朝に集中力が高く、起きてから時間が経つにつれて集中力が落ちる人
- TOEICの試験を早めに終わらせて午後の時間を有意義に使いたい人
早起きに抵抗がない人
TOEICは土日に開催されます。
そして、午前のTOEICの受付時間は9:25~9:55です。
移動時間などを加味すれば、平日と同様の時間に起きなけらばならない場合は多いでしょう。
よって、休日でも平日同様同様早起きできる方であれば、午前受験はおすすめです。
朝に集中力が高く、起きてから時間が経つにつれて集中力が落ちる人
朝型で朝は集中力が高いけれど、時間が経って午後になるとだんだん集中力が落ちる方は午前受験がおすすめです。
TOEICの試験時間は2時間と長いです。
集中力を保てる時間帯に試験を受けた方がケアレスミスも減らせるので、ハイスコアを狙える可能性は上がるでしょう。
TOEICの試験を早めに終わらせて午後の時間を有意義に使いたい人
午前のTOEICを受験すれば12:35頃には試験が終わります。
よって、午後の時間帯を自由に使えます。
一方、午後の受験だと受付は14:05~14:35、終了は17:15頃なので午前・午後ともに自由に使える時間は限られます。
よって、午後の時間をめいいっぱい楽しみたい方は午前受験がおすすめです。
TOEICを午後に受験すべき人の特徴
一方で、以下に当てはまる人はTOEICを午後に受験するのがおすすめです。
- 早起きが苦手な人
- 朝は頭が働かない人
- 当日にゆとりを持って準備したい人
早起きが苦手な人
午前のTOEICの受付時間は9:55までで、この時間を過ぎると受験は不可になります。
受験料は返ってきませんし、次試験を受けられるのは約2週間〜1ヶ月後になるのでスコア取得期限がある場合は大変です。
よって、早起きが苦手な人は無理せず午後受験するのがおすすめです。
朝は頭が働かない人
朝起きてすぐは頭があまり働かない人もいると思います。
TOEICの試験時間は2時間と長いです。
頭が働いていない状態だとケアレスミスなどにより、本来の実力を発揮しきれない可能性が高くなります。
よって、朝に頭が働かない人は午後受験がおすすめです。
当日にゆとりを持って準備したい人
午前中にゆっくりと身支度したい人は午後受験がおすすめです。
電車など移動手段も朝と比較すると空いていることが多いでしょう。
TOEICは午前と午後の両方受けることは可能?
TOEICは午前・午後の両方を受験することはできません。
申し込み時に、午前を受験するか午後を受験するかを指定する必要があります。
万が一、複数のアカウントを使用して両方に申し込んだ場合、いずれの申し込みも受験契約は成立します。
しかし、「TOEIC受験要領の規定」により、午前の受験会を受験可能に、午後の受験回は受験不可になります。
TOEICの勉強法
TOEICの基本的な勉強法は以下の通りです。
- 英単語を覚える
- 英文法を勉強する
- リスニング力を伸ばす
- リーディング力を伸ばす
- まずは簡単なPart1・2・5・6を重点的に対策する
- 実践演習
現在の英語レベル・スコアや目標スコアにより、適切な勉強法は変わってきます。
詳しい勉強法については、以下の記事を参考にしてください。
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まとめ
TOEIC午前受験がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- 早起きに抵抗がない人
- 朝に集中力が高く、起きてから時間が経つにつれて集中力が落ちる人
- TOEICの試験を早めに終わらせて午後の時間を有意義に使いたい人
TOEIC午後受験がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- 早起きが苦手な人
- 朝は頭が働かない人
- 当日にゆとりを持って準備したい人
TOEICは独自の統計処理により現在の英語力が適切にスコアに反映されるようになっています。
よって、TOEIC午前・午後のどっちに受験してもスコアは大きく変わりません。
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