TOEICは午前と午後のどっちがおすすめ?両方は受けられない?975点が疑問を解決

  • 2024年7月15日
  • 2024年8月29日
  • TOEIC

「TOEICって午前・午後を選んで受験できるけど、どっちの方が良いとかあるの?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

 

ということで本記事では、TOEICを午前に受験すべき人の特徴と午後に受験すべき人の特徴を解説します。

この記事を読めば、あなたが午前・午後のどっちを受験すべきか明確になるので、ぜひ参考にしてください!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

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TOEICは午前・午後に分けて実施されている

2020年10月25日以降、TOEIC Listening & Reading Test 公開テストは、1日に午前・午後の2回実施されるようになりました。

感染症の拡大に伴い、一度に受験する人の人数を減らし、受験者や試験官の安全に配慮するためです。

 

ちなみに、他のTOEICテストの1日の実施回数は以下の通りです。

  • TOEIC Speaking & Writing Tests 公開テスト:午前・午後で合計2回
  • TOEIC Speaking Test 公開テスト:午前・午後で合計2回
  • TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 公開テスト:1回
  • TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests 公開テスト:1回
テン
企業・大学などで実施されるIPテストの日程は団体により異なるので、所属団体にお問い合わせください。

 

TOEIC1日のスケジュール

TOEIC Listening & Reading Test 公開テストの1日のスケジュールは以下の通りです。

午前午後
受付※9:25~9:5514:05~14:35
試験の説明・音テスト9:55~10:2014:35~15:00
試験開始~試験終了10:20~12:2015:00~17:00
問題用紙・解答用紙の回収12:20~12:3517:00~17:15
解散12:35(予定)17:15(予定)

※時間内に受付できない場合は受験不可。また、受付時間以降は休憩無し。

TOEICは午前・午後のどっちを受験すべき?

さて、本題の「TOEICは午前・午後のどっちを受験すべきなのか」についてですが、「スコアの取りやすさ」という観点から言うとどちらを受けても違いはありません。

 

もちろん、午前・午後で問題が異なるので、試験の難易度は多少異なるかもしれません。

しかし、TOEICは統計処理により試験の難易度にかかわらず現在の英語力がスコアに反映される仕組みをとっているため、どちらを受けても同じようなスコアが出ます。

テン
「簡単な回(問題)に当たった方がスコアが高くなる」なんてことがあると不公平ですし、スコアの信頼性もガクッと落ちてしまいますからね。

 

では、直近5回分の午前・午後の平均スコアを比較してみましょう。

午前の平均スコア(①)午後の平均スコア(②)平均スコアの差(①ー②)
2024/6/8629.7点608.4点21.3点
2024/5/26610.0点607.4点2.6点
2024/4/21626.6点614.0点12.6点
2024/3/17608.3点598.6点9.7点
2024/3/10627.7点622.2点5.5点

午前・午後の平均スコアを比較すると、午前の方が高い傾向にありますね。

 

しかし、前述のように、TOEICのスコア計算では問題の難易度によりスコアが大きく変動しないように統計処理を施しています。

そのため、「午前受験の方が高いスコアを取りやすい」なんてことはありません。

 

では、午前・午後の平均スコアに差が出た原因はなんでしょうか。

個人的には以下の2点が影響しているんじゃないかなと思います。

  1. 午前は本気でTOEICに取り組んでいる方や社会人(大学生より平均点が高い)の受験が多い
  2. 午後は早起きしたくない方が多い(=大学生が多い?)
テン
これはあくまで仮説に過ぎません。

 

とはいえ、午前・午後で試験の開始時間・終了時間は大きく異なります。

ということで、ここからはTOEICを午前に受験すべき人の特徴、そして午後に受験すべき人の特徴を解説します。

TOEICを午前に受験すべき人の特徴

以下に当てはまる人はTOEICを午前に受験するのがおすすめです。

  • 早起きに抵抗がない人
  • 朝に集中力が高く、起きてから時間が経つにつれて集中力が落ちる人
  • TOEICの試験を早めに終わらせて午後の時間を有意義に使いたい人

早起きに抵抗がない人

TOEICは土日に開催されます。

そして、午前のTOEICの受付時間は9:25~9:55です。

 

移動時間などを加味すれば、平日と同様の時間に起きなけらばならない場合は多いでしょう。

よって、休日でも平日同様同様早起きできる方であれば、午前受験はおすすめです。

朝に集中力が高く、起きてから時間が経つにつれて集中力が落ちる人

朝型で朝は集中力が高いけれど、時間が経って午後になるとだんだん集中力が落ちる方は午前受験がおすすめです。

 

TOEICの試験時間は2時間と長いです。

集中力を保てる時間帯に試験を受けた方がケアレスミスも減らせるので、ハイスコアを狙える可能性は上がるでしょう。

TOEICの試験を早めに終わらせて午後の時間を有意義に使いたい人

午前のTOEICを受験すれば12:35頃には試験が終わります。

よって、午後の時間帯を自由に使えます。

 

一方、午後の受験だと受付は14:05~14:35、終了は17:15頃なので午前・午後ともに自由に使える時間は限られます。

よって、午後の時間をめいいっぱい楽しみたい方は午前受験がおすすめです。

TOEICを午後に受験すべき人の特徴

一方で、以下に当てはまる人はTOEICを午後に受験するのがおすすめです。

  • 早起きが苦手な人
  • 朝は頭が働かない人
  • 当日にゆとりを持って準備したい人

早起きが苦手な人

午前のTOEICの受付時間は9:55までで、この時間を過ぎると受験は不可になります。

受験料は返ってきませんし、次試験を受けられるのは約2週間〜1ヶ月後になるのでスコア取得期限がある場合は大変です。

 

よって、早起きが苦手な人は無理せず午後受験するのがおすすめです。

朝は頭が働かない人

朝起きてすぐは頭があまり働かない人もいると思います。

 

TOEICの試験時間は2時間と長いです。

頭が働いていない状態だとケアレスミスなどにより、本来の実力を発揮しきれない可能性が高くなります。

 

よって、朝に頭が働かない人は午後受験がおすすめです。

当日にゆとりを持って準備したい人

午前中にゆっくりと身支度したい人は午後受験がおすすめです。

電車など移動手段も朝と比較すると空いていることが多いでしょう。

TOEICは午前と午後の両方受けることは可能?

TOEICは午前・午後の両方を受験することはできません。

申し込み時に、午前を受験するか午後を受験するかを指定する必要があります。

 

万が一、複数のアカウントを使用して両方に申し込んだ場合、いずれの申し込みも受験契約は成立します。

しかし、「TOEIC受験要領の規定」により、午前の受験会を受験可能に、午後の受験回は受験不可になります。

TOEICの勉強法

TOEICの基本的な勉強法は以下の通りです。

  • 英単語を覚える
  • 英文法を勉強する
  • リスニング力を伸ばす
  • リーディング力を伸ばす
  • まずは簡単なPart1・2・5・6を重点的に対策する
  • 実践演習

現在の英語レベル・スコアや目標スコアにより、適切な勉強法は変わってきます。

詳しい勉強法については、以下の記事を参考にしてください。

テン
600点未満の方はTOEIC600点の記事を、600点以上800点未満の方はTOEIC800点の記事を、800点以上の方はTOEIC900点の記事を確認してください!
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TOEICのスコアを短期間で上げるコツ

ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。

スキマ時間はアプリで勉強

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には、スマホアプリの「スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策」を活用するのがおすすめです。

スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。

テン
私もスタサプを愛用してました。個人的に特に最高だったのは、4000問以上の実践問題が収録されており、外出先でもたっぷり問題演習できることです。スタサプ無くして、4ヶ月で500→975点に上げることは不可能だったと思います。

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定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

目的は2つあります。

  1. 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
  2. 自分の苦手パート/単元を見つけること

①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。

一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。

 

②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。

そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。

テン
苦手パートの克服法については「TOEIC全パート攻略法」で徹底的に解説しているので、ぜひご覧ください!

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

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TOEICに関してよくある質問

TOEICの平均点はどれくらい?

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、受験者全体のTOEIC平均スコアは

  • IPテスト(団体受験)で492点(2022年度)
  • 公開テスト(個別受験)で608点(2022年度)

です。

TOEICは何点からすごい?

一般的に、TOEICは700点以上からすごいと言えます。

周りに自慢できますし、企業からも高い評価を得られるでしょう。

 

また、外資系企業など英語を積極的に使う企業等の場合は、900点以上が高評価の基準になることが多いです。

公開テストとIPテストはどちらを受けるべき?

TOEICには「IPテスト」と「公開テスト」の2つの受験制度があります。

それぞれの特徴を表にまとめると、以下のようになります。

 

IPテスト公開テスト
主催者大学・企業・塾などの団体公式の団体
受験会場各団体による(通いなれた教室などが多い)指定の場所
申し込み所属団体個人
試験方式対面・オンライン対面のみ
試験実施時間各団体による午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00
試験日各団体による毎月1回程度(午前午後実施)
土曜日か日曜日
試験問題過去問最新の問題
受験料(税込)4,230円(団体によって異なる場合もある)7,810円
テスト結果の通知対面は約5営業日、オンラインは試験直後3週間後
公式認定証なし(代わりにスコアレポートが届く)あり(受験後30日以内に届く)
履歴書等へのスコア記載可能可能

基本的にはどちらを受けても構いません。

ただし、「公式認定証」の原本・コピーが求められる場合には、公開テストを受ける必要があるので注意しましょう。

TOEICは1ヶ月猛勉強したら何点上げられる?

1ヶ月猛勉強した場合にTOEICスコアが何点上がるかは、勉強時間やスタートラインにより大きく異なります。

 

これは当然ですが、1日当たりの勉強時間が多ければ多いほどスコアは伸びやすいです。

また、基本的には現在の英語力(TOEICスコア)が低ければ低いほど、スコアは伸ばしやすいです。

 

たとえば、正しい順序かつ効率の良い方法で勉強した場合

  • 400点から500点に上げるのにかかる勉強時間:約100時間
  • 500点から600点に上げるのにかかる勉強時間は:約150時間

です。

よって、TOEIC400点から1ヶ月(30日間とする)毎日3時間勉強すれば490点前後、毎日5時間勉強すれば530点〜550点前後になるでしょう。

 

1ヶ月でTOEICスコアを一気に伸ばす勉強法については「TOEICは1ヶ月の猛勉強で何点上がる?勉強法/参考書を975点が紹介!」をご覧ください。

TOEICリスニングができないときはどうすれば良い?

リスニングができない原因は、人によりさまざまです。

  • 基礎学習が不足している
  • スピードについていけない
  • 音の連結や同化に対応できない

などなど。(他にも、いろんな原因が考えられます。

 

原因は1つとは限りません。複数の原因が同時に重なっている場合もあります。

リスニングをできるようにするためには、このような「できない原因」を特定し、適切に対処することが大切です。

 

詳しくは「TOEICリスニングが絶望的にできない理由と対策法をL満点が解説!」をご覧ください。

TOEICリーディングで時間が足りない場合はどうすれば良い?

前提として、リーディングで時間が足りないのは普通です。

テン
時間内に解き終わる実力を持っているのは、800点以上からです。

 

スコアをアップさせるためには、短い試験時間の中で、より多くの問題を解けるようになることが必要です。

そのために、以下を実践しましょう。

  • 語彙力を鍛える
  • 英文法をしっかり理解する
  • 文法問題をたくさん解いて慣れる
  • スラッシュリーディングする
  • 時間配分を決める
  • 1分考えてわからない問題は飛ばす
  • テクニックを学ぶ
  • 実践演習する

詳しくは『「TOEICリーディングで時間が足りない」の対策法を徹底解説』をご覧ください。

まとめ

TOEIC午前受験がおすすめな人の特徴は以下の通りです。

  • 早起きに抵抗がない人
  • 朝に集中力が高く、起きてから時間が経つにつれて集中力が落ちる人
  • TOEICの試験を早めに終わらせて午後の時間を有意義に使いたい人

 

TOEIC午後受験がおすすめな人の特徴は以下の通りです。

  • 早起きが苦手な人
  • 朝は頭が働かない人
  • 当日にゆとりを持って準備したい人

TOEICは独自の統計処理により現在の英語力が適切にスコアに反映されるようになっています。

よって、TOEIC午前・午後のどっちに受験してもスコアは大きく変わりません。

テン
自分のベストを出せる方の時間帯を選びましょう。

 

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