今回はTOEIC IPテストの平均点を属性別(全体、社会人、役職、社歴、大学生、学生)に紹介します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!(大学3年時取得)
![TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975](https://english-route.com/wp-content/uploads/2024/02/英語速読.png)
TOEIC IPテストとは?公開テストの違いを解説
TOEICには「IPテスト」と「公開テスト」の2つの受験制度があります。
それぞれの特徴を表にまとめると、以下のようになります。
IPテスト | 公開テスト | |
主催者 | 大学・企業・塾などの団体 | 公式の団体 |
受験会場 | 各団体による(通いなれた教室などが多い) | 指定の場所 |
申し込み | 所属団体 | 個人 |
試験方式 | 対面・オンライン | 対面のみ |
試験実施時間 | 各団体による | 午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00 |
試験日 | 各団体による | 毎月1回程度(午前午後実施) 土曜日か日曜日 |
試験問題 | 過去問 | 最新の問題 |
受験料(税込) | 4,230円(団体によって異なる場合もある) | 7,810円 |
テスト結果の通知 | 対面は約5営業日、オンラインは試験直後 | 3週間後 |
公式認定証 | なし(代わりにスコアレポートが届く) | あり(受験後30日以内に届く) |
履歴書等へのスコア記載 | 可能 | 可能 |
TOEIC IPテストを受験するメリット
表で見てもいまいち違いわからないと思うので、ここからはTOEIC IPテストを受験するメリットを整理して解説します!
受験料がリーズナブル
公開テストの受験料は7,810円ですが、 IPテストは基本的に4,230円で受けられます。
受験料が3,500円ほど低くなっているので、お金に余裕がない大学生でも受けやすいのがポイントです。
都合に合わせて気軽に受験できる
公開テストは日程が決まっている一方、IPテストは主催する団体が都合に合わせて受験日を設定します。
また、通い慣れた大学の教室などで受験できるので、わざわざ遠い試験会場に行く必要はありません。
オンラインの場合は試験時間が短い
所属団体によっては、TOEIC IPテストをオンラインでも受験できる場合があります。
通常のテストの場合、リスニングとリーディングの問題数はそれぞれ100問ずつ、試験時間は合計約2時間です。
それに対して、オンラインのテストの場合、問題数はそれぞれ50問ずつ、試験時間は約1時間です。
さらに、IPテストのオンライン受験なら、自宅でも受験できます。
しかも、指定された日時の中であれば、24時間いつでも受験可能です。
申し込みが簡単
公開テストはWEB上で自分で申し込みの手続きを進めることが必要ですが、IPテストは簡単な書類を提出すれば後は団体が申し込みの手続きを行なってくれます。
また、顔写真の用意が不要なので、わざわざお金をかけて証明写真を撮りに行く必要もありません。
スコアがすぐに分かる
公開テストでスコアを確認できるのは、はやくても試験日から17日後です。
一方、IPテストでは試験日から約5営業日経過すればスコアを確認できます。また、オンラインのIPテストなら、試験直後にスコアを確認可能です。
履歴書にスコアを書ける
TOEIC IPテストのスコアは、公開テストと同様、履歴書に記載できます。
スコアの有効性に違いはありません。
TOEIC IPテストの平均点/スコア
では、ここからTOEIC IPテストの平均点を属性別に紹介します!
参照:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
全体
受験者全体のTOEIC IPテストの平均点は以下のとおりです。
学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 受験者数 |
2022 | 493点(277点,219点) | 1,000,926人 |
2021 | 498点(279点,219点) | 1,010,779人 |
2020 | 502点(282点,221点) | 854,301人 |
社会人
社会人(企業・団体)のTOEIC IPテストの平均点は536点(リスニング298点、リーディング238点)です。(2022年度)
スコア分布は以下のとおりです。
点数 | 人数(割合) |
895点以上 | 12,912人(3.4%) |
845点〜895点 | 13,228人(3.5%) |
795点〜895点 | 17,575(4.6%) |
745点〜795点 | 20,842(5.4%) |
695点〜745点 | 24,586(6.4%) |
645点〜695点 | 28,574(6.4%) |
595点〜645点 | 31,649(7.5%) |
545点〜595点 | 33,943(8.9%) |
495点〜545点 | 34,206(8.9%) |
445点〜495点 | 33,087(8,6%) |
395点〜445点 | 31,118(8.1%) |
345点〜395点 | 29,135(7.6%) |
295点〜345点 | 25,739(6.7%) |
245点〜295点 | 20,963(5.5%) |
195点〜245点 | 16,146(4.2%) |
145点〜195点 | 7,861(2.1%) |
145点未満 | 1,252(0.30%) |
役職別スコア
役職別スコアは以下のとおりです。
役職名 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
役員 | 595点(327点,268点) | 2,080人 |
部長 | 560点(311点,249点) | 9,480人 |
課長 | 536点(297点,238点) | 32,653人 |
係長 | 528点(294点,234点) | 36,156人 |
一般社員 | 539点(300点,239点) | 240,878人 |
派遣社員 | 601点(338点,264点) | 3,252人 |
社歴別スコア
社歴別スコアは以下のとおりです。
役職名 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
内定者 | 627点(338点,290点) | 15,508人 |
新入社員 | 539点(296点,243点) | 55,989人 |
入社2〜5年目 | 554点(307点,247点) | 75,995人 |
入社6〜10年目 | 557点(309点,247点) | 52,213人 |
入社11年以上 | 512点(288点,224点) | 126,426人 |
大学生
大学生のTOEIC IPテストの平均点は474点(リスニング266点、リーディング209点)です。(2022年度)
社会人の平均点より62点低いですね。
学生
全学生のTOEIC IPテストの平均点は467点(リスニング264点、リーディング204点)です。(2022年度)
TOEIC IPテストのスコア目安
TOEIC IPテストのスコアごとの英語レベルの評価は以下のとおりです。
スコア | 英語レベルの評価 |
400点未満 | 上位89%以上 英語の基礎を理解できていない |
400〜500点 | 上位75〜89% 英語の基礎がある程度身についている |
500〜600点 | 上位54〜75% 英語の基礎がしっかり身についたTOEIC初級者 |
600〜700点 | 上位33〜54% 一般より英語ができる 履歴書に自信を持って記載できるのはここから |
700〜800点 | 上位15〜33% 一般よりはるかに英語ができる 一般企業なら「すごい!」と評価される |
800点〜900点 | 上位4〜15% 就職・転職で国際系の仕事に応募できる |
900点以上 | 上位4%以内 履歴書上の英語力の評価で困ることはほとんどない |
TOEIC IPテストで目指すべきスコア
(英語活用実態調査2019より引用)
上画像より、おおむね600点以上を取れば履歴書に記載して英語力を効果的にアピールして、就職活動・転職活動を有利に進められることがわかります。
よって、600点以上のスコアを目指しましょう。
ただ、TOEICの勉強をこれから始める初心者の場合、初受験で600点を取るのは簡単ではありません。
よって、まずは500点を目指すのがおすすめです。
TOEIC IPテストの勉強を始めたらまずやるべきこと
TOEIC初心者がTOEIC対策を始めたらまずやるべきことは6つあります。
- TOEICについて知る
- 今の英語レベルを把握する
- 目標スコアを設定する
- スケジュールを立てる
- 教材を用意する
- 勉強時間を確保する
特に「①TOEICについて知る」 ことは重要です。
これをやるのとやらないのとでは、今後の学習効率、つまりスコアの伸び方が大きく異なります。
TOEIC IPテストの勉強法
TOEIC IPテストの対策は以下のように進めましょう。
- 語彙力を鍛える
- 英文法を勉強する
- 毎日英語を聞いてリスニングに対する抵抗感を無くす
- ディクテーションやシャドーイングで根本的なリスニング力を伸ばす
- 毎日英語を読んでリーディングに対する抵抗感を無くす
- 文法問題を解く
- 実践演習する
TOEIC400点から700点に短期間でスコアを上げるコツ
短期間でTOEICのスコアを400点から700点に上げるために、以下を実践しましょう。
- 英語に触れる時間を増やす
- 基礎学習から逃げない
- 疑問点はすぐに調べる
- スキマ時間を活用する
- 定期的に自分の実力を把握する
英語に触れる時間を増やす
- 英語の本を読む
- 英語のニュースを聞く
- 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
- 英語で日記を書く
というように、普段から英語に触れることを意識づけましょう。
- 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
- 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる
①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。
しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。
基礎学習から逃げない
英単語の暗記や英文法の勉強など、基礎学習は単純作業が多く面倒なうえ、勉強の成果を実感しづらいです。
そのため、基礎学習をおろそかにしてしまう方はとても多いです。
しかし、基礎を固めることなくスコアをアップさせるのは不可能に近いです。
基礎理解が低いと基本的な英文を読む/聞く精度が落ちます。
また、基礎が固まっていなければ、スラッシュリーディングやディクテーションなど、根本的なリスニング力・リーディング力を上げる練習の効果は半減します。
基礎は1日では身につきません。
毎日コツコツと取り組むことが重要です。
疑問点はすぐに調べる
問題演習するとき、疑問に思った点があるならすぐに調べることを癖づけてください。
「わからないこと」をひとつひとつ潰していくことが、英語力をアップさせる=TOEICスコアをアップさせる秘訣です。
スキマ時間を活用する
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。
効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。
また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。
弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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ここからはTOEICの学習効率を上げてくれるサービスを紹介します。
短期間でスコアを伸ばしたい方は、積極的に利用しましょう。
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まとめ
TOEIC IPテストの平均点を解説しました。
- 受験者全体の平均点:493点
- 社会人の平均点:536点
- 大学生の平均点:474点
- 学生の平均点:467点
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