TOEICは20問残しでも700点や800点を取れる?時短のコツも解説

  • 2024年8月26日
  • 2024年9月14日
  • 知識

今回は「TOEICリーディングで20問残しでも700点や800点を取れるのか」を解説します!

  • TOEICのリーディングで時間が足りなくて、どうしても20問残ってしまう
  • 700点/800点を目指しているのに、TOEICの本番で20問残してしまった

という悩みを持っている方は必見です!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

【結論】TOEIC20問残しでも700点や800点は取れる

まず結論から言うと、TOEIC20問残しでも700点は取れます。

しかも、条件はそこまで厳しくありません。

テン
そもそも、700点を取る方の中で、リーディングセクションが解き終わる方はほとんどいません。ほとんどの場合、10問以上は解き残します。

 

また、TOEIC20問残しでも800点を取ることは可能です。

ただし、こちらは条件が厳しく、「リスニングで高スコアを取ること」または「リーディングの正答率が極めて高いこと」が必須です。

TOEICの素点・スコア換算方法

TOEIC20問残しで700点や800点を取れることを説明するために、まずは素点とスコアの換算方法を解説します。

リスニング

TOEICリスニングの素点・スコアの換算は以下のようになります。

TOEIC リスニング 素点とスコアの換算表

テン
たとえば81〜85問正解できた場合には、スコアは370〜450点の間になります。実際には端っこの値を取ることはあまりないので、390〜430点くらいが多いですね。

リーディング

TOEICリーディングの素点・スコアの換算は以下のようになります。

TOEIC リーディング 素点とスコアの換算表

よって、20問残しの場合の最大スコアは「415点」となります。(マークした問題は全て正解した場合)

TOEIC20問残しで700点を取るためのシミュレーション

TOEIC20問残しで700点を取るための、現実的なリスニング・リーディングの点数は以下です。

  1. リスニング350点リーディング350点
  2. リスニング400点リーディング300点
  3. リスニング375点リーディング325点

リスニング350点リーディング350点

リスニングで350点を取るために必要な素点は、おおむね71〜75点です。

そして、リーディングで350点を取るために必要な素点は、おおむね66〜80点です。

 

よって、リーディングで解答できた問題がほとんど正解であれば、十分700点を取れるでしょう。

リスニング400点リーディング300点

リスニングで400点を取るために必要な素点は、おおむね81〜85点です。

リーディングで300点を取るために必要な素点は、おおむね66〜70点です。

 

よって、リスニングがかなり得意な方であれば、リーディング20問残しでも700点を取れる可能性は高いです。

リスニング375点リーディング325点

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。

年度リスニングリーディング合計点
2022331277608
2021331279611
2020337282620

このデータから、リスニングとリーディングの平均点を比較すると、リスニングの方が50点ほど高いことがわかります。

よって、リスニング375点リーディング325点というのは、700点を取るために最も平均的な点数構成だと言えます。

 

リスニングで375点を取るために必要な素点は、おおむね76〜80点です。

リーディングで325点を取るために必要な素点は、66〜75点です。(20問残しの場合の満点)

 

リスニングで実力通りの力を発揮しつつ、リーディングでも大きなミスをしていなければ、20問残しでも700点は十分取れるスコアです。

TOEIC20問残しで800点を取るためのシミュレーション

TOEIC20問残しで800点を取るための、現実的なリスニング・リーディングの点数は以下です。

  1. リスニング450点リーディング350点
  2. リスニング425点リーディング375点
  3. リスニング400点リーディング400点

リスニング450点リーディング350点

リスニングで450点を取るために必要な素点は、おおむね86〜95点です。

リーディングで350点を取るために必要な素点は、おおむね70〜80点です。

 

リスニングが特別得意な方であれば、リーディング20問残しでも十分800点を取れるでしょう。

リスニング425点リーディング375点

前述のように、TOEICの平均点はリスニングの方がリーディングより50点ほど高いことがわかります。

よって、リスニング425点リーディング375点というのは、800点を取るために最も平均的な点数構成だと言えます。

 

リスニングで425点を取るために必要な素点は、おおむね81〜90点です。

リーディングで375点を取るために必要な素点は、おおむね76点以上です。

 

リスニングでしっかり正答数を稼ぎ、リーディングでも解いた問題のほとんどが正解であれば、TOEIC800点を取るのは不可能ではありません。

リスニング400点リーディング400点

リスニングで400点を取るために必要な素点は、おおむね76〜85点です。

リーディングで400点を取るために必要な素点は、80点です。(20問残しの場合の満点)

 

リーディングで解いた問題が全て合っていれば、リスニングで400点でも合計800点を取れるでしょう。

テン
ただ、これは現実的ではないですね。

TOEIC20問残しで700点や800点を取る方法

ここまでの内容を踏まえて、20問残しで700点や800点というハイスコアを目指すためには以下の2点が重要です。

  1. リスニングのスコアを伸ばす
  2. リーディングの正答率を上げる

リスニングのスコアを伸ばす

リスニングのスコアが高ければ、リーディングで20問解き残しても十分700点を狙えます。

また、リスニングのスコアが極めて高ければ、リーディングで20問解き残しても800点を取るのは不可能ではありません。

 

リスニングのスコアを高めるには、4つ方法があります。

  1. 問題文を先読みする
  2. 問題演習を通じてリスニングの問題形式に慣れる
  3. 根本的なリスニング力を高める

①・②は言葉通りです。

③については「TOEICリスニングが絶望的にできない理由と対策法をL満点が解説!」をご覧ください。

リーディングの正答率を上げる

リーディングで20問残したとしても、解いた問題の正答率が高ければ700点を取れます。

また、解いた問題の正答率が極めて高ければ、800点を取ることも不可能ではありません。

 

リーディングの正答率を上げるには、以下2点が重要です。

  1. 語彙力を鍛える
  2. 英文法を勉強する
テン
英語の基礎力を身につけることが大切です。

語彙力を鍛える

TOEICには、大学受験等とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。

よって、TOEIC特有の英単語を覚えることがスコアアップのために重要です。(おすすめの英単語帳は記事後半で紹介)

 

英単語を覚えるコツは4つあります。

  1. 発音する
  2. 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
  3. 毎日寝る前に暗記する
  4. 1冊しっかり覚える

これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。

英文法を勉強する

英文法を勉強するなら、「スタディサプリTOEIC」を利用するのが圧倒的におすすめです。

その理由は4つあります。

  1. TOEICに必要な文法知識をゼロから授業動画で学べる
  2. 関先生が授業を担当しているからとにかくわかりやすい
  3. インプットとアウトプットを交互に繰り返すから学習内容が定着する
  4. スマホで動画を視聴できるから通勤通学などスキマ時間に勉強できる
テン
英文法を勉強するのにこれ以上のツールはありません。私も使っていましたが、参考書で勉強するより遥かに学習内容が定着しました。「文章を読んでも頭に入らない」という方には特におすすめです。

無料体験もできるので、ぜひ活用してください!

 

\ スタサプTOEIC /
無料体験してみる!

 

TOEICリーディングで時間が足りない時はとりあえず塗ろう

時計を見て「時間が足りないな」と感じた場合、残り2分になったら残っている問題をテキトーに塗りましょう。

 

TOEICは4択なので、テキトーに塗っても4分の1で正答になります。

よって、20問残っているなら、単純計算で5問正答数を増やせます。

テン
正答数が5問も増えれば、スコアは20点くらいアップします。

TOEICリーディングの時短のコツ

ここまで「リーディング20問残しでも700点や800点を取れるか」という観点でお話ししてきました。

結論、20問残しでも「700点は十分取れる」「条件は厳しいが800点も可能」ということでした。

 

しかし、安定して700点を取るため、また、現実的に800点を取るためには、やはり解き残す問題は極力減らすべきです。

そのために、以下を実践しましょう。

  • 文法問題をたくさん解いて、正答率と解答スピードを上げる
  • スラッシュリーディングで「返り読み」の癖を無くす
  • 時間配分を決める
  • 1分考えてわからない問題は飛ばす
  • 実践演習をして時間の感覚と集中力を身につける

詳しくは「『TOEICリーディングで時間が足りない』の対策法を徹底解説」をご覧ください。

TOEICに関してよくある質問

TOEICの平均点はどれくらい?

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは

  • IPテスト(団体受験)で493点(2022年度)
  • 公開テスト(個別受験)で608点(2022年度)

です。

TOEICは何点からすごい?

一般的に、TOEICは700点以上からすごいと言えます。

周りに自慢できますし、企業からも高い評価を得られるでしょう。

 

また、外資系企業など英語を積極的に使う企業等の場合は、900点以上が高評価の基準になることが多いです。

公開テストとIPテストはどちらを受けるべき?

TOEICには「IPテスト」と「公開テスト」の2つの受験制度があります。

それぞれの特徴を表にまとめると、以下のようになります。

 

IPテスト公開テスト
主催者大学・企業・塾などの団体公式の団体
受験会場各団体による(通いなれた教室などが多い)指定の場所
申し込み所属団体個人
試験方式対面・オンライン対面のみ
試験実施時間各団体による午前:10:20〜12:20 午後:15:00〜17:00
試験日各団体による毎月1回程度(午前午後実施)
土曜日か日曜日
試験問題過去問最新の問題
受験料(税込)4,230円(団体によって異なる場合もある)7,810円
テスト結果の通知対面は約5営業日、オンラインは試験直後3週間後
公式認定証なし(代わりにスコアレポートが届く)あり(受験後30日以内に届く)
履歴書等へのスコア記載可能可能

基本的にはどちらを受けても構いません。

ただし、「公式認定証」の原本・コピーが求められる場合には、公開テストを受ける必要があるので注意しましょう。

まとめ

TOEIC20問残しでも700点や800点は取れます。

ただし、800点についてはあまり現実的ではありません。

 

安定して700点を取るため、また、現実的に800点を取るためには、やはり解き残す問題は極力減らすべきです。

今回解説した時短のコツを参考に、リーディングの解答スピードを上げていきましょう!

テン
ぜひ参考にしてください!
関連記事

今回はTOEIC700点のレベルと、700点を取るための勉強法を解説します。また、700点を取るために必要な勉強時間の目安も解説します。 TOEIC700点のレベルが知りたい TOEIC700点を取るための勉強法が知[…]

TOEIC 700点 レベル 勉強法 参考書 勉強時間 700点から800点 700点から900点
関連記事

今回はTOEIC800点のレベルと、800点を取るための勉強法・おすすめ参考書を解説します。 TOEIC800点のレベルが知りたい TOEIC800点を取るための勉強法が知りたいという方は必見です!本記事の信頼性[…]

TOEIC 800点 レベル 勉強法 参考書 勉強時間 800点から900点

LINE友達追加特典